異形の玩具 〜「未開の掟」より〜
前説
ブログで公開されているホラー漫画「誘怪犯」で有名なうえやま洋介犬さんが、同タイトルの単行本を出版されました。
私GIMAも微力ながら製作に関わらせていただきました。
ある日、ネット上での雑談で、「誘怪犯」に登場するいろいろな異形を立体化したら面白かろうという話題になりました。
その中で、「未開の掟」も候補に挙がっていまして、私、一応技術畑の人間なので、このクッキー缶ならば実物化が可能だなあと思いました。
で、「誘怪犯」出版祝いも兼ねまして、製作することにしました。
本ページは、実物バージョン「未開の掟」の製作記でございます。
原作となったブログコミックは、「未開の掟」←ここをクリックしてください。
本作は、缶を持ち上げると、まず缶の中から声が聞こえてきます。
次に、十数秒に1回の割合で、缶がブーンと激しく振動します。
これの繰り返しです。
動作テスト用として声は高野山の「声明(しょうみょう)」を録音しましたが、あとから別の声に変更することもできるようになっています。
外観。わけのわからない国のクッキーなので、いかがわしさ倍増。
中身は美味しくいただきました。(笑

外観。フタを裏側から見る。
ハンマーでひっぱたいてベコベコにしました。缶全体をサビサビにしたかったんですけど、時間が足りませんでした。
しみつメカその1。
振動モーター。携帯電話のバイブ機能や大人のお(ryなどに使われている。
しみつメカその2。
間欠リレー回路。十数秒に一回、振動モーターを動作させる。
しみつメカその3。
電源回路。電池の6Vを5Vに変換する。この上に録音回路が載る。

しみつメカその4。
録音回路。約20秒間録音できる。右上の丸い部品がマイク。スピーカーと電源を接続すると動作。

缶の中身。
手前の丸いのがスピーカー。中央が電源回路及び録音回路。この下に振動モーターがあります。その上が振動モーターをドライブする間欠リレー回路。右下と左上にあるのがバッテリー。
本作品はうえやま洋介犬さんに進呈するものなので、一般の方が目にする、あるいは手にとって遊ぶという機会はないかも知れません。もし何かのイベントなどでお見かけになりましたら、楽しんでいただければ幸いです。
また、これに刺激を受けて他の「誘怪犯」登場の異形リアル化にチャレンジされる方がいらっしゃれば、それもまたうれしいことです。
著者のうえやま洋介犬さんも喜ばれると思います。