雲霧仁左衛門とは?
 原作は講談・映画に登場する盗賊をモチーフに故・池波正太郎氏が独自の展開で描いた時代小説。同氏シリーズ作品「鬼平犯科帳」が盗賊改メを主軸に描いているのに対し、盗賊を主軸として描いた作品。前・後2巻で新潮文庫より発売中。
映像のほうは過去5回、上演・放映されています。


1978劇場/松竹 主演:仲代達矢 (2003年3月DVD発売)
1979連続TV/KTV/松竹 主演:天知茂
1981単発TV/フジTV/東映 主演:萬屋錦之介
1987単発TV/テレビ朝日/東映 主演:松方弘樹
1995連続TV/フジTV/松竹 主演:山崎努


なかでも山崎努版!
 冒頭から流れる梅林茂氏の雲霧の調べ。主演の山崎努は勿論のこと石橋蓮司、本田博太郎、西田健、池上季実子等個性派揃いの役者陣、原作の世界を損なわない滅びの美学。回を追うごとに増していく緊張感。近代TV時代劇最高の評価を得るにふさわしい作品でした。
その山崎努版「雲霧仁左衛門」ですが、地上波での放送は誠に不運でした。全15回のうち、実際に放映されたのは12回のみ。サッカー中継、オウム特番などでズレこみ遂に最終3話は放映されず「幻の3話」と呼ばれました。近年、スカイパーフェクトTVの時代劇専門チャンネルで幾度か全15話が放映され、その度に大きな反響を呼びました。しかし、その時代劇専門チャンネルも2002年4月の放映を以て「最後」の告知が為され、以後の放映は微妙です。