| 上屋久町環境基本計画 | 第1部 環境基本指針・計画策定の趣旨 |
| 第2章 環境基本指針・計画の基本方針 |
第2節 環境基本指針
屋久島では、屋久島の環境像の方向づけを行うこととなった、屋久島憲章の趣旨を具体化する環境基本条例が制定されています。
環境基本指針・計画の目的を実現するにあたっては、屋久島における自然と人々との長い間のかかわりの歴史を踏まえるとともに、屋久島憲章や環境基本条例の趣旨を組み入れ、
1.自然と人間が共生する豊かな町づくり
屋久島には、屋久杉に代表されるような傑出した自然があり、これは世界遺産に登録されています。また、長い歴史の中で、さまざまな葛藤を乗り越えながらもこの自然と共生してきた私たちの先人から伝えられてきた暮らしがあります。自然環境からの恵みや価値を正しく認識し、貴重な自然を守り、環境への影響に深い注意を払いながら守り育て、貴重な自然を保全し、自然と共生する町づくりを目指します。
2.歴史・伝統、自然の恵みを生かした屋久島らしい町づくり
先人の歴史と伝統を大切にし、自然の恵みを生かし、優れた自然環境にふさわしい生活空間を築くとともに、環境保全型農業やエコツーリズム等、自然生態系を生かした産業を振興し、屋久島らしさを感じさせる町づくりを目指します。
3.おいしい水、澄み切った空気、安全な土のもとで永続できる町づくり
いつでもおいしい水が飲め、澄み切った空気を享受でき、安全な土のもとで安心した暮らしを営んでいくため、日常生活や事業活動の中で環境への負荷をできるだけ少なくするとともに、資源やエネルギーの一層の節約や有効利用を推し進めることによって、循環を基調とする永続できる町づくりを目指します。
4.自然と人間の共生のあり方をもとに全世界の人々と交流できる町づくり
屋久島の歴史と優れた環境は、島内だけの財産ではなく県内・国内はもとより、国際的な価値として評価されています。情報網の発達した現代にあって、屋久島の動向は、今後国内外のさまざまな方面に影響を与え、これに対する国際社会の評価・対応は、逆に屋久島自身の未来にも影響することが予測されます。屋久島は、単に日本の中で優れた自然を持っている島というだけではなく、地球全体という単位の中でかけがえのない財産であるという認識を前提に、国際的な視野に立って先駆的に行動し、自然と人間との共生のあり方をもとに全世界の人々と交流できる町づくりを目指します。
5.みんなが参加して、子どもたちに夢と希望を与える町づくり
屋久島に住むすべての人々が、それぞれの立場に応じた公平な役割分担のもと、相互に協力しながら環境基本計画の実現のため、積極的に参加するとともに、自然とのかかわりかたを身につけた子どもたちが、夢と希望を抱き、世界の子どもたちにとって憧れであるような豊かな町づくりを目指します。
以上の指針をもとに環境基本計画を策定します。
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