ラスベガス旅行記 (April 29 - May 5, 2001)
MEG and たら、ベガスに行くの巻
みなさまご無沙汰しております。謎の同居人たらさんこと私が98年のツーソン以来久しぶりに旅行記を書かせていただくことになりました。では最後まで駄文におつきあいの程、よろしくお願いいたしまする。

  4月28日 出発前日

 3月にマウイに行ったばかりで家計崩壊の今日この頃、しばらくおとなしくしているはずだったのですが、ちょっとした事情で、また旅行にでかけることになってしまいました。(しまいまいした、と言っても別に嫌じゃないんですけど) で、いつもは個人手配で行くんですが、これまたちょっとした事情があって、パッケージツアーに参加することになりました。しかもゴールデンウイークに。
 主催はゴルフツアー専門の会社なんですが、これがまあ手配の段階から不手際山盛りで、とても紹介する気にもならないのでJ社(仮名)としておきましょう。ゴールデンウイークまっただ中で5泊7日3ラウンド付きで30万ほどなので、ゴルフダイジェスト社のツアーとかと比べるとかなり安いといえば安いのですが、まあ値段は正直でした。
 今回はいつ以来か忘れるほど久しぶりの成田出発です。で、明日は朝はやく伊丹から国内線に乗らないといけないので、いつもの大荷物(スーツケース2個、キャディーバッグ2個)は今日のうちに車で伊丹に持っていって預けておくことにしました。ところがこれが失敗で、1泊で預けると2日間の料金がかかって、なんと4千円もとられてしまいました。しかも阪神高速の往復代も要るし。早めに荷造りして成田に宅配で送った方がかえって安あがりだったと後悔しましたが、まあ成田から出発することもそう無いだろうから、この教訓が生かされる日があるのかは疑問ですが。
 4月29日 出発〜メスキート到着

 成田出発は夕方の6時前なのですが、伊丹からの国内線が朝の便しかないので、朝5時起きで6時過ぎにはもう家を出ます。荷物は預けてあるのでいつもより身軽です。阿倍野から空港バスに乗り、連休初日の割には阪神高速も渋滞無く、順調に伊丹着。荷物を受け取って、8時40分発JAL142便で成田に向かいます。この便、乗り継ぎのアメリカン航空との共同運行便なので、荷物はスルーにできるはずなのですが、ツアーの集合が成田で、チケットを貰えないので結局また成田で荷物を受け取らないといけません。で、到着が第2ターミナルなんで、苦労してバスで乗って第1ターミナルまで運んで、夕方まで荷物を引きずってうろうろする訳にもいかないので、また一時預けしてお金がかかってしまいます。あーばかみたい。
 早めの昼ご飯を食べてもまーだまだ暇です。さいわいダイナースのラウンジがすいていてゆったり出来るので、文庫本を読んで過ごします。ようやく4時前の集合時間になり、チケットを貰って、チェックイン。やっと出国です。
 どーせ安っちいチケットなんで嫌な予感はしていましたが、搭乗券を見ると案の定後ろの方の真ん中へんです。搭乗するアメリカン航空128便はジャンボではなくて777で、エコノミーの座席配置は3−4−3ではなくて2−5−2なので、5の真ん中とかは結構悲惨そうです。で、実際席にたどり着くと、機体の後ろの細くなり始めのところで、ちょうどその列から真ん中の5席が4席に変わるところです。そのため幅にゆとりがあるので、各席とも両側に肘掛けがあってけっこうゆったり座れます。
 機内の食事やサービスはいつものノースウエストとどっこいどっこいです。まあ期待もしてませんけど。ちょっと驚いたのがアテンダントが婆さんばっかりってことくらいですか。(婆さん、というのは中年を誇張していってる訳ではなくて、ほんとに婆さんの域に入ってました。一部足元のおぼつかない人も....) 映画を1本(なんたらかんたらの伝説、ってゴルフ映画ですが、わざわざ映画館まで見に行ってたら暴れてるぞー、という程度のもんでした。)だけ見て、あとは寝て過ごすことにします。そういえば、最近はエコノミーでもパーソナルモニターがついているのが増えて良くなりましたね。10時間ちょっとのフライトでサンノゼ着、さらに国内線に乗り継いで午後2時前にようやくラスベガスに到着です。家をでてからすでに24時間近く経過。2度と成田経由なんか使うまいと決意を新たにします。
ラスベガス空港
 ☆ラスベガス空港

空港のロビーにCartマシンが置いてありました

実際に運転させてもらえるツアーがあるとか

 ようやくラスベガスには着いたのですが、始め3泊の宿泊地はさらに80マイルほど北の街、メスキートです。現地旅行社のお迎えのバンに乗り込み、ラスベガスの派手派手のホテル街を横目に北へ向かいます。灌木がまばらに生えるだけの砂漠を走ること1時間半、メスキートに到着です。メスキートは小さい街(資料によると人口1万5千とのこと)です。4件あるリゾートホテルもラスベガスのような高層のものはありませんが、ここもネバダ州なのでどこもカジノはあります。今回宿泊したのはSi Redd's Oasis Resort Casino and Spa というところで、4件のうちでは客室数1000強と規模的には一番大きなところです。カジノのあるレセプション棟を中心に、3階建ての客室棟が数棟分かれてある造りですが、結構古びた感じで部屋もぜーんぜん豪華ではなくて、ちょっとブルーになります。やっぱり安いツアーだからしかたないか....
 とりあえずシャワー(バスルームもビジネスホテルに毛のはえた程度のものです)でさっぱりして、ちょっと休憩したらもう晩ごはんの時間です。ホテル内のレストランはあまり期待できそうにないのですが、今回は足(レンタカー)もないし、外に出ても小さい街であまり変わり映えしそうにもないので、まあなんでもいいや、とちょっと投げやりです。結局バフェ(日本でいうビュッフェ、前払いでセルフサービス食べ放題のお店)で済ますことにします。お値段は1人10ドル弱と超安上がりです。お味の方は全然期待していなかったおかげで、結構いけます。特にデザートのソフトクリームは美味。
 食後はまだ時間も早いので、ちょっとカジノで遊んでいくことにします。まずは定番のスロットマシンですが、小金をあててもしかたないので、宝くじ代わりになるプログレッシブタイプ(掛け金が積み立てられていって、ジャックポットで数百万ドルになるタイプ。オンラインでつながっていて同じマシンがネバダ州中にあります。)の中でも一番当たりのでかいMegabucks というマシンに狙いしぼって遊びます。お次はカードゲームで、ブラックジャックで遊びましたが、ここは比較的ミニマムベットの低いテーブルも多くお気楽なので、ラスベガスで遊ぶ肩慣らしにちょうどいいようです。カジノは24時間オープンでいつまでも賑わっているので時間の感覚がなくなりますが、そろそろ明日のゴルフに備え早めに寝ることにします。
☆Coral Canyon GC

 荒涼とした砂漠地帯に広がるゴルフ場

☆Coral Canyon GC

 比較的新しく作られたゴルフ場です

 4月30日 Coral Canyon Golf Course 〜 Zion 国立公園

 朝食も昨夜と同じバフェです。朝は1人6ドルほどです。8時にお迎えの車で出発し、さらに北へ向かいます。ネバダ州から一瞬アリゾナ州をかすめてユタ州にはいります。まもなくケント・デリカット&ギルバートの故郷、St. George の街を通過、40分ほどでCoral Canyon Golf Course に到着します。設計はKeith Foster とのことですが、あまり聞いたことがありません。ゆるやかな丘陵地の間にレイアウトされた比較的フラットなコースで、典型的なデザートタイプのコースでフェアウエーと若干のラフの外はサボテンや低い灌木が生えているだけの砂漠です。初めてみたら結構すごい景色だと思うんですが、パームスプリングスやツーソンで慣れてしまっているのでなんだか普通に見えてしまうのが不思議です。メンテもレイアウトもまずまずで決して悪いコースではないのですが、後になって見るとなんだか印象が薄くてあまり思い出せません。
☆ザイオン国立公園

 日本の大手旅行社が日本観光客を誘致中だそうです

 ラウンド後はクラブハウスでサンドイッチの軽い食事をとってから、Zion 国立公園へ向かいます。途中からは一般車の乗り入れは禁止で、無料のバスが運行されており、これに乗り換えて進みます。数百メートルはありそうな岩壁がそそり立つ渓谷が延々と続きなかなかの景観です。ロッククライミングの名所とのことで、あちこちに張り付いているクライマーの姿がみられます。
 ホテルに戻り、今日の夕食はステーキハウスの方に行ってみることにします。ステーキと蟹のコンビネーションプレートの様なものを取りましたが、まずまずのお味です。サラダとかもあわせて、1人40ドル位です。明日はスタートが早いので、カジノはちょっとだけにして部屋に引き上げます。
 明日は6時半に出発しないといけないので、バフェで朝食を食べるのは無理です。で、持参したフリーズドライのご飯(お湯で戻すだけなんですが、これが意外とまともなご飯になります。旅行用品売場とかで売ってますんで、是非一度お試しを)とふりかけでおにぎりをつくっておくことにします。
☆Wolf Creek GC

 地球離れした景観の中でゴルフが出来ます

 イチオシのコース!

 5月1日 Wolf Creek at Paradise Canyon
 
 6時半にホテルを出発。今日のコース、Wolf Creek at Paradise Canyon はメスキートにあるので10分程で到着。設計はDennis Rider で、これもあまりよく知りません。コース自体は1999年にオープンしているのですが、付帯設備はまだ工事中で、クラブハウスもプレハブの仮設です。(小さいですがスナックバーとロゴグッズの買えるショップはあります。) このコース、出発前に写真とかで見て一番期待していたコースなのですが、期待を裏切らない出来で大変気に入ってしまいました。レイアウトやメンテナンスも合格点ですが、なにより景観がすごい。もう奇観といっていいほどで、荒涼とした岩山の間を縫うように進み、まるで火星でゴルフをしているかのような現実離れした感覚が味わえます。このコースのせいで昨日のCoral Canyon の印象が薄くなってしまったのかも。
 あまり誉めるだけもなんなんで、難点をあげると、コースマーシャルの態度が高飛車、クラブハウスの従業員も無愛想です。高額のグリーンフィー($240)を取るリゾートコースなんだから、もうちょっと客を楽しく遊ばせる接遇を身につけるべきでしょう。まあこの辺は正式オープン後には改善されるかもしれませんが。
 まあそんな欠点もあるものの、あまりにコースが気に入ったので、もう1ラウンドすることにしました。(ちなみに追加ラウンドにも割引はありませんし、トワイライトの設定もありません。)
 夕食は初日と同じバフェです。メニューは曜日ごとに替わるので、1週間くらいなら飽きずにすむかも。今日でメスキート泊はおしまいで、明日はラスベガスへ移動です。朝は遅いのでゆっくりカジノで遊んでいきます。
 5月2日 Paiute Resort Snow Mountain Course

 朝食はバフェ。10時前にホテルをチェックアウトします。一昨々日来た道をラスベガスへ戻ります。市街を通り過ぎしばらく行くとPaiute Resort に到着です。なにやらものすごい風が吹いています。クラブハウスも正面の大きなガラス戸は風の為閉鎖されていて、通用門からはいります。ここのクラブハウスは日本風に大きくて立派です。風でキャンセルがたくさん出たとのことで、コースも空いているようです。
 このPaiute Resort にはSnow Mountain Course とSun Mountain Course の2つのコースがあります。今日まわるSnow Mountain Course の方がゴルフ誌のランキングとかも上で、メインのコースの様です。設計はPete Dye 。ここは同じ砂漠の中でも、昨日までとはちがって平原のまっただ中にあって、フラットなコースです。スタートしてみると、風はいままでのラウンドで経験した中で1、2を争う強さです。まともにじっとアドレスはとれないわ、ティーショットは横風だと30〜40ヤードは流されるわで、異様な難しさです。でも快晴で暖かいので、あまり苦にはならず、ゲーム感覚でそれなりに楽しくラウンドできます。コースレイアウトの善し悪しはまともな組み立てのゴルフができる状況でないので判断は難しいのですが、フラットで、ハザードもさほどシビアでなく、Dye の設計のコースとして難易度は低く、楽しく遊べるコースだと思います。
☆Paiute Resort (Snow Mountain Course)

 クラブハウスからの景観

 ピンフラッグもまっすぐ立っていられないほどの強風
 ラウンド終了後、ラスベガスのホテル、Mirage へ向かいます。Mirage はラスベガスの巨大ホテル群のなかでは老舗の部類にはいり、最近のテーマパーク風のホテルに比べると地味(前に火山はありますけど....)でオーソドックスな方?でしょう。部屋もまあまあで、日本の並のシティホテルといったところです。
 今日の夕食は今回の旅行で唯一の豪華版?で、イタリアンのZeffirinoを予約してあります。ZeffirinoはホテルVenetianのショッピングモールGrand Canal Shopsの中にあります。VenetianはMIrageの向かいなので、歩いて行けます。Grand Canal Shopsはベニスの街を模して作ってあり、アーケードの屋根は書き割りの空になっていて、一日中夕方のベニスの雰囲気になています。運河もあってゴンドラにも乗れます。(といってもかなりのお上りさんでないと乗る勇気はでないかも。)
 本格イタリアンということで、2、3時間がかりと思っていたのですが、なんとあっというまに注文全部が出てきたのには驚きました。さすがラスベガス、さっさと食べてカジノで金使えってことのようです。お味のほうですが、やはり多少アメリカナイズされていていまいちってところ。お勧めするほどじゃありません。
 ラスベガスは2泊だけなので、予定が山盛りです。今日中にある程度買い物を済ませておかないといけないので、食後はDFSへ行くことにします。バスがなかなか来ないので歩いて向かいますが、3ブロックほど離れていて結構時間がかかってしまいました。DFSは例によってほぼ日本人専用なのですが、意外と小さくて貧相です。品揃えもいまいち。しかたがないのでチョコや小物のみあげだけ買って帰ることにします。帰りは巡回のリムジンバスを利用。もう12時を過ぎています。
 5月3日 Royal Links Golf Club

 朝食はバフェで。7時のオープンと同時に入ります。お値段はメスキートのほぼ2倍といったところ。内容もまずまずです。(倍ほど良くはありませんが。) 今日はツアーはフリーになっていてゴルフはセットされていません。オプションでグランドキャニオンツアーに行く人が多いようですが、ゴルフ馬鹿のMEG&たらは、グランドキャニオンはまた死ぬまでに行けるかとか言って、今日もゴルフです。
 今日まわるRoyal Links Golf Club は、全英オープン開催コースから18ホールをピックアップしてコピーしたという、まあラスベガスならではといった色物的なコースです。今年の3月号のChoice で紹介されていて、いつか行きたいなあとおもっていたのですが、その時点ではまだラスベガス行きの話はまったくなくて、こんなに早く来ることになるとは思ってもみませんでした。
 ホテルからはタクシーで20分ほどで到着。クラブハウスはスコットランドの古城を模したつくりですが、意外とこぢんまりとしています。練習場は立派でボールもただ。プレーフィーが高いので使わないと損でしょう。St. Andrews の17番のコピーホールもあって、後ろも空いているので、去年の全英でデュバルが大たたきしていたバンカーから打って遊んだりします。
 コピーコースといっても設計(と言えるのかどうかわかりませんが)はDye Design がやっているので、決してちゃちなものではなく単独のコースとして見てもちゃんとした造りになっています。もっともオリジナルはテレビでしか見たことがないので、どの程度再現できているのかはわかりませんが。ただ、ぱっと見はただの野原にしか見えない(オリジナルのリンクスもそうだからしかたないですが)ので、あんまりコースに興味のない人や、その気になって思い入れを持ってまわれない人には向いていないように思います。まあオタク向きのコースといったところです。
☆Royal Links GC

 各ホールに設置された蘊蓄満載の説明書き

セントアンドリュースの17番ホールのコピー

(さすがにホテルはない)

 ホテルに戻り、昨日はゆっくり見れなかったのでまた向かいのGrand Canal Shopsに行きます。In Celebration of Golfと言うお店で、前から探していたロゴ入りボール用のコレクションケースを発見。持って帰るのは大変そうですが、思わず購入。(梱包に苦労しましたが、無事持って帰ってこれました。写真参照) このお店、直筆サイン入りグッズも非常に充実していて、なかなか買える手頃な値段のものはないのですが、見るだけでも楽しいのでゴルフフリークにはお勧めです。
 コレクションケースを持ち歩く訳にもいかないので、いったん部屋に戻り、お次はStratosphereのタワーに向かいます。時間節約の為、タクシー利用。タワーのてっぺんにあるコースターに乗りたかったのですが、なんと強風の為運休でがっかり。でもラスベガス1高い展望台からの眺めはなかなかのものです。
 夕食はバフェでさっさと済ませます。MEGはまたまたお買い物に出かけます。(たらはお疲れで一旦休憩)
戻ってきたMEGと今度は連絡モノレールに乗ってお隣のホテルTreasure Islandに遊びに行きます。このホテル前では無料アトラクションの海賊ショーが見れます。まだ開演まで30分ほどあるのにもう結構人が集まっています。まあ無料だしあまり期待せず待っていましたが、始まってみるとこれが意外と大がかりで、火柱はいっぱい上がるは、スタントも本格的だわ、結構な迫力です。ものの10分程度のアトラクションですが、大人でも十分楽しめます。
 例によってばたばたと忙しい旅でしたが。これにて予定のメニューは終了。早朝の出発にそなえて荷造りをします。後は朝までカジノで徹夜だ、と意気込んで出かけますが、2時過ぎになるとさすがに眠くなって部屋に戻ります。
☆探していたコレクションボックス

 36個入るのですが、もうなぜかあまり余裕がなかったりして...

 眺めては想い出に浸ることにします。

 5月4日 帰国へ

 朝5時過ぎにホテル発。ラスベガスの空港で残った小銭でスロットマシンで遊びます。結局ジャックポットは出ずじまい。しかたがないのでまた帰って働くことにしましょう。大阪まではまだまだ遠い道のりです。では、このへんでさよーならー。

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