このリンク集を作った理由

 
  

現在わたしは、とある研究所の資料室で働いていますが、 この一年で、公私にわたり、インターネットでの情報収集方法のアドバイスをすることが急激に増えました。 「こういう資料が欲しい。こういったことを調べたい。しかし、どうやったらいいのかわからない」「検索エンジンを利用してみたが目的に合致するサイトをうまく見つけられない」など。

資料室にあるのは専門書ばかりです。専門外の資料については、そのつど、インターネットでできる参考資料のリストアップ方法と入手にいたるアドバイスをしています。 できるだけ、中規模以上の図書館ならば所蔵しているだろう資料をご案内していますが、 なかには取り急ぎインターネットで調べられる範囲で、という場合もあります。 そういう場合は、有効と思われるサイトや検索語をご紹介していますが、「こんな便利なサイトがあるなんて知らなかった!」「こんな調べ方があるの?」と驚かれることがあります。「なぜ、知っているの?」といわれることもあります。
知っているのは、経験上、といえばいいのでしょうか。図書館の参考資料室(レファレンス・コーナー)に並んでいる資料をある程度覚えているからです。 各省庁や、その所管の法人名、それらの大まかな役割。各団体が作成する報告書や白書の名前、その分類。 また、自分の中の情報が十分でない場合は、図書館のデータベースの分類や件名を利用して、目的に近い資料の書誌情報を得た上で、その発行者である行政省庁のサイト内を探るということもいたします。 それらを手がかりに探索しているうちに、様々な情報を得ています。 実際、この一年で、行政サイトの情報もかなり充実してきたと思います。 「これは使える!」と思えば、お気に入りフォルダに入れていきますが、かなりな量になってきました。 これらを使いやすく整理する方法はないだろうかと考えました。 できれば、他の方にも使えるように。

考えついたのが、ネット版参考図書室です。

参考図書のかわりに、インターネットのサイト情報を分類法に基づいて並べていけば、参考図書室の書架を眺めるようにして、類似近似の情報を得られるのではと考えました。 また、それに対応する書籍の情報も付していけば、近くに図書館がある方が、図書館内で探索する時に助けになるかもしれないと思いました。 なぜ、図書館にこだわるかといえば、著作権の問題があります。 たとえ有用な資料がこの世に存在していても、それがインターネット上ですべて公開されることは、著作権法が大幅に改定されないかぎり難しいでしょう。 オンラインジャーナルの論文入手のように、ネット上から有料でダウンロードしていくという方式が、参考資料に関しては、もしかしたらこの先進んでいくのかもしれませんが、いましばらくは限られた範囲でのことだと思います。
今現在、インターネット上にすべての有用資料が揃っているわけではないということを、どうかふまえておいてください。 また、複数の類似の資料、切り口や見方を変えた資料との比較検討を行った方が、よりよい調査研究になると、わたしは思います。 そのため図書館の利用をとお勧めしているのです。

このページが、情報の大海に漕ぎだす前の、基礎知識としてお役にたてればと思います。

(2002.9.8)
「調査(調べ学習)に役立つリンク集」トップに戻る