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第二話 ナンジャタウンは鬼ばかり |
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お正月ということもあり、ナンジャタウン内は異様な程の人で混んでいた。 すぐそこに見える目的地にすら行けないのである。 人混みをかき分けながら、なんとかナンジャビザ販売機までたどり着きひと呼吸いれる。 (ふぅ、それにしてもこの混みよう。 はたして今日一日でスタンプを集めきることなどできるのだろうか) ただでさえひとりぼっちの挑戦なのに、すでに弱腰になっていた。
新しいナンジャビザを購入し、販売機裏にある階段を降りてドレッサールームへと向かう。
自分の事は棚に上げて、気分はすっかり橋田壽賀子ドラマのいじめられ主人公。
(兄嫁にも、姑にもこの旅館の権利書はわたせまへんっ!)
なんて妄想をしていたら少しだけ気分が晴れた。
まずはドレッサールームを出てすぐに目に付くナンジャコアの街区代表スタンプ。
さっそくビザにスタンプを押す。
人の波に押されながら思案する。
(おそらく今日は初めてナンジャタウンに来るって人が多いはず。
そうすると入り口のある二階のフロアーから人が埋まっていくのは必然的。
ということは、まず最初にやっておかなければいけないのは
二階フロアーのスタンプ集めに違いない)
要領はもう分かっていた。
人混みの避け方もだんだんと体が覚えてきた。
そしてお正月とスタンプの場所が変わっていなかった為か、
ものの五分もしないウチにコアのスタンプが集まった。 |
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