| 上屋久町環境基本計画 | 第2部 屋久島の概況 |
| 第2節 社会的条件 |
1.人口
屋久島の人口の推移は、ピークであった昭和35年の24,010人と比べ平成7年の国勢調査では13,594人(上屋久町:6,932人、屋久町:6,662人)と約40%も人口が減少し、国勢調査が始まった大正期9年よりも低いレベルとなっています。
昭和35年から45年にかけての急激な人口減少は、全国の過疎地域や離島地域と同様、わが国の高度経済成長期にあたり、重化学工業を中心とした大規模な工業立地の太平洋ベルト地帯への集中により、農山漁村地域から大量に労働力が供給されたことによるものです。その後昭和50年以降も若干減少率は鈍化しているものの、出生率の低下や島外流出による人口の減少は依然として進行しています。
また、世帯数は昭和50年の5,038世帯(上屋久町:2,748世帯、屋久町:2,290世帯)、平成7年の5,577世帯(上屋久町:2,898世帯、屋久町:2,679世帯)と逆に増加しており、核家族化や一人暮らし世帯の増加の進行を示しています。なお、口永良部島の人口は現在89世帯、168人となっています。
人口減少の内訳を人口動態の変化で見ると、自然増加率は常にプラスを示していますが、徐々にその増加数は少なくなってきており、早晩マイナスに転じることが予想されます。人口移動等の社会増減では昭和40年代前半のような大量の転出はおさまりましたが、依然マイナス傾向は続いています。
2)年齢構成
15歳未満の年少人口の割合は両町とも20%を割っており、生産年齢人口の割合は上屋久町で58.6%、屋久町で61.5%、65歳以上の高齢人口の割合は上屋久町で22.5%、屋久町で23.1%であり、昭和35年と比べると、年少人口の減少と高齢化の進行が目立ちます。(平成7年国勢調査)
高齢化率は、県の離島平均(奄美地域を除く、以下同様)や奄美地域のよりは若干低いものの、県平均や全国平均に比べると高く、地域社会の維持や運営を困難としている一つの要因と考えられています。
3)集落人口
屋久島には口永良部とあわせて26の集落がありますが、ここ30年の人口減少率は集落によって大きく異なります。永田地区や栗生地区など大幅に減少した集落がある一方、宮之浦や安房は1割程度の減少に留まっており、人口分布において宮之浦、安房の2集落に人口が集中した状況が生まれています。
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