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| 平成21年8月5日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F4 |
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カブトムシ Trypoxylus dichotomus septentrionalis Kono, 1931 (千葉県横芝産 F4 自己採集からの累代 )
昨晩にF4 成虫 3匹目になる雌が活動を開始してコンテナ内を歩き廻っていたのを捕獲した。裏も表も真っ赤な雌だ。(写真参照) 真っ赤というか橙が正しいだろう。前2 匹の内 1匹は黒の雄、もう 1匹はやや赤い雌で、赤カブトの血を強く反映しているのはこの3 匹目の雌だけだ。
残っていた終齢幼虫はたったの5 匹 (「平成21年6月1日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F4」を参照) だったので、どうせ未活動成虫がいたとしても後 2匹の計算だ。コンテナを今年の繁殖用に使う為に空けたいから、中身を暴く事にした。後 2匹は今出したとしても、もう成虫になっているだろう。蛹か幼虫の可能性は低い。幼虫だったとしたら、時期的にもう成虫には孵らないで死んでしまうだろう。
それでコンテナ内の土を全部掘り返した。何も出なかった。終齢幼虫 5匹の内、無事に成虫になったのは3 匹だった事になる。F4で得られた成虫はたったの3 匹だ。1♂ 2♀♀の組み合わせは去年のF3と同じ状況だ。 (「平成20年8月22日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F3」を参照) それにしても赤カブトが全然増えなくなってしまった。その上、去年もそうだったが、今年も残ったのは小粒の3 匹である。全く増えなくなったのは、血が濃過ぎる事が原因ではないだろうか。そこで幾つかの兆候が俄かに浮かび上がる。生殖能力の減退、虚弱体質による幼虫の短命、成虫の矮小化等の要素だ。全部当てはまるような気がする。 |
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| 赤カブトのつがい |
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赤カブトの累代飼育を続けるべく、用意していた天然赤個体 (「平成21年7月19日 採集 21時 28℃ 某所」を参照) と一緒にF4 成虫を繁殖セットに投入した。F4 雌2 匹は天然雄とコンテナへ、F4 雄1 匹は天然雌とプラ・ケース大へ入れた。天然雌は採集してから今までにプラ・ケース大で産卵させていたので、手に持った感触では大分重量が軽くなっているように感じられた。特に腹部が軽いのが分った。それでもまだとても元気なので、F4 雄と交尾して後幾らかは産卵するかもしれない。
■今日の収穫
なし
F4 合計飼育個体 3 |
| 平成21年8月5日 雑記 庭でクワトープ その九 追記 |
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「平成21年7月12日 雑記 庭でクワトープ その九」に生体(生態 ) 写真を幾つか追加した。クワトープの俯瞰写真も含んでいる。俯瞰部分に写っていない敷地裏にもシラカシが植えてある。
又、コガネムシ、マメコガネ、コブマルエンマコガネ、シロテンハナムグリ、ベニシジミ、アオスジアゲハ、シオカラトンボらも追加した。 |
| 平成21年8月6日 飼育 リュウキュウコクワ 沖縄本島産 WF1 他 |
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成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった材中の幼虫を回収する作業をした。以下がその結果。
| ■ | リュウキュウコクワガタ Dorcus amamianus nomurai Mizunuma, 1994 (沖縄本島国頭村産 β系統WF1 自己採集からの累代 雄 H19.10羽化 24mm 雌 H19.5羽化 24mm 25mm 26mm ) |
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材はボロボロでマットと区別がつかない状態になっていた。何もいなかった。雌成虫による幼虫の共食いで全滅していた。今セットしてある分に期待しよう。
・今日の収穫
なし
β系統 F2 合計飼育個体 0
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| ■ | ハチジョウコクワガタ Dorcus rectus miekoae (Yoshida, 1991) (八丈町産 β系統 WF1 雌雄複数 ) |
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期待していなかった堅い材から5 匹の終齢幼虫が得られた。全て個別に瓶に移した。
・今日の収穫
終齢幼虫 5
β系統 F2 合計飼育個体 5
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| ■ | コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (伊豆大島産 β系統 WD H19夏採集 雄 死亡 雌 未計測 ) |
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蛹室を作っていたり、既に蛹化している個体がいる為、産卵材が入った飼育容器を掘り返すのは止めにして、その儘管理する事にした。
・今日の収穫
飼育容器小 1
β系統 WF1 合計飼育個体 2 + 飼育容器小 1
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| ■ | コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (三宅島産 β系統 WD 雄 31mm、雌 23mm ) |
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蛹室を作っていたり、既に蛹化している個体がいる為、産卵材が入った飼育容器を掘り返すのは止めにして、その儘管理する事にした。
・今日の収穫
飼育容器小 1
β系統 WF1 合計飼育個体 飼育容器小 1
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| ■ | オキナワノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis okinawanus Nomura, 1962 (沖縄本島国頭村産 自己採集からの累代 β系統 WF1 雄 49mm H19.7.28羽化 雌 死亡 ) |
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幼虫が入っている飼育容器を暴こうとして壁面から中を覗いたら、もう羽化済みの雌成虫が蛹室で待機しているのが観察された。だから、この飼育容器はもうこの儘放置する事にした。来年初夏になって成虫が活動するまで弄らないで保管だ。
・今日の収穫
飼育容器中 1
β系統 F2 合計飼育個体 12 + 飼育容器中 1
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| ■ | ムシモンオオクワガタ Dorcus musimon Gene 1836 (イタリア・サルディニア島 Sardinia Island Italy、雄 α系統CBF1、雌 α系統CBF1 ) |
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αF2になる幼虫は、初齢 1、亜終齢 2の合計 3匹が得られた。少ない。代わりに幼虫の屍骸が材やマットの中から5 匹以上見付かった。
・今日の収穫
初齢幼虫 1
亜終齢幼虫 2
α系統 F2 合計飼育個体 3 |
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| 平成21年8月9日 採集 21時 25℃ 某所 他 |
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夜勤明けの仕事帰りにポイントTK092208 に寄った。ここへの訪問は今年は初だ。去年と比べて周辺環境の変化はない。樹液が出いる場所も同じ。但し樹液の流出は大人し目だった。午前10時位で中途半端な時間帯にも拘らずコクワ 1、カブト 4を観察した。九十九里平野では今年初となるツクツクボウシの鳴き声が聞かれた。
夜は某所を廻った。いつものヒラタの木では何もいないように見えた。木に近寄って洞や捲れを観察していると、大き目で赤いコクワの尻のような物が捲れから覗いていた。どの位大きいコクワなのかと、引っ張り出せないものかと懐中電灯を照らしながら考えていたら、その内に自分から出て来てくれた。そうしたら、その虫はなんとヒラタだった。艶がなくて汚れていたし赤かったのでヒラタだとは思いもよらなかった。それに今までいつもここにいたヒラタはこんなに赤くはなかったので、これは違う個体なんだろうか。でも大きさは今までのヒラタと同じ位だ。写真を残しておこうとカメラをポケットから出そうとしていたら、そのヒラタは下に落ちて見失ってしまった。
全般的にカブトが幾らか減ったように思える。それに何よりも今日はこの地域でコクワを1 匹も見なかった。コクワだけ誰かが根こそぎ採集していったのだろうか。不思議だ。
カブトが幾らか減った以外には、ホタルが激減した。ホタルは数だけでなく、光り方も弱くなったように感じられた。
又、この地域で今年初のスズムシの鳴き声が聞かれた。昼の初ツクツクボウシと言い、夜のスズムシと言い、昨日立秋を迎えて名実共に愈々秋が到来したと言えるのだろう。淋しい限りだ。採集期間も後残すところ2 ヶ月弱となった。
昼と夜の観察を通して今年は樹液の流出が不良なのも気になった。7月下旬から日照不足が続いている。雨降りが多くて水の供給は豊富でも、日が照らない為に植物の光合成量が低下しているのが原因だろう。
山形県のブドウ園でカブトムシがブドウを食い荒らす被害で出ていると聞いている。きっと樹液が少ない為に今年は特にカブトの果物への被害が出ているのではないだろうか。そんな気がする。
以下は広辞苑からの引用。
りっ‐しゅう【立秋】
二十四節気の一。太陽の黄経が135度の時。秋の始め、太陽暦の8月8日頃。<(季)秋>
■今日の収穫
ヒラタ 0 + 1♂
ノコギリ 0 + 1♂
コクワ 1 + 0♀
カブト 4 + 16exs |
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| 心地よい風景 |
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| 平成21年8月12日 飼育 |
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昨日と今日の休み2 日を利用して、7月上旬に仕込んでいた繁殖セットを暴いた。材産みの虫は、基本的には、材だけを取り出して、また新しい産卵木を投入するだけだ。だから、材産みの場合は繁殖セットをその儘継続出来るので楽だ。しかし、ヒラタやノコギリを中心としたマットにも産む虫は、飼育容器と場所の都合があるので、親虫を取り出して材が入った飼育容器は幼虫が採れるようになる1 ヶ月程先まで保管する。1ヶ月後に幼虫を採り出してから、また親虫を投入して繁殖セットを再開する。ちょっと面倒だが仕方がない。
又、今年分の餌ゼリーとマット基材、それにオオクワ幼虫用にヒラタケ菌床を纏めて箱で購入した。 |
| 平成21年8月13日 採集 20時 27℃ ポイントTG082808 他 |
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| 雌を巡って激しく闘争するノコギリ |
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昨日と今日の日中は久々に晴れ間が出て気温が上昇した。昨日は夜になると21℃に下がったものの、今晩は熱帯夜になった。虫日和だ。
仕事帰りにポイントTG082808、TK092208、TS082607の順に廻った。TK092208を除いた場所では近くに水田がある為、ホタルが観察された。気温が高いので林の中にまで舞っていたが、沢山いる訳ではなかった。もうホタルの時期は終わりに近いので、半月前ならここでも素晴らしい眺めが期待出来たであろう。
今日廻ったポイントは、今年になって夜に来るのは初めてになる。九十九里平野の山側なのでヒラタは望めないのだが、数少ない貴重な環境が残っている地域の為、夏場の巡回には欠かせない。時期としては後半になるのだが多数のカブトが見られた。4日前でもそうっだったが、コクワが異様に少ない。盆が過ぎると夕暮れが早くなって益々秋の気配を感じるようになる。それと同時にカブトとコクワの個体数が徐々に交代する事だろう。
採集時期の後半戦に向けてこれから樹液が良く出るようにと、クヌギの古木を前に拝んでおいた。
■今日の収穫
ノコギリ 3♂♂ 1♀
コクワ 5exs 以上
カブト 約 30exs |
| 平成21年8月15日 雑記 庭でクワトープ その九 追記 |
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| スダジイの幹に虫食い |
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「平成21年7月12日 雑記 庭でクワトープ その九」にキアシナガバチ、クロカナブン、クロカミキリ、ハナムグリ、ルリシジミ、マルガタゴミムシらを追加した。 又、マルガタゴミムシ以外は生体(生態 ) 写真も付けた。
我が家は駅からそれ程遠くない住宅地の一角にありながら、昆虫の種類はなかなか豊富な方ではないだろうか。 2〜3m の木が6 本あって、ほぼ全ての木が虫食いになっている。豊かな環境に虫がいるのは嬉しいが、木には庭木として大きくなって欲しいので複雑な心境でもある。
「平成21年7月12日 雑記 庭でクワトープ その九」のクワトープ俯瞰写真で子供が水浴びする部分で見られるプールは無様な最期を遂げた。
先ず、遊ぶ度に膨らませるのが面倒だと妻が言って、コンクリート打ちの駐車場に空気を抜かずにプールを放置していた。或る日小生がVW で帰宅して駐車場に停めるのに後退させていた。するとVW の後部にプールが幾らか触れた。即ち排気ガスで熱くなっているエグゾースト・パイプにプールが触れてしまった。急いでVW を前進させたが後の祭りである。VW に触れたプールの部分そっくりその儘が剥がれて空気漏れ。もうお仕舞い。買ったばかりの遊具が駄目になったのにはかなり気分が萎えた。それでもプールは大きいので半分は生きていたものの更に放置していた。その後、何日かの内に、今度は番犬が玩具にして引っ掻いたり齧ったりして、残りの部分も終わってしまった。粗大ゴミと化した。大きいプールは子供にとっては最高の遊び場だが、維持するのを考慮すると考え物だ。 |
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| プールがこんな姿に |
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| 平成21年8月16日 採集 2時 21℃ ポイントOS092405 |
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夜勤の仕事帰りに林に寄った。日中は正午過ぎから晴れて気温が上がったが、お盆にしては夕暮れ時から随分と涼しかった。この位だったら仕事中も窓を開けておけばエアコンは不要だ。
相変わらず樹液の流出は振るわなく、それにも増して、観察される虫の数も何やら淋しくなって来た。まだカブトの数はそこそこだが、涼しさも相俟って、今日の林は 9月下旬のような雰囲気だった。
■今日の収穫
コクワ 10exs未満
カブト 約 20exs |
| 平成21年8月17日 採集 20時 22℃ 北西某所 |
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明日は早番なのでそんなに多くは廻れない為、1ヶ所に絞って夜のお勤めに出た。軽を走らせて暫らくして珍しくカメラを忘れたのに気付いた。こういう時に限って何かご利益がないものだろうかと考えながら、時間がないので家には引き返さずに闇夜の林を目指した。
いつもの木にいつものヒラタを観察して、その他には特記事項なし。コクワが1 匹もいないのは変わらず。幾らなんでもコクワがいないのは、誰かが根こそぎ捕まえて行ったと考えるのが自然だろう。この地域での採集圧が強いと云う証拠だ。又、ホタルの時期はほぼ終了した。光り輝く成虫は 1匹のみ。草地で多数の淡い光が放たれているので、懐中電灯で照らして確認すると、ホタルの幼虫であった。また来年も趣あるホタルの舞を楽しませて貰いたいものだ。
帰り掛けに、物足りないのでとっておきの外灯に寄った。収穫はカブトの雄が 1匹、雌 5匹だった。外灯に来ている虫は死ぬ確率が高いので、全部林に放ってやった。
■今日の収穫
ヒラタ 1♂
カブト 21exs |
| 平成21年8月19日 採集 21時 23℃ 北西某所 |
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トゲナナフシ
Neohirasea japonica |
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夜勤明けの後に歯医者へ行ったから帰宅は正午過ぎであった。帰宅後は少し畑や庭を弄ってから約3 時間の仮眠を取った。日中の最高気温は29℃でお盆過ぎの残暑で厳しかった。仮眠後に成虫の餌交換をしたが、終わらずに明日に持ち越した。夕焼け小焼けになると蚊が群がるので早目に切り上げた。それでも結構蚊に刺された。毎度の事で、夏場は常に蚊に刺された痕が絶えない。
夜になっても気温は上々なので林に出向いた。懐中電灯を当てると、いつもの木にいつものヒラタが樹洞に逃げ込んでいた。こいつは一体いつまでこの木にいるんだろう。珍しい山側のヒラタであるが、雌と出合えたのだろうか。相変わらずコクワはいない。カブトは大分減って来た。最近の気温と今晩のカブトの数を考えると、妥当な早さで秋に向かっている。
■今日の収穫
ヒラタ 1♂
カブト 16exs |
| 平成21年8月21日 採集 21時 25℃ ポイントTG082808 他 |
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仕事帰りにポイントTG082808、TK092208、SA062909、南某所の順で廻った。明日からは連休なのでお気楽に構えられる。しかも熱帯夜で虫日和だ。だから、怒涛の4 ヶ所巡りと云う訳だ。 各ポイントをじっくり歩いて観察した。
お盆時期と比べて、全てのポイントでカブトが半分以下に激減した。その代わりコクワが復活して来た雰囲気だ。だからと云って新成虫が目立つ程いるとは限らないので、今まで隠れていたコクワが、煩くて手強い敵が減った所を見計らって活動を始めたような感じだ。
夏の前半に流していた樹液は枯れて、他で樹液が出るようになっている。これはお盆頃から見られた現象だが今日は違った。その樹液が、今まで日照不足で頗る優れなかったのが、なかなか良い感じになっていた。特にシラカシの樹液がどの場所でも絶好調な雰囲気であった。狙っている虫に出合える可能性がある期間は、事実上残すところあと1 ヶ月程度だ。悔いのない平成21 年にしたい。
■今日の収穫
ノコギリ 3♂♂ 1♀
コクワ 5 + 2 + 2 + 12 exs
カブト 4 + 3 + 4 + 11 exs |
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シラカシの樹液に来たマイマイカブリ
Damaster blaptoides |
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サワガニ
Geothelphusa dehaani (White, 1847) |
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| 平成21年8月22日 飼育 オオクワ 北海道産 F3 他 |
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成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった材からの幼虫回収作業を実施した。以下がその結果。
| ■ | オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (北海道産 F3 雄 67mm H18.6.28羽化 雌 44mm H18.6.11羽化 死亡 ) |
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去年得られた3 匹のF4 は全て無事に羽化したのだが、その内1 匹の雄は何故か蛹室の中で死んでしまった。幸いにして残った2 匹は雌雄 1匹ずつだ。
先月から取り置いてあった材を崩してみたが、余りにも堅くて途中で止めた。幼虫 2 匹が得られたが、まだ崩していない部分に幼虫がいる事だろう。得られた幼虫はヒラタケ菌床に投入した。
親であるF3 の雌は産み切って没したようで、更にもう1 本の産卵材が手付かずで残っている。
・今日の収穫
初齢幼虫 1
亜終齢幼虫 1
α系統F4 合計飼育個体 4
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| ■ | オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (千葉県横芝牛熊産 β系統 雄 72mm WD H20.7.17採集、雌 複数 CBF1 H20羽化 ) |
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去年の7 月に採集した天然雄72mm は未だに元気だ。常にVIP 待遇だ。今年はハーレム状態で3 匹の雌に種付けさせた。今日弄った材はβ系統の雌 2 匹分で、しっかり幼虫が得られている。材を取り出す時に新しい材を入れていて、こちらでも産卵されている様子だから、今年中に幼虫の追加があるだろう。得られた幼虫はヒラタケ菌床に放った。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 9
β系統 F1 合計飼育個体 9
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| ■ | アマミコクワガタ (原名亜種) Dorcus amamianus amamianus (Nomura, 1964) (奄美大島名瀬市朝戸産 α系統 F5 雄 H20.6.19羽化 27mm、雌 H20.7羽化 29mm 26mm ) |
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材の外に漏れてマット内にいた幼虫 2匹を取り出してヒラタケ菌床に投入した。産卵材はまだ非常に堅いし、中にいる幼虫は小さいと思うので、1 ヶ月を目途にまた保管する事にした。
・今日の収穫
初齢幼虫 2
α系統 F6 合計飼育個体 2
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| ■ | ゴトウヒラタクワガタ Dorcus titanus karasuyamai Baba, 1999 (福江島産 雄 WF1 75mm H19.5中旬羽化 死亡 雌 α系統 F2 36mm H20.6.12羽化 ) |
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各段階に成虫した幼虫が多数採れた。初齢幼虫がいそうな為、材を崩し切らずにまたマット内へ戻した。1 ヶ月を目途にまた保管する事にした。雄親は没したが、雌はまだぴんぴんしていて、繁殖セットを作れば産卵を続けそうだ。
我が家へ来て2 世代目となるF3 でやっと大きく育ちそうだ。 F2 では、ツシマヒラタ系統の血を引くゴトウヒタラとしては、小粒な個体ばかりだった。我が家ではヒラタは全て二次醗酵マットで飼育している。
・今日の収穫
初齢幼虫 4
亜終齢幼虫 6 (回収作業で潰した1 匹は含まず)
終齢幼虫 3
α系統 F3 合計飼育個体 13 |
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| 平成21年8月23日 飼育 |
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ヒラタケ菌床ブロックの瓶への詰め替え作業第二弾を実施した。昨日は北海道産と横芝産のオオクワ幼虫を合わせて11匹だったが、これでもまだ今年の予想総数の1/3 にもなっていない。これから採れるオオクワ幼虫では、β系統なら最初から全て二次醗酵マット飼育にする予定だ。
その他は、赤カブト計画の繁殖セット第四弾と昨日の続き、及び庭の草取りを少々やってお仕舞い。日中の最高気温は31℃に達して、夜になっても高い気温を維持していた。ポイント観察に行こうか行くまいか悩んだ末に、結局行くのは止めておいた。お盆が終わって一回りした感触では余り変化が見られていなかった為、今月末までは夜のお勤めはお預けにしようと決めた。これからは晩夏から秋に出現する個体群に期待したい。 |
| 平成21年8月28日 採集 22時 25℃ 南某所 他 |
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| ノコギリクワガタとカブトムシ |
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日中は真夏日でどこに居ようとも非常に暑かった。夜になっても熱帯夜だ。最近は雲が多くても太陽が照っているので毎日夏日で暑いし、湿度は初秋らしくまだ高いが、久しく雨が降っていないのでそこいらは乾燥気味だ。庭木への水遣りは毎日欠かせない。今年はお盆を過ぎてからが本格的な夏と云った雰囲気だ。この暑さはもう少し続きそうで、やっと今夏の気候的な帳尻が幾らか合いそうになってきた。
しかし、林では夏を象徴する虫の減少が刻々と進んでいる。南某所にクワガタ・トラップを仕掛けて来た。カブトは随分と減って気温が高くても全く羽音が聞こえず、林が異様に静かになった。淋しくなった。樹液の流出はまずまず。
今の時期にトラップを仕掛けた理由は、晩夏から秋にかけて見られる新成虫か越冬待ち個体を狙っているからだ。 去年の仕掛けに更に改良を加えた(「平成20年6月27日 採集 23時 20℃ 某所」を参照)、自称、究極のクワガタ・トラップだ。これで採れなければ、もう他には方法がない! と豪語する。(笑) もう少し譲歩した言い方をするならば、これで採れないのなら、今ここにはそのクワガタの成虫は居ないか、仕掛けた場所が悪いか、もう幾らか時間を要するか、或はその地域では絶滅したかのどれかだ。
究極のクワガタ・トラップ1 つの制作には、約1 時間を要した。夏休みの工作の宿題感覚だ。8 月一杯迄に作ったから、2 学期始業には間に合ったと言えるだろう。
帰り掛けにポイントHG072707 に寄ったがクワガタやカブトの姿は見えなかった。今年のアキニレは不作だ。
■今日の収穫
ノコギリ 1♂
コクワ 約10exs
カブト 6♂♂ |
| 平成21年8月31日 雑記 庭でクワトープ その九 追記 |
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| 「平成21年7月12日 雑記 庭でクワトープ その九」にオオスズメバチ、クマバチ、アオイトトンボ、ヒメカメノコテントウ、ヒメゲンゴロウ、アオバハゴロモ、ツマキヘリカメムシ、サトキマダラヒカゲ、サビキコリらを追加した。 又、サトキマダラヒカゲ、ツマキヘリカメムシ、ヒメゲンゴロウ、サビキコリには生体(生態 ) 写真も付けた。 |
| 平成21年9月4日 採集 23時 21℃ 南某所 |
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仕掛けておいた''究極のクワガタ・トラップ'' の様子を見に南某所へ夜のお勤めに出向いた。 8 月下旬から台風11 号やら、その前後の曇天続きで日照不足による低温やらで、残り少ない採集期間がいたずらに短くなる日々であった。今日の昼間は僅かながらに日が照る時間があったものの、夜の気温は21℃と相変わらず振るわなかった。しかし、残っている採集期間は事実上ほんの2〜3週間なので、可能性を捨てずに今晩は勤めに出た。それに''究極のクワガタ・トラップ'' を仕掛けてから丁度1 週間目だ。様子を見ない訳にはいかない。いい加減に手入れが必要だ。
ワクワクドキドキでクワガタ・トラップを覗いてみると、先ずはコクワの背中が見えたと同時に 1匹が下へ落下した。周辺を見るが他に何かいそうな気配はない。残念だ。○×を退けるとその裏側辺りにまたコクワがいた。更にトラップ全体を外すと、その中にコクワに混ざって大き目の甲虫がいるではないか。大きな期待を抱きながら○×の中を開けてみると、その大き目の甲虫はカブトの雌であった。 |
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| 天然オオクワガタ大歯型 推定65〜70mm |
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結局、トラップに来ていたのは、そのカブトの雌 1匹とコクワの雌雄を合せて6 匹であった。狙いの虫はいなかったが、トラップとしては上々の成果ではなかったか。
トラップの手入れと再設置の作業をしていると、その内に天気予報通りに雨が降ってきてしまった。車を移動して煙草を燻らせながら暫らく雨の様子を窺っていた。車の屋根に落ちる水滴の音を聞きながら、小雨から本降りになりかけているのを感じていた。雨が降っているし、トラップの作業は済ませたから、もう帰ろうかと考えていた。しかし、折角ここまで来たのだから、もう少し待って雨が納まるのを待とうかとも考えて、車の座席を倒して横になってもう暫らく様子をみる事にした。
幸いにして小雨になってきたので車を出て目当ての木を丁寧に1 本1 本照らしながら進んでいった。そうしている内に雨は止んだ。 カブトが殆どいなくなった。コクワがぼちぼちかなと考えていると、スズメバチが5 匹纏まって休んでいるのを見て、更にその木を丁寧に下から上に向かって観察していた。すると大きなドルクスが幹に張り付いているのを目撃。樹上 6m 辺りにオオクワ大歯型。紛れもなくオオクワそのもの。この瞬間を噛み締めるように両拳を握りながら「いたぁ、いたぁ!」と心の中で叫んだ。
このポイントでオオクワの雄に出合ったのは27年振りだ。大人になってから通い詰めて5 年目の出来事だ。 (何と言うマゾなお馬鹿なんだろう) 過去に2 年連続で雌を採り逃がして以来、2 年の空白を経ている。やっとまたオオクワガタに出合えた。再び雄が観察された事で、見間違いようのない確固たる棲息の証拠が得られた。しかも過去に雌がいたのも同じ木だ。
オオクワガタの写真を撮って、また更に他の木に進んだ。オオクワガタを捕ろうか捕るまいか考えながら歩いていた。他の虫が目に入っても、オオクワの事が頭から離れずに、なかなかいつものように冷静に観察出来ない。一回りしてきてさっきのオオクワガタをまた観察。さっきは只幹に張り付いていたのが、今度は樹上4m 辺りの樹液場に降りて来ている。カブトの雌と隣り合わせになったので、オオクワのその巨体と風格が明確に強調されている。その発散しているオーラにひたすら唸るのみだ。今度はまた別の方面を観察してコクワが多くなったのを確認。特にピカピカの新成虫が目立って混ざっているのが分った。それからまたオオクワの所へ行って観察。また樹上5〜6m 辺りで何もせずに張り付いている。懐中電灯に照らされると流石に厭なようで、逃げるように歩き始める。
結局今晩は観察のみに留めて、捕るのは止めにして帰途に就いた。小生の目的は只オオクワを捕る事ではない。地元地域のオオクワガタの絶滅に備えて、養殖する為の雌だけが欲しいのだ。雌たった1 匹で良いのだ。雌が欲しい。雄は捕えたとしても、死んだ後に標本にして、せいぜい自慢の種 (笑 ) になるだけだ。今日は観察出来ただけでも大満足だ。雌が一緒にいる気配がなかったので、捕らないで後日にまた観察に来る予定だ。願わくば''究極のクワガタ・トラップ'' に雌が来て、お手軽採集に漕ぎ着けないだろうかと期待している。
■今日の収穫
オオクワ 1♂
コクワ 25 exs 以上
カブト 1♂ 3♀♀ |
| 平成21年9月6日 採集 2時 21℃ 南某所 |
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9月5日は晴れて、日中最高気温は28℃だった。湿度が低いのだろうか、真夏のどうしようもない暑さのような感覚はなく、幾らかさっぱりしたような陽気だった。残暑ではあるものの秋に向かっているのをひしひしと感じる日だった。
日中は夜勤前に飼育成虫全てと一部の幼虫の餌交換をした。成虫の餌交換は2 日間に亘る恒例の大行事だ。特に繁殖セットには入れていない単独飼育の成虫共の餌交換に手間が掛かる。マットが排泄物と餌の湿気でべちゃべちゃになるからだ。長く放置して酷くなるとこれが泥状になってしまう。このマット交換が常に一番の厄介者になっている。オオクワとヒラタのような大食漢はマット交換の周期が余りにも短くて悩まされている。
当然今晩も夜のお勤めに行った。仕事が夜勤だったので、仕事が終わってから出向いて日付は変わっている。だが、連日で来たのには変わりはない。年に1 度見るか見ないかの大物を見つけておいて、夜のお勤めを欠勤する訳にはいかないだろう。
先ずは''究極のクワガタ・トラップ'' の確認。コクワしか来ていなかった。 そして車で少し移動して、お目当ての場所へ。 移動途中で家猫がのろのろ草叢に逃げ込んだと思ったら、イタチが目の前を素早く横切った。 ここは周辺地域の中ではタヌキやイタチの個体数が多い場所だろう。
車を降りて1本1本順々に木を見て歩く。間もなく大物のいる木に行き着く。 深夜、或は早朝 2時頃の為か、もう寝てしまったようで、大物の姿はなし。 また順々に木を見て歩く。一回りして最後にもう一度大物の木を確認。 すると樹上7m 辺りに大物の姿を発見。あの辺りが彼の棲家のようだ。まるっきり出っ放しなのではなく、数十分単位で棲家から出たり入ったりしているらしい。そんな間隔で時には樹液場に来て食事を摂っているのだろう。今日も雌の姿は見られなかった。ひょっとして、雌は棲家の中でじっとしている ? そうだとしたら、次回辺りにお目に掛かれるだろう。 小生の予想では、彼の行動を見る限り、今のところ雌は不在だ。
■今日の収穫
オオクワ 1♂
コクワ 約20 exs
カブト 1♂ 1♀ |
| 平成21年9月6日 飼育 ゴトウヒラタ 福江島産 他 |
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成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった産卵材からの幼虫回収作業を実施した。以下がその結果。
| ■ | コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (利島産 α系統 WF1 雄 H20.6.13羽化 36mm 雌 H20.6羽化 26mm ) |
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幼虫回収作業で材中の亜終齢幼虫 2匹を潰してしまった。幼虫は小さいし、材は堅い。空が黄昏ていて焦りもあった。 産卵材は堅い半分を残してまた材ごと保管した。得られた幼虫は全て終齢の為、菌床へは入れずに二次醗酵マット飼育とした。
・今日の収穫
終齢幼虫 6
α系統 F2 合計飼育個体 6
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| ■ | コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (三宅島産 α系統 WD 雄 39mm 雌 24mm ) |
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産卵材中に終齢幼虫 3匹のみ。少ない。
・今日の収穫
終齢幼虫 3
α系統 WF1 合計飼育個体 8
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| ■ | ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (千葉県横芝光産 ポイントYT062808 WD 雌 29mm H21.7.9採集 ) |
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飼育容器の外から壁面で 5匹の幼虫を確認していたので、妥当な数の幼虫を回収した。雌親は今年採集の天然個体なので、この次の繁殖セットで産み切って落ちるのだろう。 8月からは余り餌を食べている様子が見られないので、もう落ちているのかもしれない。 今日10 匹以上のWF1 幼虫が採れたので、もう既に今後の累代飼育に支障がない数の子孫が得られたと考えている。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 5
終齢幼虫 6
β系統 WF1 合計飼育個体 11 + 産卵材 小1
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| ■ | ゴトウヒラタクワガタ Dorcus titanus karasuyamai Baba, 1999 (福江島産 雄 WF1 75mm H19.5中旬羽化 死亡 雌 α系統 F2 36mm H20.6.12羽化 ) |
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前回の幼虫回収作業で取り残した幼虫を探す作業をした。産卵材の切れ端内から亜終齢幼虫 3匹を追加した。 もう十分な数の幼虫が得られたが、雌親はまだ元気なので今後更に幼虫が採れるかもしれない。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 3
α系統 F3 合計飼育個体 16 |
| ■ | ムシモンオオクワガタ Dorcus musimon Gene 1836 (イタリア・サルディニア島 Sardinia Island Italy、雄 α系統CBF1、雌 α系統CBF1 死亡 ) |
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親虫はとっくに死滅していて1 ヶ月以上飼育容器を保管していた。マット内からは何も回収されなかったので、期待せずに産卵材を崩してみたら幼虫が顔を出した。幼虫を潰したくないのでそれ以上材を崩さず、その儘保管する事にした。小さい材なので少数しかいないだろう。
・今日の収穫
幼虫入りの材 1
α系統 CBF2 合計飼育個体 3 + 材1 |
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| 平成21年9月6日 採集 23時 21℃ 南某所 |
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昼間から風が吹いており、夜になっても収まる事はなかった。虫にとって風は雨よりも大敵と言われている。日中の最高気温は、晴れながらも26℃だった。夜は21℃。風が当たるので感覚的にはもっと低いように感じる。
普通なら完全に出動せずに自宅待機の状況だが、林で大物が小生を待っているので行かない訳にはいかない。大物にお嫁さんが来たのかも気になるところだ。風が吹いているので期待出来ないとは思うが、九十九里平野では棲息地域に毎晩のように通っても年に 1回見られるか見られないかの超・超・超稀少な大物が待っている事だし、今晩も思考とは別に身体が勝手にポイントに向かっていた。
いつものパターンで、先ずは''究極のクワガタ・トラップ'' の確認。コクワ 3匹のみ。もっとよく探せば更に虫が見付かるだろう。そう、コクワ。それでまたコクワ。コクワ、コクワ、またまたコクワ。そんな感じだろう。コクワに対して粗雑な言い方をして失礼だったが、実はコクワは好きだ。実際に飼育ではコクワ類の数が一番多い。只ここでは観察する頻度の事を言っているだけだ。 |
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| 枝陰でじっとしているオオクワガタ |
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それで大物のいる林へ移動。カブトが1 匹減り、また1 匹減り、と言った具合に日に日に減ってカブトはもう風前の灯火。今晩観察したカブトはとうとうたったの2 匹になってしまった。代わりにコクワがまるでカブトの最盛期のように樹液場でうじゃうじゃいるようになった。不思議な事に、ノコギリとヒラタを見ない。どうしたんだろう。特にヒラタがいなくて心配だ。このポイントのヒラタは元々少ないのだが、去年雄を1 匹見たっきりだったような気がする。
いつもの木にいつもの大物はいた。樹上4m 辺りの枝陰でじっとしていた。懐中電灯の光を当てても逃げる気配がない。周辺を隈なく探したが今晩も雌はいないようだ。写真を撮った後、脚立を持って来てオオクワに近づいてみた。雄の下に雌がいないかどうか確かめる為だ。オオクワの背後が見えるような位置から登った。手を伸ばせば鷲掴み出来るような間近にいる状況になった。やっぱり雌はいないようだ。雄を捕まえようか否かまた考えた。避けがたい誘惑に駆られながら、捕まえた瞬間を妄想した。しかし、捕らずに脚立を降りた。
林を一回りして帰る前にもう一度大物の所へ行った。さっきの場所から移動してもっと高い所でゆっくり幹を這っている。また枝陰に隠れようとしているようだった。この雄にピチピチで元気なお嫁さんが嫁いで来るように森にお祈りして、このポイントを後にした。
■今日の収穫
オオクワ 1♂
コクワ 30 exs 以上
カブト 1♂ 1♀ |
| 平成21年9月7日 飼育 オオクワ 千葉県横芝産 WD 他 |
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成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった産卵材からの幼虫回収作業を実施した。以下がその結果。
| ■ | オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (千葉県横芝牛熊産 β系統 雄 72mm WD H20.7.17採集、雌 複数 CBF1 H20羽化 ) |
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天然雄72mm も種付けされた雌も皆元気だ。まだ今年仕込んだ産卵材の半分も見ない内に、20 匹を超える幼虫が得られた。最終的には大変な数になりそうだ。今日回収した幼虫の内、初齢幼虫 3 匹のみをマット飼育にして、それ以外の10 匹は全てヒラタケ菌床に投入した。
・今日の収穫
初齢幼虫 9
亜終齢幼虫 4
β系統 F1 合計飼育個体 22
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| ■ | アマミコクワガタ (原名亜種) Dorcus amamianus amamianus (Nomura, 1964) (奄美大島名瀬市朝戸産 α系統 F5 雄 H20.6.19羽化 27mm、雌 H20.7羽化 29mm 26mm ) |
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堅めの材から初齢幼虫 5匹を回収した。初齢幼虫の死体 3、孵らなかった卵 1も材中から発見した。幼虫が余りにも小さ過ぎる。未だに初齢幼虫しか出ないとは、アマミコクワは相当積算温度が高いのではないか。材は堅くて半分で崩すのを止めた。中にまだ幼虫がいる可能性があるので、材中にいるだろう幼虫はこの儘纏めて材飼育とした。
・今日の収穫
初齢幼虫 5
α系統 F6 合計飼育個体 7 + 産卵材1
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| ■ | ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (九十九里平野産 ポイントTT010106 自己採集からの累代 WF1 雄 46mm H19.5.19羽化 死亡 雌 33mm H20.7中旬羽化 ) |
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46mm の雄が落ちてしまったので、H20.7.20羽化の雄 55mm を投入した。回収出来た幼虫はたったの3 匹。まだ産み始めたばかりだったようだ。これからに期待しよう。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 3
α系統 F2 合計飼育個体 4
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| ■ | ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (自己採集からの累代 九十九里平野産 ポイントOS092405 雄 β系統F1 35mm H20.10.9羽化 雌 α系統F2 31mm H21.5羽化 ) |
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幼虫を回収した後、今年後半の飼育セットを作って親虫を投入した。だが、35mm 雄は寿命が来たのか、脚はもう死んだ虫のように縮めて動かさず、触角だけが動く状態だった。雄が健在の間は何度も交尾した筈なので、今後はこの雌が産み切るのを見届けようと思う。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 8
β系統 CBF1 合計飼育個体 8 |
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| 平成21年9月8日 採集 21時 20.5℃ 南某所 |
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今日は朝から曇りで気温はそれ程暑くなかったが、低くもないといった感じだ。気温が下がらなければ虫は活動するだろうと考えて、仕事を終えて南某所へ向かった。到着時点でまだ黄昏時だったので、車内でビデオを見ながら休んでいたら、幾らか寝てしまった。気付くと微風だったのが、なかなかの強さの風になっていた。気温は良いとはいえないが、不可もなし。だが風があるので、結局は虫に不都合な夜になってしまった。折角仕事帰りにわざわざ寄って暇を潰したのに、生憎の夜になってしまった。
来てしまったから仕方がない。いつものように''究極のクワガタ・トラップ'' の確認から始めた。不味い事に仕掛けに不具合が生じていた。完全に効果がない状態になっていた。前回の手入れ時に少し手を抜いたのが原因だった。失敗した。従って日付的にもこれからまた新たに仕掛ける意味がかなり薄いので、今日を以って今年の''究極のクワガタ・トラップ'' を終了とした。回収時に確認した虫は、コクワ 5匹だ。来年は場所を変更して仕掛ける心算だ。今年はとうとう''究極のクワガタ・トラップ'' で雌が捕れなかった。駄目なんだろうか。これまで本物の大物にも雌が来ていなかったようだから、人工の仕掛けに雌が来なかったのは、小生の狙いが悪い所為ではないと考えている。だから来年も挑戦する。
次にいつもの大物の木。風が強いし明日は出勤が早いので、他の木を見る気が起こらない。適当に歩いて大物の木のところへ行った。しかし今日は大物の姿はなし。昨日の晩は条件が悪くなかったのでどこかへ飛んで行ってしまったのだろうか。それともねぐらに隠れているのだろうか。雌の姿も見当たらない。念入りに見た訳ではないがコクワも少ない気がする。もし雌が来ているのなら、残る採集可能期間内に1 回位は樹液場で雌を見ても良いんではないだろうか。今日は虫には良くない日なんだろう。そう思う事にしてポイントを後にした。採集期間は残すところ後2 週間だ。 |
| 平成21年9月10日 採集 22時 20℃ 南某所 |
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今日は1 日中晴れで、日中最高気温は25℃だった。夜は20℃。無風だが長袖でも良い位に涼しい。クワガタ観察にはぎりぎりの線の為、普通なら夜のお勤めは敬遠するところだが、大物がどうしているのか気になるので林へ向かった。
完全にカブトがいなくなったようで夏の名残りは徐々に色褪せている。コクワは相変わらずだが、個体数の増加はなくなって最盛期を過ぎた雰囲気だった。気温がもっと上がる日は最盛期の個体数を観察するのかもしれない。
さて、今晩は大物は活動しているようだった。小生が来た時には樹上7m 付近の棲家近辺で過ごしていた。懐中電灯で光を当てていると、光を避けるようにゆっくり歩き始めて、棲家と思しき場所に隠れるように入って行って遂には見えなくなった。あの様子だと未だに雌がいる気配はないように思える。それとも雌は小生がいない時に樹液場に出ていて、短時間で棲家に潜ってしまうのだろうか。だから雌を見る事がないのだろうか。
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| ねぐら近くで過ごすオオクワガタ |
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後日の前哨戦として、隠れ家の下見をしようと決心した。そこで障害となるオオスズメバチ8 匹程度を駆除した。火鋏(トング)で1 匹ずつ摘むのだ。オオスズメバチは昼行性のようで、夜間は殆ど無活動だ。しかし、敵が近付いたのに気付くと羽ばたき音を断続的に轟かせて威嚇する。それでも夜盲なのか、飛んで向かって来る事はない。寧ろ、小生が摘むのに失敗すると奴らは中途半端に羽ばたいて周辺のどこかに落ちているだけだ。落ちても敵が近付くと威嚇音を出すので、どこに落ちているのか敵に知らせているようなものだ。小生の勝利だ。それにしてもかなり骨の折れる作業で冷汗物だ。刺されたら大変だ。その時の傷は何とかなっても、後々再度刺された時にアナフィラキシー・ショックになったらお陀仏だ。だから、虫捕りもこの時ばかりは命懸け。たかが虫捕り、されど虫捕り。マゾでお馬鹿なクワガタ採集でも侮れない。
脚立を架けて幾らか登ると先程のオオスズメバチとの格闘は、只の始まりに過ぎなかった事を思い知った。枝陰にまだまだ群がっているではないか。しかも、左脇では、ムシャムシャ音がしていると思って振り向いたら、馬鹿デカイ毛虫の大群だ。今日はこれで退散。
帰り掛けに今年ヒラタの雌を採集したポイントYT062808 (平成21年7月9日 採集 21時 26℃ ポイントYT092306 他) に寄った。コクワのつがいがいたのみだった。
■今日の収穫
オオクワ 1♂
コクワ 17 exs |
| 平成21年9月11日 飼育 オオクワ 千葉県横芝産 WD 他 |
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成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった産卵材からの幼虫回収作業を実施した。以下がその結果。
| ■ | オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (千葉県横芝牛熊産 α系統 雄 72mm WD H20.7.17採集、雌 39mm F5 H20.1羽化 ) |
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材の半分以上が堅いので途中で解体するのを止めた。回収した幼虫はα系統なので全てヒラタケ菌床に投入した。まだ次の材が控えているので、今後まだまだ幼虫が増えるだろう。
・今日の収穫
初齢幼虫 1
亜終齢幼虫 3
α系統 F1 合計飼育個体 4
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| ■ | ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (自己採集からの累代 九十九里平野産 ポイントOS092405 α系統WF1 雄 52mm H19.11.18羽化 雌 33mm H19秋羽化 死亡 ) |
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地元ヒラタの飼育は楽だ。良く増えてくれる。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 5
終齢幼虫 6
材小 1
α系統 F2 合計飼育個体 26 + 産卵材小1
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| 平成21年9月12日 雑記 庭でクワトープ その九 追記 |
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| 「平成21年7月12日 雑記 庭でクワトープ その九」にイネクロカメムシ、ムラサキシラホシカメムシ(ツヤマルシラホシカメムシ)、クロウリハムシ、クサカゲロウ、コウカアブ、ミノムシ(ミノガ)らを追加した。 又、コウカアブ、ミノムシ(ミノガ)には生体(生態 ) 写真も付けた。 |
| 平成21年9月12日 採集 2時 19℃ 南某所 |
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夜勤の仕事を終えてポイントに出向いたので日付が変わって1 日進んでいる。日中の気温は不明。林に来た時の気温は19℃。普段なら夜のお勤めは敬遠する気温だ。
それでも大物は今晩も塒(ねぐら ) から出て小生を迎えていた。今回は彼の棲家にお邪魔する心算なので、小生が木登りした際に彼が落下しないように、わざと懐中電灯で照らし続けて棲家へ追いやった。現時点では棲家の状況は分らないので、落下してどこかへ行かれてしまうよりは、棲家に納まってくれていた方がマシかと考えた。
さて、前回見た馬鹿デカイ毛虫共はと言うと、ざっと見渡した限り、不在のようだ。良かった。他の木にでも移ったのだろう。色々な角度から何度も懐中電灯で照らして下見観察する。大物は塒に入ってもう出て来ないようだ。スズメバチはまだこの木に居付いている。前回撃退して残った奴らよりも数がまた増えているかもしれない。また1 匹ずつ火鋏で摘んで行く。この作業が一番心身に堪える。冷汗ものでどっと一気に疲れてしまう。背伸びしても届かない奴らは、脚立で登って摘まなければならない。脚立上で摘むのに失敗して威嚇されたら、飛び降りるように脚立から降りて全速力で走って離れる。この繰り返しだ。 |
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| このポイント最後のカブト |
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奴らは面白い事に、近くのどれか1 匹でも摘まれてやられると、危機を知らせる集合フェロモンが放出されるのか、静かだった他の個体もあたふたしたようにあちこち歩き廻るようになる。だが、奴らは夜盲のようなので、あたふた動いているだけで、敵の正体には気付かないようだ。今晩も小生の勝利だ。
カブトがまだ生き残っていた。この木の樹上5m 辺りにいたので、潰すといけないから摘んで近くへ放った。敵を一掃して愈々大物の棲家へ辿り着いた。ここまで来るのにどんなにか長い道程だった事か。
それで肝心の棲家であるが、棲家の入り口と思しき場所から中まではかなり深いようで、その上入り口もあの大物がぎりぎり通るような大きさの為、棲家に逃げ込まれた状態では、到底引き摺り出す作業は叶わない。当然の如く雌が塒にいるかどうかも確認出来ない。こりゃ、駄目だ。暫らく考えて、取り敢えず棲家の写真を撮った。そして木を降りてポイントを後にした。
■今日の収穫
オオクワ 1♂
コクワ 7 exs
カブト 1♀ |
| 平成21年9月12日 飼育 コクワ 伊豆大島産 WD 他 |
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成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった産卵材からの幼虫回収作業を実施した。以下がその結果。
| ■ | コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (伊豆大島産 β系統 WD H19夏採集 雄 死亡 雌 未計測 ) |
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飼育セット中で雌が死んでいて放っておいたのを掘り返してみたが、産卵木内やマットに幼虫の気配はなかった。伊豆大島産コクワのWDは全ていなくなった。
・今日の収穫
なし
β系統 WF1 合計飼育個体 2 + 飼育容器小 1
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| ■ | ムシモンオオクワガタ Dorcus musimon Gene 1836 (イタリア・サルディニア島 Sardinia Island Italy β系統CBF1 雄 23mm H19.5羽化、雌 25mm H20.6.2羽化) |
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マット中から初齢幼虫 3 匹を回収した。親虫は材下で2 匹仲良く寄り添って元気にしていた。産卵材には雌が齧った痕跡があるようには見えない。今年中にもっと幼虫が採れないものだろうか。ムシモンの累代飼育は意外にも危機に瀕している。
・今日の収穫
初齢幼虫 3
β系統 CBF2 合計飼育個体 3
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| ■ | ハチジョウコクワガタ Dorcus rectus miekoae (Yoshida, 1991) (八丈町産 β系統 WF1 雄 26mm H20.5羽化、雌 24mm H20.6.26 羽化 死亡 ) |
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雌親が落ちてしまったがマットから 6匹の幼虫が得られた上、産卵材中にも幼虫がいる。従って今後の累代飼育に十分な幼虫が最終的には得られるだろうと考えている。
・今日の収穫
初齢幼虫 3
亜終齢幼虫 3
産卵材小 1
β系統 F2 合計飼育個体 11 + 産卵材小 1
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| ■ | トカラコクワガタ Dorcus rectus kobayashii (Fujita et Ichikawa, 1985) (吐喝喇列島・悪石島産 β系統 F4 雄 38mm、雌 24mm、27mm H19羽化 死亡 ) |
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産卵材中の幼虫は材を解体して取り出さずに、その儘材飼育とした。材には食痕が見えたので数匹入っているんじゃないだろうか。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 1
終齢幼虫 1
産卵材小 1
β系統 CBF1 合計飼育個体 10 + 材小 1 |
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| 平成21年9月13日 飼育 コクワ 伊豆利島産 WD 他 |
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成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった産卵材からの幼虫回収作業を実施した。以下がその結果。
| ■ | コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (利島産 α系統 WF1 雄 H20.6.13羽化 36mm 雌 H20.6羽化 26mm ) |
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幼虫が採れたので今後の累代は何とかなりそうだ。WDが滅茶苦茶多かったにも拘らず、利島産コクワの累代には苦労している。数が安定するのは次の世代だろうか。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 1
終齢幼虫 3
産卵材小 1
α系統 F2 合計飼育個体 4 + 産卵材小 1
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| ■ | コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (長崎県五島市冨江町長峰(福江島)産 α系統 WD 雄 H19.6.2活動 41mm、雌 H19.1.25採集 25mm ) |
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WD親虫はコクワとしては長生きだ。この親からもう少し幼虫が採れるかもしれない。
・今日の収穫
初齢幼虫 5
亜終齢幼虫 2
産卵材 1
α系統 WF1 合計飼育個体 17 + 産卵材 1
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| ■ | コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (長崎県五島市冨江町長峰(福江島)産 β系統 WD 雄 H19 29mm、雌 H21羽化 23mm ) |
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幼虫が採れたのでβ系統もこれで安泰だろう。
・今日の収穫
初齢幼虫 2
亜終齢幼虫 2
産卵材小 1
β系統 WF1 合計飼育個体 4 + 産卵材小 1
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| ■ | オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (北海道産 F3 雄 67mm H18.6.28羽化 雌 44mm H18.6.11羽化 死亡 ) |
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産卵材2 本を弄ってみたが、幼虫の気配がなかった。まだ堅くて半分以上あるものの、今後幼虫が採れる見込みは薄いような気がする。F4 成虫がつがいでいるので、何とか累代は出来るだろうとは思っている。F4 雌がまだ未活動だと言う事は、このつがいから幼虫が採れるのは再来年かもしれない。息の長い話だ。
・今日の収穫
なし
α系統F4 合計飼育個体 4 |
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| 平成21年9月13日 採集 21時 22℃ 南某所 |
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日中は久しぶりに気温が上がって最高27℃だった。夜もまずまずだ。しかし、出迎えてくれたのはコクワだけ。今年はここでヒラタを1度も見ないで終わりそうだ。
■今日の収穫
コクワ 17 exs 以上 |
| 平成21年9月14日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F1 |
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カブトムシ Trypoxylus dichotomus septentrionalis Kono, 1931 (千葉県横芝産 F1 自己採集からの累代 )
親虫は今月上旬に全て死滅したのを確認した。今年は赤カブト計画の繁殖では、全て天然個体とつがわせて血の入れ替えを実施した。天然個体でも特に赤い個体を選んでいる。(平成21年8月5日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F4) 従って今年得られた幼虫は表記上ではF1 になるが、実際は飼育を始めてから絶やさずに5 世代目となる。
昨晩何気なく飼育容器を覗いていたら、カブト容器の 1つで複数匹の幼虫が餌上に出て転がっているのを見付けた。蓋を開けて確認すると糞だらけでマットが残っていないではないか。前回見た時点で気付かなかったので、終齢幼虫が増えた事で餌の消費量が急激に増加したものと考えられた。気付いた時には夜遅かったので、今日の仕事が終わって帰宅した後に世話をする事にした。餌の追加をしていると、妙な終齢幼虫が目に入った。頭が見当たらないのだ。奇形かと思って、その幼虫を取り出して目を凝らして見ると、ギロチン状態で頭がなくなっているではないか。それもたったの今まで生きていたような新鮮な胴体が残っているので、ギロチンはやられたばかりのようだ。
カブトは終齢幼虫でも餌がなくなると共食いする事が分った。気付くのが遅かったらもっと個体数が減っていただろう。 |
| 平成21年9月16日 採集 21時 18℃ 南某所 |
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日中は晴れてここのところ数日の中では良好な気温になったと思えたし、夜もそれ程低かったようには感じなかった。仕事をしていたので日中最高気温は不明。
帰宅途中に林に行ったら大物は出て来ていないしコクワも少なかった。樹液の流出も悪い。それでもスズメバチだけは増えていて期待の木はどうにもならない状態に近かった。
今晩は南某所の後に北西某所を廻って、北西某所は今年の採集締め括りにしようと予定していた。しかし、南某所のコクワの数を鑑みて、北西某所に行くのを止めにした。
帰宅して温度計を見たら18℃。クワガタが少ない理由が分った。寒く感じないのは低い気温に身体が慣れただけだったようだ。これだけ日々の気温が下がってしまったら、気紛れ高気圧が立ち寄る事があったとして、1 日だけ暑くなったってもうどうしようもないだろう。大物の所に雌が来ないかと待ち続けていた事にも、もう理由を失っている。クワガタが飛翔するには夜間の気温が低く過ぎるようになってしまったからだ。今年の採集活動はもうこれで終わりなのだろうか。終わりを認めたくない気持ちと、現実を冷静に見つめる気持ちが、今まさに葛藤しているところだ。
■今日の収穫
コクワ 9 exs |
| 平成21年9月18日 飼育 オキナワヒラタ 沖縄本島産 WF1 |
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成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった産卵材からの幼虫回収作業を実施した。以下がその結果。
| ■ | オキナワヒラタクワガタ Dorcus titanus okinawanus (Krieshe, 1922) (沖縄本島国頭村産 自己採集からの累代 WF1 雄 H29.6上羽化 62mm 死亡 雌 H20.6.5羽化 40mm ) |
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WF1 の中で一番大きい雌雄をつがわせていた。概して雌は産み切ると死ぬので、飼育下だと雄の方が長生きするものであるが、意外にも雄は先に落ちて、雌はまだ産んでいるようだ。
今日は取り置いてあった今年最初の飼育セットを掘り返した。採れた幼虫は亜終齢幼虫13匹だ。面白いのは全て亜終齢幼虫だった事だ。余り時間を空けないで一気に産んだと考えられる。
累代飼育にはこれでもう十分な数なので一安心した。これらは全て室内飼育。ヒラタなので自家製二次醗酵マットを餌とする。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 13
F2 合計飼育個体 13 + 産卵材中 1
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| 平成21年9月19日 飼育 オキナワノコギリ 沖縄本島産 F2 他 |
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成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった産卵材からの幼虫回収作業を実施した。以下がその結果。
| ■ | オキナワノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis okinawanus Nomura, 1962 (沖縄本島国頭村産 自己採集からの累代 α系統 F2 H20羽化 雄 45mm 雌 31mm 29mm ) |
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オキナワノコギリの飼育は楽チンだ。特に何か細工を施すでもなく、手を掛けなくても簡単に一杯増えてくれる。産卵が確認されている次の飼育セットも控えているので、今年も大漁節間違いなし。平成18年に採集して来た1 匹の雌から始まったとは、とても思えない子孫の数になっている。
敢えて不満を挙げるのなら、雄成虫で60mm になる個体をまだ一度も見ていない事だろうか。50mm にも成ればまだ大きい方で、殆どの雄が40mm 台だ。ヒラタやオオクワのような平べったい幅広なクワガタとは違って、ノコギリは上品で細身な体躯なので、ノコギリ50mm の印象は大した事はない。本土ノコギリの50mm 台を野外で見つけても特別に何か感じる訳でもないのと同じだ。
本土ノコギリでも野生で見付かるような大型を飼育で出すのは容易ではないし、本土ノコギリの記録上の最大個体は野生個体だ。だがそれでもオキナワノコギリの飼育では、大型にならない傾向が顕著だ。一体どうすれば大型の成虫が得られるのだろうか。いつかは大きくて重厚感があって怖くて触るのを憚るような雄成虫を、我が家の飼育個体から出してみたいものだ。
初齢幼虫 5匹と亜終齢幼虫15 匹はプリン・カップに移して個別とした。それ以外の幼虫と崩さずに中身を見ていない産卵材中1 本はプラ・ケース中に纏め飼いとした。ノコギリだから餌は自家製二次醗酵マット。α系統なので全て室内保管だ。
・今日の収穫
初齢幼虫 5
亜終齢幼虫 25
産卵材中 1
α系統 F3 合計飼育個体 30 + 産卵材中 1
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| ■ | ミシマコクワガタ Dorcus rectus mishimaensis Tsuchiya, 2003 (鹿児島県大隈諸島三島村黒島産 α系統 F3 雄 H19.6上羽化 47mm H19.7活動 37mm 雌 βF4 H19.10.31羽化 25mm 26mm 全て死亡 ) |
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成虫は全て落ちていた。産卵材は幾分乾燥気味なものの激しく齧られているので、産卵されて中に幼虫がいそうな気配はあった。1 ヶ月位したら材を崩して幼虫を得ようと考えている。
・今日の収穫
産卵材中 1
α系統 F4 合計飼育個体 3
α系統 CBF1 合計飼育個体 産卵材中 1
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| 平成21年9月21日 飼育 オオクワ 千葉県横芝産 WD 他 |
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夜勤明けの今日は午前中は幼虫の割り出しをした。その後少し仮眠を取って夕方には屋外飼育成虫の餌交換を実施した。最近の気温の調子からすると、屋外飼育成虫の餌交換は今年最後になるだろう。
採集活動も16日を最後に行っていない。今年は夏到来が10日から1 週間は遅かったが、夏の終わりはそれにも増して例年より早かった。自動的にこれを以って、今年の採集目標の達成は五分五分の結果と決まった。
先ずは自宅周辺の天然雌ヒラタの採集は達成。結果的には今年見たたった1 匹の雌ヒラタだった訳で、採集出来たのは何とも幸運な出来事であった。その後その雌から累代飼育に十分な数の幼虫が得られている。将来はクワトープの主ヒラタの種になって貰う予定だ。
一方、5年目になる某所でのオオクワ雌の採集目標は残念ながら未達成。雄は採集したも同然の状況であったにも拘らず、雌を得る為に観察のみに徹していた。あの場所で27年振りの雄との出合いであり、幾夜にも亘ってオオクワの生の生態を観察出来たのは、採集人冥利に尽きる出来事であった。感無量だ。来年もあの場所でオオクワに出合える事を祈っているし、絶滅が心配されるのでその前に何としても雌を採集したいものだ。これは平成17年に虫活動を再開して以来の悲願だ。
成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった産卵材からの幼虫回収作業を実施した。以下がその結果。
| ■ | オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (千葉県横芝牛熊産 α系統 雄 72mm WD H20.7.17採集、雌 39mm F5 H20.1羽化 ) |
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初齢幼虫 8匹を回収して全てヒラタケ菌床に投入した。産卵材が後1 本控えている。
・今日の収穫
初齢幼虫 8
α系統 F1 合計飼育個体 12
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| 平成21年9月22日 VW 車検 |
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車検と整備の依頼で千葉県内のVW 専門店にOval を持って行った。 消耗部品の交換で特にお願いした部位は、リア・アクスル・ブーツ (ドライブ・シャフト・ブーツ ) の交換である。前からジャッキ・アップした時にミッション・オイル漏れが目立っていたが、最近になって著しくブーツが破けているのに気付いた。 ミッション・オイルが底を突いてしまうとヤバイので一刻も早く交換する必要がある。
専門店に行く途中で、待ってましたと言わんばかりに突然スピード・メーターが不動になった。本当ならこれ位は自分で修理したいところだが、丁度車検で持って行く途中だったので、これもお店で診て貰う事になった。 |
| 平成21年9月23日 飼育 リュウキュウコクワ 沖縄本島産 WF1 他 |
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秋分の日だ。巷ではこの 5連休をシルバー・ウィークなんぞと呼んでいる。今年からよく耳にするようになった語句であるが、ゴールデン・ウィークにあやかった用語であろうか。シルバー・ウィークには秋分の日が含まれていて彼岸だがら、墓参りで人が集まるお宅が多く、小生の周辺でも例に漏れずあちこちで人が行き来している。 歩いて1分程度の妻の実家にお客さんが来れば、虫を弄っている手を休めて小生も挨拶に行くと云った具合だ。
以下は広辞苑からの引用だ。
秋分(しゅうぶん)とは、二十四節気の一で、太陽が秋分点に達した時の称。秋分を含む日を秋分の日といい、太陽暦では9月23日頃。秋の彼岸の中日に当る。昼夜の長さがほぼ等しくなる。秋分の日は国民の祝日の一で、9月23日頃。祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日。もとの秋季皇霊祭。<(季)秋>。⇔春分。
秋分点(しゅうぶん‐てん)とは、黄道と赤道との交点のうち、太陽が北から南に向かって赤道を通過する点。赤経・黄経ともに180度。
そして、本題。 成虫を取り出しておいた飼育容器や取り置いてあった産卵材からの幼虫回収作業を実施した。以下にその結果を記す。
| ■ | リュウキュウコクワガタ Dorcus amamianus nomurai Mizunuma, 1994 (沖縄本島国頭村産 β系統WF1 自己採集からの累代 雄 H19.10羽化 24mm 雌 H19.5羽化 24mm 25mm 26mm ) |
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産卵木の一番端を崩したらちっちゃな初齢幼虫が出て来た。よく齧られているから材の中には複数の幼虫がいる筈である。だが初齢幼虫ばかりだろうから、もし、材から幼虫を取り出すのなら、確実に潰して殺してしまう幼虫が出るだろう。だから、最初に得られた初齢幼虫以外は、全て纏め飼いの材飼育とした。β系統なので屋外飼育だ。
・今日の収穫
初齢幼虫 1
産卵材中 1
β系統 F2 合計飼育個体 1 + 産卵材中 1
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又、来年に繁殖セットを組もうと考えていたが、来年に持ち越すと種にする成虫の数が危うくなりそうに思える系統で、新たに繁殖飼育セットを組んだ。α系統なので室内保管の為、まだまだ産卵可能な温度に保てるだろう。それに元々来年に持ち越そうと考えていた系統なので、余り熱心に産卵に期待している訳ではなく、念の為の意味だ。
■トカラコクワガタ Dorcus rectus kobayashii (Fujita et Ichikawa, 1985) (吐喝喇列島・悪石島産 α系統 F4 雄 43mm 38mm 35mm 雌 29mm 26mm 24mm )
■ヤクシマコクワガタ Dorcus rectus yakushimaensis Tsuchiya, 2003 (鹿児島県屋久島産 α系統 F2 雄 46mm 40mm 雌 29mm 29mm 27mm ) |
| 平成21年9月23日 採集 19時 21℃ 南某所 |
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| 棲家に逃げ込むオオクワガタ |
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昨日は久しぶりに気温が上がって25℃の夏日になったが夜はすっかり下がって肌寒かった。それでも今日の日中最高気温は26℃で連日の夏日となった。その上今晩は暗くなってもなかなかの温度を保っている。この条件ならひょっとして大物がまた出て来ているかもしれない。
一昨日に今年の採集終了宣言をしておきながら、早々とその発言を覆して今晩は夜のお勤めに出る事にした。彼岸の中日であり、真夏に比べると日が暮れるのが随分と早くなった。18時にはもうすっかり暗くなっている。だから、明るさと気温の関係から、時間的には早目に行くのが望ましいと考えられた。
まだまだ出ている。今晩は予想通りオオクワを観察出来た。9月12日を最後に出合えず、また観察出来たので正直ホッとしている。林の主は健在だった。オオクワの雄は一旦棲家を決めると、相当な事がないと引越さないようだ。
まだ気温が上がればオオクワは活動しているようだ。飼育でのオオクワの活動状況を見る限り、オオクワは冬眠のスイッチが入るとしっかり休眠するので、もし、そうなるともう来年まで塒から出て来る事はないだろう。だから今日観察出来たと云う事は、まだ休眠状態にはなっていなかったと云う事だろう。さて、九十九里平野での野生のオオクワは気温が何度になると休眠するのだろうか。この辺もきっと飼育個体の状況と変わらないんだろう。だから、屋外飼育のオオクワ達が活動している限りは、気温が上がった日には、野生のオオクワも活動しているのかもしれない。
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| 両大顎欠けで雌のようになっている |
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それにしても、今年中にオオクワが活動する日が後何日あるだろうか。少なくとも小生がここに来てオオクワが活動しているのを確認出来る日は、もう殆どないのは明白だ。それは今晩のコクワの数でも裏付けられているのではないか。なかなかの気温なのにたったの8 匹。一番多い時期なら30匹以上は見られる場所だ。コクワですら引っ込み始めるようになったのだ。
今晩のオオクワ雄の活動状態から、相変わらずお嫁さんはいないようだ。小生がこのオオクワ雄と出合ってからもうかれこれ3 週間近くが経過したが、一度もお嫁さんが来た気配がない。時期的に小生がこのオオクワと出合う前に、この木で雌が一緒にいた可能性は十分にあるが、それを差し引いても余りにも個体密度が低いクワガタには違いない。雄がここぞと云う良好な場所をずっと確保して待っているにも拘らず雌が来ないのだ。こんな状況でよくもまぁ、長々と種の存続を果せているもんである。全く感心する。この状況だと、来年の初夏に新成虫の雌がこの雄の元に来ないと、全く割に合わない。そうでなければ、こういう生活史を辿るこういう種は絶滅するしかないのである。
だから、この雄は越冬して来年も活動する筈である。来年の初夏にまたこの場所を訪れれば、新成虫のお嫁さんを迎えて幸せになってウハウハ状態のつがいを採集出来る筈である。そして、小生も積年の目標が達成されて幸せウハウハ状態になれるという寸法だ。
しかし、もし、越冬が上手く行かず、この雄が落ちたらどうなるのだろうか。それにも増して、来年このオオクワが無事に活動したとして、その時にこの木で樹液が出ていなければ、この雄はどこか他の場所に引越しはしないだろうか。そして、また2 年の空白に耐えなければならないのだろうか。それとも通い詰めてやっと年に1 回だけ見付けた雌を取り逃がす苦汁を再三に亘って嘗め続けなければならないのだろうか。
えぇい、こうなったら、採れるもんなら採ってしまえ。九十九里平野の他のポイントで誰かが採ったオオクワから累代された雌と掛け合わせたっていいじゃないか。そしていつかこのポイントで雌が採れた時に、この雄の子孫で戻し交配させたっていいじゃないか。
九十九里平野のオオクワガタは、遺伝的には、多分、どのポイントで採っても100年も離れていないと小生は踏んでいる。それは、全ての個体が大歯型の雄や大型の雌には羽化しない事から明らかだからだ。小型個体はヒトが予想もしないような長距離を飛翔している筈だからだ。同じ土俵上で考えられないかもしれないが、一つの例として挙げれば、池沼で最大の昆虫であるタガメの飛翔能力は、一晩で 6km も移動する事が確かめられている。では林で最大級の甲虫の飛翔能力は如何程の物なのだろうか。広大なブナ原生林で灯火採集出来る最大級の甲虫の飛翔能力は一体どの位なのだろうか。
もう一つの要素として、発生場所で云うなら、オオクワですら、少なくとも半世紀前迄なら、九十九里平野ならそこいらじゅうに太い朽木があった筈だ。いいや、あったのだ。本当にあった。祖父母まで代々地元の農家だったのもあるが、かつては小生宅の敷地とその周辺ですら、部分枯れのある広葉樹の古木が何本も並んでいた程だ。昔はそんな景色があちこちに普通にあった。それにどこへ行っても殆ど地元の人しか住んでいなかった。 (ここで言っているのは、オオクワがあちこちで採れたという話ではなくて、棲息可能と思える環境の事)
その上、半世紀前迄なら、移動時に外灯に誘引されて犬死する可能性は皆無だった筈だ。だから、下手をすると、房総から銚子までの距離ですら、オオクワの遺伝子は50年も離れていないかもしれない。現代に於ける分布状況は、徹底的に発生場所が消滅した挙句に、単に偶発的に棲息場所が点在して残っているだけだと考えている。それもたったの50年程度の間に起こった事だ。
で、オオクワは採れなかった。脚立を掛けて登っていると、オオスズメバチ供が邪魔をする。いつもの光景だ。今回もまた火鋏で1 匹ずつ駆除する。余りにも高所なので、絶対に失敗は許されない。1 匹ずつ堅実に確実に駆除。そしてやっとオオクワの棲家近くに来た時には、もう中に引っ込んでしまっていた。あぁぁぁ。
- - - 大物君よ、また来年も会おうな。早くお嫁さんを貰ってくれよ。- - -
■今日の収穫
オオクワ 1♂
コクワ 8 exs |
| 平成21年9月28日 採集 22時 20℃ 南某所 |
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午前中から初夏のような陽射しと空気であった。車を運転していて車内は暑いし、陽に晒される窓側の腕を除けたいような状況であった。天気予報によると平年よりも気温は高目だったようだ。夜勤明けの上に風邪を引いていた為、日中は寝ていて余り外には出なかったし、温度計も見なかった。だから最高気温は分らない。身体が辛くて迷いはあったが、この陽気だから昼間から夜間のお勤めに行く段取りは考えていた。これなら今晩また大物が活動するだろうと予想したからだ。 (本当にマゾで物好きなオヤジだ )
日中の陽気から夜間遅くまで気温面で余裕があると見越せたので、しっかり休んで幾らか遅い時間になってから林に向かった。ところが、十中八九は大物に会えるだろうと高を括っていた小生が甘かった。もうボクトウガは今年の活動を止めたように樹液は惰性で湿っている程度になってしまった。スズメバチもコクワも数える程度、居残り組みしか見られなくなった。すっかり秋だ。それも冬の足音が聞こえる秋真っ只中だ。
大物の姿を見られないが、いつもの塒に潜んでいるのは予想が付く。気温が上がった日には度々その塒周辺で活動しているのが観察されたからだ。今後益々秋が深まって活動しないからと言っても、わざわざ天敵に襲われるような危険を冒して定住している場所を離れる理由はないだろう。オオクワガタにとって今まで安全だった場所は、この先冬場も安全である可能性が高いからだ。
今年の観察から、オオクワガタは、何かしらの理由がなければ、夏場に定住した樹上の棲家で越冬するだろう事が予想される。
同じ根拠から相当な理由がなければ、また初夏になって気温が上昇する時期には、同じ棲家で生活する可能性が高いと考えられる。
それにしても何と淋しい夜だろう・・・。
■今日の収穫
コクワ 5♂♂ |
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| 大木の根元で獲物を待つマムシ |
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| 平成21年9月30日 雑記 庭でクワトープ その九 追記 |
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| 「平成21年7月12日 雑記 庭でクワトープ その九」にチャバネアオカメムシ、モンキゴミムシダマシ、ハチ 種名不明、アメリカミズアブ、キリウジガガンボ、ミカドトックリバチ(トックリバチ)、ルリチュウレンジ、ウスバキトンボらを追加した。 又、アメリカミズアブ、キリウジガガンボ、ミカドトックリバチ(トックリバチ)、ルリチュウレンジ、クロウリハムシには生体(生態 ) 写真も付けた。 |
| 平成21年10月3日 VW 車検 |
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Oval の車検と整備が終わったと連絡を貰ったので、千葉県我孫子市の MIKE'S race cars ( 旧 VW BODY WORKS ) にOval を取りに行った。しっかりとしたショップのプロがやる仕事にはいつも感服させられている。気になっていた細かな不具合の大方は解決して頂けた。ちゃんと分るように説明して貰えるし、交換したならその部品を返してくれるか、不要で引き取って貰えるにせよ見せてくれて説明してくれるのがまた良い。それなりに工賃は取られるが、相応の仕事をしてくれるので大変に良心的で信頼出来るショップだ。
こういうのが当たり前と思う人がいるかもしれないが、世の中、そうでないショップは案外多い。思い付くだけでも直ぐに何軒かは思い当たる。見た目だけ取り繕って中身はいい加減な仕事でごまかす業者がいかに多い事か。いい加減で駄目な仕事は、その時には幾ら安くても、後々やり直しになるのだから、その金額はボッタクリ以外の何者でもない。
さて、解決された不具合点で目立つ項目。ハイオク・ガソリンよりもレギュラー・ガソリンで走った方が調子が良く、加速中に時々バック・ファイアがあった点、長距離を走った後にアイドリングが不安定になる点、それに長距離走行時に排気漏れの節があった点。これらはエグゾースト・マニフォールド (エキパイ ) の付け根のシールが劣化した為に、ここで排気漏れを起こしていたのが原因だったらしい。自分では見つけられなかった。取り敢えずこれで少しは加速が改善されたし、きっと燃費も上がっただろう。だが、排気系は腐食が激しいし、元々そういう消耗品なので、数年後には間違いなく、ヒート・エクスチェンジャーとマフラーの総交換が必要だ。
リア・アクスル・ブーツ (ドライブ・シャフト・ブーツ ) の交換、オイル類の交換は勿論だが、オイル類の状態は良好だったようだ。金属片や異物はなかったようなので、ミッションとエンジン機関そのものは問題ないようだ。
オイルと言えば、アクスル・ブーツからのミッション・オイル漏れ以外に、エンジン・オイルの若干の滲み、漏れも見逃せなかった。エンジン・ヘッド・カバーのシールも劣化していたので交換された。その以外にはエンジン・ミッション間のシールも劣化していると指摘されたが、これはエンジンを降ろさないと交換出来ないので弄っていない。
スピード・メーターも復活。ワイヤーが切れただけじゃなかったらしい。中の歯車が欠けて不動になったのが原因でワイヤーも切れたようだ。自分で直せたかもしれないが、それ以上に表も裏もまるで新品のようにピカピカに再生して貰えたし、メーター内のランプ類も生き返ったように綺麗にして頂けた。プロの仕事だ。
それでVWで帰宅して幸せ気分。だけど小生の財布は見事に軽くなった。2〜3ヶ月は煙草を買うのも辛い日々になってしまった。 |
| 平成21年10月3日 飼育 赤カブト 千葉県横芝産 F1 |
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カブトムシ Trypoxylus dichotomus septentrionalis Kono, 1931 (千葉県横芝産 F1 自己採集からの累代 )
9月14日に餌交換したβ系統40 匹の次の餌交換を早くも実施した。余りにも数が多かったのでその場しのぎでやっただけで、過密飼育もいいところ。それで今日は容器を一つ増やした。
この40匹が得られたのは、β系統の繁殖セット3 つの内の最初の1 つだった。使った雌は天然の 1匹のみ。これにF4 の雄をつがわせた。天然の雌だから当然採集前に天然雄と乱交していた筈だが、我が家での産卵状況を考えると、100匹程度は幼虫が採れたようなので、採集前に野外で少しでも産卵したとは到底考え難い。だから、少なくとも、繁殖セットの2 番目辺りからは、F4 雄との子が多いんではないかと思っている。
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| 冬前から随分と大きいカブト幼虫 |
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今日の餌交換で2 匹減少しているのを確認したから38匹。プラ・ケース大に終齢幼虫28 匹も詰め込んでいたのが祟って、共食いでもしたのだろう。何度も言うが、これはβ系統繁殖セットの3 つの内の一番最初1 つから得られた幼虫の数だ。β系統以外にも F4 雌 2匹と天然雄1 匹を使ったα系統のコンテナでも、しっかりと幼虫がいるのを確認している。今年の幼虫の総数は最低でも200匹と予想している。それも血が濃くなり過ぎたのが原因で減ってしまう弊害がないから、成虫まで孵る個体が多いんではないだろうか。来年も幼稚園の行事に持って行く当てがあるので、何とか多くのカブトを育てたいものだ。
で、餌に困った。餌不足に非常に困っている。今のところその場しのぎでやっている。何をやっているのかと言えば、幼虫の糞をバケツに入れて木の棒で捏ねて砕いて、それでまた幼虫に食わせている。今までの経験上、これでも結構イケる。問題なく大きなカブト成虫になっていた。だが、それにも限度がある。糞から出来た糞は流石にもう栄養が乏しいだろう。だから、ただ糞をまた餌にしているだけではなくて、二次醗酵マットの基材に使っている微粒子クヌギ粉砕マットを糞によく混ぜて与えている。それでもこの方法を続けるには、カブト幼虫に使うとなると大量の基材が必要になる。お金が掛かってどうしようもない。
累代していたF4の子ではない可能性があるβ系統の幼虫達の行く末は、これまでは、餌が足りなくて手に負えなくなったら、我が家のクワトープの堆肥に放そうかと考えていた。しかし、そうすると、殆どの幼虫がモグラの餌になってしまうばかりか、将来のクワトープでのヒラタの実験に支障を来たしそうな気がしていた。クワトープで最初に定着して貰いたい種はヒラタで、せめてヒラタの新成虫が出現するようになって最初の1〜2年位の間は、真夏に無敵のカブトが闊歩しているような状況は避けたいとも考えていた。
それならばクワトープをカブト幼虫の飼育容器に持って来てしまおうと云う発想はどうかと思い立った。どういう事かと云うと、つまり、クワトープ内に豊富に存在している朽木を持って来てカブト幼虫に食わせれば良いのである。幼虫を放すのではなく、そこの餌を幼虫の所に持って来るのだ。これで解決。
それに朽木を飼育容器に入れておけば餌になるだけでなく、幼虫の隠れ場所にもなるので、或る程度の過密飼育でも共食いする確率は低くなるのではないか。一石二鳥だ。他の幼虫を齧っている暇があるのなら、クワトープの朽木を齧って貰おう。これこそ本来あるべき幼虫の姿に近いではないか。
更にただカブトを沢山飼っていますよと云う、単なるペットの愛好だけに留まらず、クワトープ内の朽木を分解させて天然の肥料を作る効果もある。それも大量の幼虫から良質で大量の天然肥料が得られるのだ。小さな農業活動とも言える家庭菜園に大きな味方の登場だ。これに決めた。はっきり決めた、ハ○ヤに決めた。 |
| 平成21年10月11日 探索 北西某所 |
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| カワラ茸が吹いた立ち枯れ |
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| コナラの樹上10m辺りに捲れと洞 |
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毎年のように安定して継続した大物の採集は望めないのだろうか。もはや九十九里平野では有り得ないのだろうか。
暴徒と化した心無い採集者達から思いつく限りの暴挙と酷い仕打ちを受けて、6・7年前に遂に御神木が枯れてしまった。今では整備されてその跡形すらなく、見晴らしの良い只の丘になっている。とても数年前までコナラの古木が聳えていたとは思えない場所になっている。大昔から無数のオオクワガタが採集された御神木だった。小生の知る限り、千葉県で最も採集例が多い木だった。全く想像出来ない位、有り得ないと思えるようなお手軽な採集事例の数々を聞いている。お陰でこの地域は、千葉県のオオクワガタでは一番多く出回っている産地になっている。残念なのは、小生が採集活動を再開した平成17年には、既にその御神木が終わっていた事だ。樹液を流して多くの虫を集めていたその雄姿を一度も拝む事がなかった。
途方もない年月を掛けた上に偶然と奇跡によって出来上がった御神木。地元の子供の遊び相手だったり、獣の雨風の凌ぎだったり、水害から土砂を守ったり、農作物の肥料を作ったり、化石燃料時代以前の薪炭だったりと、周辺の生活を支え続けたかけがえのない尊い古木。今はもうない。非常に無念でならない。
来年の採集に備えて空いた時間を見計らって北西某所の下見に出た。今年はこの場所ではさしたる成果が出せずに終わった。珍しい山側のヒラタを観察した程度だ。去年大物を採集した木に期待していたものの、今年はその木で一度も大物の姿を見る事はなかった。この地域で他の採集者を気にする事なく、安定して継続した大物の観察や採集を出来ないものだろうか。無理な話だろうが、目標を達成するには行動するのみだ。
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一回りしてみて、大物が棲みそうな場所を幾つか見付けた。夏場に樹液が出れば有望と思える場所だ。だが、余りにも険しかったり、高所だったりする為、仮に大物を見付けたとしても、採集するにはかなりの覚悟と労力と技が必要だ。
今の時期はまだ夏と同じで葉が繁っている為、紅葉が終わった冬場にもう一度下見をする予定だ。北西某所、南某所共にだ。
今年はトラップを仕掛けるにしても成虫を採集するのが目的だった。究極のクワガタ・トラップは、その仕組みから手間暇が掛かり過ぎるし、効果の程はまだ未知な部分が多い。
そこで来年はまた違った手法によるトラップを考えている。今から来年の時期が来るのが楽しみで仕方がない。新手法では応用範囲もかなり拡がる。今年のトラップよりも手間暇の面では数段上だし、効果も実証されているのだ。来年が待ち遠しい。 |
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| コナラの樹上10m辺りに捲れと洞 |
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| 平成21年10月12日 VW Y's CUP Round 24 |
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つくばサーキットコース1000 で開催されたY's CUP Round 24 を観戦した。長らくVW に乗れなかった状況下で、Y's CUP に来るのは数年振り。家族全員を連れてピクニック気分でのんびりと過ごした。
今のOval に乗るようになってから、草レースへの渇望はすっかり失せてしまっていたのだが、目の前を元気に疾駆する空冷VW 達の姿に、自分も参加したいと云う気持ちが再びこみあがらずにはいられない。先立つものがすっかりなくなってしまっている現状が、何気に心の奥底で燻っているにも拘らず、レース・カーのベース車にはどんな車が好ましいのか考えていたり、整備に掛かる労力と費用はどの位なのかを算段したり、インターネット・オークションに出品されている車達を物色しては溜息を突いていたりと、叶わぬ夢に耽ってばかりいる。
でもやっぱり無理に決まっている。今乗ってる車以外にレース用にもう1 台を所有するなんぞは、絶対に有り得ない。だからと言って、Oval をレースに出すのも困難が伴う。ノーマル・エンジンのクラスや、ノーマル・キャブレターのクラスなら射程圏内だ。しかし、実際には無理だ。何度考えても無理。
先ず第一に、Oval の車体にシート・ベルト用の穴を空けたくない。第二に、純正のシートからバケット・シートに交換したくない。第三に、足回りを含めてどこかしらが壊れたら、Oval だから部品の調達に困ってしまう。それなら、足回りの部品を高年式化すれば良いかもしれないし、激しく走るにはディスク・ブレーキが必須だろうと考えるのが順当だろうが、その案も受け入れ難い。
だから、草レースに出るには、最初からレースに向いた仕様の他の高年式車を入手するのが望ましいのだ。他にも数多くの装備面での理由がある。高年式でボール・ジョイント、IRSサスペンション車が一番良いに決まっている。
フロントにストラット・サスペンションを装備した1303と1302は個人的な好みから除外。それにこれらのモデルはサスペンションの優位性を打ち消す思われる、車重増加の弊害を背負っている。
ところで、コースの奥でピクニック気分で観戦していた訳だが、その背後は森になっていて、森の中から20m を超すような巨大なクヌギが何本も顔を覗かせているのに気がついた。今まで何度かこのコースに観戦に来ていたのだが、今日になるまで全く気付かなかった。視点が変わると色々な物が見えるようになるものだ。あのクヌギの巨木達を意識して眺めているのは、一体、小生以外に何人いるのだろうか。一人もいないんじゃないだろうか。皆車を見に来ているのだ。
完全に行楽装備で来ていた為、長靴も持っていなかったし、クヌギを見るのに森に入る事はなかった。次回に来る時には長靴を持参して森に立ち入りたいと考えている。 |
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| 今年も空冷VW草レースは健在 |
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| コース裏にクヌギの巨木が並ぶ森 |
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| 平成21年10月19日 雑記 庭でクワトープ その十 |
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| 椎茸を収穫 |
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収穫の秋だ。食欲の秋でもある。読書の秋とも言うか。運動の秋でもある。何でもかんでもとにかく秋だ。どう足掻いても秋だ。もうクワガタの樹液採集はとっくに終わりだ。探せばコクワや居残りノコギリなんかがいる事はいるが、本格的な樹液採集は完全に終わりだ。これから紅葉の時期を過ぎると長い長い冬になる。
気温が昼夜を通して20℃未満、最高でも20℃程度の日が来ると椎茸の育ちが良くなる。その証拠にこのところ数日はじゃんじゃん椎茸が採れるようになっている。秋真っ只中だ。子供らも喜んで椎茸を収穫するし、食卓に出れば取り合いになる程人気の品だ。焼いて醤油を掛けるだけで、甘くて美味しい。採れたて新鮮で歯応え抜群だ。余りにも美味しいので、来年にはまたほだ木を追加しようかと画策している。
椎茸が採れなくなったほだ木は、クワガタ飼育の産卵木に使えるから一石二鳥だ。但し飼育に使う前に野生のコクワに乗っ取られる可能が高いので、何かしらの対策は必要だ。と言っても、これと言った有効な対策が思いつかない。中にいる天然幼虫を殺すのを前提で、産卵木に使う前に熱消毒でもするしかないか。
椎茸菌を植えなかった原木が何本かあって、それらの中には見事にカワラ茸が吹いている物がある。それらの中と言っても、大抵の材には多かれ少なかれカワラが吹いている。どこから来たのか、面白いようにあちこちにカワラ茸が付くものだ。
放っておけば、近隣にいるだろうクワガタがいつかは産卵に来るだろう。コクワがいる可能性があるので、コクワだらけになるかもしれない。
手頃な大きさに切って、オオクワの材飼育に使えるのは言うまでもない。オオクワの飼育個体数が馬鹿にならなくなっている事だし、来年か再来年辺りにこれらの材が程よく朽ちれば、オオクワの材飼育でもやろうかと考える今日この頃だ。 |
| 平成21年10月21日 VW エンジンの調子 |
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10月12日 VW Y's CUP Round 24 で「ノーマル・エンジンのクラスや、ノーマル・キャブレターのクラスなら射程圏内」とレースに出る場合について言っていたが、何も今の車にノーマル・エンジンがノーマル装備で載っている訳ではない。今載ってるエンジンの状況を挙げると、排気量 1700cc ( 1679cc ) への拡大とハイカム (メーカーや種類は不明 )への変更、吸気 は 2 Barrel 40 Weber を2 基、排気はクワイエット系のマフラーでチューニングが施されている。
チューニング・エンジンの元は、当然であるが、オリジナルの状態で最低でも1300cc 以上だった筈だから、トランス・ミッションも自ずと載せ替えられている。ギア比の設定が最初から高速走行向けなのが有り難い。有料道路を走っても4 速に入れれば、エンジン回転数 (タコ・メーターないから感覚的に) はそんなに上がらないで済んでいる。但し、エンジンの回転数がそんなに上がっていないにしても、冗談じゃないかと思える位、糞うるさい爆音を轟かせている。
そもそも、このOval のオリジナルになるトランス・ミッションは、1 速にはシンクロがなく、分解整備する時に縦割れになる通称split case と言われる代物だ。非常にクラッシックでマニアックなダブル・クラッチ仕様だ。 |
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| エンジンの様子 |
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だから、このOval をノーマル状態で街乗りするのなら、随分と癖がある運転になるのは当然だし、その状態でエンジンをチューニングして走ろうものにも、速く走るのには困難が付き纏う。
オリジナルの通称スタンド・エンジン (アメリカではthirtysix horse motor と呼ばれる ) は、1200cc で馬力はたったの36hp。小生のOval のオリジナル・エンジンは、今までの歴代オーナー誰かの下で処分されたのだろう。出来れば、予備に一緒に欲しかったところだが、前オーナーの許にはそんな物の陰も形もなかったのが残念だ。
このスタンド・エンジン(36hp ) とトランス・ミション(split case ) の組み合わせは、マニアの間ではちょっとしたコレクションの一つだ。だが、小生はこれにはあまり興味がない。それでも、そう言いつつ全てオリジナル仕様のクラッシックVW に惹かれない訳ではない。完全オリジナル状態の split window beetle を欲しくないかと言われれば、欲しいに決まっている。
それで能書きはそれ位にして、小生が入手した時には車検が残っていたものの、何故か自走不能状態。名義変更をするのに陸運局に自走する必要があるから、きちんと走って曲がって止まるようにしなければならなかった。それも名義変更だから、出来るだけ早くに。自走不能状態から察せられるだろうが、いつのどのオーナーからか分らないが、小生の直前のオーナーまで、いい加減でどうでもいい作業ばかりされていたようで、どこもかしこもかなり草臥れた状態だった。そして、千葉県我孫子市の MIKE'S race cars ( 旧 VW BODY WORKS ) でまともに走るようにして貰った。
無事に名義変更を終えて、取り敢えず普通に走るようになったのはいいが、最高速も加速もノーマルの1600cc より幾らかマシじゃないか程度の感覚だった。ハイオク・ガソリンだとバックファイアが出て加速が悪いし、レギュラー・ガソリンを入れると何故か安定する始末であった。はっきり言って、実はノーマルの1600cc エンジンに無理やり Weber 40 を付けて、チューンド・エンジンを載せてると偽って売ってたんじゃないかと穿った見方をしたものだ。小生はノーマルの1600cc VWに10年近く乗っていた経験がある。ノーマル1600cc と言っても、VW には意外に十分な馬力だし、小気味良く走るから侮れない。大昔はこれが高性能大衆車だったのが大いに頷ける。
Oval のエンジンに疑惑の臭いがプンプンしていたが、それでもかれこれ8 年振りでVW に乗る生活に戻れた事には、この上なく満足していた。
今月の上旬に車検が来た。MIKE'S race cars に車検をお願いするのと同時に細かな部分で調整して貰った。(平成21年10月3日 VW 車検 ) すると、大きな進歩が起こったのだ。今年の 1月の名変時には、高回転にならないとトルクがないとか、キャブレターがデカ過ぎるからカドロンが良いんじゃないかとか、オヤジさんに色々言われていた。
ところが、今は随分と良くなったものだ。有料道路の追い越し車線で、ちょっとハイソしてる程度の車が飛ばしていても、軽々とついて行ってしまう。 80mile/h ( 126.4km/h ) までしか表示されていないスピード・メーターは直ぐに振り切ってしまうし、その時点でも大分余裕がある。これはやっぱり本物の 1700cc ( 1679cc ) だ。 |
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