ストーリー

 1999年のある日、突然地球を攻撃してきたイデリア星人に、地球連邦軍はなすすべも無く、またたく間にモンブラン山麓に地球征服の拠点を作られてしまう。
 そんな絶望的な状況のなか、唯一敵に対抗できたのはレスキュー部隊としての認知しか無かった「ドルバック」チームだった。

 「ドルバック」−地球連邦軍大佐・高城 洋一が、近い将来の宇宙人襲来を予想して結成した特殊部隊−P.A(パワード・アーマー)が主力の連邦軍のなかにあって、ヴァリアブル・マシンを駆る彼らに、連邦軍長官は最後の望みをかけたのだった。

 戦況は、一進一退を繰り返していた。
 イデリアの総統・ゼラーは、進まない地球攻略にしだいにあせりを感じ始める。
 「消滅したイデリア星のかわりに地球を手に入れる」
 そう部下を鼓舞してきたが、ゼラーには他に真の目的があった・・・

 イデリア軍ハト派・アモフは指令の職を解かれ、軟禁状態にあったが、娘・アロマや彼を慕う部下と共にイデリア基地を脱出、連邦軍に保護される。
 高城達との会談で明らかになった事実。それは、地球人とイデリア星人が同じ民族であったという事だった。同じ民族同士の戦いをやめさせる為、アモフはイデリア軍の説得におもむくが、戦死してしまう。

 悲劇はドルバックチームにも起こっていた。量産されたヴァリアブル・マシン部隊との共同作戦中に、ボナパルト・タルカスの操縦者、ピエールが戦死。享年23才。

 地球各地に地殻変動が起こり始めた。今まで海底に沈んでいたイデリア大陸も浮上し始める。それに引き寄せられるように、宇宙から巨大な火の玉が接近。全てはゼラーの望んだ事だ。
 イデリア大陸に眠る隆起物に、ゼラーの「力」があった。その為に、イデリア人を利用し地球を攻撃させ、モアイを使ってイデリア大陸を浮上させようとしたのだった。
 裏切られた事を知ったイデリア軍指令・イデルは、隆起物に近づくゼラーと刺し違え、命を落とす。

 ゼラーの死によって、変動は収まり、地球は救われたかに見えた。しかし・・・

 「平和になった」誰もがそう思った。イデリア軍に似た、謎の無人機が攻めてくるまでは。連邦軍は、イデリア大陸への上陸を決断。パワーアップされたコマンドベースは、迂回しながらイデリア大陸を目指す。たったひとり生き残ったイデリア人、アロマも同行して。

 アロマはイデルが死んだ日から、自分の変調に気づいていた。一種の予知能力のようなものが芽生えてきていたのだ。それを聞いた高城がアロマを同乗させたのだった。

 コマンドベースは敵に襲われながらも、イデリア大陸近くに上陸。ドルバックはゼラーの復活を握る「鍵」を盗んだ男・ゴードンを追って、イデリア大陸に上陸。
 隆起物の強力な力によりコマンドベースは破壊、脱出したアロマは、ゴードンが「鍵」で「箱」を開ける瞬間を察知。「その箱を開けるのは私の役目」と、高城達のもとを飛出す。

 ゴードンは「箱」を開きかけたが、突然現れたアロマによって阻止される。
 アロマとゼラーの余人には分からない戦いが始まる。
 勝利者はアロマだった。
 ゼラーは消滅し、隆起物は凍結した。
 ゼラーは宇宙の「闇の意思」。「役目」を終えたアロマは宇宙へと還っていった。「白い鳥になって飛んでいけそうな気がする」と、いつか自分で呟いた、その言葉通りに・・・