岐阜県で一番物価の高い地域・郡上郡
「岐阜県で一番物価が高い地域」であることに不満を感じているのは僕だけではないと思います。こんなショッキンングな話題を提供するのには理由があります。田舎は都会の人々から見ると、「水も空気も綺麗で、おいしくて、都会の喧騒に比べて静かで住みやすい」とお思いでしょう。しかし、それとは関係なく、田舎暮らしには都会では信じられないようなコストを伴うものなのです。
それが、物質的に豊かでモノ余りの時代に珍しい「供給不足」という現象です。これは、田舎特有の供給不足です。どうして供給不足が起きるかと言えば、「需要不足」だからです。「需要不足」が起こる原因は少子高齢化現象です。
とにかく、消費者のニーズにあった商品を供給する店舗が少ないために、販売される商品の価格はおおむね高く、地元商店街での買い物よりも都市部の専門店や激安ショップに消費者が逃げていく現象は止められません。
郡上郡の場合、生活必需品においてその傾向が顕著に現れると過疎化に拍車がかかったり、失業者が増加したり、雇用不安を招きかねません。例えば、どういう商品に不満を感じるかと言えば、「郡上郡の石油は岐阜県で一番高い」ということです。中でも、自動車のガソリンスタンドでのガソリン価格、軽油価格、灯油価格が一番高いために、郡外からの自動車での通勤者が郡内のガソリンスタンドでは給油しないという傾向が強いのです。そのため、郡内の石油価格は全然下がらないのです。
それを拍車するかのように、東海北陸自動車道の関サービスエリアの石油価格は、郡上郡内より安いし、飛騨地方のガソリンスタンドが郡上郡内より安いため、自家用車による観光ドライバーも郡上郡内で給油しないとしたら・・・・。
とにかく、郡上郡の石油価格が高いために、郡上郡の消費者は損をしているし、購買力がなくなっていると僕は思うのです。なお、この現象は石油に限ったことではなく、その他の生活必需品でもこの現象が起こっているとしたら、郡上郡内でいくら商業振興策を施しても、消費者の反乱を招きかねないのではないでしょうか?とにかく消費者はそんなに馬鹿ではないし、安くて良いモノを望んでいるわけで、「供給不足」を生じさせないための魅力ある商品の供給を希望します。
それと、「需要不足」は少子高齢化だけではなく、郡上郡の場合、「岐阜県で一番物価が高い」という現状にあるのではないでしょうか?そのためには、どうして物価が高くなるのかを徹底的に分析すべきでしょう。物価を低く抑えることこそ、需要を喚起する手段ではないかと私は思います。(2001年1月2日)