|
Aurora
Gallery
|
1
| 2
| 3 | 4
| 5 | 6 |
7 | 8 | 9
| 10 |
|
ため息とも歓声ともつかない声が人々の口から漏れた。光の玉が、尾を従えて現れた空に消えようとしている。
仰向けに寝てこの幻想世界に見入ったいた女性のひとりが、「あっ、あぁ。行かないで」とつぶやいた。「お〜い、お〜い」初老の男性が、声にならない声で、光に呼びかけている。私には、涙を流しているようにも聞こえた。
光の玉を追いかけて薄いグリーンの光たちが集まってくる。暗いくらい闇の中から降りてくる。「頑張れ、光の子ら」心の中で言ってみた。「大きな光の玉を呼び戻せ」応援した。
でも力なく引きずられ、やがて一本の帯になっていった。

|