XD530 ミニFAQ
1999-Feb-06 改訂
1999-Dec-25 イニシャルリリース
このページはFujiFirm DS300のOEMであるFujiXerox XD530ディジタルカメラのミニFAQです。
Q. 200万画素級も珍しく無くなりつつあり、同クラスにもっと軽快なカメラがいくらでもあるのになぜXD530を愛用しているのですか?
A.最大の魅力は撮影インターバルの短さでしょう。この画質で連続して1秒以下は他にありません。さらにSCSIユニットを付ければ4.5コマ/秒で12コマまで撮影できます。最近の多くの機種がバッファを装備することで最初の数枚に限り短い間隔で撮れるようになっていますがその間隔で連続して撮り続けられる訳ではありません。
Q. その他のメリットは?
A.2/3インチとCCDがでかいので、同じ画素数でも
感度が高い。
ダイナミックレンジが広い。例えば、ストロボの直射を浴びた髪の毛などもベタっと潰れること無く再現されます。
同じ画角でも焦点距離が長いのでボケ味がきれい。
というCCDの小さい普及型では逆立ちしても太刀打ちできないメリットがあります。
さらに、
距離に応じて照射角度を変えるズームストロボ。
3系統を状況に応じて切り替えるAF。ボディが大きく有効基線長が長いことと相俟って合焦精度は未だに他の追従を許しません。
良く出来た光学ファインダー。プロ用大判カメラのものを流用しているだけあって最近のオマケのようなものとは出来が違います。
と言った利点を持っています。ボディの大きさは伊達ではありません。
Q.欠点は?
A.大きくて重いこと、液晶が無いことです。銀塩カメラの経験がある人にはとやかく言うほどの欠点ではないですが、ディジタルカメラから入った人には厳しいと思います。
Q.SCSIユニットにはどんなメリットがある?
A. 前出の1秒辺り4.5コマの連続撮影が他の追従を許さないメリットです。
もっとも威力があるのは人の表情ですね。ただし、この速度でもコマとコマの間にベストの表情があったなんてことも
少なからずあります。それでも一眼レフだとどうしてもラグのため一発必中とはいかないのでモードラに頼ることが多くなります。
デジカメの場合、シャッターラグもインターバルも長いので銀塩出身は気が狂いそうになります。
まぁ、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる的なところもありますが人間の反射速度の上を行くわけですからやはりモードラにはモードラしか撮れない世界があります。誰にでも必要なものでは無いとは思いますが。
後は車中からの撮影です。車を止めて撮る覚悟があっても交通の邪魔にならず、思った通りのアングルになる場所って意外に難しいのですよね。で、おっと思ったときにちょっと減速してもらって連続してバシャバシャやりたい訳です。連写の必要はありませんが、ひとこま10秒もかかってはベストアングルなんて望めません。これはX530ならSCSIユニットなしでもできないことはありませんがあるとないとでは雲泥の差です。
その他、接写時などにSCSI接続しておけば撮影結果を即座に確かめられるという使い方もあります。
Q. Hi Mode(非圧縮tiff)を使いたいのですが?
A.FujiFirm USAで日本だと10,000円もするHi
Mode用のPlug inが公開されています。購入したものとバイナリコンペアしてみましたが全く同じ物でした。
http://fujifilmsupport.com/
その他、IBMのデジカメの達人でも開けます。
なお、画質に関しては非圧縮Tiffでも期待するほど大きな差はでません。
Q.画像の見栄えがしないのですが?
A.XD530は素のままのデータが出てくるので最低限、ヒストグラム補正は必要です。トーンカーブ補正があればトーンカーブ補正の方が便利。一見どうにもならないようなものが出てきてなんだこれと思ってしまうXD530ですがヒストグラム補正するだけでびっくりするほどきれいになってやはり値段だけのことはあると感心します。
後は必要に応じて、色温度補正すると良いでしょう。DC290やFinePixなどはこの手の補正後のデータが取れるのでそのままでもそれなりにきれいですが補正の補正は一次データが欠落しているため不可能なのでカメラ自身の補正がうまくいっていなければそこで終わりです。きちんとレタッチすれば普及型のデジタルカメラでは同じもしくは画素数で上回っていてもXD530に到底、敵いません。
ヒストグラム補正のできるフリーウェア、イメージフィルター
http://club.pep.ne.jp/~tanaka38/tool/imagef.htm
撮影情報を含む一覧HTMLを作ってくれるimc
http://www.butaman.ne.jp:8000/~tsuruzoh/Computer/Soft/index.html
Q.色合いがおかしいのですが?
A.カラーバランスが自動では無いので補正する必要があります。
撮影前
昔のビデオカメラについていたようなカラーバランスを取るためのアダプタも販売されていますが、
http://www.mmjp.or.jp/rwicp/eset.html
私は、昔ながらの18%ニュートラルグレイチャートを愛用しています。こいつの良いところは安いこと、無理にその場で補正しなくてもこれを写しておいて後でこれが同じに見えるように補正すればOKなことです。特定の色成分しか含まれていないものは不適ですし、露出オーバーでも出来る真っ白、アンダーでもできる真っ黒で合わせこむのは難しいので灰色のチャートを用います。ちなみに反射率18%というのは露出の基準値なのでXD530にAEロックがあれば露出合わせにも使えるのですが..この場合、反射光式でも入射光式と同じ精度が得られます。
もうひとつの解決策は限定的なものですがストロボを使う事です。内蔵ストロボ用のカラーバランスはなかなか良く合わせこまれていて、XD530の色再現の良さが良く分かります。外部ストロボ用のカラーバランスも設定できるのであらかじめ合わせこんでおきましょう。
Q.ファイルの保存について
A.XD530に限らずデジタルデータの場合、横位置のものを縦位置にしただけでも再圧縮がかかってExifデータが消失したり画質が落ちたりするので元ファイルを加工するのは厳禁です。
まとめてどこかに入れてリードオンリーにしておき、編集、レタッチはコピーしたものに対して行うのが良いと思います。
注:KodakのDC290のように縦横センサが入っていて縦位置変換が不要という優れものもあります。
Q. 注意点はありますか?
A.AUTOモードでは画質、感度などほとんどの設定が無効です。Pモードで使う癖をつけましょう。
Q. 連続撮影モードでストロボを使いたい。
A.残念ながら連続撮影モードでは内蔵ストロボが点灯しません。私は別に外部調光式のストロボを用意しています。1万程度の特に連続撮影用のものではありませんがNiMHとの組み合わせで3m以内なら4.5コマ/秒に追従します。なお、これにはスレーブ発光もあるので連続撮影モードでなければ本体内蔵ストロボと組み合わせて使うこともできます。
Q.その他、あった方が良いアクセサリはありますか。
A.レンズキャップを取り忘れる失敗が多かったのでMC
UVフィルターを代わりにつけてレンズキャップは使わないことにしています。
●フィルタ
40.5mm径です。確認してください。珍しい径ですがライカミノルタCL用ということでミノルタ製のは結構、見かけます。キャップ代わりにするならマルチコートのUV,スカイライト、プロテクター辺りでしょう。
●バッテリー
インフォリチウムになった同等品F550が使えます。インフォリチウムで無い古いタイプはまず見つからないでしょう。
●ストロボ
最近のストロボなら連写モードでも追従するので購入すると便利でしょう。ストロボ自身にセンサーのある自動調光式のものが必要です。最近はカメラ側にセンサーがあるのが普通なので大規模な店に行かないと無いかも知れません。もちろん、追従しないものを買ってはいけません。^-^;
●メモリカード
一応、純正以外無保証ですが各メーカーでも保証しています。アダプタを使えばスマートメディアやコンパクトフラッシュも使えます。なお、書き込み速度はピンキリで数倍の差があるのでなるべく早いものを選びます。1コマならXD530は1秒程度と非常に早いので0.6秒でも1.2秒でもそれほど気になりませんが12コマだと8秒で書き込めるか16秒になるかは大きな違いです。なお、速度はノートンユーティリティとかで測れますが書き込み回数に制限があるものなので連続テストとかはしない方が無難です。事実上、シークにかかる時間は無いのでデフラグはカードの寿命を縮めるだけで無意味です。
後述のXD530利用記に詳しい記述があります。
●その他
昔のビデオカメラについていたようなカラーバランスを取るためのアダプタがあります。(前出)
Q.撮影番号がカードを交換すると初期化されてしまいます。
A.拙作、rnを使うと後で連番にリネームできます。
撮影枚数がメディアを交換しても連番になるようにカメラ側を設定する方法
SETUPモードでhldもしくはincが出るまでダイヤルを回す。
数値を設定する。
incに設定する。
この操作をしてもファイル名はメディアを交換すると1からに戻ってしまいますが、Image Descriptionは連番になるのでrn.exeで連番に付けかえることができます。ファイル名の重複を考えなくて良くなるので管理がとっても楽です。
Q.記録されるExifタグを教えてください。
A.以下の通りです。GPS受信機を接続するとGPS関連のタグも記録されます。
---- IFD0 (Primary) ----
Image Description: "051061"
Make: "FUJI XEROX"
Model: "XD530"
XResolution: 72.0
YResolution: 72.0
ResolutionUnit: 2
WhitePoint: 0.31270 0.32900
PrimaryChromaticities: 0.6400 0.3300 0.3000 0.6000 0.1500 0.0600
YCbCrCoefficients: 0.2990 0.5870 0.1140
YCbCrPositioning: 2
ReferenceBlackWhite: 0.0 255.0 128.0 255.0 128.0 255.0
---- Exif TAG ----
ExifVersion: 0x30 0x31 0x31 0x30
DateTimeOriginal: "1999:12:26 08:18:12"
CompornentsConfiguration: 0x01 0x02 0x03 0x00
CompressedBitsPerPixel: 1.0
ShutterSpeedValue: 1/ 181(7.50)
ApertureValue: F8.0(6.00)
Q.シリアルケーブルのアサインは?
A.以下の様になっています。
miniDin 9(ケーブル側コネクタ)
x x x
x x G T
x R
後述のXD530利用記により詳しい記述があります。
Q.GPS機能は使えますか

A.GarminなどNMEA規格の出力を持つGPS受信機を接続し、位置情報が取得できると上のような表示がでます。この状態で撮影するとExif2.1で規定されたGPS
IFDのうち、
GPSVersionID: 2 0 0 0
GPSLatitudeRef: "N"
GPSLatitude: 35.5353
GPSLongitudeRef: "E"
GPSLongitude: 139.3827
GPSAlitudeRef[m]: 0
GPSAlitude[m]: 72.0
GPSTimeStamp(UTC): 23:18:16
GPSSatellites: "06"
を記録します。私の知る限りGPS受信機からの情報を用いて正規のGPS
IFDを作るのはこのシリーズだけです。アルプス社の電子地図ソフト、Pro
AtlasシリーズにGPS IFDのある画像ファイルをドロップすると自動的にその位置を示してくれます。なお、GM-38など、NMEAのチェックサムを規定ぎりぎりまで削った受信機を接続した場合、GPS入力として認めてくれないので注意が必要です。

この画像は容量の関係でXD530の最低解像度、最低画質です。
この画像をダウンロードしてAlps社のPro Atlas
2000にドロップしてみてください。測地系を聞かれるので東京を指定してください。撮影位置が地図上に表示されます。
Garmin GPSとXD530を接続して使うためのブラケットとケーブルのキットは下記で入手できます。
http://www.soaring.co.jp/gps/gps.htm
Q.他に関連情報はありますか?
A.XD530利用記がお勧めです。
[Homepage]