「スノーボードスクールの手伝い」


 毎日が日曜日の弟が昨シーズンからスノーボードのスクールを始めたんです。
 スキー場在住のスクールじゃ無くて、JR池袋発着で自分らの車でスキー場まで送迎して、スキー場で1日と2日とかスノーボード教えて、そのまま一緒に帰ってくるというスノーボードクラブみたいなスクールツアーなんですけど。じゃらんとかケイコとマナブなんかに広告載せて昨シーズンは延べ100人以上の初心者(女性率8割)を教えてました。

 私はそのスクールに運転手兼、雑用係り兼、落ちこぼれ生徒のおもりをしてました。 そこに参加してたスクール生をいろいろ見てて思ったこと、スクールに参加した連中に聞いてみたこといろいろ書いてみます。

「何も高いお金払ってスクールなんかに来なくても周囲に教えてくれる人いないのか」って聞いてみたら 「友達(彼氏)は自分が滑るのが楽しくてとても初心者のおもりなんかしてくれないから」だって。

 そこに参加してる連中が多種多様で、40過ぎの茨城のレストランオーナーのお父さんは「息子のボードかってに拝借して来ました。」とか 中学の仲のいい3人で「高校に入ったらバラバラになちゃうんで卒業旅行のつもりで来た。」とか「彼氏のお荷物になりたくないから自分で滑れるように参加したんです。」とか「スノボやりたくって、やりたくって、でも周囲に誰もやってる人いなくて、」とか言うOLがいたり「最近はやってるみたいだから1度やってみたくて」と言って参加したいかにも子ギャル風の女子高生がいたり。

 いわゆる無職のフリーターもたくさんいて金も職もないのに「スノボやりたいから」で来てたりする。
 こいつら何考えてるんだというか何にも考えてない連中も多くて、今を楽しめればそれでいい、先のことはその時に考えればそれでいい。人生楽しんでますみたいな連中が大勢や集まってスノーボードやってました。 普段じゃ考えられない世界がそこにはあった。人それぞれの人生があって価値観があって色々と勉強させてもらいました。


 スノーボードは感覚とバランスで滑るから若いやつほど、スポーツを真面目にやってたやつほど上達が早い。
 身体が固くなった大人やろくに運動をしたこともないおねーちゃんはやっぱり上達が遅い。中学生は何と、自分らが1年かけて出来るようになったレベルに半日位で成ったのにはコーチ一同ただただ唖然とするばかり。

 そうかと思えば友達に誘われたから付いてきたという美容師さんは「疲れちゃうから」とか言ってまったくやる気なし、リフトで上まで上げたのはいいけれど全く他のスクール生についてこれず、本ベソ状態のところをなだめすかして他の人から1時間遅れでやっと下まで滑らしたりと「もう2度と来なくていいぞ!」と言いたい気持ちをぐっとこらて「またこれに懲りずに参加して下さい。」と言ってる自分は何だったの?

 トラブル、アクシデントも数限りなくあった。20枚まとめて借りたレンタルボードが1枚たりなくて車で1時間もかかってレンタルボード屋さんに再度借りに行ったり。昼食の時にスクール生のボードが盗難にあって、駐車場中の何百台もの車の中を、半日かけて探してたりとか、滑ってる最中に財布と運転免許証を落とした奴の紛失届を麓の交番まで提出に行ったりとか、色々あったけどそれはそれで面白かった。


 なんだかんだ言ってまた今シーズンもスノボスクール手伝うことになりそうです。


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