GPS TRACK LOGGER for WonderWitch

Initial release 2001/06/30
Last update 2002/5/31 ドラフト0.24

現在、WonderWitch関連製品は総て販売が終わっています。
新たに入手することは出来ないのでお持ちで無い方は使用できません。

私も一ユーザに過ぎないので入手についての御相談に応じることはできません。

loggerとは

GPS TRACK LOGGER for WonderWitch(以下logger)はナカムラさんが作成したWonderSwan用GARMIN GPS TOOL、gar2wsに触発されて作成した携帯ゲーム機WonderSwanをGPSと接続して移動経路を記録、位置情報を表示するツールです。

WWでGARMIN 中村浩明(ナカムラヒロアキ)さんのページ 必読!

gar2wsxシリーズがGARMIN GPS本体に記録されるトラックログを扱うのに対して、loggerは直接GPSとやりとりしてリアルタイムで位置情報を表示/保存します。直接データをやりとりするので高度が本体のトラックログには記録されない機種でも高度も記録可能です。その代わり常に接続している必要があります。

その他の特徴は以下のとおりです。

0)手軽さ、安さ、電池の持ちのよさ、入手性の良さと言った携帯ゲーム機のメリットを活用。
1)圧縮率の高いTDFフォーマットを使用しているので保存可能ポイント数が多い。1秒1回の頻度で48時間以上。
2)本体には記録されない機種でも高度記録可能。
3)軌跡表示。
4)TripComputer機能。
5)WayPoint機能。
6)簡易ルートガイド機能。
7)IPS/HGR/NMEA形式出力。(garlogはSeparator外付けハードウェア必要)

もっとも大きな特徴はソース公開なので痒いところに手の届くカスタマイズが自分で出来ることかも知れません。


loggerの種類

loggerには対象となるGPSによってgarlog/pnrlog/nmelog/stflog/ipslogの5種類があります。
(但し、V0.2xではpnrlogとipslogは未テストです。)

garlog
garlogはGPSII+以降のPVT D800プロトコルをサポートしたGARMIN社製 GPSを対象とします。

stflog
Garmin Simple Text out Formatを受けて位置情報を表示/保存します。
外付けハードウェアなしでGARMIN GPSを使ってIPS5000/HGR3フォーマット出力ができるのがメリットです。
またgarlogで使用しているPVTプロトコルとほぼ同じデータが扱いやすいテキストデータで得られるのでテスト用のダミーデータを作って試してみるのにも向いています。

nmelog
NMEAフォーマットを受けて位置情報を表示/保存します。IPS5000/HGR3フォーマット出力機能も持っています。
得られる情報が最も豊富だというメリットがありますが、WonderSwanのシリアルポートは4800bpsに設定できないのでほとんどの場合、外付けハードウェア(例えばDoubler)が必要になります。

pnrlog
パイオニア独自パケットを使って位置情報を表示/保存します。IPS5000/HGR3フォーマット出力機能も持っています。動作確認機種はパイオニアナビコムGPS-2000ZZのみです。GPS-2000ZZは後継機GPS-2001ZZに切り替わっていますがこちらはいまのところ未確認です。

ipslog
SONY IPS/HGRフォーマットを受けて位置情報を表示/保存します。
入力をそのまま出力するEchoモードを使ってカスケード接続することもできます。

garlog/stflog/nmelog/pnrlog/ipslogの比較


 
garlog stflog nmelog pnrlog ipslog
GPS
データ形式
GARMIN GPS
PVTパケット D800
GARMIN GPS
Simple Text out Format
各社
NMEAセンテンス
パイオニアGPS2000zz
ID75パケット
SONY
SONY IPS/HGR
機能 ロギング
情報表示
TripComputer
軌跡表示
ロギング
情報表示
TripComputer
軌跡表示
ロギング
情報表示
TripComputer
軌跡表示
衛星情報表示
ロギング
情報表示
TripComputer
軌跡表示
ロギング
情報表示
TripComputer
軌跡表示
保存項目 時間、緯度、経度、高度
更新/保存間隔 基本的に1秒間隔 GPSの機種/設定による。Garmin GPSの場合、2秒間隔。Jupiter, GPS2000zzの場合、1秒間隔 基本的に1秒間隔
保存フォーマット TDF V.1差分形式(不可逆、分解能は緯度経度1/32秒、高度1m、時間1秒)
容量 車の場合、約20万ポイント、52時間/カートリッジ。
(1ポイント当たり平均2.09バイト、カートリッジの容量384K(rom)+64K(ram)-プログラム必要サイズで計算)
移動速度が上がると記録できるポイント数は減少する。
保存データの扱い ファイルとして転送後、TRK形式などに変換。
IPS5000/HGR3形式出力 あり(衛星情報なし)
但し、出力を分離する外付けハードウェアが必要。
Separator 
あり(衛星情報なし) あり あり(衛星情報なし) (エコー機能)
NMEA出力 (エコー機能) あり(衛星情報なし)
その他 GPS独自情報表示

 
通常4800bpsなので9600bpsに変換する外付けハードウェアが必要。
Doubler 
GPS独自情報表示 HGR1は改造、HGR3はシリアル出力を取り出すためのケーブルを自作する必要あり

注意:gar2wsシリーズにはWonderSwanをGARMIN製GPSに見せかけてデータをGARMIN製GPSをサポートしている他のアプリケーションを介して扱えるようにするgar2wsuがありますがloggerには相当するものはありません。


History

2002/05/31 V0.24 軌跡縦表示対応他。
2002/03/31 V0.23 NMEA出力暫定対応、4倍角フォント対応
2002/02/22 V0.22 軌跡表示バッファサイズを可変、軌跡の間引、固定ルート描画方法を別設定に、他。
2002/02/11 V0.21d キークリック音をすべてのときに有効に、軌跡不具合修正、他。
2002/01/30 V0.21c ウェイポイントの高度の扱い修正。
2002/01/28 V0.21b 高度が負のとき、IPS出力が正しくないenbug他修正。
2002/01/20 V0.21a stflogが正しく動作しないenbug修正他。
2002/01/16 V0.21 Track Lineをメニューに追加。軌跡の点と点の間を直線で結びます。


Download(アンケート回答後、ダウンロードページへ移ります)

アーカイブの中身
ファイル名(Windows) ディレクトリ 説明
xxxlog.fx /rom0 xxxlogプログラム本体
*.c,*.h,
*.bmp
dmcp_xxx.bat
dmc/makelogger.dmc
xxxlog.cf
format

 
ソースファイル
フォントデータ
コンパイル用バッチファイル
makefile
makfent用configファイル
bmpcnv用format定義ファイル

wsc2bmp1230.zip 24KB キャプチャデータファイル,.WSCを.BMPに変換するWindowsプログラムです。

TeraTermPro用マクロ(.ttl)ファイル

ttl.zip 2K

WonderWitchを持っていない人は必須。
持っている人でもログファイルの転送はこちらの方が便利です。CopyToWW.ttlとGet_GPS_Log.ttlの二つのマクロファイルが入っています。


[準備編]
必要なものはWonderSwanの一般向け開発環境、WonderWitchもしくはその実行環境WonderPlayerを購入するかどうかで異なります。
ここで"xxx"は"gar","pnr","nme","stf","ips"のいづれかになります。

WonderWitch or WonderPlayerを購入する場合。 WonderWitchを購入しない場合
本体。モノクロとカラーの二種類がありますがこの用途には安価で電池の持ちが良く液晶が見易いモノクロバージョンの方が適しています。価格は投売りや中古であれば580円という話もありますが、新品で2,000円、中古で700円ほどが目安でしょう。秋葉原や日本橋でなくても近くの玩具店、スーパーでも、あるいはその方が安く買えます。カラーは定価で6,800円、実売も6,400円くらいします。ゲームもするのかこの用途専用と割り切るか、その他、電源スイッチと起動音を止められるかどうかという違い(後述)も考慮して選択してください。
WonderPlayer 7,800円。カートリッジと専用ケーブル、使うために必要なツールを収めたCDが付いています。
WonderWitch 16,800円。カートリッジと専用ケーブル、開発に必要なツール、ファイルを収めたCDが付いています。
WonderWitchカートリッジ。3,980円。
WonderSwan通信ケーブル。定価1,450円、買値は1,300円ほど。
RS232C用Dsub 9pinオスコネクタ。
自分のGPSに合うコネクタ。
保護用3.3Vツェナーダイオードと抵抗2.2KΩ。
ケーブルは付属のものとGARMIN純正もしくは互換ケーブルの組み合わせで使えるので作成する必要はありません。 なかざわかずおさんのWonderSwanでGPSのTrack Logを保存する、Suzukiさんのワンダースワンでフライト記録(ケーブル自作編)などを参考にGARMIN<->WonderSwanケーブルとPC<->WonderSwanケーブルを作成します。
nmelogの場合はDoublerが必要です。
TOWNYさんのDoublerを作ろう!!、なかざわかずおさんのDoublerを使ってみるを参考に作成してください。
マニュアルに従ってインストールします。WondwerWitchのWebを参照して環境を更新することをお勧めします。
続いてwebの情報に従って最新のFreya OSを入手してカートリッジを更新します。
TeraTermProをインストールし、以下の手順でカートリッジのFreya OSのバージョンを確認します。
0) PCとWonderSwanを接続する。
1) TeraTermProを起動してsetup->serial portでPortを指定、Baud rateを38400にする。 以下、デフォルトと同じく8bit,none,1bit,noneです。
2) HELO(Return)
loggerは1.0.xでは動作しません。1.1.xであれば致命的な問題は出ないと思いますがWonderWitchを持っている友人が居る場合は最新(2002/1/12現在1.1.4)のFreya OSに更新して貰うことをお勧めします。
TeraTermProのヘルプに従って.ttl(マクロファイル)をTeraTermProと関連付けします。
付属のファイル転送ツール、TransMagicを使用してxxxlog.fxを転送します。
転送後、忘れずにdefragしてください。
0) WS側:Bボタンを押してメニューから「通信」を選択してAボタンを押し通信画面に切り替えます。(Y2,Y4キーで通信画面に切り替える事もできます。)
1) CopyToWW.ttlのあるディレクトリにrom0とram0の二つのディレクトリを作成します。
2) rom0ディレクトリにxxxlog.fxをコピーします。その他にWonderWitchに送りたいファイルがある場合はrom0もしくはram0ディレクトリにコピーしておきます。
3) CopyToWW.ttlをダブルクリックし、必要なファイルが総て転送されたことを確認します。

手動で行う場合は、
1) Returnキーを押して"meg >"プロンプトがでるのを確認します。でない場合はWSが「通信」になっているか、BaudRateが合っているか、ケーブルは正しく接続されているか確認。
2) delete /rom0/xxxlogする。
3) file->Transfer->X-MODEM->sendを選択。
4) ダイアログでxxxlog.fxを選択。
5) defrag rom0する。

使い方編

取り合えず使ってみる。

[GPSの設定]
garlog:マニュアルに従って通信プロトコルをGARMINに設定します。
stflog:TEXT Outに設定します。eシリーズの場合、必ず測地系の確認/設定が必要です。
nmelog:NMEAに設定します。ほとんどの場合4800bps->9600bpsに変換するハードウェア(例えばDoubler)が別に必要です。
pnrlog:マニュアルに従ってP社パケット(9600bps)に設定します。位置データ出力方法はIPS/HGR出力を使う場合は「垂れ流し」にします。使わない場合は「要求」でも構いません。
ipslog:特に設定は必要ありません。HGR1/3の場合、外付けハードウェアが別に必要です。
[起動]
ケーブルを接続しGPSの電源を入れてからWonderSwanの電源を入れます。
ランチャからxxxlogを起動します。
最初に起動したときはCONFIG画面から始まります。特に必要が無ければBキーを押して抜けてください。
ケーブルが繋がっていない、GPSの電源が入っていない、設定が正しくないなどの理由で通信できない場合は数秒の猶予の後、毎秒、警告がでます。
一度、通信が成立した後は通信エラーになった瞬間に警告が出ます。
[終了]
START+Bボタンを押すと終了モードに入るので、Y1+Y3キーを押してください。
garlogの場合、Y2+Y4キーを押すとGPSに電源OFFコマンドを送信した後、終了します。
どちらの操作もしなかった場合は誤操作とみなして数秒後にメイン画面に戻ります。
PC(Windows)への転送
TransMagicを使って/rom0,/ram0両方からxxxnnn.tdfファイルを転送します。
TeraTermPro用マクロ、get_GPS_log.ttlをファイルを保存したいディレクトリにコピーし、ダブルクリックして指示に従います。
ファイルはget_GPS_log.ttlマクロと同じディレクトリに転送されます。
他の形式に変換
GPSLogCvを使って必要な形式に変換します。例えばxxxnnn.tdf.fxファイルをGPSLogCv.exeにドロップするとカシミールで読める.TRK形式になります。

GPSLogCvのページ

V7.30からカシミールで.tdfの読み込みがサポートされました。直接、ドロップするだけで読み込めます。

注意:loggerが通信している時に電源を切ると9600bpsのままになってしまい38400bpsで通信できなくなることがあります。その時は、一度電源を切ってからBキーを押したまま電源を入れてMonitorモードから起動してください。


画面の説明

設定画面

STARTキーとAキーを同時に押しつづけることで設定画面になります。Bキーで戻ります。


レベル オプション 設定 説明 デフォルト
all Menu Level 0-1 メニューレベル。0は総て、1はよく使う設定のみ表示します。 0
all Mover "CAR", "FLYER", "WALK", "BICYCLE" 移動手段を設定します。設定によって一部の表示項目、動作が変わります。 "CAR"
all Volume 0-15 保存終了、エラー発生、速度アラームなどbeepの音量を設定します。 8
all Click Beep "OFF", "A+B", "ALL" キーを押したときにクリック音を鳴らすかどうかを設定します。
機能が割り当てられていないキーを押してもクリック音は鳴りません。
OFF
all Trip Init "POWER",
"AUTO",
"MANUAL",
"START"
TripComputerの初期化タイミングを指定します。POWERは起動するたびに、AUTOは起動時に前回の最後のレコードからTRIP_INTVL(=8時間、この値を変えてコンパイルしなおす事で変更可能)以上経過していた場合に初期化します。
MANUALの場合は、A+Bキーで初期化するか、設定ファイルを削除しない限り初期化されません。
STARTの場合は、速度が0から1Kmに変化した時点で初期化します。移動手段がBICYCLEの場合は毎回、それ以外の場合は起動後、最初の一回のみ初期化します。
POWER
  Spd Alarm 20-995
(5Km/hステップ)
クルーズ支援(ペーサー)の速度を設定します。設定速度±5km/hで5回、+10Km/hで7回、-10Km/h以下-20km/h以上で3回beepを鳴らします。移動手段がWALKの時、この項目は表示されません。 100
  U/D Alarm 0-30
(m/s)
上昇、下降それぞれのアラーム設定を行います。0の時、無効です。
上昇速度はX2,X4キー、下降速度はY2,Y4キーで設定します。Y3キーでクリアされます。
移動手段がFLYERの時しか、この項目は表示されません。
0,0
all TDF File ファイル名 軌跡画面に表示するログファイルを指定します。
大きすぎるファイルを指定した場合は最後の方のみ表示されます。
X2,X4キーで対象ファイル切り替え、Y2キーで/rom0指定、Y4キーで/ram0指定、Aキーでロードします。既にロードしたものをクリアしたい場合はY3キーを押します。
-No FILE-
all Scroll "EDGE",
"CENTER", "EDGE->CNTR"
軌跡画面のスクロール方法を指定します。EDGEは現在位置が画面からはみ出ないように、CENTERは常に中心に、EDGE->CENTERは端まで行くと中心に戻ります。 EDGE
all Track Up OFF/ON 軌跡画面をトラック(この場合は進行方向)が常に上になるように表示します。 OFF
all WWP File ファイル名 軌跡画面に表示するウェイポイントファイルを指定します。
X2,X4キーで対象ファイル切り替え、Y2キーで/rom0指定、Y4キーで/ram0指定、Aキーでロードします。既にロードしたものをクリアしたい場合はY3キーを押します。
なお、無指定でも/rom0/WayPoint.WWPがある場合は自動的にロードされます。
-No FILE-
  Function "NONE",
"POINT",
"ROUTE"
この項目は有効なウェイポイントがある場合のみ表示されます。POINTは常にその点までの方向と距離を表示します。ROUTEの場合は、一定の基準でその点に到達したとみなせる場合、beepを鳴らして次のウェイポイントに目標を移動します。
Y2キーでUxxxウェイポイント群を対象、Y4キーでWxxxウェイポイント群を対象、Y3キーで始点/終点の入れ替え、Aキーで最も近いウェイポイントをPOINTの場合は総てのウェイポイントから、ROUTEの時はGoto-RTE Endの範囲から選択します。
NONE
  Goto ウェイポイント 目標にしているウェイポイントを選択/表示します。
この項目はFunctionがPOINTもしくはROUTEの時、表示されます。
U001
  RTE Start ルートの始点となるウェイポイント ルートの始点となるウェイポイントを指定します。
FUNCTIONがROUTEの時、Start<->End範囲内のウェイポイント以外はGotoに指定できません。
この項目はFunctionがROUTEの時、表示されます。

 
  RTE End ルートの終点となるウェイポイント ルートの終点となるウェイポイントを指定します。このポイントを通過するとFunctionはNONEに戻ります。
この項目はFunctionがROUTEの時、表示されます。

 
0 Auto Run OFF/ON 電源ON時に自動起動するように起動スクリプトファイルを作成します。OFFの時、有効な起動スクリプトinit.rcがあれば削除します。(init.rcに別のプログラムが記述されている場合は削除しません)
注意:デフォルトがOffなので設定ファイルが消されたり、バージョンアップで上書きされたりすると今まで自動起動していても、一度起動すると自動起動しなくなります。
OFF
0 Start Wait 0-15 この秒数だけ通信開始を待ちます。
何かキーを押すとただちに開始します。
ランチャから起動した時はAキーが押されたままになっていることが多いため効果がないことがほとんどですがこれはinit.rcでの自動起動の時のみ有効のほうが便利だと考えてのことです。
車載でイグニッションキーとSwanの電源を連動させている時、ON(SwanもON)->クランキング(Swanはoff)->ON(SwanもON)と言う動作になるためファイル書き込みと電源断が重なる恐れがあり待機時間を設けることで短時間のon->offでは動作を開始しないようにしてこれを防ぐための設定です。
その他、GPSの起動が遅くて最初だけTimeOutエラーになると言った場合の待ち時間にも使えます。
0
0 End Wait 0-15 終了待ち時間を指定します。この時間、終了待ちになります。その間に終了処理を行わない場合は誤操作とみなして元の状態に戻ります。0に設定すると終了待ちせず直ちに終了しますが、誤操作による中断を避けるため通常は0に設定しないでください。 7
0 TimeOut 0-15 この回数、TimeOutエラーが発生するとスリープモードになります。0の場合はスリープモードになりません。 GPSの電源を切られた場合、自動的にスリープモードに入りたい場合に使います。
なにかキーを押すか、GPSからデータを受信すると復帰します。
0
0 FileSerial 0-999 次に保存されるファイルのファイル名につく番号。保存する毎に+1されます。
この値を元に過去のログファイルを検索します。
000
0 Directory /rOm,/rAm ファイルを保存する時に優先されるディレクトリを指定します。そのディレクトリにファイルが作れなかった場合はもう片方のディレクトリ/rom0なら/ram0、/ram0なら/rom0に作ろうとします。 /rom0
0 File Size 0,32-255
(x128バイト)
テンポラリファイルの最大サイズを指定します。指定のサイズがとれない場合は指定より小さくなる場合もあります。テンポラリファイルは再利用されるので設定を反映するには一度、削除する必要があります。通常は255としてログが不要な場合は0にしてください。
X2,X4キーで増減、Y2キーで0,Y4キーで255に設定されます。
注意:0になっている間、ログ記録されません。設定中もログが記録され続けていることをお忘れなく。
255
0 GPS Type "GENERAL1",
"GENERAL2",
"2000zz",
"JUPITER",
"SUMMIT"
"GEMINI"
この項目はnmelogのみ表示します。2000zz以外のGPSでは速度が1Km/s以下のとき、方向を固定します。Jupiterの場合は+2秒した時刻を表示します。また、高度に海面高さを足しこみます。
Geminiの場合は衛星表示画面では衛星情報出力、それ以外では精度優先となるように出力センテンスを切り替えます。但しDblDvder外付けハードウェアが無い場合はこの機能は動作しません。
GENERAL1
0 Datum LOCAL
WGS84
表示測地系を選択します。現行バージョンではLOCALの場合、Tokyo固定です。RAW画面はこの設定によらずGPSが使用している測地系で表示します。
括弧内はGPSの設定を示し、Y2,Y4キーで変更できます。(stflog,pnrlog,nmelogのみ)。
自動認識が優先されますが自動認識できない場合、括弧内も設定する必要があります。
LOCAL(LOCAL)
0 TimeZone -12:00 - +12:00
(15分ステップ)
表示時刻(LOCAL時刻)とUTCとの時差を15分刻みで設定します。日本では+9:00です。
括弧内はGPSが出力する時刻がUTCかLOCALかを示します。(pnrlogのみ)
自動認識が優先されますが自動認識できない場合、括弧内も設定する必要があります。
+09:00
0 Output OFF
ECHO
IPS5100
HGR3
NMEA
OFFは送信出力無効(GPSに対する設定の問い合わせ、位置情報パケット要求に使用)
ECHOは受信したバイト列をそのまま送信
5100は位置情報をIPS5100形式で出力(pnrlog,nmelog,stflogのみ)
HGR3は位置情報をHGR3形式で出力(pnrlog,nmelog,stflogのみ)
NMEAは位置情報をNMEA形式で出力(pnrlog,nmelog,stflogのみ)
OFF
0 TrkBufSize 1KB-23KB 軌跡表示バッファのサイズを指定します。24KBから指定した値を引いた残りは、TDF Fileで指定されたルートを表示するのに使われます。 12KB
0 Track Skip "OFF", "10m <", "25m <", "50m <", "100m <" 軌跡表示を間引く間隔を指定します。 OFF
0 Position "SMALL", "LARGE" 軌跡画面で現在位置を示す矢印の大きさを指定します。 SMALL
0 Track Line "OFF", "ON" 軌跡表示を線で描画するかどうか指定します。 ON
0 Track Dot "SMALL", "LARGE" 軌跡を示すドットのサイズを指定します。SMALLの時は1dotの黒、LARGEは4dotのグレーで表示します。 SMALL
0 Track Dot2 "SMALL", "LARGE" TDF Fileにて指定したルートを示すドットのサイズを指定します。SMALLの時は1dotの黒、LARGEは4dotのグレーで表示します。 SMALL
0 Waypoint "SMALL",
"MIDDLE",
"LARGE"
軌跡画面に表示するウェイポイントシンボルの大きさを指定します。 SMALL
all A+B Key "TRIP-CLR",
"TRKBUF-CLR",
"WAYPOINT",
"CAPTURE"
AキーとBキーを同時に押したときの機能を定義します。
TRIP-CLRはトリップコンピュータの初期化、TRKBUF-CLRは現在の軌跡ログをクリア(メニューでロードしたものはクリアされません)、WAYPOINTはウェイポイントの登録、CAPTUREは.WSCファイルに表示中の画面データを書き出します(スクリーンキャプチャ)。
TRIP-CLR
all User Timer 999h59m ロガーの動作時間を累積します。Y3キーでゼロクリア。
電池交換時にクリアしてバッテリの使用時間として使うと言った使用法を想定しています。
0h00m
all odometer   移動距離を累積します。Y3キーでゼロクリア。
(私は車のオイル交換の目安に使ってます)
0m


軌跡表示画面
(コンパイルオプション。配布されているものでは有効)

通常モード(Vertical=Off)

dop,測位モード
時刻
高度
速度
最高速度
平均速度
トリップタイマー
トリップカウンタ
 
ウェイポイントまでの方向と距離
時刻
高度
北を示す矢印と速度
最高速度
平均速度
トリップタイマー
トリップカウンター
 

設定と表示項目の関係(Vertical=Off)


 
FUNCTION=NONE
TRACK UP = OFF
Mover = CAR
FUNCTION = NONE以外

 TRACK UP = ON

Mover = FLYER


Mover = WALK/BICYCLE
1段目 dop,測位モード ウェイポイントまでの方向と距離
 

 

 
2段目 時刻
3段目 高度
 

 
スタート地点との高度差
 
4段目 速度
 
北を示す矢印と速度
 

 
5段目 最高速度
 

 
上昇/下降速度
 
6段目 平均速度
 

 
風向/風速 停止時を除いた平均速度
7段目 トリップタイマー
 

 

 
停止時を除いた経過時間
8段目 トリップカウンタ

キャプチャでは分かりにくいですが目標となっているウェイポイントはその他のウェイポイントより濃く表示されています。

縦位置モード(Vertical=On)

Vertical=on

dop,測位モード,時刻
速度、高度
最高速度、トリップタイマー
平均
速度、トリップカウンタ

設定と表示項目の関係(Vertical=On)


FUNCTION=NONE
TRACK UP = OFF
Mover = CAR
FUNCTION = NONE以外



Mover = FLYER


Mover = WALK/BICYCLE
1段目 dop,測位モード、時刻 ウェイポイントまでの方向と距離
2段目 速度、高度 スタート地点との高度差 速度、高度
3段目 最高速度、トリップタイマー 最高速度、停止時を除いたトリップタイマー
4段目 平均速度、トリップカウンタ 平均速度、トリップカウンタ
(FUNCTION=NONE以外の時は
平均速度、ウェイポイントでの残高度)
停止時を除いた平均速度,トリップカウンタ

SAT画面 (nmealogのみ)
(コンパイルオプション。配布されているものでは有効)

お馴染みの衛星捕捉状況表示です。


DATA画面
(コンパイルオプション。配布されているものでは無効)


日付
測位モード、時刻、水平面内推定誤差
緯度、測地系
経度
高度、進行方向、速度
TripTimer(Total)、最高速度
TripOdoMeter,平均速度

テンポラリファイル使用量


測位モードの値の意味はGPSによって異なります(下記参照)。
pnrlog/nmelogでは水平面内推定誤差の代わりにhdopを表示します。
テンポラリファイルは一杯になると自動的に連番を付けて保存されます。


DATA画面(4倍角、32x32ドットフォント)
(コンパイルオプション。配布されているものでは無効)

日付
測位モード、時刻、水平面内推定誤差
進行方向、対地速度
高度
注意:リソースファイル、gpslog.rsc.fxを転送しておかないと4x4文字は表示されません。


TripComputer画面
(コンパイルオプション。配布されているものでは無効)
TripComputer画面はgarlog/pnrlog/nmelogで共通です。


緯度、経度
高度、進行方向、速度
保存ポイント数、最高速度
TripTimer(Total)、平均速度
TripTimer(移動した時のみ積算)、平均移動速度
移動距離
最高高度、累積上昇距離
最低高度、累積降下距離


RAW画面
(コンパイルオプション。配布されているものでは無効)

garlog:受信したGarmin PVTプロトコルD800パケットの内容を表示します。

nmelog:この画面はありません。




経過週、その週の始まりからの経過秒数、うるう秒。
緯度、経度(WGS84固定)
東西方向速度、南北方向速度、上下方向速度。
推定誤差、水平面内推定誤差、垂直方向推定誤差。
 



pnrlog:受信したパイオニアID75パケットの内容を表示します。



 

garlogの動作

測位モードは次のようになっています。
unusable = 0, /* failed integrity check */
invalid = 1, /* invalid or unavailable */
2D = 2, /* two dimensional */
3D = 3, /* three dimensional */
2D_diff = 4, /* two dimensional differential */
3D_diff = 5 /* three dimensional differential */

測位モードが2Dもしくは2D_diffの時、高度はグレーアウトします。
衛星が受信できない時、GPS情報全体がグレーアウトします。
GPSと通信できない時はWonderWitch自身のRTCで時刻を表示します。なお、時刻が有効になっているPVTパケットを受け取るたびにRTCを設定しなおします。

すこし詳しい説明
D800 PVTプロトコルはSTARTと命じてからSTOPさせるまでパケットが出続けるという他とはちょっと違ったプロトコルです。面倒な事に測位していないとパケットが送られてこないのでケーブルがはずれているのと測位していないのとの区別が付きません。 そこでD800パケットが送られてこず、TimeOutしたら再度STARTと命じてACKが返って来なければケーブルが外れていると判断しています。

速度がそれまでの最高速データから36Km/h以上大きな値になった場合は異常値とみなして最高速度を更新しません。このためトンネルの中など連続してデータが取れないところで+36km/h以上加速した場合、最高速度が更新されません。

pnrlogの動作

測位モードは次のようになっています。
2:二次元
3:三次元
4:ジャイロ
7:ジャイロ+GPSハイプリッド三次元

高度情報が無いとき高度はグレーアウトします。GPS2000zzはジャイロを持っているため衛星が受信できなくても数分間は位置情報を出力できますが位置情報精度が保証できなくなったと通知されたところで情報全体がグレーアウトします。


表示項目とページ
作成中--現在機能のないものも含んでいます。

項目   説明 Menu Track Track V Data Data44 Trip satellite
測位状態 Positioning status 0:,1:時間,2:2D,3:3D      
誤差(EPE) Estimated Position Error 推定誤差              
誤差(EPH) Estimated Position Error(Horizontal) 水平面内推定誤差      
誤差(EPV) Estimated Position Error(Vartical) 垂直面内推定誤差              
精度低下率 Dilution of Precision 直訳は精度希釈率。大きいほど精度が落ちる。      
衛星配置/位置 satellite view/position              
衛星信号強度 Satellite signal intensity              
測地系 Datum 数値で緯度/経度を表示する時に必要            
縮尺 Scale            
累積移動距離 odometer Tripとは別            
累積動作時間 Timer Tripとは別            
テンポラリファイル使用量/容量 The amount of the temporary file used / capacity              
保存ポイント数                
緯度/経度(DMS) Location(Latitude / longitude)            
移動軌跡 current Track            
固定軌跡 Track あらかじめ用意しておいた経路、登山道などの描画          
高度(海抜) Elevation. altitude (above sea level)      
高度グラフ Elevation Profile                
相対高度 Relative altitude 出発点基準高度          
日付、曜日 Date, day of week      
時刻 Time  
上昇/下降速度 Rise/downward speed                
進行方向 Heading, Direction, orientation GPSが向いている方向ではない。        
磁方位 Compass direction GPSが向いている方向。磁方位。              
速度 Speed 速度。対地。2D。    
最高速度 Max speed        
平均速度 Overall Average speed 停止時も含む    
移動時平均速度 Average Moving speed 停止時は含まない        
移動距離 Trip odometer        
移動時間 Moving time 停止時は含まない        
経過時間 Trip Time          
最高高度 Maximum Elevation, The highest altitude              
最低高度 minimum elevation, The minimum altitude              
  Maximum ascent rate                
  Maximum descent rate                
  Average distance of ascent                
  Average distance of descent                
累積上昇 Total Ascent              
累積下降 Total Descent              
風向/風速 wind direction/wind velocity              
Waypoint waypoint            
WayPointでの予想高度 Estimated altitude in WayPoint              
滑空比 Gliding ratio 水平速度/垂直速度で計算            
Waypointまでの距離 Distance to next            
Waypointの方向 Bearing, The direction of WayPoint            
Waypointまでの推定時間 time to next 距離/速度              
Waypoint名 Waypoint name              
Waypoint到着時刻 Estimated arrival Time                

キー操作

誤操作防止のため、長めに押し続けないと動作しない組み合わせがあります。
なお、GPSと接続していない場合、警告表示のためキーに対する反応が極端に遅くなることがあります。

モード キー 動作 備考
設定以外 START+A 設定メニューに入る。  
  Y2 MAIN<-TRIP<- RAWの順に画面を切り替える nmelogにはRAW画面はありません。
  Y4 MAIN->TRIP-> RAWの順に画面を切り替える nmelogにはRAW画面はありません。
  A+B プログラマブル トリップクリア,トラックバッファクリア,ウェイポイント登録、スクリーンキャプチャのいずれかの機能を設定できます。キー受付確認音が鳴ります。
設定 B 設定メニュー終了。  
  A 確定 ファイル操作の場合、読み込みを行います。FUNCTIONでNONE以外のときは最も近いウェイポイントを選択します。
  X1,X3 項目切り替え  
  X2,X4 設定変更  
  Y2,Y4 GPS測地系もしくはUTCからのオフセット設定
/rom0<->/ram0切り替え
User<->Workウェイポイント切り替え
pnrlog,nmelog,stflogでGPS測地系もしくはUTCからのオフセット設定にカーソルがある場合。GPSから設定が読み取れる場合はそちらを優先します。
ファイル操作の場合、ディレクトリを切り替えます。
FUNCTIONがROUTEの場合はUserウェイポイントとWorkウェイポイントを切り替えます。
  Y3 クリア  
  Y1 反転  
軌跡表示 Xキー スクロール 現在位置が画面外になるようなスクロールを行う場合はSTARTキーを同時に押す必要があります。その後、再度STARTキーを押すと現在位置に戻ります。
  A+Xキー スクロール(移動量2倍)  
  B+Xキー スクロール(移動量4倍)  
  STARTキー スクロール制限解除 上記のスクロールキーと同時に押すと現在位置が画面に入らないところーもスクロールできます。再度押すと、現在位置に復帰します。
  X1+X3 再描画(中央へ移動)  
  X2+X4 再描画(位置は変わらず)  
  X1+X2+X3+X4 トラックバッファクリア 軌跡表示用のバッファをクリアします。(設定画面で読み込んだ軌跡ファイルはクリアされません)。A+Bキーに割り当てることも出来ます。
  Y1 zoom out 縮尺は1/5千、1/1万、1/2万5千、1/5万、1/10万、1/25万、1/50万、1/100万、1/250万です。
  Y3 zoom in
  Y3+Y4 ウェイポイント登録 画面の中心点をウェイポイントとして登録します。A+Bキーに割り当てることも出来ます。
総て START+B 終了モードに入る。  
  START+A+B キーロック 押す度にキーロック、キーロック解除とトグル動作します。
  Y1+Y2 トリップクリア A+Bキーに割り当てることも出来ます。
Y1+Y2+Y3+Y4 スクリーンキャプチャ 表示されている画面を.WSC形式で保存します。A+Bキーに割り当てることも出来ます。
終了モード Y1+Y3 終了  
  Y2+Y4 GPSに電源オフコマンド送信後、終了 garlogのみ。

ウェイポイント機能の使い方

現在位置を登録する。
Y3+Y4キーを押すと現在位置が登録されます。ウェイポイント登録の頻度が高い場合は、A+Bキーに割り当てておくと便利です。

画面を使って登録する。
軌跡画面で任意の位置にスクロールさせてウェイポイント登録を行うことができます。
START+スクロール機能キーを押すと、最下行に中心点の緯度、経度が表示されるので希望する地点までスクロールさせて登録します。
なお、最大縮尺でも分解能が足りず、ぴったり目的地の座標に設定できない場合があります。



目的地に設定する。
FUNCTION=POINTに設定します。FUNCTIONを選択している状態でAキーを押すと最も近いポイントに設定されます。
軌跡画面の一段目に、目的地までの方向と距離が表示されます。
日常的に走っているところでちょっと迷った場合や郊外の道が入り組んでいない場所ならこれで十分役に立ちます。

ルート機能を使う。
一連のウェイポイントを設定しておき自動的に切り替える機能です。
ウェイポイントに近づくと数回にわたって音がなり、通り過ぎると次のポイントに切り替わります。
はっきり言って車ではそれほど便利ではありません。ノートPC+Navin'Youの使用をお勧めします。

1) パンを撒く。
  知らないところへ案内された後、自力で帰りたいとき、往路の要所、要所でウェイポイント登録しておきます。
設定画面でFUNCTIONを選択し、ROUTEを選択した後、Y2キーでWorkウェイポイントに切り替え、Y1キーで反転し、Aキーを押して最も近いウェイポイントを選択します。ウェイポイントに近づくと数回にわたって音がなり、通り過ぎると次のポイントに切り替わります。
2) あらかじめ作成しておいたウェイポイントを使う。
 WWPファイルで作成しておいたウェイポイントファイルを読み込みんだ後、Y4キーでユーザーウェイポイントに切り替えます。必要があればAキーを押して最も近いウェイポイントを開始点にします。

ウェイポイントファイルの作り方。
カシミール3Dで.WPT形式で作成したファイルをGPSLogCvにドロップするとloggerで使える.WWP.fx形式のファイルを作成します。

[詳しい説明]
WonderWitchではファイルサイズを変えることができません。このため/ram0/waypoint.wwpは16KBの大きさで作成されます。PCから転送すると実際のサイズになってしまうため、追加できなくなります。
これでは困るので、もうひとつ別のウェイポイントファイル(デフォルトでは/rom0/waypoint.wwp)も読み込みます。こちらは追加しないのでPCから転送しても問題ありません。

ある程度、ウェイポイントを登録したら、PC上で編集して/rom0/waypoint.wwpファイルに転送すると言う使い方を想定しています。

MapFan Vなどで作成したルートファイルをloggerで使えるウェイポイントファイルに変換するには以下のようにします。
T.B.D

WonderWitch上のファイル

ファイル名
括弧内はWonderWitchで表示されるファイル説明です。
説明 
/rom0/xxxlog
(GARMIN/PIONER/NMEA
logger)
xxxlog.fx。プログラム本体。
/rom0/init.rc
(initrc
xxxlog)
自動起動用ファイル。内容は以下の通りです。

$MEG_AUTORUN=/rom0/xxxlog
$DISABLE_SHELL_RESUME=true (Freya OSのバージョンが古い場合この行は無効です。)
/ram0/gpslog.ini
(GPSLog
Config)
gpslog.ini.fx。 各種設定とデータを記録しています。このファイルは見つからない場合、自動的に初期値で作成されます。garlog/pnrlog/nmelogで共通です。
ファイルの連番の一貫性を保ちたいときはログデータと同時にバックアップしておくことをお勧めします。
/rom0,
/ram0/yyynnn.tdf
(GPSLog
TrkNNN)
yyynnn.tdf.fx。ログデータです。yyyはオーナー名の先頭三文字、nnnは連番です。
起動時に現在位置からBufTrkSize分(初期値では12KB=1.5時間)遡って、読み込まれます。
/ram0/xxxtmp.tdf
(logger
tmpTDF)
yyytmp.tdf.fx。テンポラリファイルです。yyyはオーナー名の先頭三文字。終了操作を行わずに電源を切った場合にデータを保持している場合がありますが通常はPCに転送する必要はありません。
詳しい説明
loggerでは/rom0のflashメモリへのアクセスを減らすためと不意の電源断に耐えるために/ram0上のテンポラリファイルに対して1レコード毎に、open-append-closeします。テンポラリファイルが一杯になったら/rom0(空きがあれば/ram0にも)上に連番をつけて保存し、テンポラリファイルを巻き戻します。
/ram0/waypoint.wwp Workウェイポイントファイル。新規登録に使用します。追加不能になるのでPCから転送しないでください、
/rom0/waypoint.wwp デフォルトで読み込まれるUserウェイポイントファイル。
.wwp Userウェイポイントファイル。
sccptrnn.wsc
(nnは連番)
スクリーンキャプチャファイル。Windows上で動作するwsc2bmpでbmpファイルに変換して使います。
WonderSwan上では関連するデータを保存するだけなので高速(1秒程度)かつファイルサイズが小さいというメリットがあります。最近の高速なWindowsマシンであれば.WSC->BMP変換に要する時間は測定限界以下です。

[カートリッジ容量]
どのくらい記録できるかですが一例として東名横浜青葉インターから越前厨温泉へ車で旅行した時の結果を示しておきます。
合計93,613ポイントに対して使用量は354,944-159,232=195712バイトでした。1ポイント辺り2.09バイト、これを容量に当てはめると/rom0だけで354944/2.09=16万9千776,/ram0は3万1千124と合計で20万ポイント程度つまり55時間半、まるまる二日と約1/3日分収まる事になります。

これは車の場合ですが、歩きの場合はもっと効率よく1ポイント辺り2バイト以下に、新幹線、航空機などでは1ポイントあたり4バイト強程度になると予想されます。航空機で丸一日と言うところでしょうか。

これで不足する場合は必要なだけWonderWitchカートリッジを携行することもできます。ただしプログラムをコピーするにはもう1台WonderSwanが必要なので予備のカートリッジにもプログラムを書き込んでおくのをお忘れなく。また、PCに転送する時にカートリッジ間でファイル名が重ならないようにファイル連番を設定する、もしくは重なっていることに留意して上書きしてしまわないように注意する必要があります。なおファイル名の先頭3文字はWonderSwanに登録したオーナー名の先頭3文字ですのでカートリッジを交換した時にユーザー名を変更することでもファイル名が重複しないようにできます。

重要な注意
WonderWitchではファイルを削除しても空き容量は増えません。同じ名前、同じ大きさのファイルを転送しても空き容量は減ります。つまりファイルを更新した場合も減ります。空き容量を回復させるにはdefrag(Megシェルではファイル->Pせいとん、Wせいとん)が必要です。なお、TeraTerm用マクロはDefragコマンドも発行するのでこれだけを使っている場合は意識する必要はありません。

[カートリッジが一杯になったとき]
カートリッジが一杯になったとき、loggerはロギングを停止します。この時、テンポラリファイルにもデータが残っているのでPCに転送するのを忘れないようにしてください。なお、TeraTermのマクロ、Get_GPS_Log.ttlではデータが残っている場合には通常はコピーしないテンポラリファイルもコピーします。
テンポラリファイルもTDF形式ですのでそのままGPSLogCvにかけることが出来ます。

[ケーブル]
ケーブルが抜けたり外れたりしないように注意してください。警告音が鳴り続けます。GPSの電池が尽きた場合も同じです。
GARMIN GPSを使用している場合は、GPS本体のログを吸い上げるというリカバリ方法があるのでgar2wsも用意しておくと良いかもしれませんね。

[GPS側設定の自動認識]
測地系、時刻が設定できるGPSではこの設定が食い違うと正しい結果が得られません。これを防ぐために自動認識ロジックが組み込んであります。

Garminプロトコルの場合
測地系はWGS84,時間はUTCと決まっています。

GPS2000zzの場合
測地系と時差が設定できます。
起動時に一度だけID3Fリクエストを出してGPS2000zzに測地系と時間設定を問い合わせ、結果を設定ファイルに保存します。
起動時にGPSの電源が入っていなかったり、ケーブルが繋がっていないと設定を正しく得る事が出来ないので最初の一回は必ず電源の入っているパイオニアパケットモードのGPS2000zzに接続してから起動して設定画面のDatum,TimeZoneの()内に表示されるGPS2000zzの設定を確認してください。 位置や時間がずれる場合は手動で設定するか、一度、設定ファイルを削除してから上記の手順をもう一度行ってください。

NMEAの場合
測地系が設定できます。
GARMINのNMEAモードの場合、独自センテンス、$PGRMMを受け取って測地系を自動設定します。Garmin GPSでもeTrexなどe系の一部は$PGRMMセンテンスを出さないので手動で設定する必要があります。
GPS2000zzのNMEAモードの場合、$PPNI,ID3Fセンテンスを受け取って測地系を自動設定します。但し、通常このセンテンスはリクエストしない限り送られてこないので手動で設定することになります。

STFの場合
設定によらず常にWGS84になる機種と反映される機種があり、自動認識できないので必ず確認してください。

IPSの場合
測地系が設定できます。WGS84以外は総てTOKYO測地系扱いになります。

[IPS出力を使いたい場合]
pnrlog,nmelog,stflogはNavin'Youなどで使えるIPS形式でデータを出す事も出来ます。
garlogはGPSにも送信する必要があるため送信線が一本しかないWonderSwan単独ではIPS出力を出す事はできません。

pnrlogを使う場合はパイオニアパケットを常に出し続ける様にGPS側を設定(ジャンパを2本ともショート)する必要があります。
衛星に関する情報は送られてこないので衛星情報のフィールドは無効データで埋められます。

GPSのTx->WonderSwanのRx,WonderSwanのTx->PCのRxですからケーブルは例えば

GPS2000zz-クロスケーブル
->Dsub9pinオス 2pin
->Dsub9pinメス2pin/3pin (WonderWitchへ)
->Dsub9pinメス2pin
->PC

というふうに作ります。

[電池/電源]
ワンダースワンのスペック通り単三アルカリ乾電池一本でモノクロで30時間、カラーで20時間程度動作します。充電池でも動作しますが動作時間は一概に言えないので各自、どのくらい持つか実験して見てください。いくら長持ちするとは言え電池がつきると手も足も出ませんし、動作中に電池が尽きると誤動作でデータが総て消えてしまう可能性もあります。早めの交換を心がけましょう。
なお、電源スイッチがモノクロはメカニカル、カラーはキーになっています。スイッチは入れたままで電源そのものをオン/オフする、例えば車載でエンジンキーを捻ると同時に起動といった使い方はカラーではできません。本当は無闇やたらにオフしたりスイッチオンのまま電池を入れたりしてはいけないことになっているのでそのための対策としてカラーはキーにしたのかも知れません。

車から電源を供給する場合は、ゲームボーイアドバンス用としてHORIから発売されているcarboyというシガレットライターソケットから3.3Vを取るアダプタと、同じくHORIから発売されているWonderSwan Color用充電ACアダプターを組み合わせて使うのが簡単です。HORIのホームページに見当たらないのでどちらも現行製品ではないようですが2001/7現在、まだ入手可能です。
他にKARAT製のACアダプタを購入し、車用の1.5V電源を用意する手もあります。外部電源がオフの時、電池に切り替えるようにはなっていないので車のキーをオフにすると電源が切れます。使い方によっては内蔵充電池に切り替わる前者より使いやすいかも知れません。

[WonderSwan/Witch Tips]
Bキーを押しながら電源ONでモニターモードになります。
自動起動したくない場合はY1,Y4(左上角のキー)を押しながら電源ONするとinit.rcを読み込まないシンプルモードで起動します。

[その他]
WonderSwanの液晶は周囲温度の影響を受けやすいようです。画面に何もでなかったり真っ黒になったりした時はコントラストを調整してみることをお勧めします。


カスタマイズ

カスタマイズにはWonderWitchとDigitalMarsC++が必要です。WonderWitch付属のLSI-C86試食版やTurbo Cではコンパイル出来ません。

TOWNYさんのDMCでloggerシリーズをコンパイルできる環境を作ろう!!を参考に環境を作ってください。
DMCのバージョンは必ず最新(2002/1/14現在、8.25)にしてください。8.23では正しくコンパイルされません。

その他の参考URL:
Digital Mars C++コンパイラを WonderWitchで使う
http://homepage2.nifty.com/wwwitch/tips/dmc.html
(ディレクトリ構成が同じではありません。)

ディレクトリ構成は以下のようになっています。

C:\WWitch\WWProjects\logger -- logerのアーカイブの内容を展開します
C:\WWitch\dm\bin -- DigitalMars C++
C:\WWitch\dm\lib16 -- DigitalMars C++ 16bit DOS用ライブラリ

Visual C++上でデバックするためのダミー環境(loggerシリーズ専用です)もあります。必要な方はメールください。

アーカイブに入ってる実行形式ファイルはDigitalMarsのライブラリソースを編集し不要部分を削ってアセンブルし直したライブラリをリンクしています。元にしたライブラリソースは配布されていない(収録したCDを購入できます)のでライブラリもアーカイブには収録していません。このライブラリがない場合DigitalMarsが配布しているDOS用ライブラリから代わりのライブラリを作成するようになっていますがFPU用などWonderWitchでは余分なコードが含まれているためアーカイブに収めている実行形式より大きくなります。

コンパイルオプション(ユーザー定義シンボル)

以下のようなユーザー定義シンボルがあります。これ以外は変更しないでください。
しばらく確認されていないものもありますので動作がおかしい場合は掲示板にお願いします。

シンボル 意味 デフォルト
USEDIRSTR メイン画面の進行方向を0-359°ではなく、N,NNE,NE..といった方位であらわす 未定義
USEDISPTRACK 軌跡表示あり userdef.hで定義
USEDISPSAT 衛星情報表示あり nmelog.hのみ有効。userdef.hで定義
CHKSPACE 残り4KB以下になった時、警告する。 userdef.hで定義
USEIPS
USEECHO
IPS出力を使う、もしくはエコー出力を行う。両方とも定義してはいけません。 userdef.hで定義
MAX_SPD_DIF 速度の増分の上限値。これを越えるデータは表示に反映されません。 未定義の時、36。
TRIP_INTVL TRIP初期化がAUTOの時、この値よりデータ間隔が大きい時初期化する。 28800L(8h) wslogger.hで定義

フォント
*.bmpはフォントデータです。編集後、対応する*.hファイルを削除してからdmcp_xxx.batを実行することでフォントを変更する事が出来ます。
現在のフォントは30分ほどで作成したものでお義理にも出来が良いとはいえません。良いものができましたらご一報ください。

wwlgfont01.zip suzuki-y@pluto.dti.ne.jpさんから頂いたフォントを納めています。


Q&A

Q1) MacなのでGPSLogCvが使えません。
A1) TDFフォーマットを扱えるのはGPSLogCvのみなので残念ながら対応できません。

Q2) テンポラリファイルが複数できました。
A2) テンポラリファイル名はWonderSwanに登録されているオーナー名から作成するので、カートリッジを別のWonderSwanに差し替えたりオーナー名を変更すると複数できる事があります。その他、電池が減ってきてオーナ名の読み出しがうまくいかなかった場合にも起こる事があります。長さが2でない場合はデータを含んでいるので吸上げてから削除してください。

Q3) WonderSwanを買いに行ったところ思いがけずいろいろな色があって迷ってしまいました。
A3) カラーバリエーションが多いのでトランスルーセントのGPSの場合など、カラーコーディネートすることもできます。特にそういう意図がなければ黒系統を選ぶと車で使う時に映り込みしにくいなどのメリットがあります。

Q4) ひとつのGPSでVARIOと同時に使用できませんか。
A4) DigiFly Graviter VL 100に関しては外付けハードウェアSeparatorでテスト中です。

Q5) ファイル名を連番でなく日付に出来ないでしょうか。
A5) 過去ログ表示のためファイルを遡って読むのですが連番だとこれがすこぶる簡単。 また開発初期はFreya OSのバグでファイルの区切りが自由にならず、日付だけではファイル名として不足でした。Freya OSのファイルの扱いがかなりましになった今なら、一日=1ファイルも出来なくは無いのですがそれでも直感的に分かりにくい制限が出てしまいます。変更するともう一度、一月くらいはβ扱いにして妙なことが起こらないかチェックする必要もあるでしょう。

以上を考え合わせるといまのところ日付にするのは労力の割りに報われないという結論です。

なお、GPSLogCvやカシミールで一度読み込むとファイルの日付は転送した日付と時刻ではなく最後のデータの日付と時刻に修正されるので一覧で確認することはできます。


トラブルシューティング

1) GPS not respond.(0)が出ます。
 GPSが応答しません。電源が入っているか、通信設定が合っているか、自作の場合はケーブルも確認してください。

2) -LOST-が出ます。
 GPSが測位状態になっていません。これが出る場合は通信は正常に行われています。
 シュミレータもしくはDEMOモードにすることで擬似的に測位状態に出来ます。(garlogのみ,GARMIN GPSでもstf,nmelogは出来ません)
 一部の機種で測位するまでは不正確な時間を返す機種があるので-LOST-の間は時刻を合わせません。
 GPSが測位状態になっているのに-LOST-のままの場合は対応機種一覧をチェックしてください。

3) SIO/Sentence Error(8108)が出ます。
 ケーブルを確認して、問題が無ければファイル画面で異常なファイルができていないか確認してください。できている場合、Wクリア、Pクリアで初期化し、インストールからやり直します。何度もファイル異常が起こる場合は電源を確認してください。

4) "Can't create file, Y1+Y3 for exit"が出ます。
 /ram0が一杯です。不要なファイルを消して"Wせいとん"してください。

5) 設定を間違えたらしく、保存したログが実際の経路とずれてしまいました。
 GPSLogCvで.TRK形式など編集可能な形式に変換し、エディタで編集して測地系の記述を変更する事で救済可能です。


画面が壊れた場合はY1+Y2+Y3+Y4キーでスクリーンキャプチャして.WSCファイルを送ってください。
万が一、ハングした場合は、Xキー総て、Yキー総てを同時に押すとスタックダンプ後、強制終了しますのでstackdmp.logファイルを送ってください。解析は結構、面倒なのでスタックダンプ以外の総てのキーに反応しないことを確認してから行ってください。


対応機種一覧

  garlog対応機種 garlog stflog nmelog
現行機種 eTrex ○(Ver2.06以降) (△) (◆)
eTrex Camo (○) (△) (◆)
eTrex Summit
eTrex Venture (△) (◆)
eTrex Legend (△) (◆)
eTrex Vista (△) (◆)
eMap ○(Ver2.50以降) (△) (◆)
GPS 76 (△) (◆)
GPS MAP76 (○) (△) (◆)
GPS MAP76S (○) (△) (◆)
GPS 12 ○(Ver3.53)   (◆)
GPS 12 ○(Ver4.02以降)   ○(Ver.4.58)
GPS 12XL ○(Ver3.53)  
GPS 12XL/48 ○(Ver4.02以降)   ○(Ver.4.58)
GPS 12CX (○)   (◆)
GPS 12MAP (○)   (◆)
GPS II+ ○(Ver2.07以降) ×
GPS III+
GPS V
旧機種 GPS II × ×
GPS III
GPS 38     (◆)
GPS 40     (◆)
GPS 45 ×   (◆)
エンペックス
日本語版
ポケナビ・ミニ   (◆)
ポケナビmap21 × × (◆)
GPS 65EZ × × (◆)
GPS 65EX × × (◆)
GPS 12     (◆)
GPS 38EX   (◆)
GPS 2+   (◆)
GPS 38J     (◆)

△..測地系がGPS側の設定で変わる。◆Doublerが必要。()括弧つきは推定。
動作確認、訂正、追加などありましたらメールください。


関連Links

WWでGARMIN 中村浩明(ナカムラヒロアキ)さんのページ(再掲)
WonderSwanでGPSのTrack Logを保存する なかざわかずおさんのページ(再掲)
DMCでloggerシリーズをコンパイルできる環境を作ろう!! TOWNYさんのページ(再掲)
ワンダースワンでフライト記録 ワンダースワンでフライト記録(ケーブル自作編) garlog改造への道(再掲) Suzukiさん(flyer)のページ
GPS と Wonder Swan Haruさんのページ
WonderSwan で GPS(データロガー)SATOさんのページ
WonderWitchでWonderSwanをGPS Loggerに(製作中) Nori-chanさんのページ
GPS 14.WonderSwanの使用, WonderSwan と GARMIN との接続 横田さんのページ(Bike)
岩田工房 岩田さんのページ(Flyer)
GPSで航跡分析 (yacht)
eTrex Summit とワンダースワン walkerさんのページ(walk)
GPSと電子工作の掲示板 ここの掲示板です。2001年6月頃から話題になっています。最新情報、β版もこちら。

この他、自薦/他薦ありましたらメールください。

WonderWitchの購入方法ページ
WonderWitchの開発元、quteのページ。WonderWitchPlayerを売っているWeb shopはこちら。
純正周辺機器を作っているSummyのWonderSwan周辺機器ページ 既に古くなっていますが参考まで。
同じくワンダースワン用周辺機器を作っているKARATの製品情報ページ

旧バージョン、V.01系のページはこちら


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