本の密林・探検日記


6月20日

最近、17歳がおこした凶悪犯罪が3件続いたそうだが、それを報道した新聞記事が見たい(質問時は5月中旬)。

来日したばかりの留学生の質問。キーワードは「17歳」と「凶悪事件3件」のみ。人に聞いた話で、それぞれの実際の内容はまったく知らないという。
最近、十代の事件が続発しているので、どれが、その3件に該当するだろうかと、他のスタッフにも意見を求める。
すぐ意見が一致したのは「高速バスジャック」と「愛知の主婦殺害」。3件目にはいくつか候補があがったが、結局、動機が明確でなく、被害者と面識がないことなどを考えて、他の2件と同列に語るなら、「早朝電車内、ハンマーで男性に襲いかかる」ではないだろうかということになった。
そして、肝心なのは事件日時の特定である。もちろん、後追い記事も必要だろう。
ただし、よほど記憶力がよくないかぎり、さまざまな事件の日時を克明に覚えることは難しい。
以前なら、少し前の事件の場合は新聞の縮刷版を、まだ縮刷版が出来てない場合は、新聞を一日一日確認するような作業をしなければいけなかった。だが、いまではインターネットを利用して、時間をかなり短縮できるようになった。
現在当館は新聞社の有料記事検索と契約しているので、どの事件がいつ起こったのか、しかも後追い記事がいつ掲載されたかも検索できる。
質問者にはそれで調べた事件の日時と後追い記事の掲載日を伝え、該当する新聞を渡した。
が、ここではできるだけ無料のサイトを紹介したいので、毎日新聞社のページでの検索をご紹介しよう。

毎日新聞社の記事検索では、1997年8月以降の主要ニュースが検索可能である。
ここでのポイントは「主要ニュース」に限られるということだ。広範囲に記事情報を収集することはできない。だが、情報が多すぎて、その中から選ぶのに一苦労する場合もあるので、大きく取り上げられた事件の場合、その情報を得、またその日時を確定するには、とても有効なサイトだと思う。
さて実際に、毎日新聞社のサイトの記事検索欄に「17歳」と入れて検索してみると、目当ての事件3件を含む記事が検索できた。
ここはAND検索も可能なので、もし、情報が多すぎた場合は、「少年」などの言葉を付け加えて絞りこむこともできる。
ただし、この時選ぶ言葉には、少し注意が必要である。
キーワードの「17歳」だが、これを「17才」といれて検索するとヒットはしない。また、「十七歳」といれてもヒットしない。ここが日本語表記の難しいところだ。
また、新聞記事の漢字表記には一定の基準がある。最近はそうでもないが、以前は「拉致」を「ら致」と表記したりしていたので、その表記の違いが検索結果に影響してくることも忘れてはいけない。
また、省略語にも注意が必要だ。
たとえば、「プレステ2」の発売日やそれにまつわる記事が必要な場合があるとしよう。検索語に「プレステ」と入れて検索した場合と「プレイステーション」の場合では、結果はかなり違ってくる。
(尚、「プレステ2」、「プレイステーション2」というように数字を入れると検索されなかった)。 新聞記事の検索を速やかに行うには、日頃から、新聞や事件特有の用語に気をくばることが重要だと思う。


便利なサイト&参考図書情報へ(毎日新聞)

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