金融・証券のためのブラック・ショールズの偏微分方程式は次式である。 γf(S,t) = δf/δt + (1/2)・(δf2/δS2)σ2S2 + γ(δf/δS)S ・・・ (1) S :株式の株価 t :時間 f(S,t) :時間t,株価Sにおけるコールオプションの価格(1株あたり) σ :株価のボラティリティー γ :非危険利子率 ブラック・ショールズの偏微分方程式の解析解は次の公式となる。 f(S,t) = S・N(u/(σ√x ) +σ√x ) - X・e-γx・N(u/(σ√x ) ) ・・・ (2) u = log(S/X) + (γ-σ2/2)(T-t) X :オプションの行使価格 T :満期日 x = T-t :時間tから満期日までの期間 N(a) : 標準正規分布関数 標準正規分布関数は平均値が0、標準偏差が1の正規分布関数である。エクセルの正規分布関数を用いて、 NORMDIST(a,平均,標準偏差,関数形式)=NORMDIST(a,0,1,TRUE) と計算できる。 |
参考文献 金融・証券のためのブラック・ショールズ微分方程式―微分の初歩からやさしく学べてよくわかる 石村貞夫・石村園子著 ポートフォリオ最適化と数理計画法 (シリーズ・金融工学の基礎) |
図1の条件でヨーロピアン・コール価格を求める。(ヨーロピアン・コール価格は指定された満期日にしか行使できない)まず、uを計算する。 ![]() 図1 計算条件とuの計算 次に、正規分布関数のパラメータを計算する。 ![]() 図2 正規分布関数のパラメータ計算 次に正規分布関数を計算する。 ![]() 図3 正規分布関数の計算 最後に、コールオプションの行使価格を計算する。 ![]() 図4 コールオプション価格の計算 |
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