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第五話 スタンプ・ウォーズ



次に向かったのは「ゴースト13番街」。
もののけ番外地から細い通路を通ってゴースト13番街へと入る。 地図をみても分かるのだが、この街区は範囲が非常に狭くスタンプも ものの5分もかからずにあっさりと集まってしまった。
(こんな簡単でいいのだろうか?)
と思いながらも、一つの街区のスタンプが揃った歓びの方が勝っていた。

(とりあえずこれで二階フロアーのスタンプは制覇か。 まぁ保留のスタンプがいくつかあるけど、それは置いといて。 よし!じゃあ次に向かおう!)
すっかり気分を良くしてエスカレーターで三階フロアーへと向かった。

タッタカタッ!タッタカタッ!
上りエスカレーターの途中から、小気味の良い軍隊独特の音楽が聞こえてくる。
その街区の名は「ナンダーバード!」

1950年代の古き良きアメリカの町並みを再現した街区で、 いまにもそこの角からマーチと共に 一糸も乱さぬ動きで兵隊が行進して出てきそうなそんな雰囲気だ。
なんて気持ちに浸っているヒマもなくスタンプ探しを再開!

まずは街区を囲うように作られた通路を一回りしながらスタンプを探す。 先ほどの勢いが残っているのか、スタンプも順調に集まる。
(ここは通路が広いので歩きやすいし、なによりもスタンプを隠す場所があまり ないので、見つけやすいね)
調子はさらに上がる。

トイレへと続くちょっとした休憩所。
(こんなところにはないだろうけど、一応念のために・・・
うわぁあった!?)
半分冗談で探したジュークボックスの裏にスタンプを発見。
(ま、まさかこんな所にあるなんて。 このスタンプを隠した人ってよっぽどの意地悪だよな)

(でも、よく考えたらこのスタンプラリーって、隠すナンジャタウンの人と、 我々フェスタリアンの知恵比べなんだよな)
そうなのだ。 スタンプを隠すのも人間ならば、そのスタンプを探す我々も人間。 つまりは、このスタンプラリーというのは隠す人と探す人の心のさぐり合いに他ならないのでは ないかと、ふと思ったのだ。
(よーし、俄然やる気がでてきたぞっ!)
ハッキリとした敵(?)がいると途端にやる気がでる単純な性格。 疲れも吹き飛ばす勢いで、新たに気合いを入れ直した。

ナンダーバードもひととおり探し終えて恒例のビザの確認。 やはりというか、スーパースタンプを二個ほど足りない。
(うーん、ここで足止めを喰らうと精神的にも疲れそうだし、 やはり保留にして次に向かうか)
「福袋七丁目商店街」、「もののけ番外地」、そして「ナンダーバード」と 保留にした街区はすでにみっつも。

(もうこれ以上は・・・)
強い決心と共に、最後の街区「マカロニ広場」へと向かったのだった・・・。




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