図書館の蔵書検索利用方法基礎講座
餅は餅屋
本の検索では、検索項目が、「書名」や「著者名」に分かれているところが多いので注意しましょう。
間違っても、「書名」の検索語入力欄に「著者名」を入れてはいけません。あくまで、書名の検索項目で検索できるのは、書名だけです。
また検索項目すべてを埋める必要はありません。
たとえば、都立図書館の標準検索画面では「タイトル(書名のこと)」「巻次」「著者名」「出版者」「出版年」「ISBN]「ISSN」
「ファイル種別」にわかれています。なぜ、「出版社」でなく、「出版者」なのかと疑問に思う方もいるかと思いますが、本には、商業出版社でない個人や団体が発行したものもあるので、「出版者」となっているんです。
「タイトル」や「著者名」の検索項目だけでも、通常の検索には充分だと思います。「出版者」の項目は補助的にご利用されるといいでしょう。
たとえば、角川書店で出された、漢字辞典の編者名を調べたい時、「タイトル」に「漢字辞典」と入れて検索してもいいですが、ここで「出版者」に「角川書店」と付け加えて検索すれば、簡潔に結果が得られるということです。
その他は、かなり検索結果を制限するものですので、検索に慣れるまでは、あまりお使いにならないほうがいいと思います。
一長一短
検索項目に長々と単語を入れる人がいますが、完全一致方式でないかぎり、これは検索不可の原因になりやすいので注意してください。
(インターネットで公開されている蔵書検索では、前方一致方式や、中間一致方式がほとんどです)
逆に漢字一文字や、ひらがな二文字ぐらいでは、それがかなり特殊な単語でないかぎり検索されるものが多すぎて大変です。
ただし、専門的なデータベースで、収録数が多くないところでは、このかぎりではありません。
また、『「国語」という思想』など、書名中に記号が入っている場合もあります。
この場合は、「」付き、「」なし、両方で検索するか、AND検索が可能なら、「国語」と「思想」で検索したり、読み方の検索が可能なら「コクゴトイウシソウ」と入力して検索する方法もあります。
漢字は難しい
「国」と「國」、「竜」と「龍」など、日本人にとっては生活上同じように使用している漢字でも、コンピュータは別の文字と認識します。
(中には、同じように扱うように、あらかじめ考えてくれているところもありますが)特に人名に使用されるものは、注意が必要です。
実際、「大佛次郎」を、「大仏次郎」では、検索してくれないデータベースも存在しました。
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名前は難しい
「漢字は難しい」でも紹介しましたが、人名は難しい問題をはらんでいます。
日本人・中国人・韓国人なら、漢字がどうなっているかという問題があります。
最近は、いわゆる旧字でも新字でも、一緒に呼び出してくれるものもありますが、そうでないところもまだあります。
また、漢字圏以外の外国人の場合、データベースによっては、カタカナの形でしか検索できないもの、そのカタカナの表記形も統一がとれてなかったりする場合もあります。
逆にアルファベットでしか検索してくれないデータベースもありますが、この場合はアルファベット形さえわかれば、けっこう速やかに情報を得ることができます。
漢字圏以外の外国人の場合、姓と名の間をどうするかという問題もあるので、とりあえず、姓だけで一度検索してみることをお勧めします。
それから、日本人の検索でも、姓と名の間にスペースを入れないといけない所もあるので、注意してください。
言葉は難しい
「子供」「子ども」「こども」と、表記を少し変えただけでも、検索できない場合があります。
耳で聞いた書名を検索する場合は注意しましょう。
それでは、がんばって挑戦してください。