1999年4月4日より
Q:もしまだワイルドハーツが存在したとして、ダニーがヨーヨーズに書いた曲をワイルドハーツ用に、って持ってきたらそのまんま使ってあげる?それともちょっと手を加える?ひょっとして全く使わない?

A:もしダニーが奴の曲を提供してくれたら(とくに“1000マイルズ・アウェイ・フロム・ミー”)そのまんま受け入れるどころか奴が今までしたことないような濃厚なキスを唇にしてやるよ。奴がそうしてくれてたらバンド始まって以来初めて俺はリラックスできたんだろうに。だって俺に良いアイデアが浮かばなくてもダニーが俺を救ってくれるわけだろ?俺は何年もダニーに曲を書けって薦めてきたんだ。今じゃ俺の好きなソングライターの1人さ。ワイルドハーツ時代の生活はアンフェアーで皮肉だったね。ま、それもライフってもんさ!

Q:ジェフとあなたの関係ってどんなふうだったの?ジェフはバンドのアウトサイダー的存在で、去年の日本ツアーの時初めてまともにジェフと話してけっこう面白い奴だと気付いたってのをどこかのインタビューで読んだけど本当?

A:真実は・・・CJをクビにすべきじゃなかったってこと。あれはマネージメントが決めたことでその時はそれでしょうがないと思ったんだ。ジェフがバンドに入ったときバンド自体きちんと存在していたとはとても言えない状態だったから奴はバンドの汚い部分だけを見るハメになった。でも日本とか他の国にも行けたし悪いことばかりじゃなかったかもね。別にジェフの人間性に問題があったわけじゃなくて、ただ奴がバンドに入ったのはもう終わりが見えちゃってる時だったから新しい友達を作ろうなんて気分にはなれなかったってだけなんだ。ま、もうちょっと脳みそがあったら事態も変わってたかもしれないけど時はどんどん進むし間違いを犯しながらも生きていかなきゃいけないんだよ。

Q:最初のバンドにいた時どうやってギグのブッキングしてたの?自分のバンドの5トラックのデモがあるからパブとかで配ろうかと思うんだけど良い考えだと思う?

A:俺のは極端な例だけど君に当てはまらないとも限らない。俺が最初に参加したバンドはグラム系のバンドでニューカッスルでは珍しかったんだ。もう見た目からして完全グラムだったけどリハーサルはちゃんとしてたし良い曲があったから評価してもらえた。だから君も、君の好きなバンドに負けないくらいの良い曲のデモを作って、とにかくステージに上がったら絶対つまんなそうにしないこと。ステージ上の君達がダンスできないくらいなのに客がノッてくれるわけがない。客を引き付けることが出来さえすればギグの話なんてどんどん舞い込んでくるもんだよ。スタートとしては、同じレベルのバンドがいるパブなんかははいいかもね。で、誰よりも大きい音出してみんなふっとばしちゃえばいいのさ!

Q:どうして日本だけいつも良い思いしてるの?ボックスセットとか解散ツアーとか。

A:日本のレコード会社はしっかりしてるからだよ。スパイス・ガールズみたいに売れてなくてもちゃんと要求を聞いてくれるし買い手のことも考えてくれる。もしイギリスでも日本みたいに事が能率的に進めば俺がやりたかったクールなことが全て出来たはずなんだ。でも俺のアイデアを気に入ってくれたのはどうやら日本だけだったんだ。それに日本のレコード会社自体がボックスセットとか良いアイデアを沢山持ってるんだよ。イギリスのレコード会社がそんなこと思いつくと思うかい?まずそんなことないね!最終ツアーに関してはホームレス救済の為のクリスマスコンサートをやるはずだったんだけどヨーヨーズが多忙になっちゃったんで出来なくなったんだな。

Q:サポート・バンドはあなた自身が選んできたんですか? というのもそれで私、ベイビー・カオスのファンになったし、他にも凄くいいバンドを起用していたから。

A:ああ、俺達がサポート・バンドを選んできたんだ。俺達は今でも俺達自身のファンだし、グループ・ドッグドリルみたいなバンドが毎晩タダで観られるなんていいじゃん! 近頃のお気に入りバンドはヨーヨーズだから事態はこんがらがるんだけどさ。

Q:長年のファンなので、おおよその曲は何について書かれたものかわかっているつもりなんですけど、1つだけ、『ジョージング・フォー・ジョーンズ』は何のことかわかりません。できたら教えてもらえますか?

A:『ジョーンジング・フォー・ジョーンズ』は大雑把に言えば元彼女についてのことなんだけど、いつも変わらない不安や苦悩や不満足感の中で生きているという現実の中で何かを非常に恋しく思う、という比喩にしてあるとも言える。愛とは、気持ちいいものとされているけど、多くの部分はマジに凄くヒドい胸焼けみたいな感じなんだよ。『ジョーンジング』っていうのはアメリカの俗語で、通常はドラッグから身を引くって意味に使うんだ。で、俺は、そりゃドラッグ中毒と愛することの比較にはもってこいだと思ったんだ。

Q:シルヴァー・ジンジャー? ってジンジ、あんた白髪になんてなんないでしょ?

A:白髪だあ?!??!?!?! 俺のこといくつだと思ってんだよ? 白髪になんてしないって。俺、赤毛だからね、多分白髪にはならないと思うよ。(管理人註:余計なことかもしれませんが、ちなみに赤毛のことは“ジンジャー・ヘア”、よって赤毛の人が“ジンジャー”というアダ名を持つことはごく一般的でございます)
1999年4月4日より
Q:『カフェイン・ボム』の歌詞の『a breath of a juiced up holy roller』って一体全体何のこと?

A:いい質問だねえ! 俺はいつも、例えば子供の頃みたいに酒を飲まない人にとって、酒飲みの息が凄く臭いものだ、と思っていたんだ。それで、酒臭い大人の最悪の場合ってのは司祭だと思ったわけ。教会の神聖さとかさ、わかるだろ。『ホーリー・ローラー』は、司祭のカッコいい言い方(音的にもナイスだし!)だよ。もっとこういう“知的”な質問ない?

Q:何年にもわたって、ワイルドハーツは奇妙なレコーディング・テクニックや機材や楽器を使っていたけど、レコーディングに使った最もトンデモない楽器、または機材は何でした?

A:そりゃ、『スキッツォフォニック』でやった、卓球台とハシゴとハンマーとパイプとフライパンと鍋と給水機と他にもありそうにもない楽器いくつかによる“オーケストラ”だろうな。

Q:自分はギターをプレイして、レコーディングもしてるんだけど、その時“そのテイク”を信じているんだ。つまり、可能ならオーヴァーダブをやらないってことだけど、ジンジャーはこのことについてはどう? “ワン・テイクで済ませる”ほう? “曲をちゃんとレコーディングするためには何度でもやる”ほう?

A:俺がやったレコーディングは常に、ワン・テイク、もしくはツー・テイクだ。俺って救いようのないくらい短い集中力持続時間&退屈が入り込みやすい敷居の持ち主だし、それに、もしちゃんとプレイ出来るなら、“フィーリング”とやらを得るためになんで何度も何度もやり直す必要があるんだよ。そんなのはやめて誰かにくれてやれ。

Q:『エンドレス・ネームレス』の大ファンとして質問。@タイム・ワープしてるみたいなディストーションがかかってるのに、耳にちゃんと聞こえてくるファンタジックなまでにメロディアスな曲(例えば『アージ』)は、どういうふうにプロデュースしたんですか? A『ホワイ・ユー・ライ』のレコーディングの時、いくつミキシング・デスクのチャンネルを壊しましたか? B『ジャンケンシュタイン』の素晴らしすぎるギター・リフとは何なのか、説明していただけますか?

A:@あのアルバムは、あのアルバムの功績を認めた人々よりもさらに賢く巧妙だったんだ。あのプロダクションは、物事を上向かせるっていうより引きずり下ろした結果だ。やり過ぎよりもさらに上をいったってこと。A1つも壊してない。ミキシングの時にいくつか壊したけど。それに、だいたい完璧にイッてるギター・サウンドを得るために目茶苦茶なトラックのほうを使ったから。B“何なのか?”ってどういう意味?

Q:ジンジャーはたくさん曲を書いているし、僕のバンドにいくつかくれない?


A:俺の曲を送れってか? なまけてんじゃねーよ、てめえで書きな。

Q:デヴィンは見た目どおりの愛すべきキ○ガ○ですか?

A:見た目よりももぉぉぉっとね。

Q:マイクロフォンは何を使っていますか? お薦めはありますか?

A:どういう質問じゃ、これは。ステージの真ん中に立ってるマイクならなんでも、だよ。

Q:『カフェイン・ボム』をライヴでやる時、どうやってうまく歌ってるの? カヴァーしてみたんだけど、とてもついてけないや。

A:ああした歌は自分で書いたほうが簡単なんだよ(試してみることが必要だけど)、なぜなら、間違ったりして違う言葉で歌っても誰にもわかんないだろ。

Q:クワイアボーイズとスロッブスにはどのくらいいたの?曲は書いてた?

基本的に俺は雇われの身(なんにでも“YES”って言わなきゃいけないような、さ。俺は“NO”ばっかり言ってたけど)だったんだ。どっちのバンドも俺が曲を書けるなんて思ってなかったらしくて実際俺の曲を聴いてくれようともしなかったよ。でも考えてみたらこの2つのバンドで一緒にやってた人間のうち今でもレコード契約があるのって俺以外いないんじゃない?皮肉だね。

Q:古いワイルドハーツの曲をホームページを通してリリースするようなことを前に言ってましたよね?何週間か前に友達から『プッシュ』を聴かされたんだけど初めて『ターニング・アメリカン』を聴いた時みたいに衝撃的でした。この曲の権利はあたなが持ってるの?きちんとリリースする予定は?それと『エンドレス・ネームレス』をリミックスしてリリースしなおす予定はないの?すごく良い曲が入ってるのにあの音のせいで心地良く聴けないんですけど。

A:『プッシュ』のリミックスはやりたいと思うけど権利はマッシュルームにあるから、彼らにきいてよ。『エンドレス・ネームレス』はあの形でしかテープに残ってないからリミックスのしようがないんだ。いつか、最悪のムードの日に聴いたら君にもあの音がパーフェクトにきこえるよ。

Q:兄弟はいますか?

A:なし。

Q:ギターはいつどこで覚えたの?

A:ニューカッスルで、キッスのライヴとスレイドのライヴをテレビでみたあと。バンドにいるとみにくい男でも、なぜか女にモテるってことがわかってね。その後、不幸にも、モテるのはバカな女達にだけ、ってことがわかっちゃうんだけど。

Q:『アイ・ウォナ・ゴー・ホエア・ザ・ピープル・ゴー』のイントロには2つのブレイクがあるけど、そのアイディアはどこから?

A:ブレイクはクソ・パンク・バンドがよくやってた手だよ。ライヴにはもってこいなのさ。

Q:あなたの曲作りに最も影響を及ぼしたのは?

A:最も影響を及ぼしたのは、孤独とイラ立ち、つまり、歴史を通じて多くのアートにおける不変の2大原料のことだよ。
1999年4月25日より

Q:スコットランドのアバディーンでバンドやってます。お金がなくてワイルドハーツのライヴを観たことがありません。それで、『アナーキック・エアウエイヴス』を買ったんだけど(ごめんね、ジンジャー)、あれはとてつもないインスピレーションでした。バンドがライヴでどうプレイすべきかがよくわかります。あのアルバムを買ったこと許してくれますか?

A:あのね、君が君のお金をどう使おうと俺には関係ない。でも、もし君がワイルドハーツがライヴ・アルバムにおいてどうあるべきかを聴きたいなら、『トーキョー・スーツ・ミー』を聴いて、そのあとで、他のブートレッグについてどう思うか聞かせてくれよ。

Q:どうして『ドント・ビー・ハッピー』からの曲をでライブやってくれないの?

A:同じ曲を長いことやってると飽きちゃうんだよ。個人的に俺はソングライターだから新しい曲の方が今の自分に近いし、それに新しい曲をやる方がエキサイティングでしょ。

Q:『エヴァローン』を最後の“夢心地部分”のあと、またヘヴィになる所までは完璧にプレイできるし、だいたいはわかっているんだけど、あそこは1本の弦だけでプレイしているの? それとも2本の弦によるコード?

A:『エヴァローン』の最後のところ(G,F#,G,A,B,E)はギター2本のパートで、片方はコードを弾き、もう片方が単音を弾いてるんだ。

Q:ワイルドハーツの元メンバーとして、バンドの解散はメディアに責任があると思いますか?

A:いいやぜんぜん。もっときちんと宣伝してくれたり真実を伝えてくれれば、とは思うけどさ。たかが雑誌一冊のせいで解散しちゃうバンドなんて最初からそんなに価値があるとは思えないしね。

Q:ワイルドハーツを聴いて以来ずっとバンドを組もうとしてます。自分で曲を書いてギターを弾くんだけど、自分と同じ波長を持ったミュージシャンが見付からない。ジンジャーはどうやってワイルドハーツの他のメンバーを見付けたんですか?

A:自分と同じ波長をすでに持っている人間なんて決して見付からないよ。通常は、バンドとして一緒に時間を過ごすうちにそうなっていくものだからね。最初からそうそう多くを求めちゃいけない。まず一緒にツルんでクールな連中を見付ければ、いつか求めていたものがやってくるってもんだ。