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最終話 そしてエピローグ



108のスタンプとの闘い。 それは長く険しい道のりであった。

正直、最初は鼻で笑ってしまうほど興味がなかったスタンプラリー。 けれどもいつの間にか夢中になっていて、必死になっている自分に気づいた。
(何かに夢中になれるものをっ)
僕はずっとその「何か」を探していたのかもしれない。 そしてとうとう出会う事ができたのだ。

たかがスタンプラリー
  されどスタンプラリー  なのである

たかがスタンプラリーの裏側には様々なドラマが隠されている。 関わった人の数だけ、そこにドラマが生まれているのだ。 そして楽しくありたいと願う限り、それは無限の楽しさを我々に与えて くれるだろう…



(これでやっと108個のスタンプが揃った。あとは認定を受けるだけ)
向かったのはナンジャタウン入り口のインフォメーション。 そこに立っている従業員のお姉さんに声をかけた。
「あのー。ナンジャビザのスタンプ全部集めたのですが…」

ビザを渡すと、ペラペラと用紙を一枚ずつめくり確認される。 なにやらテストをして目の前で採点されている気分に近いものがある。
(色の薄いスタンプを指さし『ここ抜けていますよ』なんて言われたらどうしよう)
不安で胸をどきどきさせながら待つ…。

『ハイ!全部押してありますね。ではこちらの用紙に名前と住所と電話番号を 記入してもらえますか?』
ホッと安堵のため息をつき用紙に名前などを記入して渡す。 そしてビザには夢にまでみたナンジャマニアの認定の印がポンと押された。

『おめでとうございます。今日からあなたをナンジャマニアと認定致します!』
(やったー!)
心の中でガッツポーズを取る。 大変だった事。出会った人々。 全てが懐かしく思える良い思い出である。
その後、一通りの説明を受ける。
『では最後に合い言葉をもう一度言いましょう!よろしいですか? それではせーの!」

「『ナンジャラ〜っ!」』

こうして僕にとっての小さな冒険が終わった。



おしまい



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