【1998.11.14-1998.11.22】
1998.11.15
(今日も晴れ!)6時前に起床。昨夜はさすがに寝付きはよかったのですが、時差ボケのせいか、喉が乾くせいか結構めがさめました。それでも9時前から寝てたのでほぼ元気回復です。ゆうべはバスタブにお湯を少し残して、バスルームの扉をあけたままにして加湿器がわりにしてあったのですが、それでも喉はがらがらです。まだ外は真っ暗です。バルコニーに出てみると肌寒く、朝は日本とだいたい同じくらい冷え込む様です。昨日仕入れたパンとジュース、ヨーグルト、ハムの朝食を摂り、6時半に出発です。今日のティータイムは昨日とったので、7時40分とめちゃ早いのしかなかったのでした。
【Raven Golf Club】
今日は運転はMEGでたらはナビです。MEGは運転好きだし、どんなとこでも平気で走るんですが、なぜか地図を見て人を誘導する能力に欠けているよーなので、初めての道でややこしそーな所へ行く時はこういう役割分担に決めている訳です。車を進めるうちにだんだん夜が明けて行きます。20分位で着くと聞いていたのですが、山裾を回り込むような遠回りの道で意外と時間がかかります。そろそろ不安になってきた頃ようやく看板が現れます。このあたりは新しいリゾートエリアの様で、別荘とかも工事中か造成中のものが目につきます。コースも新設で、出発直前に入手したツーソンのガイドブックで初めて知ったのです。進入路がサボテン並木とゆーのもいかにもアリゾナっぽくでグッドです。結局40分近くかかって到着した頃にはすっかり明るくなっていました。
プロショップで受け付けをすませて降りると、もうスタートまで20分位になっていました。練習なしのスタートは慣れているんで、別にどっちでも良かったんですが、ウオームアップでもして待っててくれと、兄ちゃんがバックをずんずん練習場へ担いで行ってしまうので、せっかくだからちょっとだけぽこぽこ打ちます。もちろんここも芝の上から打てます。そうこうするうちにスタート時間になり、スターターが一緒にまわる2人を紹介します。結構若そうなお兄ちゃん達で、20代と思うんですが外人の年はよくわかりません。どのティーがら廻るのかと聞く(MEG経由)とブラック(フルバック)からと言います。初日だしお気楽に廻ろうと思ってたんですが、そこはそれシングルさんの見栄とゆーやつで、私は前からー、とは言えません。しかたがないんで、気合いいれてに廻ることにします。
MEGだけレギュラーから廻るパターンになると、ティーグラウンドではたらと外人2人だけになってしまいます。で、話かけられるとまずいんで、微妙な距離をおいて行動するというのが常套作戦です。まずお兄ちゃん達からティーショット。パワフルなスイングでなにやら異様に飛んで行った様です。ん?こりゃ結構上手いのかしらん? 続いてたらの番ですが、いきなり気合いいれてもまあいい結果のでるはずもなく、アリゾナゴルフの第1打は引っかかって左のwaste areaにつっこんだ様です。見ていたうしろの組のおばさんから「マリガンしちゃいなさいよー」と声がかかります。郷に入りてはなんとやら、ありがたい風習に従うことにして打ち直し。今度は無事フェアウエー真ん中へ。
Raven Golf Club は日本でもおなじみのR.T.ジョーンズJrの設計ですが、典型的なデザートタイプのロケーションの中で見ると、ずいぶんと雰囲気も違います。周りはサボテン山盛りで、たらおお喜び。廻り出してみると、お兄ちゃん2人はプレーは早いわ、むちゃ飛ぶわ、どーもただ者ではなさそーです。おまけにどうやらこの組がトップスタートの様で、前には誰もいません。せっかく綺麗なコースなんですが、遅いと思われると癪なんで、ゆっくり写真を撮っている間もなく、とりあえずばたばたと走り回るはめに。まあおかげで時差ぼけはどっかに飛んでいった様ですが。数ホール進むとよーやく体が流れにのってきます。
お兄ちゃん達もショットはすごいんですが、アプローチとかは結構雑で、ただ者ではないとゆーほどでもなさそう。まあ後で聞いたところではここのメンバーで、リタイアした年寄りでもないのに毎日!廻ってるとゆーことですので、ある意味ただ者ではないのは事実か。余裕の出たたらは例によって「やっぱりたらがいちばんうまいー」とかほざき出し、ようやく撮影も開始。今回はスイングチェック用のビデオに、HP用のデジカメ、カメラ2機(スナップ用と、風景用のリバーサル入り)ととってもマルチメディア。いかにも日本人って感じでちょっと恥ずかしいんですが、まあめったに来れないんだから撮らなきゃ損損。ちゃかちゃか打ってちゃかちゃか撮って、あっと言う間にラウンド終了。
ばたばた廻ってお腹もすいたんで、クラブハウスのレストランでサンドイッチで軽く腹ごしらえします。18番グリーンを望むテラスの席で食べていると、隣に後ろの組のおばあさんがやってきました。聞いたところ、一緒に廻ったお兄ちゃん達はクラブでもプレーの早いので有名なんだそーです。どーりで.... しばらくするとご主人もやってきました。ゴルフはしないで昼食に合流しに来た様でした。ご主人はペンシルバニアだかどこかの寒い所の大学の教授をしていたそうで、リタイアしてツーソンに越して来たそうです。どうやらゴルフ好きの奥さんの選択らしく、夏は暑くてたいへんでしょうと聞くと、日が長くて毎日2ラウンドできるのよ、とのこと。ご主人の方は、彼女はcrazyだ、とあきれ顔です。
【Pima Air and Space Museum】
まだお昼にもなっていないので、もう1ラウンドしてもよかったんですが、これだけ時間が空く日はもうなさそうなので、午後は観光に出かけることにします。まあゴルフしに来たんでどっちでもいいんですが、せっかくはるばる来たんだし、世間体?もあるし、いちおー名所だけでも押さえておこうということです。といっても周りは砂漠ばっかりの田舎のことで、そう見所はありません。とりあえずPima Air and Space MuseumとTitan Missile Silo Museumに行くことにします。
Ravenからはほぼまっすぐに南下。途中空軍基地を横切ります。広大な空き地に退役した旧式の戦闘機が山のよーに並んでいます。土地かあまっているので解体するより放っておく方が安上がりなんでしょう。どれも胴体が切断してあったり、キャノピーが塗りつぶしてあったりして、偵察衛星から見られても使用できないものということを示すためでしょうか。さらにどんどん南下してPimaはほぼ空港の近くです。ここのAir and Space Museumは航空マニアには結構有名なんだそうで、古今東西の名機がいっぱい展示してあるとのこと。ゲートには編隊飛行する戦闘機のちょっとしゃれたオブジェなんかがあり、期待させてくれました、が....なんだかなあ。
舗装のしていないやたら広い敷地に、確かに古今東西の名機が並んではいます。いちおージャンル分けして並べてあるんですが、いまいちとりとめがありません。雨ざらしてなんか塗装もくすんでいますし、なによりさっき通った戦闘機の墓場と同じくキャノピーをペンキで塗りつぶしてあるのがいけません。コックピットの見えない飛行機はどう見ても張りぼてに見えてしまいます。日差しを避ける場所もなく、やたら暑くて疲れます。館内の展示もあるんですが、いまいちちゃち。他に第二次大戦で活躍したB29の爆撃隊の記念館とかがあってじーさんばーさんがノスタルジーに浸っていますが、これも超退屈。うーん、こりゃゴルフしてた方がよかったと後悔しますが、まあ来なかったら来なかったで心残りだったかもしれないのであきらめましょう。
【Titan Missile Silo Museum】
Air and Space Museumでややげんなりしてあんまり乗り気ではなくなっていたのですが、セットでチケットも買っていたのでとりあえずTitan Missile Silo Museumにも行って見ることにします。(チケットがセットで売ってる位だから似たようなもんだろーけど....) 軍縮で廃棄された核ミサイルのサイロの1つを埋めずに保存して公開してあるそーです。核ミサイル基地ですからさすがに市街の近くにはなく、フリーウエーをどんどん南へ向かいます。(途中なぜか分岐を間違えて一旦北へむかっていましたが。)あと100キロも行けばメキシコです。どうせならパスポートを持ってきて、ちょろっとだけメキシコに入ったら良かったとすこし残念。やがてほとんど建物も見かけない荒野をしばらく走り、案内板にしたがってフリーウエーを出て、まもなく到着です。
30分ごとくらいにガイド付きのグループになって見学する様です。まずプレハブ風のちゃちい建物の、Briefing Roomなどと書かれた部屋(う、つまらなそう....)に入って、20分ほどのビデオで核ミサイルの歴史をお勉強します。それから変なヘルメットを渡されて見学開始。 まず地上側から、少し開けて固定されたサイロの蓋の間からミサイルが見おろせます。始めほとんど期待はしていなかったんですが、あたりの荒涼とした景観と核ミサイルの取り合わせは妙にリアルです。狭い階段を降りて地下部分に入ります。内部は狭く、通路はむき出しのパイプがあちこちに走り、天井も低く頭をぶつけそうです。ぶ厚い鉄の扉をいくつか通って発射室へ入ります。冷戦時代のものですから、コンピュータやコンソールもかなり時代がかったもので、今の目から見るとかなり貧相に見えます。が、逆にこんなものを何十だか何百だか作って、核戦争ごっこをしていたんだという事にそら恐ろしさを感じさせてくれます。最後にサイロに入ってミサイルを真近に見て、見学は終了です。予想に反して結構面白く、ここは一見の価値ありです。
また昨日と同じマーケットに寄って、野菜サラダやら果物やら仕入れて帰ります。それにルームサービスでピザをとって夕食にします。なかなか盛りだくさんな一日で、結構くたびれました。今夜もぐっすり眠れそうです。