担当者の心 バックナンバー
『組織として対応する』
先日、ある中規模スーパーで買い物をしたときのことですが、その日は母の日前日で土曜日でもあったため、サービスカウンターには包装を依頼する方などが多く並んでおりました。私自身もその列に並びながら様子を見ておりましたが、ある程度の混雑が予想される日であるにも関わらず、サービスカウンターには対応している従業員が一人しかいない状態で、ときどき、他の部署の方が通りかかり補助をしようとしているのですが、包装もレジの操作もできない様子で、並んでいるお客様もだいぶストレスが溜まっているように感じられました。
そのような様子を見ながら、ふと、自らが学生時代に別な大型スーパーでアルバイトをしていたときのことを思い出しました。私は紳士用品売り場に所属しておりましたが、父の日の前になるとアルバイトも含めて全員が包装の指導を受け、サービスカウンターの方などが対応しきれないときに誰でもサポートができるような体制を整えておりました。
また現在の当事務所でも、お客様からお問い合わせのご連絡をいただいたときに、その担当者が不在であっても、所内にいる他の職員が可能な限りお問い合わせの内容をお伺いし、まだまだ至らない部分はあるかとは思いますが、事務所全体でお客様のサポートができるように心がけております。
サービスを提供する側からすれば、それぞれ担当する部署や内容は異なっておりますが、利用するお客様の側から考えれば、窓口やお電話での一人ひとりの対応が組織としての対応になります。そのことを強く意識し、組織全体でお客様のバックアップができる事務所を目指していきたいと思います。
監査担当者 T.M
『ワンポイントアドバイスの有効性』
先日、おかげさまで、元気な長女が誕生しました。私も最初から最後まで出産に立ち会うことが出来ました。夜中の一時から陣痛が始まり、出産まで約12時間かかりました。出産というものが初めての経験であり、あれだけ壮絶なものだとは思いもよりませんでした。
妻は陣痛の度とても苦しそうにし、時間が経つにつれ、体力が続かなくなってきていることを感じました。出産直前には、もしかするとダメかもしれないという思いも頭をよぎり、素人の私は、ただ祈ることしかできませんでした。そのような窮地の時、助産師さんから、「声はあまり出さないで、目は開けて」というアドバイスがありました。苦しい状況ながらも、その端的なアドバイスは妻の耳に届いたようで、そのとおりにしてみると、出産はどんどん進み、苦労はありましたが、無事出産を終えることができました。
今、その時のことを振り返ってみると、声を大きく出したり、眼を力いっぱい閉じていることで、余計なところが力んでしまい、ただ無駄に体力を消耗していたのだと思います。人間はあまりに窮地に追い込まれると、周りが見えなくなり、自分を見失うときがあります。そのようなときに、周囲から複雑なことを言われても、理解できませんし、余計に混乱してしまいます。しかし、単純明快なアドバイスであれば、耳に届けることができ、ふと我に返らせることができるのだと思います。
アドバイスなどを受ける際、長々と説明されると、結局何を言いたいのか分からないということがあると思います。そのことは、余裕がない状況であればなおのことです。やはり、アドバイスをする際には、相手の置かれている状況に応じて、方法や言葉遣いなどを工夫しなければならないのだと思います。
しかし、そのようにアドバイスにバリエーションを持たせ、伝えたいことを的確に伝えるためには、物事の本質を本当に理解していなければ難しいことだと思います。今後も様々な経験を積み、相手の立場や状況に共感できる感性を磨き続けるとともに、表面的な知識ではなく、「なぜこうなるのだろう」という物事の背景に興味を持ち、本質を理解していく勉強を積み重ねていきたいと思います。そしてあの助産師さんのように、有効なワンポイントアドバイスができるようになりたいと思います。
監査担当者 S.I
『失敗とは』
以前読んだ本で、次のような内容がありました。
「愛情」の反対語は何かと聞かれれば、なんと答えるでしょうか。答えは「無関心」です。これはマザーテレサの言葉と言われておりますが、核心を突いた名言だと思います。
では、「成功」の反対語は何だと思いますか。多くの方は「失敗」と答えるでしょうが、その本では次のように続きます。「成功の反対は挑戦しないことである」と。
確かに、「失敗は成功のもと」と言う言葉にもあるように、例えば日経新聞の「私の履歴書」で紹介されているような方であっても、若いときに何かしらの大きな失敗をしていることが多いようです。
大切なのは、失敗したときにそこから何を学ぶかということであり、また、失敗して初めて自分の貴重な経験となることも数多くあると思います。
私も先日、税務署とのやりとりで大きな失敗をしてしまい、お客様に多大なご迷惑をおかけすることがございました。私の場合は新しいことに挑戦しての失敗ではないのですが、その失敗の経験により、次に同じ失敗をしないために、日々の監査やお客様への指導をいかにして行うべきかを考えさせられる貴重な経験ができたと思っています。
先日、社内会議の場で社長から「失敗を恐れて何も提案しないのと、失敗を恐れずに提案していくのとどちらがよいか」という話がございました。
確かに新しいことに取り組まないのは、一見現状維持で良いようにも見えますが、将来的には間違いなく衰退の一途をたどります。新しいことに取り組むのは、失敗のリスクやコストが必要となることもありますが、それが後に大きな成功を生むための礎になるのだと思います。
誰しもできることなら失敗はしたくないと思いますし、失敗して上司に怒られたり、謝罪をしなければならないことは精神的にも負担に感じるのも当然と思います。しかし、新しいことに取り組んでの失敗は、失敗ではなく成功の糧と考えを切り替えることで挑戦する気持ちを失わないでいたい、そのように考えることができる機会を得ることができました。
監査担当者 S.N
『身近な一期一会』
私の実家は坂の登りきったところにあり、下に駐車場があるため、自宅の玄関を出てから道路までには十段ほどの階段があります。
私の母はいつも誰かが学校や仕事に行くときには、その階段の下まで必ず下りてきて、見送りをするのですが、私が中学生か高校生の時、思春期の恥ずかしいさから母に「何も毎回見送りに階段の下まで来なくていいよ。」と言ったことがあります。
それは恥ずかしいという気持ちがあったからなのですが、その時母の私への返答は「毎日、顔を見合わせている家族だって、いつ何があって会えなくなるということだって考えられる。だから私はその会っている時、最後まで見送りをさせて欲しい。」というものでした。そのとき私は母の家族への思いを改めて知ったとともに、人との出会いの大切さを考えたことを今でも覚えています。
新たな人との出会いは関係の始まりであり、非常に大切ですが、家族のような身近な人と顔を合わせることもそれは一回一回が出会いであり、次も必ず会えると限らないと思えば、その接している時間はより大切なものとなります。
家族、職場の方、友人などの最も身近な人との出会いを大切にしていけば、愛情、友情、信頼関係が更に深まり、お互いの関係がより良いものになると思います。そして、身近な人との出会いを大切にすると、自ずと時々しか会えない人との出会いをより大切にしていくのではないかと思います。
身近な人との出会いを大切にするためにも、蔑ろにしがちな挨拶が重要だと思います。
家族でしたら「おはよう」「いってきます」「ただいま」「いただきます」「ごちそうさま」など、職場でしたら「おはようございます」「いってまいります」「お疲れ様でした」など挨拶やちょっとの言葉をかけるだけで自分の気持ちを相手に伝えて、お互いをより大切なものと再確認することができますので、態度だけでなくちょっとの言葉で身近な一期一会をより大切にしていきたいと思います。
監査担当者 H.Y
『目標は声に出してこそ』
今年の春の甲子園で一番注目を集めたのは、なんと言っても花巻東高校であったと思います。
花巻東の監督である佐々木監督は、「岩手から全国制覇を」を目標に掲げ、決勝で惜敗したものの、私たちに感動を与えてくれました。
岩手県はこれまで野球弱小県と言われ続け、かつては甲子園の組み合わせ抽選の際、対戦相手が岩手代表と決まると、相手チームから喜びの拍手が起きたそうです。しかし佐々木監督は岩手県内の少年野球チームを見て回り、「岩手にだって素質のある子はたくさんいる、指導者が変わらなければ」と感じ、「岩手から全国制覇を」を目標に掲げ、それを声に出し続けてきました。
当初は周囲から冷ややかな目で見られたり、誰もそんなことが実現できると思っていなかったであろうことは、容易に想像できます。しかし、佐々木監督は目標を声に出し続けることにより、それに共感する少年野球指導者や選手が集まるようになり、ついには全員岩手出身というチームで全国制覇まであと一歩というところまで迫ったのです。
目標を声に出すことが大切だというのは、スポーツに限ったことではなく、会社や個人の目標でも同じことだと思います。
私たちが関与先様の経営計画書の作成をお手伝いする際、将来の目標を書いてもらうのは、目標を声に出し、文字にすることで強く意識し、実現に近づけるという効果があるのだろうと思います。
しかし目標を声に出すというのは、照れや恥ずかしさ、目標を達成できなかったときの状況を考えてみるなど、実はとても勇気が必要で難しいことなのではないかと思います。その難しいことを関与先様にお願いすることはあっても、自分自身で目標を声に出すことを実践しているかと言えば、恥ずかしながら実践できていないように思います。
まずは、仕事でも試験勉強においても、目標を声に出し、目指すものをはっきりさせることで達成できる可能性を高めたい。花巻東の佐々木監督を見ていて、そのように感じさせられました。
監査担当者 S.N
『恐怖心の克服』
皆さんは少し前に流行した「チーズはどこへ消えた?」という本をご存知でしょうか。
ストーリーを紹介致しますと、迷路の中に住む2人の小人と2匹のネズミがチーズを長年探し続け、ついに山盛りのチーズを見つける所から始まります。小人とネズミは喜びを分かち合いますが、ある日突然チーズが消えてしまいます。
ネズミはチーズが無くなったのを見て、間髪入れずに次のチーズを探しに行きました。ネズミはチーズがいつまでもあるとは考えていなかったため、急激な変化に対応することが出来たのでした。
一方小人は大パニックに陥ります。チーズを見つけた後チーズの近くに引越し、永遠にチーズがあるかのように考えていた小人にとってチーズが無いという事態は非常に苦痛であり、本当に無くなったのか、何故無くなったのかと右往左往し、新しいチーズを探しに行くことが出来ずにいました。
そんな中で片方の小人は、自分が「探しに行ってもし新しいチーズが無かったら」「今より悪い状況に陥ったら」という恐怖心に捉われていたことに気づき、「もし恐怖心が無かったら何をするだろう」と考えたことで、新しいチーズを探しに行くことを決意できたのでした。
こうした恐怖心に駆られることは私も多々経験があります。先日も関与先様の新しい経理担当者の方に会計処理方法を説明しようとした際、「面倒くさいことを言う人間だと思われないだろうか」という考えが脳裏をよぎり、一瞬ためらってしまったことがありました。しかしいざお話ししてみると、最初は難色を示されましたが、意見交換の結果当初の案よりも良い案を考え出すことが出来ました。
今後の生活においても、「今より状況が悪くなったら」という気持ちから最初の一歩をためらってしまうという状況は多いと考えますが、前述のように一歩踏み出すことでより良い結果を招くということを改めて学びましたので、そうした際は、作中の小人のように「もし自分に恐怖心が無かったら」と考えることで、一歩を踏み出す勇気を持っていきたいと感じました。
監査担当者 M.E
『目標を文字に表し確認することの大切さ』
皆さんは健康にいいとされる食品などがテレビで紹介された翌日から、その品物の売り場が品薄になる、という光景を目にした覚えはないでしょうか。先日テレビで、夕食前にヨーグルトを食べることで太りにくくなる、という話が放送されておりました。ヨーグルトには消化を助ける働きがあり、夕食前にヨーグルトを食べることで通常は4時間ほどかかる消化が食後1〜2時間で終わり、夕食後4時間以内に就寝しても太りにくくなるということでした。私も帰宅が遅くなることがあり、夕食が遅い時間になることがありますので、早速実践しようと翌日にスーパーの売り場に行ったところ、前日のテレビの影響か売り場のヨーグルトが非常に少なくなっておりました。
今までにも、バナナやもずくなど、テレビで健康にいいと紹介された食品が翌日から品薄になるという光景を多く目にしてきましたが、それと同時に、数週間が経過する頃にはもとの売り場の状態に戻っているということも経験してまいりました。それだけ多くの人が体にいいからと始めるものの、なかなか継続することができていないということだと思いますが、そのことから、目標を立て、継続することの難しさを感じ、どうすれば継続することができるのかということを考えました。
おそらく、誰しも目標を立てたときは非常に高いモチベーションで、これを継続しようと考えていると思いますが、時が経つにつれ、その目標や具体的にどういった行動をするのかを忘れてしまったり、継続する意思を持ち続けるモチベーションを保てていないのではないかと思います。私たちの事務所では毎朝、人生設計書という自分の「ありたい姿」と「行動計画」を自ら文字に表したものを朝礼の時間に各々が黙読しております。目標を紙に表す際には、何を実行するのかということをより具体的な行動で表すのはもちろんのこと、高いモチベーションで取り組もうとしているそのときの自分の気持ちをありのままに表すことで、目標を設定した時の気持ちを忘れず、高いモチベーションを保ち続けることができるのではないでしょうか。
今回、健康な体を作るという目標のため、夕食前にヨーグルトを必ず食べるという具体的行動目標を設定し、すぐに自らの人生設計書に書き加えましたが、これからも、目標は具体的な行動で文字に表し、それを常に確認していき、継続していけるように心がけていきたいと思います。
監査担当者 T.M
『忘れ物とムダ』
先日、飲み会の帰りに泉中央のコンビニに立ち寄った際、傘をコンビニの傘立てに置き忘れたまま帰宅してしまいました。忘れた傘は500円ほどのビニール傘だったので、取りに行こうかどうか迷いましたが、何となく気に入っていた傘だったため、次の日コンビニに取りに行きました。
コンビニの定員さんに事情を説明したところ、建物裏に案内してくれたのですが、そこはまるで傘の墓場と言うべき光景でした。
忘れ物の傘が束になって重ねて放置されており、その数は優に100本はあったように思います。下の方の傘はいつからここに放置されているのか、既にさび付いていて使い物にはなりません。
その中から、なんとか自分の傘を見つけて持ち帰ってきたのですが、これは私にとって非常に衝撃的な体験でした。
全国には4万件以上のコンビニがあるそうです。仮にそれぞれの店舗で100本の傘が放置されているとすると、それだけでも400万本以上の傘が捨てられていることになります。実際にはその他にも様々な場所で、それ以上の傘が廃棄されていると考えられます。
傘をどこかに忘れても、それを受け取りに行く人はほとんどいないでしょうし、自分一人の傘ぐらいという軽い気持ちで、傘を放置することはよくあることだと思います。
エコが語られる時に、たびたび「微力は無力ではない」という言葉が使われます。これは一人一人のエコはわずかなものであっても、皆が実践すれば大きな環境対策になることを表しているのですが、逆に、自分一人が軽い気持ちでムダを生み出すと、それが集まることで、ものすごい量の廃棄物を生み出しているのだということを身をもって実感しました。
自分にできるエコ活動はまだまだたくさんあると思いますが、自分一人くらいという考えを捨て、まずは傘を忘れないこと、忘れた傘を取りに行くことを実践し、それを周りの人に呼びかけていこうと思いました。
監査担当者 S.N
『偶然の出来事を生かす』
みなさんは「セレンディピティ」という言葉をご存じでしょうか。最近、脳科学の分野で注目されている言葉で、「探しているものとは別の価値あるものを見つける能力」であるとか、「思わぬ幸運に偶然出会う能力」という意味があるそうです。
わかりやすい事例の一つとして、我々も普段の業務でよく使う付箋(ふせん)の発明が挙げられます。アメリカの化学メーカーである3M社の研究員が、強力な接着剤を開発中に、たまたま非常に弱い接着剤を作り出してしまいます。普通であれば、ただの失敗で終わらせてしまうところですが、その同僚が本の栞に応用できないかと思い付いたことをきっかけに、世界中で利用される商品になったのです。また、世界初の抗生物質であるペニシリンも、ブドウ球菌の培養実験中に混入によって生じたアオカビが原因となり発見されましたし、マジックテープも、服や犬にたまたま貼り付いていたオナモミを顕微鏡で観察したことから生まれた発明でした。
このようにセレンディピティとは、偶然や失敗がきっかけとなって新たな大発見を生みますが、その根底には、たまたま起きた事象やミスを単に偶然や失敗ということで終わらせず、なぜこのような予定外のことが起きたのかという検証や、このことを何か別なことに生かせないかという可能性の模索を忘れない気持ちが必要であると思います。
我々の業務においても、例えば関与先の会計監査で先方にお伺いした際に、会計資料や帳簿といった数字の部分だけではなく、関与先の業務全体を見渡す視野を持ち、偶然気がついたことなどがあった場合に、関与先にとってプラスとなるような提案ができないか、というようなことを考えていかなければならないと感じました。今後、業務はもちろんのこと業務外においても、偶然や失敗をそれだけで終わらせず、常に何かに生かせないかという意識を持っていきたいと思います。
監査担当者 T.M
『法則を見出す』
以前読んだ本の中に面白い一文がありましたので紹介させて頂きます。「世の中で起こる様々なことには法則があり、その法則と自分の予想とにずれが生じた場合、人は不運だと感じる」ということでした。
これだけでは分かりにくいので例を示します。ある晴れた日にAさんとBさんが山を登っていると突然の雨に降られてしまい、ずぶ濡れになってしまいました。Aさんは、「こんな晴れた日に雨が降るなんて、自分はついてない」と感じ、Bさんは「山の天気は変わりやすい。これからは傘を持って来よう」と考えました。この場合、「こんなに晴れているから雨は降らない」というのが2人の予想であり、「山の天気は変わりやすい」というのが法則となります。
同じ日に山に登り、同じ目に遭った2人ですが、次に山に登り、同じ様に雨が降った時Aさんはおそらくまたずぶ濡れになることでしょう。対してBさんは今後山でずぶ濡れになることはないと予想されます。同じ境遇にあってもそこに至った要因を見出すことで次に同じ境遇にあった場合、決定的な差が出ることが分かります。
これは不運だけでなく、「些細なミス」にも同じことが言えるのではないかと思います。自分自身「うっかりしていた」や、「普段ならこんなことないのに」と感じるミスを犯してしまうことがあります。その際、偶発的なミスなので次からは気をつけようとだけ考え、安易にやり過ごしてしまうことがありましたが、過去のミスを思い返すと、それらのミスには「慌てていた」、「準備が足りなかった」など、起こる条件が一致するものもありました。
こうしたミスを偶然のものと捉えず、ミスが起こった経緯を考え、そこに法則を見つけ出すことを意識することで、これまで防ぎようがないと考えていた些細なミスも未然に防止することができるのではないかと考えます。今後の生活の中で、自分はどういう時にミスを犯しやすいかを意識して、行動の改善を図っていきたいと感じました。
監査担当者 M.E
『1回1回を大切にする』
先日テレビを観ていたところ、元読売ジャイアンツのクロマティー選手の話が紹介されておりました。 内容としては、ある試合で、巨人が大差で負けており、巨人ベンチも今日の試合は負けだという雰囲気があったようですが、これを見たクロマティー選手は「It’s Show Time」と言ったそうです。この言葉にはどのような意味が込められているかといいますと、我々野球選手にとっては、150試合というペナントレースのうちの一試合かもしれないけれど、今日来ているお客さんの中には、今日初めてプロ野球の試合を観に来てくれているお客さん、また、年一回しか観に来られないお客さんなど様々な立場のお客さんがいらっしゃる。この人たちの為にも我々は、いいプレーを見せなければならないという意味が込められていたそうです。 この話を聞き、一流の選手というのは、自分達の結果だけでなくお客さんのことも考えてプレーしているというこが伝わってきました。
我々の業務において考えてみても、私達入社間もない社員でも数件単位の担当先があります。我々にとっては数件のうちの一件になりますが、お客様の立場から考えれば、担当者は一人となります。 よって毎月の巡回監査という限られた時間の中で、より深くお客様を見させていただくことができるかが重要になってくると考えます。
例えば、現金の領収書一枚チェックするにも、その領収書の背景にはどのような取引があるのかをイメージすることで、お客様が一ヶ月どのような行動をしてきたのかということが分かるようになり、よりお客様のことを把握することができるようになると思います。今後も一回一回の巡回監査及び一枚一枚の領収書のチェックについても大切にし、一流の監査担当者になれるように努力していきたいと考えます。
監査担当者 K.H
『前向きな考え方で行動に移す』
先日、みやぎ雇用・労働セミナーに参加させていただきましたが、その中で、人材育成アドバイザーのふくだ友子先生による、「職場イキイキ モチベーションアップ」という講演がございました。ふくだ先生の公演は、会場全体を回り、参加者に声を掛けながら明るい雰囲気で進められましたが、そのお話の一部で、何か失敗をしたり、アクシデントが起きた時にも、「このくらいで済んで良かった。」というように前向きに物事を考え、生き生きとした笑顔で物事に取り組むことが何より大切だということを教えられました。
そのお話を伺いながら、ふと、自分の経験した二つの出来事を思い出しました。一つは、私が大学二年生のときに取得単位が足りず留年が決定した時のことで、そのとき私は大変ショックを受け、家で落ち込んでおりましたが、そんなときに母が、「終わったことを悔やんでいてもしょうがない。それよりも、1年間多くなった大学生活をどうしていくのかを考えることの方が大切。」という話をしてくれました。そのおかげで気持ちを切り替えることができ、自分自身が興味のある分野や学んだことを少しでも形に残していこうと、情報処理や簿記の資格取得という行動を実行しながら、より、内容の濃い大学生活を過ごすことができたと思います。二つ目は、昨年の秋に父が脳卒中で倒れたときのことで、そのときの後遺症で父の右半身、特に右手に麻痺が残ってしまい、父自身がとても落ち込んでいたときのことです。家族全員で、「もっと重度の障害や、場合によっては命を落とすこともあり得る疾患で、このくらいで済んで良かったと考えて頑張らないと。」ということを父と話し、そのことで父もリハビリに努め、右手はほとんど動かないながらも、なんとか自立歩行ができる状態になり、間もなく退院し職場への復帰も予定されるところまで回復いたしました。
業務においても、私生活においても、自らの失敗や思わぬアクシデントで落ち込むことがあると思います。もちろん、ミスに対する反省をすることは必要ですが、そのことをいつまでも悔やんでいるだけでは前に進むことができず、他の業務や周りの人にも悪影響を与えかねません。同じ物事でも捉え方一つで気の持ち方が大きく変わると思いますので、今後、何か落ち込むようなことがあったときにも前向きに物事を考え、この状況の中で今できることを行動に移すことを心がけていきたいと思います。
監査担当者 T.M
『自分の役割を果たす』
先日新聞で、北海道の学校でカーリングを授業に取り入れている学校が少しずつ増えているという記事がありました。
取り入れている学校の先生によると、カーリングから、チームワーク、役割分担、状況判断などを学ぶことができるということです。
私も北海道に住んでいるときに2年ほどカーリングをやっていたことがあります。
カーリングは、4人1チームで行う競技で、投げるのは毎回決まった順番で行われ、スキップと呼ばれるチームリーダーの最後の投球で勝負が決するため、当然、後に投げる人ほどその重要性が高まります。
しかし、先に投げる選手が重要性が低いからといって失敗ショットをしてしまうと、その後投げる選手の戦略の幅が狭くなり、結局難しいショットに無理に挑むこととなってしまいます。
その逆に、先に投げる選手のショットが決まると、後に投げる選手の選択肢が増えることとなり、高度なショットを成功させる確率も高まります。
会社組織もカーリングと似ている点があると思います。
会社では、新入社員、中堅社員、幹部社員、経営者とそれぞれの立場で仕事をしており、新入社員が、「どうせ先輩がチェックしてくれるから」とか、「ミスしても上司が責任を取ってくれるだろう」という姿勢で仕事をしてしまうと、上司や経営者はそのチェックやフォローに時間を割かれることとなり、本来の立場としての仕事に力を集中させることができません。そうすると、組織として仕事を成功させることは難しくなるでしょう。
逆に、自分の仕事をしっかりと仕上げることにより、上司のチェックやフォローの時間は少なくなり、その結果、他の有益なことに時間を傾けることができます。
カーリングも会社も、自分の役割を全力で果たし、次の役割の人へつなぐこと、そして引き継いだ人もまた自分の役割を全力で果たすことで、チームや組織として最高の力を発揮できるのだと思います。
私も入社してまもなく3年になります。後輩を育てる立場や上司の指示に従って仕事をする立場など、その時によって行う仕事は異なりますが、これを機会に自分の役割を再認識し、自分の役割を全力で果たし、上司や社長の仕事にプラスになるような仕事をしたいと思います。
監査担当者 S.N
『健康的な体づくり』
皆さんは、「まごわやさしい」食事法というものをご存知でしょうか。「まごは(わ)やさしい」というのは体に必要な栄養素を摂取するためのキーワードで、「ま」は豆類、「ご」はゴマやナッツ類、「わ」はわかめなどの海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚類、「し」はシイタケなどのきのこ類、「い」はいもです。これらのものを毎日摂るようにすると、バランスの良い食事になるのだそうです。
私は、1年ほど前からほぼ毎週サッカーをやっています。そのためとても身体の調子がいいと実感しておりました。しかし先日、いつもと同じように入念に準備運動をし、サッカーを楽しんでいたところ、生涯で初めて、肉離れを起こしてしまいました。年齢的なものもあるかもしれませんが、むしろ体力的には向上していると思っていたので、実は毎日摂っている食事の中で、身体に必要な栄養素の一部が不足し、身体のバランスを崩していたのではないだろうかとも考えました。
先日健康診断の結果を受け取り、昨年よりも数値は改善しており現在のところはほぼ問題はないようでした。幸せな人生を過ごすためには、健康であることが最も大切です。運動によるトレーニングを継続していくことはもちろん、バランスの良い食事により体の内部も鍛えなければならないのだと思います。「まごは(わ)やさしい」のキーワードを、外食のお店選びなどの際にも思い出し、「昨日は肉料理だったから、今日は魚料理にしよう」などバランスの良い食事を心掛けたいと思います。そして来年の健康診断の数値を維持改善させていければと思っています。
監査担当者 S.I
『自分で考えることを習慣化する』
先日読んでいた雑誌の中にプロゴルファー石川遼選手の父親の『子供の育て方』という特集がありました。私は最初、石川選手は子供の頃からゴルフの英才教育を受けてきているのだろうと思いながら読んでいましたが全く違っていました。石川家は決して裕福な家庭ではなく、ごく普通の家庭であったそうです。また父親が石川選手にゴルフを教えようと思っても、決してゴルフの知識が豊富にあるわけでもなかったため、教えられなかったそうです。父親が石川選手にしたことは、自分の古いクラブを子供の石川選手のサイズに改良して子供用のクラブを作ったこと、好きなときに好きなくらい打てる環境を提供したこと、そしてゴルフを教えなかったことでした。その結果、石川選手は『どうやったらボールを遠くに飛ばせるのか、どうやったらスイングスピードが上がるのか、どうやったら、どうやったら…。』と自分で考える習慣を実践しながら体得していったそうです。
父親は『大人や子供が成長するためにはやれる環境が重要であり、その環境のグレードの高さや低さは全く関係ない』と言っていたのが印象的でした。
当社においては、税法の法規集やインターネット環境が設備されております。私は石川選手の父親が言う『やれる環境』があるのにもかかわらず、分からないことがあればすぐ周囲の方々に聞いてしまう癖を記事を読みながら反省しました。今後は時と場合によりますが、分からないことがあった時は、まずは自分で法規集等の書籍やインターネットで調べる。それでもわからない時は、自分なりの答えを用意して周囲の方々に聞いてみるという癖を習慣化していこうと思います。
仕事や職場の環境について、『あれがないからできない。』ととやかく考えるのではなく、自分の人間的成長のためには何が必要なのか考えていこうと思いました。
監査担当者 D.K
『恩返し』
先日12月12日税理士試験に合格いたしました。これから合格を知った時の気持ちをお話したいと思います。
税理士試験に合格することは、私にとって大きな夢であり目標でもありまた後藤総合税経に入社し、様々な税理士の先生方とお会いする中で、いつしか憧れの職業となっていましたので、合格したら達成感から嬉しい気持ちでいっぱいになるのかと思っていましたが、合格を知った時、不思議とそういう気持ちはなく『一刻も早く母親に合格したことを伝えたい』ただそれだけでした。そしていざ母親に連絡すると母から『ありがとう』と思いがけもしなかった一言を言われました。
私は母からこの言葉を聞いたとき涙が止まらなくなりました。自分の長年の夢であったと同時に、母の夢でもあったのだとこの時知りました。
思い起こせば、私は大学4年の就職活動中に某企業の人事担当の方から『あなたは大学で全然勉強をしていない。』と言われ、その言葉に悔しくて就職もせず受験専念という道を選択しました。その自分の身勝手な行動を応援してくれたのは母親であり、その後の専門学校の授業料も負担してくれたのも母親であり、また試験に不合格したときに一番励ましてくれたのもまぎれもなく母親でした。
合格したときに母親から『ありがとう』と言われた瞬間、私は母親に支えられ、また生かされてきたことを実感いたしました。
今後は今まで勉強に充てていた時間を母親や祖母及び祖父となるべく一緒にいる時間に充てて行きたいと思います。またこれから税理士という仕事に信念を持ち一生続けることこそが、ずっと今まで支えてきてくれた母親への『恩返し』になるのではないかと思います。
監査担当者 D.K
『支えてくれる人の存在』
現在最も輝いている女性をあげるとすれば、再来年の宇宙飛行士に選ばれた山崎直子さんと、衝撃的な現役復帰を目指した女子テニスのクルム伊達公子さんだと思います。
お二人の共通点としては、二人とも30代の女性であり、その活躍の陰には、家族の存在と協力が大きいということがあげられます。
以前テレビで見たインタビューでは、山崎さんは宇宙飛行士に選ばれるための訓練で長期間(数ヶ月間)家を空けることも多く、その間の子育てや親の介護などは旦那さんが一手に引き受けていてくれていたおかげで、このたび選ばれることができたと話しておりました。また、クルム伊達さんも、現役復帰の後押しとなったのは、一緒に日本に暮らしている旦那さんが背中を押してくれたことが大きいとおっしゃっています。
そして、お二人とも偉業を達成したときのインタビューで、いちばん始めに家族への感謝の気持ちを言葉にしており、家族の協力がなければ成し遂げられなかったと話していたことが印象的でした。
このお二人を見て思い出したのが、税理士試験の予備校の先生の言葉です。もう5年も前になりますが、私が税理士試験の予備校に通い出した時、一番始めの授業で年配の先生がこうおっしゃいました。
「税理士試験は、合格するにせよしないにせよ、家族や周囲の人の協力がなくては絶対に続けられないものです。これから皆さんが勉強を続けていくときは、家族や周囲の方への感謝の気持ちを忘れないようにしてください。」
この言葉は私にとって、今でも勉強を続けていく上で最も大切なこととして刻み込まれています。
何かを成し遂げたり、または苦労して努力を続けているときは、ともすると自分の力だけが頼りだと感じることもあると思います。しかし、仕事にせよ勉強にせよ自分一人の力ではなく、周囲の人たちの協力は不可欠です。この二人の女性のように、家族や周囲の方々に感謝する気持ちを持ち続けていたいと強く感じました。
監査担当者 S.N
『自分と相手は違う存在』
新聞のコラム欄にこんな記事が載っていました。
『自分と相手は違う存在』と。
内容は次のとおりです。
『新婚のA子さん。夫と暮らし始めた頃から体調を崩し、原因は夫との夫婦関係からくるストレスであることが判明。A子さんは仕事も家事も完璧、なのに夫は頼んだ家事の半分もできない。』と。幸い、カウンセリングが間に入り、お互いに自分の考えを伝え合うと、相手の気持ちを冷静に受け止めることができ、無事解決したそうですが、共稼ぎが一般的である家庭が増えている中では、どこにでもありそうな話であると思いました。
我が家でもそうです。夫の家事のやり方、例えば洗濯の干し方一つでも気に入らなくてイライラしてしまうということはよくあります。
なぜこんな些細なことでそんなにストレスを感じるのか、それはこの記事によると、『自分と相手は違う存在』であるということを認めていないからなのだそうです。相手を自分の思いどおりに変えようとしたり、自分の価値観を相手に押しつけたりしてしまう関係は自分と相手との区別がついていない状態なのだというのです。
私自身、相手が思ったとおりに行動してくれないとイライラしたり、ストレスを感じたりすることがよくあります。これは正に自分と相手が違う存在であることを認識していない状態なのだと反省させられました。
また、このコラムの末尾には、『自分と相手との境界線をきちんと見極め、その上で、お互いがその境界線に歩み寄る努力をすることが大切である』と書かれています。
仕事においても家庭においても、お互いを尊重しあうような人間関係を築いていきたいとは誰もが願うことと思います。そのためには、お互いの境界線を認識しないまま、自分のエリアに相手を無理矢理引っ張ろうとするのではなく、互いの境界線を見つけ、どうしたら歩み寄ることができるのかを考えることのほうが大切で、価値のあることなのだと感じさせられました。
仕事の進め方、家事のやり方など、相手が自分の思うように行動してくれないと感じたときは、まず一呼吸おいて『自分と相手は違う存在』であると心の中で唱えて、どうしたら歩み寄れるのかを考える習慣を身に付けたいと思います。
監査担当者 E.S
『気づいて実行する』
ある医療機関でのことです。毎日幾枚となく使うディスポーザブルグローブ。納入業者さんに注文をすると、古い在庫の上に新しいグローブを入れて帰ることに彼女は「おやっ」と思ったそうです。これを続けると常に古いものが使われずに底に残るという悪循環が続きます。早速そのことを業者さんに話し、古いものから先に使われるような納品するように納入業者に依頼したそうです。
実は彼女、その医療機関で院長先生や看護士が無断で自分や家族のために薬を持ち出して飲み、それが黙認されていたことも知っていました。
本来医薬品は医師が処方箋を書き、医療費を払って受け取るものですが、こんなことでは医療機関本来の業務にも差し支えると考え、まず院長先生にそのことをやめていただくように話したそうです。この感覚の素晴らしさ、これこそ洞察力です。その後は多分このようなことはなくなったことと思います。
TKCの飯塚先生の言葉に「経営者は洞察力を磨きなさい」という言葉があります。洞察力というと何か重大なことを見抜くことのように感じますが、これを気付きという優しい言葉に置き換えると、そんなにおおげさなことではなく日常にたくさんあると思います。落ちているごみに気が付いたら拾う。届いたFAXはすぐチェックする。チェック表が少なくなったらコピーして補充する。
次の人のために今、自分に出来る最善のことをしておく。そんな小さなことに気付き実行するのも、立派な洞察力の現われと私は感じます。
監査担当者 I.S
『需要を生みだすことと、信頼を生みだすこと』
先日テレビで、不景気な中でも成長している企業を取り上げた番組がありその中で紹介されていた企業の一つに、福岡県北九州市にあるメガネ・宝石を販売する会社がありました。
その会社はメガネ・宝石・時計などを販売しており、テレビで紹介されていたところによると、毎朝、社員全員で店舗の前に並び、道行く町の人々に「おはようございます」という挨拶をしたり、時にはスタッフ等関係者で早朝に町の掃除を行う機会なども設けているということで、地域に根ざした営業を行うように心がけているということでした。それだけでも大変素晴らしい方針であると感じましたが、さらに、具体的な営業活動として、高級なメガネや宝石、時計を購入しても、それを身に付けて出かける機会が少ないというお客様のニーズを感じ取り、自ら、バスツアーやディナーパーティーを企画することで、お客様が自社の商品を利用する機会を創り出し、売上を伸ばしているということでした。
このことで感じたのは、まずは、市場全体が不景気であるために自社製品の売り上げも伸び悩んでいるのだと諦めるのではなく、自社製品に対するお客様の需要が高まるためにはどのような要因が考えられるのか、自社でできるその具体的な対策は何かを考え、それを実行に移すことがいかに大切かということです。また、今回紹介された会社がその対策を実行することで実際に売上を伸ばすことができた背景には、挨拶や掃除で町の人々や町自体に対する会社の姿勢を示すことで、利用するお客様から信頼を得ていたからではないかとも思いました。
自社製品に対する需要も、お客様からの信頼も、黙って得られるものではないと思います。どうすれば自社の製品に対する需要が高まるのかを自ら考え行動を起こすことや、企業が地域やお客様へどのような姿勢で臨んでいるのかを行動で示すことは非常に大切であると強く感じました。
監査担当者 T.M
『失敗は付加価値の元』
先日、妻とDVDを鑑賞していた時に、その中で出演している俳優さんを見て妻が「この人は金継ぎ(きんつぎ)だね」と言いました。私はその時、恥ずかしながらその職業を知らなかったため、妻に金継ぎについて尋ねました。
そうしたところ、妻が「骨董品などを修復する人で、修復の仕方によっては価値があがるものもあるんだよ」と答えてくれました。私はそのようなこともあるんだと思い、金継ぎについて少し興味を持ちました。
その後インターネットで調べてみたところ、壊れた骨董品などを漆を使って継ぎ合わせ、その割れに沿って金を装飾させる日本の伝統的な陶磁器の修理方法で、その金が新たな模様をもたらし、そのため物によっては以前より価値が上がるということでした。
割れや欠けといった普通はマイナスである要素が逆に今以上に価値を見出す要素ともなるということで、これを見て私は、よく「失敗は成功の元」と言いますが、実は失敗は成功へ繋がる場合があるだけでなく、継なぎ方によっては、新たな付加価値を含んだ成功へ繋がるのではないかと感じました。
人によっては金継ぎをするために、わざと陶磁器を叩き割る人もいるそうです。私はわざと失敗はしようと思いませんが、失敗した時には金継ぎのような新たな価値を見出すような対応をしていきたいと思います。
監査担当者 H.Y
『離れて改めて実感する大切さ』
私は、大学生時代の3年半と社会人になってからの約1年、計4年半実家を出て生活をしております。 大学時代の3年半は、私の目標のために両親の援助の基、競技に打ち込むことができました。 そのおかげで私自身納得のできる競技生活であり、今振り返ってみても全く後悔のない生活を送ることができたと感じます。 これも両親の支え、援助がなければ自分の納得のいく競技生活を送ることができなかったと思いますので、両親への感謝の気持ちを持っていますし、今後変わることがないと思います。
また社会人になる前に私の父から、社会人になって半年経ったら家を出て、自分自身で、働いた給料で生活をしていきなさいと言われました。 その父の言葉の背景には、実家で生活していては、どうしてもお互いに甘えが出てしまい、本当の厳しさが分からないということでした。そして約束通り、半年後に家を出て、現在まで生活をしておりますが、実際に生活をしている中で、自ら働き生活していく大変さ、働き給料を頂く厳しさ、働ける場所がある有り難さなど感じることができました。おそらく父は、私にこのことを教えたかったのだと今振り返ると感じます。
父は私が学生の時は、家に帰ってきなさいということは、一切口にしませんでしたが、私が、社会人になってからは、週末になるとよく帰って来ないのかと電話が掛かってきます。
私も月に一度は、実家に帰るようにし、父とお酒を飲んだり、母の料理を食べたりと家族の時間を作っています。 そうすることで実家の大切さ、家族の大切さを改めて実感できるようになりました。 ここまで育ててくれた両親ですので、これからも家族との時間を大切にし、少しずつ親孝行できたらと考えております。
監査担当者 K.H
『弱みを強みに変える』
先日自室の掃除をした際に、小学校の頃の道徳の教科書を棚の奥から発見しました。つい懐かしくなり読んでいると、面白い話が載っておりましたのでご紹介致します。
ある外国人の方が、旅行で初めて日本に来た時のことです。日本家屋の障子の開け方が分からず指で穴を開けてしまいました。すると、その家の主人が色つきの障子紙を持ち、紅葉型に切り抜いて障子の穴を塞いだとのことでした。
その外国人の方は紅葉で彩られた障子を見て非常に感動し、「日本人は壊れたものをより美しくして直す文化を持っている。100の価値を持つものが80に下がった場合、また100に戻すのではなく、120にする努力を行う。こうしたところに日本が世界に進出した秘訣がある」と、感じたそうです。
この話を読んで、自分は失敗に対してどのように対処しているだろうかと考えました。重大・軽微に関わらず、失敗をした場合、原状回復することだけを考え、その失敗が何に起因し、どうすればその失敗を後に活かすことができるかまでは考えていなかったように思いました。失敗から何も学ばず、ただ言われたことだけを行っているのでは障子の穴を普通の紙で塞いだだけに他なりません。障子の穴をどのように塞ぐかは、穴を塞ぐ者の心構え次第なのだと感じました。
我々の業務に目を向けてみますと、内部監査で発見される不適合や、お客様からのクレームなどがここで言う「障子の穴」ではないかと考えます。発見された不適合をただルール通りに直すだけでなく、より良い方法はないかと模索する。クレームを頂いた時に迅速に対応するだけでなく、潜在的な問題はないか、お客様の予想を良い意味で裏切ることはできないかと思案することこそ、障子の穴を紅葉で美しく彩り、80に価値が下がったものを120にも150にもできると考えます。
今後自分自身クレームなど、自分の弱い部分と向き合ったときには、原状回復を目指すだけでなく、良い意味で予想を裏切ることによって乗り越え、自分の強みに変えていきたいと感じました。
監査担当 M.E
『整理整頓のススメ』
トヨタ自動車の考え方では、「探す、運ぶ」は仕事とは呼ばないのだそうです。例えば倉庫に入って、「あれはどこへ行った」などと在庫の山を引っかき回して、やっと見つけて出そうと思うと、よけいなものが入り口をふさいでいて、それを脇にどかして搬出するのでは、ムダな作業が多すぎます。
不要なものを処分することが「整理」、いつでも取り出せるよう整然と配置することが「整頓」と言われます。仕事上、時間を生み出すためには、整理と整頓が最低条件になってきます。ただし、なんでも捨てさえすればいいというものでなく、トヨタ流の整理と整頓は「いらないものを捨てて、欲しいものがいつでも簡単に取り出せるようにする」こと。なにがどこにいくつあるかが一目で分かり、さっと取り出せてこそはじめて整理と整頓と呼べるのだそうです。
昨年、私は引越しをきっかけに大きな本棚を購入しました。しかし、引越し以来忙しさを理由として、全く整理整頓できませんでした。そのためいつも、読みたい本や必要な書類をそこから引っかき回して探し出す、という余計な作業増えるので、やるぞと決めてからスタートさせるまで相当時間が経ってしまい、当初の意気込みが消えてしまうことがしばしばあります。
やはり、整理整頓がきちんとできていれば、時間は有効に使えるし、なによりスムーズなスタートにより、気持ちよく物事を進められます。私は、日々の流れの中で整理整頓できるほど器用な人間ではありません。ですから、今後土曜日の朝を整理整頓の時間と決め、スケジュール化させていくことにより、気持ちの良いスタートができる自分の部屋を作っていきたいと思います。
監査担当者 S.I
『効率的なトレーニング』
私は、毎日加圧トレーニングを行っております。
ご存知の方もいらっしゃるとおもいますが、加圧トレーニングとは、腕や足にベルトを巻きつけ血流を制限した状態で10分ほど軽い運動をするというものです。こうすることにより、疲労物質である乳酸が血液中に滞留するため、激しい運動をしたと脳が勘違いを起こし、疲労を解消させようと成長ホルモンを分泌するよう信号を発信します。そして大量に分泌された成長ホルモンにより、全身の脂肪が分解され、筋力が向上するという効果が得られます。
少し、話は変わりますが、最近「脳科学」という言葉をよく耳にします。脳科学の本によれば、人間の脳はある行動をとった後、「ドーパミン」という報酬を表す物質が放出されると、喜びを感じ何度も繰り返したくなるそうです。「ドーパミン」が放出されるきっかけには個人差がありますが、一回つかんでしまえば、あとはそのサイクルにより自動的に脳は強化されていくということです。この脳の習性を利用して、短時間で集中した状態を作れるのだと思います。
年齢を重ねるにつれ生活環境も変わり、なかなか自分の時間が持てなくなってきたと実感しております。しかし、自分なりの工夫により体や脳のメカニズムを利用するなど方法を考えれば、時間がないなりに、より効率的な運動や勉強ができるのではないかと考えています。
監査担当者 S.I
『見られていることを意識する』
先日、会社で朝の掃除をしていた時のことです。すぐ近くの造成工事を行っている業者の方々が私に、『毎朝、掃除をしているね。ありがとう。ご苦労様』と声をかけてくださいました。私は、時折挨拶してくださる方もいるので、声をかけていただくことは『嬉しい』と常々思っておりましたが、その業者の方は突然に携帯電話をとりだし『今、税理士事務所の方々が掃除をしているから、一緒に掃除をしよう、仲間を呼んでくれ』と話をしているのが聞こえ、そして数分後同僚の方々がスコップを持ってきて手伝っていただいたということがございました。
私は、『毎日、ご苦労様』の一言だけでも嬉しかったのに、まさか手伝ってくださるとは思いもしませんでした。素直にその行動に心が温まり、同時に『自分達の行動が、普段から見られているんだ』と強く感じました。
思ってみれば、近所にある八乙女小学校からの感謝の手紙や折鶴(今年の4月に来社)にしても、私達の掃除という行動を見ていて子供達が何かを感じ、そして自発的に起こった行動でありました。自分達が意識していなくても、行動は常に誰かの目に留まっているのです。
そうだとするならば、やはり普段の業務おいても同じことが言えるのだと思います。会社にいてもいなくても電話の応対にしても、一人ひとりが後藤総合税経の看板を背負っているという自覚を持って普段から業務にあたらなければなりません。そしてそのためには今後は一分一秒を大切に業務にあたるべきなのだと思います。また、今回の造成工事の業者の方々の掃除の件は、自分達の行動から相手が何か感じた結果、起こった行動であると言えます。だとするならば『マイ箸』の使用も、私達が外で食事をする際に使用することで、それを見た人たちが何か感じてもらえたら幸です。恥ずかしがらずに使用していきたいと思います。
『常に相手に見られている』ことを意識しつつ、周りの人々に『よい影響』を与え、逆に周りの方々からにも『よい影響』を受けることができたらなと思います。
監査担当者 D.K
『変えていくものと変えてはいけないもの』
日本を代表する総合家電メーカーである松下電器産業は来月10月1日から社名をパナソニックに変更することとなっております。松下電機産業といえば、「ナショナル」や「パナソニック」といったブランドが知られておりますが、「真のグローバルエクセレンス(世界的優良企業)になるには、ブランドを統一して全従業員の力を結集する必要があると判断した。」ということで、日本国外において浸透している「パナソニック」のブランド名に社名を変更し、グループ各社の名称も、「松下」、「ナショナル」と冠されているものはすべてパナソニックに変更していくということでした。
その一方で、毎朝職場別に行われている社歌の斉唱、綱領・信条・7精神などを唱和する朝礼は、経営理念を全従業員に徹底し、連帯感をはぐくむという狙いで社名が変わっても続けていくということでした。
このように、会社環境の変化やそれに伴う経営戦略として、社名やブランド名の他、業務の手順などを変えていくということは、会社のさらなる発展のためには重要なことであると思いますが、今回の話のように、「どのような志を持ってこの会社を設立したのか」、「何のためにこの会社を続けていくのか」といった経営理念は決して変えてはいけないものであると思いますし、会社規模が大きくなればなるほど、その経営理念をそこで働くすべての人に徹底していくことが最も重要なことなのではないでしょうか。
当社においても、情報化社会の進展に伴い、紙で提出していた申告書のほとんどを電子申告での提出に切り替えてまいりましたし、ISOの認定を受けた業務手順についても、より効率的で質の高い業務のために常に見直しを行っており、これからも業務の中で改善していくべきことはたくさんあると思います。その一方で、当社でも毎朝の朝礼において経営理念の唱和を行い続けているように、すべての業務の根本にあり、自らの行動の基となるべき経営理念は、変えることなく徹底していかなくてはいけないと感じました。
監査担当者 T.M
『無限の可能性』
本日は、私が最近読んだ本より感じたことをお話させていただきます。
本の中で飯塚先生のCDでもあった人間の血液細胞は約4ヶ月で入れ替わり、固定的な自我は存在しないというお話しと通じる話がございました。
それは、砂浜に砂の城を築くとその城はずっとその状態を保ち続けているように見えるのですが、実は常に崩れて、そこを新たに風で運ばれてきた砂粒が補修するということが絶え間なく行われているということでした。そのため、もし一時砂粒に色を付けることができたら、その色は一時的に城に斑になりますが、その後は砂の城を波のように通過していくということでした。
飯塚先生のCDでは細胞が死んで排泄されていくとお話していましたが、実際はその細胞も絶えず躍動しており、細胞が入れ替わるだけではなく、細胞が生きている間は細胞の中身も常に入れ替わっているということでした。人の体があって中の細胞が入れ替わっているのではなく、人の体は細胞等が絶え間なく入れ替わっている流れの一時的な淀みであり、その流れが「生きている」ということであると本には書かれておりました。
私はこの文章を読んだ時、生命の仕組みの素晴しさと、生命の可能性の大きさを知りました。
物事をやる前からできないと決めてしまったりして、やろうとしても言い訳を付けてなかなか踏み出せなかったりすることが多々あります。しかし、自分が分子レベルから常に入れ替わっていると思えば、自分はどのようにでも変われるのではないかと思います。可能性を断ち切ってしまえば、そこまでしか成長できません。変わっている自分の可能性を信じて、常に何事にも挑戦するような姿勢でありたいと思います。
監査担当者 H.Y
『環境を変える』
先日、自室の掃除を行いました。机周りや棚など掃除していくうちにだんだんと細かい汚れも気になり出し、最終的には15年掃除していなかったクローゼットの上部分も整理しました。かなりの労力を費やしましたが、綺麗になった部屋を見るとやはり気分が良く、これからは汚さないようにしよう、整理整頓を心がけようと掃除をする前と比べて明らかに意識に変化がありました。
話は飛びますが、皆さんはシャネルというブランドをご存知かと思います。シャネルのデザイナーであるココ・シャネルさんがブランドを立ち上げた頃は、女性と言えばコルセットを付け、重いドレスを着て、人形のように座っていることを要求されるという、まだまだ男尊女卑の考え方が主流の時代でした。しかしシャネルが女性用の動きやすいスーツなどを販売し、世の女性がそれを身に付けていく中で次第に考え方も変わり、結果女性の社会進出を促したと言われています。このように、身に付けるものや身の回りの状況など、ささやかな外部環境の変化が、人々の意識に大きな影響を与えることが分かります。
我々の業務に目を向けてみますと、業務が重なり机の上に書類が積み重なってくると、どれが今必要な書類なのか分からなくなり作業効率が著しく低下したり、整理されていない場所で仕事をしているということから自分自身のモチベーションも大きく低下させてしまった経験があります。
自分自身の意識を変えるということは大変素晴らしいことですが、ただ漠然と自分の意識を変えようと考えているだけではなかなか難しいと思います。しかし、外部環境ならほんの少しの心がけで容易に変えることができ、そのことが自分自身の意識を変える上で非常に大きな効果があるということを今回自室の掃除をして学びました。
今後は業務内外において、挨拶・感謝・謝罪などの動作、表情、声のトーン、身の回りの整理など、ちょっと気をつけるだけで変えられるものを意識して行動することを心がけ、自らの内面を磨いていきたいと感じました。
監査担当者 M.E
『平均にする難しさ』
先日、私はカンボジアのアンコールワットに行く機会をいただき、兼ねてから行ってみたい国だったので参加させていただきました。
空港に降り立ったときのいかにもカンボジアらしい建物に感動し、皆で写真を取り合いはしゃぎました。雨季で湿度が高く高温で、スコールが時折ありましたが、アンコールワットは素晴らしいものでしたし、800年以上も建ち続けたというヒンズー教の寺院は壮大なものでした。
次の日、バスでの移動中シェムリアップ市に唯一という小児科の前を通過しました。
それは大きな病院でした。大勢の小さな子を抱っこしたお母さんが診察を受けようと道路にまで並んでいます。この高温多湿の中で朝からずっと待っていたのでしょう。
どなたかが「なぜ屋根をつけてあげないのですか?」と現地のガイドさんに質問しました。「屋根をつけるとホームレスが寝泊りするようになるから出来ない」という答えでした。屋根だけあれば暑い国なので暮らせるのでしょう。大勢のホームレスに占領されては大変です。
この病院はスイスの援助で支えられており、治療費も無料とのこと。医師もスイスから派遣されているとのことでした。院内の待合室に入りきれない病気の子供は、屋根のない炎天下で診療を待っています。せめて木陰があればと思いました。ホームレスに占領されないための知恵はないものでしょうか。
カンボジアに小学校を建てようという運動もあるとのこと。屋根を設置するためにはまず教育をし、貧困を無くすことが必要です。
世界中から貧富の差がなくなり、誰でも平等によい手当てが受けられるような日がきてほしいものです。観光バスをまぶしそうに見上げる子供を抱っこしたお母さん達の顔が印象的でした。
監査担当者 I.S
『目的を理解すること』
仙台でもいよいよ10月から家庭ごみの有料化が実施されますが、これは有料化することによってごみの減量化を達成することやリサイクルを促進すること、さらには杜の都仙台を守っていこうという目的のもと導入されます。
しかしながら、数年前からごみ有料化を実施している東京の町田市や八王子市では、ごみ有料化開始直後はごみの量が減量されたのに対し、数年で開始前のごみの量に戻ってしまったというのです。このような例は珍しくなく、有料化を導入している自治体の半分が減量化を実現できていないという現状もあります。
なぜ、このような結果になってしまったのでしょうか。これは市民の同意を得ないままにごみの有料化を実施したことが原因のようです。結果としてごみの不適正排出や不法投棄が増加し、有料化によって得た資金もすべて不法投棄等の処理に注がれているという、まるで本末転倒な話であります。
これらのことをまとめると、市民がごみを有料化する目的やその意義を理解していない場合、市民は単にごみ分別による手間の増加、そして家計負担の増加ということだけに捕われてしまい、結果として、本来の目的を達成できないということが言えると思います。
何事も根本的な目的を理解するということが非常に重要であると思います。何のために実施するのか、ということです。
私たちの仕事を振り返ってみても、例えばFX2の導入など、関与先様に何のために導入するのか、ということをきちんと理解していただけず、入力の手間が増えるどころか料金も増えると理解されてしまうと、自計化を推進することができなかった、ということがあったかと思います。自計化することによって数字をいち早く確認し、経営の意思決定に役立てる、そしてこれは関与先様自身のためなのだと、まずは私たちがきちんと理解をして伝えていかなければならないのですが。
仙台市がごみの有料化によってどのような結果を生み出せるかはまだ分かりませんが、やはり市民一人ひとりが環境問題を理解し、有料化の意味を理解した上できちんと分別しごみを出し出してほしいと願います。
監査担当者 E.S
『ミスした時こそ情報の共有化を』
スポーツにおいて、審判が誤った判定をする、いわゆる「誤審」については、様々な競技で起こっており、特にサッカーにおいては、その早い展開から誤審が多いと言われております。ここ最近のJリーグなどでも、試合の結果を大きく左右するような誤審が多くあり審判のレベルの向上が叫ばれておりますが、それは単に個人の知識やスキルを向上させるというだけのことではないと思います。
ドイツワールドカップの三位決定戦で主審を務めた上川徹さんはインタビューの中で、「審判も人間なのでミスをすることは必ずある。」としながら、「誤審をなくすためには、起きたミスをそのレフェリーだけでなく、審判団全員で共有することが大切である。」とおっしゃっておりました。
我々も業務においてミスをすることは必ずありますが、ミスが発生した際に大切なことは、ミスをした人はミスを隠さず迅速に報告をし、どう対応していくかを考え実行することであると思いますし、同じ組織に所属する人は、ミスを責めるのではなく、同じミスが発生しないようにするには、どのような改善策を取ればいいのかを検討することであると思います。
現在、当事務所でも業務上のミスや関与先様からのクレームについては報告書を作成し、社内で情報の共有化を図るとともに、同じミスを繰り返さないためにはどうすれば良いかを検討し、業務手順の改善を行うように取り組んでおります。このような取り組みによって、一人のミスを組織全体の経験とし、組織として、同じミスを繰り返さないような体制を構築していければと思います。
監査担当者 T.M
『向上心』
先日テレビで松下幸之助さんに関するお話を見ました。大変有名な話であるとのことでしたが、非常に感銘を受けましたのでお話しさせて頂きます。
昭和30年代、日本に本格的な家電ブームが訪れ、各企業が次々と新製品を開発していました。そんなある日、松下電器産業の工場を松下幸之助さんが訪れました。
開発担当者が松下さんに当時世界最小だったラジオの開発に成功したことを告げると、松下さんは、「みんな本当に良いものを作ってくれた。本当にありがとう。」と工場全員を労った上で感謝の言葉を告げ、工場は喜びの雰囲気に包まれました。
しかし、松下さんは次に、「喜ぶのはここまでだ。この瞬間からこのラジオは我々の敵だ。このラジオが全く売れなくなるくらい素晴らしい商品開発にこれから取りかからなければならない。」と言ったそうです。
この発言はあの有名な松下さんの「今日の最善は明日の最善ではない」という経営思想に繋がるものだと考えます。松下さんが常日頃から現状に満足することなく、自らの目標を高く設定していたことが伺えます。
我々が関与先様に伺って監査を行い、業績を確認した際に、「どういうわけか先月は調子が良かった。」や、「何故か調子が悪かった。」という言葉を耳にすることがしばしばあります。
そうした際に、何故良かったのか、悪かったときと何が違うのか、この状態を維持する方法はないかなど、積極的に追求することで関与先様に業績向上策を検討するきっかけを与えることが出来るのではないかと考えます。
そしてその為には、自らが常日頃から一つの成功に満足せず、その成功を次は必ず上回るという気持ちで物事に当たることが重要であると感じました。
常に向上心を持ち、現状に満足することなく自らの目標に突き進んだ松下さんのように、私も業務内外において邁進し続けたいと思います。
監査担当者 M.E
『成 長』
皆さんは、果物のサクランボがどのようにできるかお分かりでしょうか。よく写真などをご覧になっているかと思いますので、イメージできるかもしれません。この時期によく見かけるサクランボは単純に木になり、毎年同じ果実を実らせているのではなく、実際には、いろいろな条件や状況によって収穫量や糖度が毎年変化しているのです。
私の義理の父はサクランボ農家を営んでおり、そのことをうれしそうに話してくれました。サクランボができるのは、植樹してから3年程度経過した頃からようやく食べられる果実がなり始め、幹は太く、枝はその数を増やしながら40年程度成長し続け、スーパーなどにならんでいるような、甘く美味しいサクランボを実らせ続けます。甘く美味しいサクランボが毎年実るまでには、適度な冬の寒さや土の乾き、雨の潤いなどが必要なほか、受粉時には一種類の品種だけでは立派な果実は実らず、他品種の花粉(受粉樹)が無いと甘く綺麗なサクランボは実らないそうです。また果実は、最初から赤く実っているのではなく、手をかけないと青いままであるのに対して、その周りにある葉を取り除いて、光が当たりようにしてあげると赤く綺麗なサクランボになるそうです。
この様にサクランボができるまでには、長い時間と惜しみない手間をかける必要があります。その点は、我々人間や企業の成長も同じであると思います。我々も日々、成功と失敗を繰り返しながら過ごしておりますが、成功からは喜びを受けられるのに対して、失敗からは後悔だけが残るのでしょうか。サクランボを実らせるのと同じように、自らを真剣に育て成長させようとしているのであれば、失敗をそのままにするのではなく、失敗を通じて自らの意識や行動を見直し変化していくのではないでしょうか。
私もサクランボの木の様に、次には甘く綺麗な果実を実らせるよう、失敗からも学びとり成長し続けたいと思いました。また義父がサクランボのことを話しているその姿に、サクランボ農家としての誇りとやりがい・サクランボに対する愛情を強く感じました。このような思いを持っているからこそ、時間と手間を惜しまずに仕事をしているのだと思います。私も義父に負けぬよう、自らの成長に時間と手間を惜しまず、誇りとやりがいと愛情を持てるような仕事をしたいと強く感じました。
監査担当者 S.S
『実践してみる』
6月某日、私が当社の社員と研修会に参加した時のことでした。午前の研修も終わり、昼食をとるために、あるお店に入ったときに、偶然にも、その研修の講師と相席になった時の話です。いざ、その講師がご飯を食べようとするときに、おもむろにポケットから、『箸』を取り出し、私達に『チーム・マイナス6%って知ってますか。』と尋ねてきました(当社では、最近、環境問題について真剣に考えるようになり、このチーム・マイナス6%に加盟しています。)。私は、当社において『チーム・マイナス6%』に加盟していたのにもかかわらず、自分が『マイ箸』を使用していなかったこと、また安易に『割り箸』を使用していたことを恥ずかしく思いました。
当社においては、月間目標がございます。その今月の月間目標の一つに『お客様に環境問題への取り組みを紹介しよう。』がございます。現在私達は関与先様に、環境問題への取り組みを説明し、『チーム・マイナス6%』及び『グリーン購入ネットワーク』を紹介していますが、その紹介している側が、環境問題について真剣に考えていなかったこと、そして実践していなかったことを反省しました。
このままでは、何もしていないことになると考えた私は、6月21日に仙台市内にある勾当台公園で開催された『100万人のキャンドルナイトin仙台』に参加することとしました。このイベントは、午後8時から午後10時までの2時間ろうそくの灯りだけで過ごすことにより、環境問題について考えてみようという企画です。実際に参加して感じたことは、ろうそくの灯りだけでも意外と明るいこと、また2時間という時間がゆっくりと流れたことでたくさんのことを考えることができ、時間のありがたさも再認識することができました。
思ってみても、実践に移さなければ、それは思っていないことと同じことであり、また実践することにより、直接肌で感じて初めて重要性や意義もわかるのだと思いました。環境問題に関しても、例えば外出先で『マイ箸』を使用することは、確かに少しだけ勇気がいることかも知れません。しかし真剣に環境問題のことを考えるならば、ひとりひとりが、なんらかのアクションを起こさなければ何も現状は変わりません。私は、いい意味での軽い気持ちでアクションを起こしてみたいと思います。それにより周りの人たちが少しでもアクションを取り易い環境になったら幸とも考えています。自分にできることから始めてみます。もちろん今後も環境問題に関する企画等があれば、積極的に参加したいと考えております。
監査担当者 D・K
『地域に感謝する』
ゴールデンウィークに私の出身地で開催された地域のお祭りに参加した際に感じたことをお話させていただきます。
小さな町の中の小さな地域のお祭りですが、小学生が担ぐ子供神輿が2基・中学生が大名行列に混ざり担ぐ神輿が2基・港町であることから船神輿が1基・大人の神輿が1基と計6基の神輿があり、道には出店が出てと小さな地域のお祭りとしては盛大に行われました。
最初から参加しようと考えていたわけではなく、帰省のついでにお祭りを見て行こうと思っていただけなのですが、前夜祭で行われる花笠舞を見に行った際に幼馴染に会いその幼馴染に「神輿の担ぎ手が年々少なくなってきて、地元の人間だけでは足りなく他の地域から手伝いに来てもらって何とか神輿を維持している。地元の人間が神輿を担いで伝統ある祭りを守らないでどうする」と言われたのがきっかけとなり神輿を担ぐこととなりました。
担いでみて感じたことは、私が小さかったときに比べ出店の数が半分以下になっていること、沿道で見ている人や出店に集まっている人の数も大幅に減少し高齢化しているということを非常に感じました。
その時に幼馴染に言われた「地元の人間が盛り上げ守っていかないでどうする」と言う言葉が思い出されました。私の地元も過疎や少子化の影響で子供の数が減少しており、私のように地元を離れている者も多くいます。私自身は18年間育ててもらった地元に恩返しすることはなかなか出来ませんが、このような機会があれば積極的に参加していきたいと考えるとともに、現在、住んでいる地域や仕事をさせていただいている八乙女地域において地域に感謝する心を持ちながら、最近多く発生している小学生など小さい子供が巻き込まれる事件から子供たちを守れる明るい地域づくりをするため朝夕の掃除の際には積極的に挨拶することを心がけ、何かあったときは駆け込んでもらえるような事務所にしたいと思いました。
監査担当者 K.K
『自分と置き換えて考える』
本日は私が少し前にテレビで見た、アメリカの大学女子ソフトボールの試合で起きたことに関するニュースについてお話させていただきます。番組内での扱いは小さいニュースでしたが、非常に感動したのを覚えています。
ウェスタン・オレゴン大学4年生のサラはソフトボールの決勝戦に出場していました。対戦相手はワシントン大学で、両校ともこれが初優勝を懸けた試合でした。
また、サラはこれが大学生活最後の試合であり、有終の美を飾るべく気合十分だったとのことです。試合は0−0で進み、サラの打席が回って来ました。彼女は体格も小さいため、とにかく出塁することを期待されました。ところがサラはこの打席で人生初のホームランを打ちます。誰も予想していなかった3ランホームランで、歓喜の声に包まれながら一塁を回ろうとしたところで、突然ひざが故障してしまいサラはその場に倒れてしまいます。
ルール上、味方がサラに触れてしまうとアウトになり、ホームランは無効となってしまいます。なんとか彼女のホームランを達成させたかった監督でしたが、やむを得ず代走を立て、2ベースヒットにしてもらおうと審判に駆け寄ったところ、相手チームのキャプテンが、「自分たちが運びます」と言ってサラをホームベースまで2人掛かりで運び、ホームランを成立させたとのことです。印象的だったのはそのキャプテンの、「自分もソフトボールを真剣にやってきたから、彼女の喜びも悔しさも良く分かります。それにもし自分が同じ事をされたら絶対嬉しいと思い、実行しました。」というコメントでした。
私は相手チームの行動によって、本当のスポーツマンシップとはこういうことを言うのだと教えられ、相手チームのキャプテンのコメントによって、自分に置き換えて相手を思いやる重要性を実感しました。「自分がされて嫌なことは人にしない、自分がされて嬉しいことを人にする。」ということは、人間関係を構築する上で最も基本的なことだと考えますが、往々にして人は自分の利益を優先してしまいがちになるかと思います。そのような時は、「自分ならどう思うか」と基本に立ち返ることで、相手にも、そして自らの人生においても良い影響を及ぼすと考えました。
勝敗を超えた感動を与えてくれた彼女たちの行いを忘れることなく、今後業務内外においてより良い人間関係を構築し、周囲に良い影響を与えていきたいと実感しました。
監査担当者 M.E
『ルールの目的を考える』
たばこの自動販売機に導入されている成人識別ICカード「タスポ」について、宮城県でも5月から導入がされており、7月からは全国で導入されることになるということですが、タスポ発行の申し込みは5月末時点ではすでに導入した23道県の推定喫煙人口の2割程度にとどまっており、普及に遅れが出ている状態です。そもそも、タスポの導入は未成年者のたばこの購入を防止することを目的として導入されておりますが、ニュースなどを見ると様々な問題が発生しているようです。
福岡県などでは、たばこの自動販売機の脇に、その販売機の管理者であるコンビニ経営者名義のタスポをワイヤーでぶらさげ、誰でも使えるようにしていたということがありました。また、驚くことに取り締まる側である広島県警本部でも、県警本部内に設置されているたばこの自動販売機に、タスポがひもで吊るしてあり、庁内の誰でも使えるようになっていたということでした。いずれも、購入が面倒になったことで減少した売上を確保することや、利用者の利便性のみを考えての行動であると思いますが、そもそも、どうしてそのように購入が面倒になるものを導入したのか、という目的を考えれば、そのような行動がいかに本末転倒であるかが理解できると思います。
我々の業務においても、税法を中心に様々な法律や規定などが密接に関係してまいります。そして、それらの法律にはそれぞれ、何故このような法律が制定されたのか、という「立法趣旨」があります。業務において税法を取り扱う立場である以上、その立法趣旨を理解していくことが重要であると思います。また、当事務所では昨年の12月にISOの認定を受け、提供するサービスの質の向上と、起こりうるミスを少しでも減らすために、社内の業務手順の見直しを常に行っておりますが、その際にも、単に業務効率だけを考えた手順の変更を行うのではなく、何故、そのような手順を取る必要があるのかという目的をしっかり考えた上で、業務の改善を行っていかなくてはいけないと強く感じました。
監査担当者 T.M
『私が受けた二つのサービス』
まず、一つ目のサービス。
先月、実家の近くにある一つの美容室に出掛けたときのことです。そこは初めて行く美容室で、車が停めづらく右往左往していると、中からスタッフの一人が出てきてすぐに誘導案内してくださいました。少し蒸し暑い日でしたので、店内に入るとまず冷たくておいしいお茶のサービスがありました。私はお茶を飲みながら、顧客カードに住所や名前を記入して案内を待っておりました。すると髪を切ってくださるスタッフが挨拶に来ました。偶然にも宮城県出身のスタッフでした。栃木県の美容室に行って、今、住んでいる宮城県の話題で盛り上がることができるなんて思いもしませんでした。カラーリングが終わりシャンプー台から次に席を移動するとそこには手書きのメッセージカードが置いてありました。「本日は遠くからご来店いただきありがとうございました。」と簡単なメッセージが添えられたカードです。簡単な言葉であるのに、手書きであるということと、私が店内にいる間に書かれているということに感動致しました。店を出た後も、スタッフ二人が私の車が見えなくなるまで、お辞儀をしているのがバックミラーに映って見えました。そのとき支払った料金は10,000円を超えていましたが、心温まるサービスに納得して料金を支払うことがきました。
次に、二つ目のサービス。
同じく髪を切ってくれるサービスで、10分1000円でカットしてくれるお店に行ったときのことです。その名のとおり、10分という短い間に希望のカットをしてくれ、料金は1000円。髪をカットするというサービス以外は何もありませんが、納得して料金を支払うことができました。
同じ髪を切るというサービスであるのに、前者はそこで過ごす時間の心地よさを追求し、その心地よさも対価として含まれているということ、そして後者は10分という短い時間で髪を切るという一つのサービスに特化し料金は1000円と格安であること、両者は相反するサービスのようですが、顧客である私が納得して料金を支払っているということが重要であると思います。当社の会計サービスはどちらかというと前者のサービスに近いように感じます。料金は少々高めですが質の高いサービスを心がけています。そのサービスを提供する側の私たちはお客様から納得して料金を支払っていただけるよう、税務や会計に関することだけでなく、マナーや社会的な常識などあらゆることを身に付けていなければならないと思います。お客様が心地よいと思ってくれるようなサービスとは何なのか、を考えながら業務に取り組んでいきたいと感じました。
監査担当者 E.S
『決断』
中国北部の人里はなれた山奥の村に住む、1組の親子(74歳の息子と99歳の母)が中国を旅したお話しです。一度も村を出たことがない99歳の母は、足腰が弱まり10年間アパートから一歩も出られなくなっていたある日、『したくてもできないことばかりだ……』と言う母を、74歳の息子は、親孝行がしたいと母をリヤカー(総重量200kg)に乗せて自転車で引っ張り、チベット(ラサ)に向けて中国全土を旅したそうです。住んでいたところからチベット(ラサ)までは、普通に行って10,000kmもの距離があり、とても無謀な旅で通常はたどり着けないと言われていたそうですが、様々な地域を見物し、様々な事が起こりながら旅を続け、約4年間もの時間をかけ移動総距離30,000km・日本列島の10倍もの距離の旅をし、目的を達成したそうです。
長い時間・長い距離の旅には、始まりから終わりまで様々な決断をされています。
○とても無謀な旅で通常はたどり着けない距離であったが、旅することを決断した。
○長い旅の中母の容態を考え、進むべきか、引き返すべきかの決断を迫られた。
○自転車にエンジンを付けてくれると言われたが、母の話し声が聞こえなくなるからと断り。
○旅を諦め故郷に戻ることを決断した後、リヤカーを引続けて帰るのか、飛行機と電車で帰るのか。
○再びチベット(ラサ)に向けて出発するか。等
自分の体の事、最愛の母の事を考え様々な決断を繰り返しながら旅の目的を果たされてお
りました。
我々は、大小様々な決断を繰り返しながら、日頃の業務や生活をしているものと思います。そうした時は、本来どうすべきなのか?どうしてさしあげるべきなのか?・・・を考えると共に、どんなに親しいお客様・身内であってもできないことは毅然とした態度で断り、できることは進んで実践していくようにしたいと思い、考えさせられました。
監査担当者 S.S
『機会を与える』
先日の新聞の記事で、ホームレスの自立支援に取り組むNPO法人「ワンファミリー仙台(仙台市)」が2002年から取り組んでいる清掃奉仕活動が、通算300回を達成したとの記事がございました。活動は、ホームレスの人達に仕事をする喜びを感じてもらおうと始まり、毎週月曜日の早朝、JR仙台駅前を2時間、ごみ拾いをし、参加者には朝食と現金200円を提供するとのことでした。主催者側は、「仕事をすることの喜びを感じてもらうと共に、社会復帰の機会を与えたい」と話していて、また参加者も「今後も社会の役に立てるよう頑張っていきたい。」と話されていたのが非常に印象に残りました。
どんな立場であれ、考える機会を与えることは重要なことだと思います。
当社においては、CO2委員会を発足し、『チーム・マイナス6%』及び『みやぎグリーン購入ネットワーク』(両者共に、環境問題について自らが考え、自分達ができることからCO2排出量を減らすものであり、当社においては、消耗品は優先的にエコ商品を購入したり、コンセントをこまめに抜いたり、使わない電気は消したりなどしています。)に加盟させていただいていますが、現状は、社内だけにとどまり、外部にあまり発信していません。『他に考える機会を与える』という意味おいては、まだまだ不十分であると考えます。先日、当社の監査担当職員が、関与先様において、『チーム・マイナス6%』及び『みやぎグリーン購入ネットワーク』について説明させていただきました。きっと、その関与先様は、環境問題について考える機会を得たことと思います。他の監査担当職員も同様に関与先様にお話させていただいております。私達ひとりひとりは微力ではあるが、決して無力ではないのです。
このように、業務内外を問わず、自分達で考え、一つの答えを出し、そしてそれを関与先様含め外部の方々に発信していくことは、私達の業務のうちの重要な仕事の一つと考えられます。そしてこの『考える機会を与える』ために、物事について思慮することは、ひいてはお客様についても考えることなのではないかと思います。今後の業務においては、関与先様に、様々な『考える機会を与えていく』と共に、逆に関与先様からも普段の監査時において様々な『考える機会を与えられている』ことにも気付きを持ちながら、業務にあたりたいと思います。
(参考資料)
・チーム・マイナス6% http://www.team-6.jp/
・みやぎグリーン購入ネットワーク http://www.gpn.jp/
監査担当職員 D.K
『未来を守る』
最近インターネットで一人の少女の環境問題についてのスピーチを聞いて、非常に感銘を受けました。
その少女は、セヴァン・スズキという12歳の日系カナダ人で、9歳の時に環境団体を立ち上げ、現在もなお地球環境の深刻さを訴えているとのことです。スピーチは1992年リオデジャネイロで行われた地球環境サミットでのものでした。サミットが開かれることを知った彼女は、自分でお金を貯めてブラジルに渡り、NGOブースで自分たちの取り組みを懸命にアピールし、ついには当初予定されていなかった「こども代表」としてのスピーチがサミット最終日に行われたとのことでした。
「今日の私の話には、ウラもオモテもありません。なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のためだから」と始まるスピーチは、こどもの目線から地球環境がおかれている危機的状況を真正面に受け止め、環境問題に無関心な大人達をばっさりと切り捨てる内容でした。
中でも特に印象深かった言葉は、「まだこどもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。でも知って欲しいのは、あなたがた大人も具体的な解決策なんて持っていないということです。オゾン層の穴のふさぎ方、死んだ川にサケを戻す方法、砂漠化した森を元に戻す方法、どれもあなたは知らないでしょう。直し方の分からないものをこれ以上壊すことはやめてください。」「私は昔から何を言うかではなく、何をしたかで人の価値は決まると教わってきました。こども達の未来を考えるというなら、どうか行動で示して下さい。」というものでした。
私は自分が彼女と同じ年齢だった頃と比べて、これほどまでに真剣に環境問題について考えられたか、これほどまでに切実に大勢の前で訴えることができたかと、彼女の言葉一つ一つに強いショックを受けました。
当社でもCO2削減など環境問題に対する取り組みを行っていますが、私自身こうした取り組みを通じて環境に対する意識が変化してきた様に感じます。無駄な電気をつけない・ゴミを分別する・車のアイドリングをやめるなど、些細なことでも行動として示すことで、環境問題に対する取り組みの輪を拡げ、自分自身の、ひいては自分のこども・孫の世代の未来を守っていきたいと実感いたしました。
監査担当者 M.E
『喜びを与える応対』
昨年の秋に、結婚式を挙げて1周年を迎えたため、式を挙げた市内のRホテルのレストランで、妻と結婚1周年記念の食事をとった時のことです。入口で予約の名前を告げると案内の男性が、「お待ちしておりました。本日はご結婚1周年、おめでとうございます。」というように迎えて下さり、また、席に着くまでにすれ違うすべてのスタッフが、「おめでとうございます。」という言葉を掛けてくれました。そして席に着くと、テーブルの上には封筒に入った1通の手紙が置いてありました。案内のスタッフに促されて中を見ると、1年前の挙式の際に、私たち二人の担当をしてくれていた、ウェディング・プランナーの女性からのお祝いのメッセージが綴られておりました。私たち夫婦は驚くとともに、大変嬉しい気持ちになりました。
その後も、食事を持ってきて下さるすべてのスタッフの方々からお祝いの言葉をかけていただき、食事が終る頃には、手紙を書いてくれたウェディング・プランナーの女性が自らの業務の合間に私たちの席まで来て、小さな花束と、レストランに来てすぐにスタッフの方が記念にと撮影してくれた写真を写真立てに入れたものをくださいました。私たち夫婦にとっては、自分たちが結婚1周年の記念で食事に来ているということを、予約をしたレストランのすべてのスタッフはもちろん、他の部署であるウェディング・プランナーの方も含めて把握してくださっていたということが最も嬉しいことであり、担当部門だけではなく、ホテル全体で応対をしてくれていると感じました。
当事務所でも関与先の記念日にはお花とメッセージカードを贈らせていただいておりますし、その記念日の確認も毎朝の朝礼で行っております。しかし、贈った関与先の方から御礼のお電話をいただいたときなどに、事務所の誰が出てもすぐに「本日は○○の記念日、おめでとうございます。」ということを相手の方よりも先に伝えることまではなかなかできていないのではないかと感じます。これからは今まで以上に関与先の記念日を事務所全体でお祝いするという気持ちを強く持ち、記念日を迎えた方々により感動を与えられる事務所としていきたいと思います。
監査担当者 T.M
『帳簿に対する想い』
最近、母と電話で話したとき、こんな質問を受けました。「帳簿は何年間保存すればよいのか」と。母はもうすぐ70歳、そろそろ身の回りのことを整理しようと、帳簿の整理を始めたようでした。私は当たり前のように、「7年間保存すればよい」と答えました。
監査担当者であれば、このような質問を受けることは日常的によくあることで、何の迷いもなく答えられる質問です。私も何度となく同じような質問を受けてきましたが、その度にただ「7年間保存すればよい」と法律にあるとおり、事務的に答えていました。
ところが、母は言うのです。「7年間しか保存しなくてよい、ということは直近の7年しか記録が残らない、ということ?・・・寂しいなあ」と。そして、母は「帳簿を自分自身の手では捨てられないから父に処分してもらっている」と私に言いました。この言葉で私は母の気持ちのすべてが分かりました。と同時に帳簿というものを単なる記録としてしか捉えてこなかった自分が恥ずかしくなりました。母にとって帳簿は自分が生きてきた証、自分の人生のすべてが刻み込まれた記録であり思い出なのだと・・・。
母は父とともに小さな飲食店を30年経営してきました。この30年のうちには、売上が伸びていった時代や逆に売上が下降していった時代、また、困難にぶつかって落ち込んだり、その困難を乗り越えてまた光が見えたり、色々なことがあったと思います。帳簿にはそのときそのときの母の想いがすべて綴られているのだと感じました。
今は、電子帳簿という形で帳簿を保存する方法もあるので、関与先様には電子化のメリットも伝えていきたいと思います。経営者の中には、私の母のように帳簿に対する想いを強く持っていらっしゃる方もいるかもしれません。帳簿を監査することを業務とする私は、関与先様の帳簿を大切に扱うことは勿論のこと、経営者の想いが綴られた記録であることを忘れずに日々業務に取り組まなければならない、と感じました。そして、また同じような質問を受けたときには、気持ちを込めてお答えしたいと思いました。
監査担当者 E.S
『言葉にすることの大切さ』
5月11日は、『母の日』でした。皆さんは自分の母親に何をプレゼントしましたか。
私は、ありきたりではございますが、自分で稼いだお金で初めて花を、母にプレゼントいたしました。そして花を母に渡したときのことでした。母は、なぜか泣いていました。私は、よほど花をもらったことが嬉しかったのかと思いましたが、違っていました。突然、母が思いもよらない一言を口にしたのです。
それは、「心がこもった『ありがとう』と言われたことが、一番嬉しかったんだよ。」でした。
その時、私はハッとしました。無意識にその言葉を口にしていたことに、その時、初めて気づいたのでした。考えてみると、確かに今までも母の日には、プレゼントを渡していたのにもかかわらず、一番大切な言葉『ありがとう』を「照れ」の方が優先して口にしていなかったのでした。例え口にしていても、それは心がこもっていなかったと思うと恥ずかしくもなりました。思いを言葉にして相手へ伝えることの重要性を改めて再認識しました。
私は昨年、当社に入社して以来、様々な事を学ばせていただいております。税法に関する知識、監査業務のノウハウ及び社会人としてのマナーに至るまでです。そして今考えますと、様々な知識と同時に『人に感謝する姿勢』も学ばせていただいていたのでした。だからこそ、母に花を渡したときに、無意識に心がこもった『ありがとう』を言えたのだと思います。
今後は、自分の素直な気持ちを言葉に表していきたいと思います。私が仕事で困っている時に、いつも助けていただいている職場の方々に『ありがとう』と。私を産んでくれて、私を今まで育ててくれた母親に『ありがとう』と。そして私を陰からいつも支えていただいている大切な人に『ありがとう』と口に出して言葉にしていこうと思います。
皆さんも、この機会に自分の身の周りの方々に心のこもった『ありがとう』を言ってみてはいかがでしょうか。
監査担当者 D.K
『逆境をプラスに捉える』
先日、高校陸上の地区予選が行われ、私の指導している生徒から報告がメールで届き、無事自己ベストで県総体へ進出を決めることができましたという報告がありました。
そのメールの中に風が強くなければもう少しタイムが出ましたという一文があり、どう返信しようか考えていたとき、自分自身も同じようなことを言っていた時期があったことを思い出しました。
大学1年生のとき、私の目標にしていた先輩に「今日のレース雨で嫌ですね」と言ったときに、先輩からそういう考えはやめた方がいいよと言われました。 私がなぜですかと伺ったときに以下の2つの理由を言われました。
@この条件はみな平等であり、ほとんどの人が嫌だと思っている。
次の理由が非常に重要であると思います。
A人の体を動かすのは脳からの指令であり、もし嫌だという気持ちがあれば、それがパフォーマンスに影響するということ。
以上の2点の理由を言われました。
つまり、悪条件のときこそ自身の気持ちの持ちようで勝つチャンスが広がる事を教えられ、この時に逆境時の考え方を先輩から学びました。
今回、私が陸上を指導している生徒にも同じ考えをしてみて下さいと伝えしました。
今後私の人生においても数多くの逆境の場面が訪れるはずです。その時、悪条件をどの様に捉え、どのような気持ちで取組むかにより、人の行動力は変わり、また乗り越えたときの成長の伸びシロが違ってくると思います。
今後もこの考えを心に留め、逆境時に立ち向かっていきたいと考えております。
監査担当者 K.H
『他の人の言動から学ぶ』
当社では毎朝机や棚などを水拭きしています。雑巾は熱めのお湯でしっかりと洗い丁寧に拭きます。熱めのお湯を使う理由は、そのほうが雑巾の汚れが落ち、きれいにお掃除が出来るからです。
ある朝、Yさんが「お湯になるまで流している水がもったいない」と言いました。私も同じように感じてはいましたが、2リットルほどをポットに入れるだけで後はお湯になるのをただ待っているだけでした。数日後この会話を聞いていたNさんがお湯になる前の水をバケツに汲み、庭の植木にやっていました。私はYさんの言葉をすぐ行動に移した彼を見ていて、当社の社員は素晴らしいと感じうれしくなりました。一人のふとした発言から思いつき、何が出来るか考えやってみようと思い実行する。
思えば石鹸で手を洗うときも、歯を磨くときも、いつも水を出しっぱなしにしている自分がいます。止めたほうがいいと言うことはわかっているにもかかわらずいつも出しっぱなし。知ってはいるけれども実行しない。
たった1枚のティッシュペーパーを製造するのに1.9リットルの水が消費されるそうです。それを1箱に換算すると大変な量になります。1枚のティッシュペーパーも無駄に使ってはいけないと感じます。
今、世界中で環境問題がいろいろ言われています。
食料も木も全てのものの生産に欠かせない水です。日本人は水は無限の資源と思いがちですが、もっともっと大切に使いたいものです。ミャンマーのサイクロンの被害は甚大で子供たちは不衛生な川の水を飲んでいます。誰にでも平等にきれいな水が供給できる日は来ないものでしょうか。
ひとりひとりが同じ心で水をいかに有効に使うか考えていきたいものです。
監査担当者 I.S
『物事の背景について』
テレビ番組でアフリカのケニアにあるバラの花を栽培している農園の特集をしていました。湖のほとりに農園がたくさんあって、そこで生産したバラを中東ドバイ経由で世界各国に空輸しており、結構な取引量があるそうです。(日本にも輸出されているそうです。)
空輸するのですからCO2排出量に影響を与えそうですが、CO2排出量についてはケニアで生産し空輸するほうが日本で生産するよりも少ないのだそうです。
(ケニアは日本より気温が高いため、日本と違いハウス内で石油を燃やす必要がないからのようです。)
しかし農園でバラを栽培する際には湖の水を吸い上げて散布し、さらに肥料の廃液をたれ流しにしているため、水位の低下と水質汚染が問題となっているそうです。一部では廃液を循環させ再利用する取り組みも行われているそうですが、このままでは周囲の生態系にとり大きな悪影響となるようです。
これまで店で売っているバラの花を見かけたとき「きれいだな」と思うだけで、商品として店頭に並ぶまでのことなど全く考えたことはありませんでした。しかしその「きれいな」花が、どんな環境で、どのように作られているのかという「背景」についても考えなくてはいけないな…と感じました。
また花だけではなく、普通に買い物をする際にも、どのような場所・過程で作られているか=「物事の背景」をこれからはもっと意識しなくてはいけないな…とも思いました。
さらに「物事の背景」を会計事務所の仕事について言うならば、領収書一つについてもただ金額を確認するだけはなくて、背後にある取引はどのようなものか、をしっかり意識しなくてはいけないな…と改めて考えました。
監査担当者 F.S
『組織の力を高めるためには』
前職のシステム会社で営業職として勤務していたときに、担当していたお客様から、お電話でパソコンについての質問がありました。質問の内容が難しく営業職では対応できない場合は、システム開発の担当者に対応してもらうこともあるのですが、その時の内容はプログラム等の難しいものではなく、パソコンの環境設定についての質問で、私でも対応することができるものでした。私は常々、営業職とはいえども、少しでもシステムについての知識や技術を習得し、お客様からの質問に素早く正確に対応することや、システム開発部署の担当者の負担を少しでも軽減できれば、と考えており、常により高いレベルの情報処理の資格に挑戦しておりました。その成果をあげることができ、お客様の役に立てたことを喜んでいたところ、隣で電話でのやり取りを聞いていた上司から、「パソコンに係る質問について、営業である我々が簡単に答えたのではありがたみがないだろう。しかも、これから同期に引き継ぐところなのだから、自分がわかっているからといって簡単に答えたら、引き継ぐ同期がかわいそうではないのか。」という話がありました。私自身にとって、それは非常にショックなことでありましたが、当時はその場でその言葉に対する反論ができるほど、自分自身の中で考えが明確になっておりませんでした。
組織の力を合わせて、その力を高めるということの中には、お客様に提供するサービスの質を均一化する、という側面もあるとは思います。能力を磨くだけで組織自体の方向性がはっきりしていなければ、各々のベクトルが合わず、組織としての力を発揮することはできません。しかし、組織の都合だけを考えて、低いレベルでベクトルを合わせていても、お客様に質の高いサービスを提供することはできません。一人ひとりが自分に足りない部分を高めながら、組織全体としてどうすることがお客様のためになるのか、という明確な指針を掲げ、より質の高いサービスを誰もが提供できるようにする、ということが組織の力を高めるということであると思います。過去の経験を改めて考えることで、業務の中で、どのような対応をしていくことがお客様のためになるのか、そのために自分に今足りないものは何なのかを考え、業務に取り組んでいきたいと感じました。
監査担当者 T.M
『わかりやすく』
75歳以上の「後期高齢者」全員が加入する公的医療保険制度。2006年の通常国会に提出された医療制度改革関連法案に盛り込まれ、2008年度から新たな独立型の健康保険としてスタートしました。賛否両論の意見はございますが、今回は、その後期高齢者医療制度のパンフレットについて感じたことをお話させていただきます。
先日、某テレビ番組で、この後期高齢者医療制度のパンフレットを、75歳以上の方を対象に、『わかりやすい』か『わかりにくい』かアンケートをしてみたところ、実に90%以上の方が、『わかりづらい』、若しくは『まったくわからない』と回答していました。その理由といたしましては、文字が小さくて読みづらい。ただ文字が羅列してあるだけ。専門用語ばかりで読む気にならないとのことでした。そこで、某テレビ番組は、パンフレット制作専門会社に依頼し、独自で新たなパンフレットを製作し、同じアンケート実施してみたところ、今度は、実に50%強の方が『わかりやすい』と回答していました。
パンフレット製作専門会社によると、75歳以上の方は@文字は3行程度までしか読まない。A3つのフレーズまでしか記憶として残らないという事前調査の結果を、パンフレットに反映し、製作していました。そして最後にその会社の代表者は、『自分本位ではなく、常にお客様の目線で物事を考えること、つまりはお客様本位でなければならない』とお話されていたのが非常に印象に残りました。
実際私達の業務においては、税法を背景としながら仕事をしています。その税法の言葉はやはり難しいものです。仮に私達にとってはあたりまえの言葉であっても、必ずしも全てのお客様が理解しているかは定かではありません。サービスの付加価値を高めていくという点においては、いかにお客様にわかる言葉で、自分の想いを伝えることができるかどうかは非常に重要な要素となってくると考えられます。しかし相手にわかりやすい言葉で説明できるということは、それだけまずは自分が理解していないといけません。そのためにも日々の知識の習得、積み重ねが必然的に重要であることは間違いありません。
人は往々にして、わからなくなればなるほど難しい言葉を使用したくなりますが、あくまで自分本位でなくお客様本位であることを念頭に入れながら、目線はあくまでお客様に向けて、今後の業務にあたりたいと思います。
監査担当者 D.K
『企業としての進化』
皆さんはナマケモノという動物の祖先についてご存知でしょうか。今でこそ一日中木にぶら下がり、わずか8グラムの木の葉を一日掛けて食べるという非常にのんびりとした姿が印象的な動物ですが、今からおよそ1万年前は名前を「メガテリウム」といい、体長4メートル・重さは3トンに達し、温厚な草食動物でありながら時にはわが子を守るためサーベルタイガーと死闘を繰り広げていたと言われているそうです。
私がこの話をテレビで見たとき、番組の出演者たちはこれが進化と呼べるのかと笑いながら話しておりましたが、私が抱いた感想は全く逆で、現在の様に木にぶら下がることで地上の外敵から身を守り、ゆっくりと動くことでエネルギーを温存できるようになったということは紛れもない進化であり、1万年に渡って種を存続したことが何よりの証拠であると考えました。
「種の起源」の著者であるダーウィンは、「強いものが生き残るのではなく、変化したものが生き残る」という言葉を残していますが、これは言い換えれば生き残るためには変化し続ける必要があるということで、企業にも同じことが言えると思います。企業は常に発展・継続していくことを求められ、刻一刻と変化する時代への対応を怠った企業は容赦なく淘汰されます。ただし、昨今の食品偽造問題で取り上げられる様に、目先の利益にとらわれ、企業として変えてはならない部分まで安易に変化させてしまった企業については没落を余儀なくされています。
経営理念など企業の軸になる部分については一切曲げることなく、実情にそぐわなくなってしまったルールや、こうすればもっと良くなるといった改善点に気付いた時には、小さなことでも少しずつ変化していくことが企業にとっての「進化」なのではないかと考えます。
私はまだ入社後経験も浅いですが、企業を本当の意味で「進化」させる為には、私のような人間が自ら積極的に変化し、周囲の人間に変化を促すことが重要であると考えます。今後自分自身がそういった改善点を発見したときは、反論を恐れることなく社内外において提案・実行することで自分自身が「進化」し、ひいては企業としての「進化」につなげていきたいと改めて実感しました。
監査担当者 M.E
『多数の力』
私の実家に「ご縁の木」の鉢植えがあり、我家では一番大きい鉢植えです。 先日、実家に帰った際に母にその鉢を動かすのを手伝って欲しいと言われ、何気なく母の手伝いをしました。
この行動からひとつの事を考えてみました。 この鉢を動かすには私一人でも、母一人でも動かすことができなく、母と私二人の力だからこそこの鉢を動かすことができるのだと思います。
また鉢を運ぶ際に私が力を抜けば母に負担が掛かり、また母が力を抜けば私に負担が掛かってくることになります。
当社においても事業計画を策定する際に当社としての目標を立てたかと思いますが、この目標を今回の話の鉢植えに置換えて考えてみました。
当社で立てた目標というのは、決して社長ひとりでも我々担当者一人でも持てるものではありません。 社長を中心に我々担当者やアシスタントの方々全員でなければこの鉢は持つことはできないと思います。 そして全員で持ったところからが会社としてのスタート地点だと私は考えます。
もしその中に誰か一人でも違う方向を向いている人や、力を抜いている人がいたならば、 その分の負担が他の人に転嫁されてしまうことになると思います。 全員が同じ目標を目指し、同じベクトルで取組んで行く事が重要であると考えます。
また私のような経験の浅い人間は、経験のある人に比べ鉢を支える力はどうしても非力なものになってしまいますが、まずは自分の業務に責任を持ち正確に行うこと、小さいことでも手伝えることをやることが大事だと思います。
そして何より大事なことは、自分自身は当社の一員という自覚と、関与先様、当社にどうやって貢献していくかということを常日頃から考えていくことではないかと私は考えます。 当社が一丸となって目標へ向け取組み、年度末には目標を達成し、また一段階上の目標に向け取組んでいくような集団であるべきだと思います。
監査担当者 K.H (19年4月入社)
『正しい情報の提供』
日本国内の水揚げ量が減少する一方で、安価な回転寿司店舗などは増加し、1皿100円という安い価格でネギトロやアナゴといったネタを提供しております。そのようなことができる理由について、テレビ番組で放送していたものを見たのですが、その内容は次のようなものでした。
まず、独立行政法人水産総合研究センターという組織が、水産物資源の確保のため、日本人の口に合う魚を世界各地から探してくる、という活動をしており、それらの魚は「開発魚」と呼ばれておりました。その中の、「アカマンボウ」という魚は、マグロのトロに似ており、非常においしいということでしたが、アカマンボウが8割以上含まれた赤身のたたきが「ネギトロ」として売られていることもある、という話がありました。また、最近は南米のペルー産のアナゴが輸入されてきているということでしたが、その魚は生物学的には同じウナギ目ではありますが、ウミヘビ科に属するアンギーラという魚で、輸入する業者が依頼した魚類学者により、「マルアナゴ」という名前が付けられ、日本ではアナゴとして提供されているということでした。
私は、食料を確保するという目的のため、安全性も確認した上であれば、異なる種類の魚を代替品として工夫するのも悪いことだとは思いませんが、異なる種類の魚であるということを明確にせずに提供することは、消費者の判断を誤らせることとなるのではないかと思います。同じ食品であればより安いものを、となってしまいがちな消費者によって、低価格化が進む外食産業において、価値あるものが適正な価格を維持できるようにするためにも、正しい情報をしっかり提供した上で、消費者に選択してもらう、という方法が必要なのではないでしょうか。
我々の業務においても、課税方式や経理処理方法の選択を関与先に判断していただくことや、我々が説明する財務内容をもとに、経営者が判断をすることがございます。その際、専門用語・略語の使用や、容易かつ具体的な例示に欠けるなどの理由で、隠すつもりがなくても、重要な情報が関与先の経営者に伝わらないことがございます。それを避けるためにも、我々自身が正しい知識を備え、わかりやすい説明を心がけ、関与先の経営者に正しい理解の上で判断いただけるように努めていかなければいけないと感じました。
監査担当者 T.M
『悔いを残さないために』
先週の土曜日(4月5日)、大リーグのパイレーツに所属する桑田真澄投手が現役を引退し、日本に帰国しました。
私は以前から桑田投手を応援していたので、あれほどの実績を残してきた選手が、引退セレモニーもなく、戦力外通告を受け、追われるような形で日本に戻ってきたことを非常に残念に思っていました。
しかし、桑田投手は、日本に戻ってきてからの記者の質問に対し、とても晴れ晴れとした表情で次のように答えていました。
「自分はこれまでたくさんの人たちに応援してもらい、野球をさせていただいた。」
「日本に帰ってくる飛行機の中から去年は見られなかった日本の桜を見て、本当に自分は幸せだと感じた。」
「よし、自分は今ボールを置く時期なのだと思った。」
ともすると引退に対する無念さや不満などを口に出してしまいそうな状況の中で、桑田投手はあくまで、引退することについて悔いのないことや、野球とファンに対する感謝の気持ちを話していました。
これは、桑田投手がいかに日々真剣に野球に打ち込んで来たのかを物語っていると思います。
その様子をテレビで見て、そこまで清々しく引退ができるものだろうか、自分の立場に置き換えてみたときに、自分はそこまで日々の仕事に真剣に打ち込んでいるだろうかと思いました。おそらくは挫折や悔しい思いをたくさんしてきている桑田投手の言葉だけに、その清々しいコメントの裏にある野球に対する熱意や愛情を感じずにはいられません。
私自身、一度転職を経験しており、前職で行ってきた仕事についても、悔いの残ることや、今思えば別なやり方があったのではないかと思い返したり反省させられることがあります。
今取り組んでいる仕事についても、必ずいつかはその仕事を終えなければならない時がやってきます。その時が訪れたとき、胸を張って悔いなく仕事をやりきったと言えるよう、仕事に熱意と愛情を持ち続けていたいと、改めて考えさせられました。
監査担当者 S.N
『徹底する』
先日新聞の記事に「スポーツをする子供の栄養管理の徹底」という見出しで記事が出ておりました。 その記事の中に試合前に験を担ぎトンカツを食べる子供も多くいるがそれは禁物という一文がありました。 私も学生時代陸上競技をやってきましたので、その記事を読みながら自分自身の競技生活時代のことを思い出させられました。
私自身、中学・高校とお菓子や炭酸、インスタント食品を食べたことがありませんでした。特に高校時代は揚げ物も口にした記憶もありません。 遠征先等ではよくトンカツ等が出ましたが、衣を剥して食べるなど食事の管理を徹底して行っていました。 なぜそこまで徹底していたかと申しますと自分の中で陸上競技が一番大切なものであり、人には絶対に負けたくないという思いがありました。試合で勝つためには自分の体の管理も重要になり、体重や体脂肪の管理も大きく影響してきます。 私自身も練習中に体の動きが悪いと感じた時に体脂肪を測ると以前より増えていたという経験が何度かありました。
普段から食事の管理を徹底することで自分の力を発揮するためのベストな体重や体脂肪を維持することができ、普段の練習の質が向上する。練習の質が向上するということはその分だけパフォーマンスが向上する。 パフォーマンスが向上するということは試合で勝つことができたり、次のステップに進むことができ自身のモチベーションの向上につながります。
1つのことを徹底することで結果を出すための良いサイクルが出来上がるということを自身の体験を通じて学んできました。 当然、食べたい物を食べられない辛さを感じたことはありますが、本気で勝ちたい気持ちがあればその辛さも乗り越えていくことができ、勝利した時の喜びや達成感はより大きくなると思います。
本気で上を狙うならば、体を鍛えるだけが練習ではなく食事・睡眠等、一日の全てが練習であるという気持ちを持ち、実行、継続できた者が勝者になると私は思います。
自身の仕事においても会計人としての強い思いを持ち、例え小さいことでも徹底し、継続し行うことで、やりがいや達成感が感じられると思います。 徹底するということを頭だけで理解しているだけでなく行動していくことがなにより大切なのだと考えます。
監査担当者 K.H (19年4月入社)
『本質に迫る』
先日、テレビで認知症に似たピック病という病にかかった患者様のドキュメント番組が放送されていました。ピック病というのは認知症と同様、脳の障害によって起こる病気で、その症状は、それまでは温厚であった人がある日突然、荒々しい態度となり、家族や周囲に暴力を振るったりするものだそうです。ですから、家族はその症状に恐れおののき、どうしてよいか分からず困惑するばかりで、結局症状は緩和されず、終には家族も疲れ果てて病気になってしまうケースも多いようです。
ところが、ピック病を専門に扱うケアハウスで生活をはじめた患者様の中で、症状が緩和されているケースがありました。初めは、その患者様もほかの患者様のおやつを取り上げたり、叩いたりという暴力的な行動をしていましたが、お医者様との対話を通して生活を続けるうちに、暴力的な行動を取らなくなっていったのです。そのケアハウスのお医者様がおっしゃっていた言葉が印象的でした。『家族はその患者さんの症状だけを見て、患者さん自身を見ていない』と。
その言葉どおり、お医者様はその患者様の症状ではなく、その人自身つまりはその患者さんの「心」(何を考えているのか、何がしたいのか)をよく捉えて常に適切なケアをしているのだと思われます。
我々の業務の中でも、関与先様の売上が伸び悩んでいる、利益が出ない、資金が足りないなど、さまざまな負の症状に出会います。そんなとき私たちはその症状だけに捕らわれて本質を見ているでしょうか。売上減少の要因を顧客や消費者のせいにして分析したつもりになったり、利益が出ないのを仕入先や取引先など外部環境のせいにして、無理だと落胆したり、あるいは、資金が足りないからといって、すぐに追加融資の申し込みをして対処したりしていないでしょうか。
私たち巡回監査担当者は、その症状だけに捕われることなく、その症状の裏側にある『人』を見なければなりません。つまり、経営を指揮している関与先の社長様自身を見なければならないと思うのです。社長様の経営姿勢が以前と変わっていないか、取引先や従業員とのトラブルはないか、健康上の心配事はないか、など。売上が落ち込む原因、すなわち本質に迫り、それをきちんと把握した上で私たちは適切な提案をしていかなければならないと強く感じました。
監査担当者 E.S
株式会社 後藤総合税経