インストカード
用意できず
バーニンラバー
ジャンル トップビューレーシング
メーカー データイースト
発売年 1982


ジャンプもできるカーアクション

 『バーニンラバー』は、'82年にデーターイースト(通称デコ)から発売された痛快でユニークなカーアクションゲーム。画面構成はセガ社の往年の名作『モナコGP('79)』を彷彿とさせる真上見下ろしのトップビュー視点。そのトップビュー視点の良さをいかんなく感じさせてくれる高速スクロールが衆目を集め、プレイヤーのアドレナリンを存分にたぎらせた。
 自機は赤い色をしたバギーカーで、並み居るライバル車の妨害を避けてゴールを目指すという単純なゲーム内容。操作系は1レバー、1ボタン構成。レバーの上下で自機の速度をコントロールし、左右でハンドル操作。ボタンはジャンプ時に使用する。レバーを上に倒しつづけ、時速100キロを超えると画面左上に「JUMP OK」の文字が表示される。この状態のときにボタンを押すと自機がジャンプするというわけだ。「カーレースでジャンプなんて…」と思われるかもしれないが、このジャンプというフィーチャーこそ『バーニンラバー』を『バーニンラバー』たらしめているといえる。ゲームの各所で、攻防の手段として大活躍することになるからだ。

愉快痛快

 ゲームがスタートすると、コミカルなゲーム内容に見合った、簡素ながらもユーモラスなデザインのライバル車が続々と出現。幅寄せや突然の体当たりといった攻撃を仕掛けてくる。中には積荷の土砂をぶちまけるトラックなどもおり、子供向けのドタバタ漫画のような世界が展開される。
 バカバカしくも不条理なレースが繰り広げられる『バーニンラバー』の世界だが、そこには確固たる物理法則が存在する。レバーを上に倒すと自機はどんどん加速していくが、速度の上昇にともなって左右へのハンドル操作の感覚も実車のように軽くなってくる。この感覚はなかなかに秀逸だ。また、敵車との体当たり合戦に際しては、より高速な状態であるほど有利になるし、敵の後ろから当たるよりも、自機の後部を敵に当てるようにしたほうが減速を防げる、などといったポイントもある。
 しかしなんといっても通常の物理法則ではとうてい考えられない、ジャンプというフィーチャーが最大のポイントだろう。
 突然の行き止まりや道路の切れ目、狭い路地での敵車との体当たり合戦。そんなときの緊急回避の手段として使用されることの多いジャンプボタンだが、上手に軌道を修正して敵の頭上に着地すれば、ズババッという効果音とともにその敵を破壊可能なのだ。プレイヤーにとってはとても愉快で痛快極まりないフィーチャーだ。

ヒットゆえ

 単純明快なルール、高速スクロールの視覚効果がもたらす高揚感、その中で繰り広げられるバカバカしくもアツい体当たり合戦。そして自機が大きく飛び上がるという痛快なフィーチャー。これら全てが織り成す相乗効果により『バーニンラバー』はプレイヤーのハートをガッチリつかみ、ヒット作となった。当初、DCS(デコカセットシステム)専用ソフトとしてリリースされたものの、マザーボードなしでも運用できる通常の基板でも販売されたほどだ。
 後年『バギーホッパー』のタイトルでファミコンに移植もされた。

2003 9/16


●一口メモ


●スクリーンショット

こうした道路の切れ目などでのジャンプ操作がポイントとなる。


ステージクリア時には、道中で破壊した敵車の分だけボーナスが精算される。
しかし、一台も敵車を破壊しなかった場合には隠しボーナスとしてご覧のとおり五万点獲得となる。
ストイックかつマニアックなプレイとなるため狙う者は少なかったが、三万点エブリでエクステンドするゲームだったので、じっくりと攻略しようとする場合には、序盤でこのボーナスを連発して自機を増やしておくことが重要だった。



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