2002年7月26日より

Q:10月に行われる、ロンドン・アストリアでのショウはDVD用に撮影するの?(スキャビー)

A.:わからないけど、もしかしたら撮るかもね。DVDは、ロード・ムーヴィー風になる予定だから、出来る限り多くのショウを撮りたいと思ってるよ。

Q:日本で発売されたプロモビデオ集『ベスト・オブ・ザ・ワイルドハーツ』のDVD版を買うべきか迷ってるんだけど、買うべき?それともバンドがちゃんと製作に関わってる、年末発売予定のDVDを待つべき?(バテジィ)

A:これから出すDVDには全てのプロモビデオを収録したいと思ってる。でも、もし君が日本で出たDVDを今買ったとしても、後でいつでもeBayのオークションに出して、ちょっとした小遣い稼ぎができるんじゃないかな。
 
Q:シングルス・クラブの動きがなくなっちゃったけど、いつかまた活動を再開するの?(スキャビー)

A:正直何とも言えないよ。インファーナルが何やってるか知らないし。自分でどうにか解決しなきゃいけない問題になってきてるね。でもご心配なく。既にレコーディング済みの曲は、そのうち何らかの形でリリースするよ。

Q:ナパームデスのバーニーとレコーディングしたらしいけど、彼と一緒に仕事をしてみてどうだった?レコーディングした曲はへヴィな曲?(マイク・ロイド)

A:バーニーはファンタスティックな奴だよ。とてつもなく無知で、自己中で、頑固な人間ばかりが集まったこの業界で生きてるわりには、ちゃんと道徳心を持ってる。レコーディングした曲はとくにヘヴィーではない。バーニーは" ジグ・ジグ・スパトニックがドラッグをキメてるような感じの音"と言っていたけど俺もそう思うね。電子的な曲で、皮肉にもジグ・ジグ・スパトニックのニールXがギターを弾いているんだ。

Q:シルヴァージンジャー5のニュースはある?(ジョン・ベンフォード、マーク・フォックス他)

A:ちょっと前にスタジオに入って、19曲作ったんだ。リッチをドラムに迎えて、目を付けてるプロデューサーが空き次第、次のアルバムをレコーディングし始めるよ。10月頃になるかな。へヴィで、前作より更にヴァラエティに富んだアルバムになる。また動きがあったら知らせるよ。

Q:シルヴァー・ジンジャー5の次のライヴはいつ?(ブルース・テレット)

A:クリスマス頃かな。

Q:シルヴァージンジャー5にリッチが入ったんだから、『ジニアス・ペニス』をライブで演ってくれない?お願い、演って!(リチャード・コッボード)


A:是非演りたいね!

Q:シルヴァージンジャー5の曲が映画で使われるっていう話だったけど、どの曲が使われてるとか、リリースはいつかとか、最新情報はある?(ショーン・ターナー)

A:映画はもう完成してるんだ。荒削りだけど、すごく面白く仕上がってる。アメリカ版トレインスポッティングみたいな感じかな。曲は『ウォーク・ライク・ア・マザーファッカー』。サントラのことはわからないけど、映画がヒットしたら出ると思うよ。

Q: 最近グランド・セフト・オーディオの動きがあまり見られないけど、ジンジャーは、クリスがさっさと辞めてればリッチがワイルドハーツに戻ってきてたはずなのに、と内心思ってる?(ニール・ブルース)

A:リッチはシルヴァー・ジンジャー5でプレイしていてみんなとうまくやってるし、全て順調だ。クリスがリッチにしたことは納得いかないけど、俺が口出しすることじゃないよ。

Q:僕のヒーローの1人、ディー・ディー・ラモーンが亡くなったことについて、ジンジャーのコメントが聞きたい。彼に会ったことはある?(ジョー・ロキット)

A:ああ、とっても悲しいことだね。彼の周りの人達は本当につらいだろう。彼には過去に何回か会ったことあるんだ。その時はヤクをやってる様子も無く元気だった。彼はオジー・オズボーンタイプのおかしな人で、ちょっとキツイところもあるけど優しい人だった。でも彼はまたクスリに溺れた。死んだのは「俺がずっと大好きだったディーディー」ではないと俺は思ってる。負け犬は嫌いだ。ヘロインも大嫌いだよ。

Q:『エンドレス・ネームレス』を聞く度に、ダニーが『ジャンケンスタイン』の歌詞についてどう思ってるんだろう、って考えるんだけど。(ジュリアン・グランディソン)

A:とても重いテーマを持つ曲だった。だけどあの曲は、ひとりのジャンキーに想いを伝えるための、当時唯一の手段だったんだ。ジャンキー達は人の話を聞く耳を持たない。誰も何もわかっちゃいない、と思ってるんだ。彼がこの曲を聴けば、どれほど自分が落ちぶれたか、そしてどれほど元居た場所から離れていったかを思い出すだろう。あの曲は、ダニーだけでなくバンドのメンバー全員に関係しているんだけどね。アルバムは『ジャンケンスタイン』で始まり('問題はこいつだ。こいつがこのバンドを殺しかけている')『サンダーファック』で終わる('さようなら。ここまで付き合ってくれてありがとう。でももうこれ以上続けられないよ。')。あのアルバムの曲順にはこういう意味があったのさ。

Q:『エンドレス・ネームレス』のジャケットで、ダニー、リッチ、ジェフはジンジャーの後ろ側にいて、そこからあなたを見ているように見えます。そしてあなたは、いちばん前の右側で、何も気にすることなくまっすぐ前を見つめて歩いているように見えます。それから、ジェフの顔はぼやけて写っていますね。このジャケットには何か意味があったんですか?それともただ単に撮ったらこうなったの?当時バンドが最悪な状態だったことは誰もが知ってるけど、このカヴァーが、ワイルドハーツがジンジャーのバンドであなた無しには機能しない、あなただけがこの先のことを神様のように知っている、ゆえにメンバーは大きな不安を持って後ろからあなたを見ているということを示しているのかなと思ったんだけど考え過ぎかな?(ダズ・ブレット)

A:面白いね。多くの人々が過去にそのことについて意見を言ってくれた。おそらく撮影の時に悪い悪魔が居たんだろう。大量のドラッグを使うとどこかから悪いエネルギーを引き連れてくると俺は思うね。俺は写真を撮った後にどんなふうに事が進むかなんて分からなかったし、あの写真には何の意図も無かった。実は、あの写真は2つの写真を真ん中で合成したもので俺らが誰がどの方向を見ているなんて知る由も無かったよ。偶然にしては出来過ぎてるショットだと思わない?

Q:クラム・アビュースについては何度も訊かれていい加減うんざりなんだとは思うけど、何週間か前のNMEのバーバルアビューズの欄では、「クラム・アビュースのアルバムは、運動不足で膝が外れたりしないようにスポーツジムへ通う金をつくるための作品だった」と説明してましたよね。この話を、このオンライン・コミュニティでも紹介しておこうと思って。(ジョディ)

A:スポーツジムに通ったのは、酒とドラッグをやめたからさ。専属のトレーナーも雇っていたけど、その支払いのせいで俺の財布はスッカラカンになってしまったよ。俺が知っている奴で唯一、金を持っていたのはクリス・マコーマックだったけど、貸してはくれなかった。月末には絶対返すから、と頼んでも、ダメだった。だけど俺はアルバムを作り、金を手に入れた。もしあの時クリスが親切に貸してくれていたとしても、ちゃんと返せるだけの金をね。

Q:『スプラッター・マニア』の2回目のコーラスが終わって「スプラッターメイニィアー!」って叫んだ後のギターリフはブロンディーの『サンデーガール』から意識的にパクッたの?(ジェイムス・グレイ)

A:いいや、無意識だよ。ブロンディーは70年代終わりから80年代始めにかけて最高のポップソングを書いた。それらの曲は俺の若かった脳に刺激を与えて将来の曲作りにも影響を与えたんだろうね。俺は座って、「さあ、これから曲を盗むぞ」なんて考えたことなんて一度も無いよ。でも、誰かのリフをどこかで拝借する、という行為をしてないとは言いきれない。自分の曲が名曲に似ているって言われるのは気にしないけど、バンドやアーティストから盗んだって言われるのは心外だな。

Q:2枚組みになる予定だった『P.H.U.Q.』の曲のリストは実際あったの?(トム・エンロス)

A:あったけど、どんなだったかは全く思い出せない。その当時ミュージックシーンで起こっていたことが物語のように語られた、たくさんの即興的な曲が入る予定だったこと以外はね。

Q:あなたはたくさんのタトゥーをしてるみたいだけど、どんなものがあるの?それぞれ何か意味が込められているの?(マイク・ロイド)

A:いろんなタトゥーをしてるよ。星や、俺にとって大きな意味を持つ数字の'5'がいくつか、そして中でも特別なのが、東京で入れたタトゥーで、竹を使って手彫りされたものだ。俺の全てのタトゥーにはそれそれ意味がある。パスポートのスタンプのように、俺が人生を通して経験してきたことを示している。実は昨日も、新しくでっかいタトゥーを入れたばかりなんだ(5時間半もかかったぜ)。手にはたくさんの星を、そして右手の手首からひじの部分に向かって、大きな黒いホットロッドの炎が包み込んでいるような柄を入れたんだ。最高にいいデキだよ。ダニーも新しいのを入れたばかりなんだ。彼は下腹の片側にJ(愛するジェ―ンのイニシャルJ)、もう片方にはD(もちろんダニーのD)と彫った。CJが彼にどういう意味か聞いたら、ダニーはズボンを下ろして言ったよ。"J.D.アンド・コック(男性器)!"だってさ。(訳者注:ダニーがいつも飲んでいるドリンク、ジャック・ダニエルズのコーク割り、“J.D. and coke”とかけたシャレですね。苦笑)

Q: 既に亡くなっている人、未だ健在の人にかかわらず、誰と一緒に仕事をしてみたいですか?(マイク・ロイド)

A:死んだ人とは仕事したくないな。死んだ奴らをスタジオの中にまで運んでくるのは面倒だし、それに臭うだろう?まだ生きてる人なら、スティーブ・アールだな。

Q:5月の"生姜語る"について訊きたいことがあるんだけど、あなたは私達がレコードを買えばチャートにも入るし、テレビにも出れるって言ってたよね?でもそれが本当にあなたの望んでいることなの?もしそうなれば、確かに多くの人がワイルドハーツのことを知ることになって、8才くらいのキッズたちがこぞってバンドTシャツを着るようになる。でもそうやって大きくなるのって、純粋にあなたの音楽のおかげだと言えるのかな。ワイルドハーツっていう1つのブランドになっちゃうだけじゃない?“ワイルドハーツってのがチャートに入ってるぜ。売れてるってことは、奴らはクールなんだろ?ワイハのシャツ着たら俺たちもクールってことだ!”なんてそこら中で言われるようになる。曲がラジオで嫌というほどオンエアされ、リスナーは飽き飽きして、そのうち本当のファンはバンドに対する興味をなくしてしまうかもしれない。もう一度聞くけど、それがあなたの本当に望んでいること?(J)

A:俺はソングライターであり、出来るだけ多くの人々に俺の曲を聴いてもらいたいと思ってる。それにはラジオでオンエアしてもらう必要がある。ラジオでのオンエアがなければレコード会社が興味を示してくれない。レコード契約がないと、ツアーの為の資金援助もない。金がなければせいぜい年に1度しかツアーに出れなくなる。宣伝するアルバム自体がないわけだからね。で、ファンは俺達のライブを見る機会がなくなる。有名になって、たくさんのレコードを売るのが悪いことだとは少しも思わない。この業界で成功するってのがどういうことか、君はまったくわかっていないようだね。

それから、8才の子供の何が悪いって言うんだい?どの世代のファンでも俺は歓迎するよ。俺が8才の時は既に音楽が好きだった。もし君がそうじゃなかったというなら、問題は8才のファンじゃなくて君にあるんじゃない?ラジオで曲がかかったら、ファンは興味を失うって?笑わせるなよ。おかしいことだと気が付いてないで言っているのなら、君は大バカ者だよ。ラジオでかかるということは、今よりもっとたくさんのオーディエンスに聴いてもらえるってことだ。ちゃんとした音楽を必要としている、君や俺みたいなオーディエンスにね。

君みたいな考えを持つ「自称ワイルドハーツファン」が、俺たちにとって必要かどうかは疑問だな。君の考えはあまりにセコイね。もっと大きな考え方ができるようにならないと、世の中の流れから完全に取り残されるぜ。考え直した方がいいよ。

Q:バックヤード・ベイビーズの『ブラン・ニュー・ヘイト』の作曲にはどの程度参加したの?バックヤード・ベイビーズはどのくらい書いたの? (リー&ナット)

A:曲の全部を書いたよ。彼らは曲の中間('I don't need you,I don't need to〜♪'の前の部分)にワイルドハーツ風のリフを入れて50パーセントの作曲クレジットを入れた。もう彼らに曲を書くことはないって保証するよ。

Q:グリーンデイは好き?(ピート・グレイ)

A:グリーン・ディは、ちっとも売れなかったイギリスのパンクバンドのデキの悪いコピーだと思っていた。でも最近、彼らはゴキゲンにキャッチーな曲を書き、素晴らしいライブをする偉大なるロックバンドだと気付いて好きになったよ。

Q:セラピー?を評価する?(ネーサン)

A:ああ、俺はいつだってセラピー?が好きだった(邪魔くさいクエスチョン・マーク'?'もね)。ジェイクがまだアンジーのお腹の中にいた時、たくさんのライブに連れて行ったんだけど、彼はセラピー?が一番気に入ったんだ('?'もね)。バンドのみんなはいい奴で、いつも酔っ払ってるよ。メタルの神というべき人たちだね。彼らの『Safe』と言う曲を聴いたことが無いならチェックすべきだね。初めて聴いた時俺を泣かせた曲だよ。本当に良いんだ。

Q:あなたはニール・ヤングのファン?(ジュリアン・グランディソン)

A:いや、あんまり。何曲かは好きだけど(嫌いな奴いる?)、それだけだね。LSDでトリップしてた時(昔ね!)彼が『オールド・グレイ・ウィッスル・テスト(70年代にBBCが放送していたロックライブ番組)』で『ライク・ア・ハリケーン』を演っているのを聴いたか見たかして、今まで俺が聴いた(見た)中じゃ最高に完璧な曲だと思ったのを覚えてる。ま、ヤクで飛んでる時なんて、ハトと会話するのも可能だと思えるもんだけどね。