| 上屋久町環境基本計画 | 第2部 屋久島の概況 |
| 第2節 社会的条件 |
5.観光・レクリエーション
1)観光入り込みの動向
島内への観光入り込み客は、昭和50年の54,590人から平成6年は148,756人にまで増加していますが、特に平成元年から急激な入り込み増となっており、現在、1日当たり旅客輸送能力は約2,000人となっています。屋久島の観光客の約6割は県外客が占め、特に九州外の遠隔(約45%)からの訪問が特徴となっており、性別でみると、男性が54.5%、女性が45.5%となっています。また、年齢別では、若者が中心であり、60歳以上は少ないという状況にあります。宿泊日数については、2泊が全体の24%、次いで1泊、3泊と続いています。旅行形態別では、家族、グループ団体が中心となっていますが、一方、個人旅行も登山者等を中心に13.6%を占めています。
一方で、エコツアーを当地で企画・運営する事業所や、県と共同の環境学習の試みが起動しはじめ、一般的な島内の滞在のタイプの中にも多様なものがみられるようになってきています。
2)主要観光資源と流通形態
屋久島は中央部を山地が占め、島内一周道路はその外周を集落に沿って形成されています。しかしながら観光ルートの幹線となる大型バスが通行可能な道路は、島内一周道路のうち、西側部分の幅員が狭いため、多くの観光ルートは島北部から永田〜宮之浦〜安房〜尾之間〜栗生の区間に限定される傾向があります。しかし、島内の観光業者は西部ルートの状況にみあった小型バスを運行するなどの対応を行っています。
また、有名な縄文杉へは、徒歩で荒川ダムまたは白谷雲水峡を経由して到達することになり、ほぼ一日がかりの軽登山コースとなっています。このため、一般観光客が縄文杉を見学することは難しく、その代替が自然休養林ヤクスギランドもしくは白谷雲水峡に大部分が集中する状況になっていると考えられます。それでも縄文杉を訪れる観光客は年間最低1万人以上と推計され、縄文杉周辺の環境に過度の圧力がかかることが懸念されています。
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