本の密林・探検日記


3月25日

サマータイム問題に関する資料を収集したい

祝・国立国会図書館Web OPAC公開!

3月22日、国会図書館の蔵書検索が大きく変わった。今までは近年1年分、約10万件の検索しかできなかったが、これからは1948年以降受入れ分の約200万件の和図書および、1986年以降受入れ分の約20万件の洋図書の検索が可能になった。書名、著者名からの検索はもちろん、件名からの検索もできる。
件名と聞いて難しいと思う方、関係ないと思う方もいるだろう。が、実際に試してみたところ、一般の方にも利用できるような手ごたえがあったので、ご紹介しよう。

まずは、「件名」の説明欄をクリックし一読してから、「件名検索」をクリックする。 件名は、限られた言葉に整えられている。それを探しだせるのが、この画面だ。
たとえば、「サマータイム」と入れて検索すると、幸いなことに、「サマータイム」という件名が存在した。これをクリックすると、関連する図書を呼び出すことができる。
和図書6件、洋図書1件がヒットした。そのうちの3件が以下の資料である。





1951年の資料の書名を見ると、どうやら以前は「サマータイム」のことを「サマータイム」と表記していたようだ。
1999年の資料になると、「サマータイム」という代わりに、「夏時間」という単語になっている。また、洋図書には、「Summer time」の表記はない。この資料はアメリカのもので、かの地では「サマータイム」とはいわずに「Daylight saving time」という。
また、これらの資料の分類は同じではない。1951年のものが「449」、1994年のものが「366.32」、1999年のものが「519」だ。
これらの資料を一度で呼び出せたのは、国会図書館のデータ作成者が、「サマータイム」という件名を入れておいてくれたおかげである。
資料中に言葉がなくても、内容を考えて付けられるのが件名だ。普通、分類はひとつしか付けられないが、件名は複数付けることもできる。
本というものは、たったひとつの内容だけで構成されているものばかりではない。だが、図書館においては、棚に並べる便宜上、分類はどれかひとつに絞るのが普通だ。
だから、件名は、分類が意味する情報以外を得る方策として有効ではないかと思う。
しかし、万能というわけではない。説明にも載っていたと思うが、すべての資料に件名が付記されているわけではない。
また、以前調査した「ピノキオ問題」の場合だが、残念ながら「件名」に、「ピノキオ」も「ピノキオ問題」も存在しなかった。「サマータイム」のように簡単には検索できないというわけだ。
それから、人名や団体名は、「件名検索」の画面では確認できない。
それでも、検索方法のひとつの道として、覚えておいて損はないと思う。

その利用方法だが、「サマータイム」のように、「件名検索」欄でうまく、件名を見つけられなかった時は、まず、書名検索するなどして、参考になりそうな資料のデータを呼び出してみるといい。
そのデータの中に件名があればしめたものだ。それをクリックすれば類書を呼び出すことができるはずだ。
ただし、データが多すぎる件名も存在する。その場合は、初期検索画面に戻り、出版年などを利用して、徐々に絞りこんでいくといいと思う。


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