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| 平成20年1月1日 雑記 飼育数の把握 |
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現時点での飼育種とその系統、そして、その数を把握すべく、纏めて列記しておこうと思う。こういう作業は大晦日の大掃除と同じく年末にするのが相応しいんじゃないだろうか。
平成19年は飼育頭数が一気に膨らんで、一体何頭の虫の世話をしているのか分からないという状況に陥っていた。日程が幼虫の割り出しと瓶詰めに追われる日々となってしまうのは考え物で、本来の目的を見失ってしまうことにもなり兼ねない。全体を把握して、今後は小形種で成虫、幼虫共に纏め飼いが出来る種類は纏める方針で行こうと思う。飼育頭数が増えると、如何に能率的に世話をするのかということで常に頭を悩まされる。
尚、幼虫の存在を確認しているのにまだばらしていない産卵木や、掘り返していない飼育容器もあるのだが、それらはここでは含まれていない。又、日記にまだ記載しておらず、屋外のコンテナを開けて頭数をよく確認しないと曖昧になるような成虫や幼虫も幾らかあるが、これらもここでは勘定に入っていない。特に大概の種類で別系統も用意していてαとβ系統に分かれているが、多くの種類で今年未活動だったβ系統の成虫をまだ記してなかったりしている。だから、実際の飼育頭数はもっと多いことになる。
コクワ |

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九十九里平野産 ポイントTG110706 WD 成虫 1 WF1 幼虫 31
ポイントOS092405 WF1 幼虫 7
福江島産 WD 3 (+α) 成虫 WF1 幼虫 6
伊豆大島産 WD 成虫 4
利島産 WD 成虫 沢山
三宅島産 WD 成虫 6
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ハチジョウコクワガタ |
α系統F3 幼虫 19 β系統 WD 成虫 8 WF1 幼虫 15 γ系統 WF1 幼虫 26
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トカラコクワガタ |
悪石島産 α系統 F3 成虫 3 F4 成虫・幼虫 44
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ミシマコクワ |
β系統 F3 成虫 4 F4 幼虫 14
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ヤクシマコクワ |  |
WF1 成虫 2 F2 幼虫 10
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アマミコクワ |
α系統F4 成虫 1 F5 成虫・幼虫 9 β系統 F3 成虫 2 CBF1 幼虫 5
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トクノシマコクワ |
α系統 WF1 成虫 5 F2 幼虫 24
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リュウキュウコクワ |
WD 成虫 2 WF1 成虫・幼虫 32
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スジクワ |  |
WD 成虫 2
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オオクワ |
千葉県横芝産 F4 成虫 6 CBF1 幼虫 27
北海道産 F3 成虫 2
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ムシモンオオ |
β系統CBF1 成虫・幼虫 27 α系統 CBF1 幼虫 5
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関東ヒラタ |
九十九里平野産 ポイントTT010106 α系統 WF1 成虫・幼虫 16
β系統 WF1 幼虫 7
ポイントOS092405 成虫・幼虫 7
ポイントYT092306 幼虫 6
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ゴトウヒラタ |
WF1 成虫 2 F2 幼虫 10
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オキナワヒラタ |  |
国頭村 WD 成虫 4 WF1 幼虫 22
大宜味村産 WF1 成虫 4
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オキナワノコギリ |
α系統 WF1 成虫 16 (内活動済み7) F2 幼虫 35
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ニジイロクワガタ |
幼虫 1
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カブト |
F3 幼虫 24
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コカブト |
WF1 成虫 2 F2 成虫 8
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★合計 514 + α |
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| 平成20年1月1日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F3 |
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カブトムシ Trypoxylus dichotomus septentrionalis Kono, 1931 (千葉県横芝産 F3 自己採集からの累代 )
2ヶ月振りの世話となる。2階室内天井に置いていた幼虫の容器内が糞だらけになったので、早い内に餌を追加する必要があった。雌親の死後に掘り返してない最後のセットも同様で糞だらけになっていた。本日はこの最終セットから6 頭の終齢幼虫が得られた。室内で飼育していた幼虫の殆どは思惑通り順調に丸々と大きく育ってくれた。従って、こやつらには屋外コンテナに移って貰うことにした。勿論、外に比べれば格段に暖かい室内飼育の幼虫を慣らすのに、暖房の全く入らない廊下で数日間は過ごして貰っていた。
室内飼育残留組に7 頭を残した。一番大きい個体 1頭、一番小さく病気で発育不良のような個体1 頭、幾分小さめの個体 5 頭の構成だ。屋外飼育の合計は17 頭ということになる。
■今日の収穫
終齢幼虫 6
幼虫が減って−1
F3 合計飼育個体 24 |
| 平成20年1月20日 雑記 大寒 |
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九十九里平野でも毎日のように霜が降りている。昼夜問わず寒い。そして、冬至から約1ヶ月後の今日は大寒だ。その名に相応しく、16日の深夜から17日未明迄雪が降ってその後解けずに積もり、北総台地の林縁では大寒の今日迄未だに雪が残っている。
虫については書くことがない。成虫は寝ているし、幼虫は餌交換でもしない限り殆ど変化が分からない。室内飼育で活動中のオキナワノコギリの成虫らもめっきり姿を見せなくなっている。とにかく毎日四六時中寒い。
1月2日に子供をゲキレンジャー・ショーに連れて行った時に風邪を引いて以来、まだその風邪が完治していない。屡熱が出て不調になったが、仕事は1日も休むことなく続けており、大変辛い。早く暖かくなって貰いたいものだ。
以下は広辞苑からの引用だ。
だい‐かん【大寒】
二十四節気の一。太陽の黄経が300度の時で、12月の中ちゆう。太陽暦の1月20日頃に当る。<(季)冬>。→小寒 |
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| 残雪が続く |
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| 平成20年2月6日 雑記 九十九里と北総の雪 |
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2月3日の朝から降り始めた雪は夜には大雪になっていた。積雪は5p を超えた。但し、これは千葉県の話であっても北総台地以北以西での話であり、我が家の位置する九十九里平野ではぱらつく雪さえも見られずに、只冷たい雨が降りしきるのみであった。朝の通勤時から北総に登ると水気の多い雪が降り始めていた。道路は凍り始めていた。我が家を出た時は小雨だったのだが、それが雪に変わった。職場に着くまでには雪が原因と思われる事故車が路上で見られる程の雪になっていた。早くも帰り道の心配をするようになったが、九十九里平野ではまだ雨ではないかと予想したので、幾分は気が楽であった。大昔から北総で雪が積もっても、海に近い平地部では雪が積もらないことはよくあったのだ。その違いは平地部と台地部の境できっかりという具合だ。
子供の頃は山の方では積もっているのに、我が家の方では積もらないということに屡残念に思ったものだ。雪が降って喜ぶのは子供と犬位だとはよく言ったものだ。今になって虫採りの立場で考えてみると、北総と比べて九十九里平野での降雪は少ないという違いを鑑み、千葉県内では局地的にしか棲息しないヒラタが、少ないながらも子供の頃から身近にいたという恩恵を被っていたということに気づかされる。
ところで、雪が降った2月3日は節分だ。この日は次女が1日中嘔吐していて豆撒きどころではなかった。次女から始まって長女、妻といった具合に一家の女共だけが現在までに嘔吐を主症状とした風邪に悩まされている。長男と小生は幸いにして風邪を引いていない。
後1ヶ月もしたら、天然野外よりも一足早く順次飼育成虫共を室内飼育に切り替えて、越冬休眠態勢から起こしてやろうと思う。
例によって以下は広辞苑からの引用だ。
せつ‐ぶん【節分】
(セチブンとも)
季節の移り変る時、すなわち立春・立夏・立秋・立冬の前日の称。
特に立春の前日の称。この日の夕暮、柊ひいらぎの枝に鰯いわしの頭を刺したものを戸口に立て、鬼打豆と称して炒いった大豆をまく習慣がある。<(季)冬>。
りっ‐しゅん【立春】
二十四節気の一。太陽の黄経が315度の時。春の始め、太陽暦の2月4日頃。<(季)春>。 |
| 平成20年2月23日 雑記 春一番 |
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今日は強風で各地の鉄道が麻痺したらしい。関東で春一番が吹いたと気象庁により発表され、去年より9日遅かったらしい。だが、去年は日本を含めて世界各地で暖冬だったので、去年が早かっただけであろう。気温は東京で4月上旬並みの17℃、計測した訳ではないが千葉県でも昨日に続いて体感的にとても暖かかった。昨日の我が家での気温は最高で16℃だった。
最大瞬間風速は、青森県深浦で32.2m、羽田空港では10分平均の風速が20m と、この地点の2月の風速としては観測史上最高だったらしい。寒い冬に適時な春一番のようだったが、それでも、やっぱり、「観測史上最高」という言葉に異常気象の片鱗が窺えてしまう。
さて、2月6日は小生と息子という男以外の家族全員が胃腸炎に罹った話をしたが、その晩の内に小生と倅も嘔吐から始まって、特に小生は激しい下痢も伴って7日の早朝迄嘔吐と下痢を数多に繰り返して苦しんだ。しかも、小生は不調であったにも拘らず7日午前中の野暮用に出向いて行ったとさ。あの胃腸炎は、症状から言って千葉県のあちこちで流行っていたノロウィルス(サポウィルス)による感染症だったのではないかと考えている。その症状とは、丁度、生牡蠣の食あたりとそっくりと言った具合だ。
あれから2週間以上が経つのだが、その後、インフルエンザやら風邪やらで、未だに我が家3人の子供は順々に不調になり続けている。今日の春一番の暖かさでこれから何かご利益があることを祈りたいものだ。
虫の方は、仕事が休みの度に幼虫の餌交換をぼちぼちやっているのだが、これに時間を取られてなかなか標本作りにまで手が回らないでいる。標本と言ってもよく言う立派な箱に入って虫ピンで綺麗に展足した代物ではなく、ラベルを添付した只の干し物である。成虫が活動する迄に幾らか干し物の整理をしたいものだが、虫の世話はとっくに小生の許容範囲を超えてしまっているようである。世話という作業の能率を上げることが常に課題になっている。
以下は例によってまたまた広辞苑からの引用だ。
はる‐いちばん【春一番】
立春後、はじめて吹く強い南寄りの風。はるいち。<(季)春>。 |
| 平成20年2月27日 雑記 番犬の悪戯 水分過剰マットへの対応 |
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今日も晴れて風が強かったが、最高気温は10℃に満たなく23日の春一番の陽気とは違っていた。それでも陽射しに当たれば暖かいので、裏庭では我が家の忠犬が日向ぼっこをしている。寒さに強い日本の犬と雖も、冬場はいつでも朝から陽射しの当たる場所で陣取っている。こやつは非常に忠実な番犬ではあるのだが、悪戯坊主であるのが少々難点だ。柵を拵えて庭で放し飼いしているのだが、今迄に奴が届く物ほぼ全てを悪戯し尽くしたという感がある。
最も困るのが、外壁沿いにあるパイプ類を噛む事で、このお陰で、突然、湯沸かし器が使えなくなったり、玄関のモニター付きチャイムが機能しなくなったりしたものだ。犬の仕業であることを突き止めて、その後自分で治したのだが、自分で治せる範囲で良かった。
次に困るのが、裏庭に植えたクヌギの幼木を齧ってしまうことだ。この家に引越して来てから、手元にあった中で一番大きかった幼木 2本を裏庭に植えていた。その内 1本は、最初の年である去年の秋の葉が散る頃に、根元だけ残して齧り尽くされてしまった。残る1 本は冬になるまでは無傷だったが、年が明けた或る日に背丈が約半分になってしまっているのに気付いた。去年は生長が著しかったので、今年が楽しみなクヌギであっただけに、これ以上齧られて駄目にされないように、健在であるかどうかちょくちょく観察している。
悪戯を発見する都度に犬を躾てはいるが、当たり前だろうが、全ての悪戯が収まるには至っていない。最大の味方にして、最大の問題児でもある。今年の6月8日で1歳を迎えるので、ヒトで言えば、まだ少年と青年の境目位だろう。知能はヒトで言って3〜4歳位だろうか。まだまだ遊び盛りなので、ぼちぼち遊んでやりながら同時に躾てやろうと考えている。
途切れることなく細々と幼虫共の餌交換をしているのだが、菌床飼育の餌交換は特に水分が多くて困っている。新しい餌を入れる際には、必ず、以前の餌も1/3程度は詰める方針を貫いていることが大きく関係している。これは菌床飼育からマット飼育に転換する際にも同様である。水分が多過ぎるとマットの劣化が激しくなるので何としてもこれは避けたい。こういう時は、数日間蓋を開けて余分な水分を飛ばすことにしている。
菌床飼育する場合は、今のところ殆ど全ての事例で、最初の餌交換でマット飼育に転換している。その理由は、第1 回目の最初の餌交換で羽化迄引っ張れれば、お手軽飼育が可能であるのでそれを期待しているのと、菌床内で羽化することによる羽化不全を防ぎたいのと、最後に一番大きな根拠として、羽化まで菌床飼育を続けることの経済的打撃と菌床ブロックを扱う手間を避けることである。 |
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| 裏庭で日向ぼっこする番犬 |
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| マットの湿気を逃がす |
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| 平成20年3月6日 雑記 啓蟄 |
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乾燥した強い風が大陸から吹く日が多いので風邪を引き易い時期だ。我が家では常に3人の子の内の誰かが風邪を引いており、そして、小生もまた胃腸炎を伴った風邪に悩まされている。一昨日から食べることが出来ない。今日は仕事を早退させて貰った。明日は夜勤があるので、何としても今日の内に回復したいものである。
一昨年、去年の今の時期には、屋外で越冬させたクワガタを室内飼育へ持ち込んで起こしていたのだが、今年は幾らか遅れそうだ。オキナワノコギリの飼育セットと千葉県産ミヤマ幼虫の飼育セットを暴いてからにしようと考えている。千葉県産ミヤマ幼虫は去年の時点で同時に11頭の幼虫を容器底面から確認していたので、合計で何頭採れるのか楽しみである。この幼虫の喰いカスを元に、福島県南会津産ミヤマ成虫の飼育セットを組む予定だ。このミヤマは「平成18年9月10日 10時 29℃ 南会津 採集」で持ち帰ったミヤマ幼虫5 頭の内の雌雄1 頭ずつが生き残って、幸いつがいに出来たものだ。先月、飼育容器を見た際には、雌雄共マット表面に頭部先端のみを覗かせていた。活動開始は意外と早いかもしれないので、今月の内には室内飼育に切り替えて餌をやろうと考えていた。そうでなければ、千葉県産クワガタの調子で4月とか5月に開けていては、干乾びて死んだ成虫の屍骸を拝むだけだろうと予想される。
以下は広辞苑からの引用。
けい‐ちつ【啓蟄】
(蟄虫、すなわち冬ごもりの虫がはい出る意) 二十四節気の一。太陽の黄経が345度の時で、2月の節せつ。太陽暦の3月6日頃に当る。驚蟄。<(季)春>。 |
| 平成20年3月9日 飼育 ミヤマ 南会津産 WD |
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ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus maculifemoratus Motschulsky, 1861 (南会津産 H18.9.10 幼虫で採集 WD 雄 52mm 雌 37mm(H20.5.4死亡) )
「平成18年9月10日 10時 29℃ 南会津 採集」で持ち帰ったミヤマクワガタの幼虫5 頭の内、生き残って成虫になった2 頭がめでたく雌雄に分かれていた為、つがいとして養殖する準備をすることにした。雄の体長は52mm と、飼育個体としては間違いなく小粒だ。(笑) 但し、そんなに気温が低くない環境下なのにエゾ型の雄成虫となったのが興味深い。ミヤマクワガタの雄には大顎の発現形で区別して、エゾ型、ヤマ型(基本)、サト型(フジ) の3 種類がある。一般に気温が低い高山にエゾが多く、気温が高い人里近くに来る程サトが多いようである。近年ではこれは遺伝要素ばかりではないと言われている。暖かい千葉県の我が家で育った雄がエゾ型であるというのは意外である。ひょっとして、若齢幼虫時の温度が関係しているかもしれないという説を裏付けているのではないだろうか。幼虫で採集した個体なので、亜終齢迄はヒメオオクワガタがいるような非常に涼しい場所で育っていた訳だ。尤も、この1 事例のみで語れることではないので、全く参考にはならない事は言うまでもない。
去年使用した千葉県産ミヤマの飼育セットが2 つあり、一方は産卵されなかったので成虫が取り除かれただけの状態で残っている。このセットに生き残って成虫になった2 頭のマットかすを混ぜて飼育セットを新たに作ることにした。マット内にはミミズが散見されたので、有用菌の死滅が気になるところだが、電子レンジでミミズ退治をしてからマットを使うことにした。そうでなければ、幼虫が採れて個別に容器に詰める際にミミズが混入して、それを蛹化迄引き摺ることで、羽化不全を起こす可能性があるのだ。去年はこれで羽化不全を多くの事例で起こしてしまったという苦い経験がある。又は、個別飼育している各幼虫の容器からミミズを撃退するのは容易な作業ではなく、今課題としている飼育の能率を上げるという点で、大きな問題である。
今日はこれから夜勤に行くこともあって、マットが冷めるまで成虫は投入出来ず、明後日の休み迄飼育セットの完成は持ち越しである。明後日は、是非とも晴れて貰いたいものだ。
今日は日中の気温は15℃迄上がって春の陽射しが気持ちの良い日であった。しかし、同時に南西の風が強くて乾燥しており、まだまだ風邪を引き易かったり、花粉症体質の人には災難な日々が続くだろう。
参考までに、死んでしまった3 頭の内2 頭は去年の夏に蛹の段階で腐ってしまった。雄と雌であった。日中は30℃未満、夜間は25℃未満を目安にした冷房管理の下での出来事であった。この事から、温度が原因ではなく、混入していたミミズによって蛹の内に蛹室が壊された事が原因と考えている。
そして、死んだ3 頭の内1 頭は無事に雌成虫となったのだが、晩秋に活動してしまった為に去年の暮れに寿命が来て果ててしまった。ミヤマクワガタの飼育では、夏季は高温を避ける為、冷房の効いた室内飼育としていたものの、秋の暖房に切り替える時期まで室内に置き去りにしていたことが、晩秋に活動してしまった原因と考えられた。幸いにして生き残っているつがいも、実は、死んだ雌が活動し始めた時期に、やはり、蛹室から出てマットの表面近く迄来ていたのだが、一か八かで急いで小生が無理矢理マットをまぶして屋外に出しておいたのだが、それが奏功して健在の儘今日に至っている。 |
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| 活動時期を窺うように佇む春のミヤマ |
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| 南会津産ミヤマクワガタつがい 雄はエゾ型 |
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| 平成20年3月11日 飼育 ミヤマ 富津市産 WF1 その他 |
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今日はほぼ丸1 日を虫の世話に当てることが出来た。今まで溜まっていた作業を一気に進められたのでとても充実した気分だ。しかし、少しでも考えればやることは幾らでも出て来ると言った感じで、次の休みにも虫の予定には事欠かない。日中の最高気温は15℃だった。午前中は曇り空が多かったが、午後は晴れて日没後もいつもよりは暖かかった。
■ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus maculifemoratus Motschulsky, 1861 (千葉県富津市産 自己採集からの累代 WF1 )
「平成19年7月8日 採集 房総」で持ち帰った雄 46mm 雌 32mm の子達はどうであろうか。両親は「平成19年11月4日 飼育 ミヤマ 富津市産 WD」で死亡を確認している。
結果は16 頭の幼虫を回収した。飼育容器の外側から同時に最高11 頭の幼虫が見えていたので、予想の範囲内であった。1 頭の雌が生涯に産卵する数を考えると少ないのだが、個人で累代するには十分過ぎる数と言える。コクワばっかり飼っているので、ミヤマの幼虫を見ていると成長段階を誤認しそうだ。比べてみると、それぞれの幼虫の大きさはまるで1 段階違う。亜終齢1 頭を除いて採れた幼虫は皆初齢で、コクワなら丁度亜終齢程度の大きさである。この唯一の亜終齢幼虫の御蔭で他が初齢であるということを迷わず判断出来た訳だ。
・今日の収穫
初齢幼虫 15
亜終齢幼虫 1
初齢幼虫が死亡 -1 (4/3)
幼虫が死亡 -1 (7/4)
幼虫が死亡 -2 (9/28)
幼虫が死亡 -1 (10/3)
餌交換後の幼虫が死亡 -1 (10/30)
WF1 合計飼育個体 10
■オキナワノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis okinawanus Nomura, 1962 (沖縄本島国頭村産 自己採集からの累代 α系統 F2 )
成虫が入っていないセットから去年の取りこぼし幼虫が1 頭採れた。去年から活動しているWF1 成虫でまだ生き残っているのが、雄で1 頭、雌で3 頭いる。雄は大分草臥れた様子で、両前脚のフ節を失っている。休眠していた訳ではないので仕方がないだろう。一方の雌3 頭は、全個体が元気そのもので、去年中に活動して餌も食べていたにも拘らず、産卵せずにまた休眠していたようだ。元気と言っても、活発に動き回るという意味ではなく、身体に欠損部位がなく、手に載せた際にフ節で掴まる力がしっかりしていて、且つ、スカスカ軽い感じではないという事である。
・今日の収穫
幼虫が死亡 -1 (5/4)
亜終齢幼虫 1
α系統 F2 合計飼育個体 35
■ゴトウヒラタクワガタ Dorcus titanus karasuyamai Baba, 1999 (福江島産 WF1 雄 75mm H19.5中旬羽化 雌 36mm H18.11.25羽化 )
マットから2 頭、産卵木内から3 頭が採れた。産卵木は幼虫の食痕だらけだったので簡単に手で崩れた為、作業は頗る楽だった。成虫は元気そのものであるが、本格的に活動するにはもう暫く暖かくなるのを待つ必要があるだろう。成虫は室内には持ち込まず屋外の儘とする。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 4
終齢幼虫 1
前蛹が死亡 -1 (5/17)
幼虫が死亡 -2 (7/17)
幼虫が死亡 -1 (H20.8.16)
活動開始直後の雌が死亡 -1 (H20.8.16)
F2 合計飼育個体 10
■トクノシマコクワガタ Dorcus amamianus kubotai (Fujita et Ichikawa, 1985) (徳之島産 α系統 WF1 H18.7羽化 雄 34.3mm 雌 30.5mm )
成虫を取り出してあったセットを暴いたらマットから幼虫が1 頭出て来た。産卵木内にも幼虫がいそうだが、手で崩れそうにないので何もせずに戻した。1 ヶ月後を目途に成虫を投入する際に、新しい産卵木と一緒に使おうと考えている。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 1
前蛹が死亡 -1 (5/23)
終齢幼虫が死亡 -1 (6/13)
里子に出して -2 (8/16)
幼虫が死亡 -1 (8/17)
α系統F2 合計飼育個体 20 |
| 平成20年3月13日 飼育 |
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去年はまだ幼虫をやっていたり、羽化しても活動していなかったり、はたまた、既に飼育中の種に対して新たに別系統として入手したり、或いは、新産地個体の追加であったりと、まだ養殖していなかった系統または産地の虫達を優先して室内飼育に切り替えた。早目に冬眠から起きて貰って餌をやり、早目に産卵させて幼虫を確保しようと考えている。羽化して既に活動している個体や、最初から天然の成虫として採集された個体もいるのだが、蛹室からまだ出て来ていない個体もいるので、飼育セットを組める時期はそれぞれまばらとなることだろう。
伊豆大島コクワα、β系統
三宅島コクワα、β系統
トカラコクワβ系統
ミシマコクワα系統
ヤクシマコクワβ系統
トクノシマコクワβ系統
関東ヒラタ ポイントOS092405 β系統
オキナワヒラタ 大宜味村産 |
| 平成20年3月17日 探索 ポイントTD031708 他 |
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夜勤明けの帰り道に以前から気になっていた場所を廻ってみた。夜中から朝まで寝ずに働いたので気だるい気分であったが、長閑な春の陽射しの下に上着不要の過ごし易い日で、虫がいない季節でも散策を楽しむことが出来た。
ポイントTY031708 を追加した。「平成19年8月5日 採集 19時 24℃ ポイントYM080507 他」で追加したポイントTY080507 へ行く途中で谷津田状になっている場所がある。よく見ると所々に椎の木が杉檜植林中から覗いており、近くに樹液を出す他の樹種があれば脈があると踏んでいだ。よく確かめたいので車で行けるところまで行って、その周囲を幾らか歩いてみた。すると、椎だと思っていた木の中にシラカシも混じっている場所があるのを見つけた。一番の収穫は、シラカシの大木7 本が密集している場所があったことだ。それは遠目で見るとまるで1 本の巨大な常緑広葉樹が聳え立っているような景観である。しかし、今のところは、それらの木に樹液痕を発見した訳でもないし、有望な洞や捲れが見えた訳でもない。虫の屍骸もあったとしても去年中に土に帰ったことだろうから、何か痕跡が見つかった訳でもない。たとえ樹液が出たとしても、とんでもない高所である可能性が高い。夏になってみないと虫が集まるかどうかさえ分からないのだが、もし、樹液が出ることがあればカブト、コクワ、ノコギリならいるだろうから、時期が来た時にまた確かめようと考えている。
ポイントTD031708は、以前周りを歩いてみたが中へは踏み込んでいなかった場所であった。ちょっとしたシラカシ林で、且つ、太い椎の木も何本かあるので非常に有望な場所だ。ここでは理由を伏せておくが、大きな問題を孕んだ場所でもある。この問題が元でこのポイントはいつ消滅しても不思議ではないことが残念でならない。このような条件が揃った場所は、嘗ては九十九里平野の至る所で見られたのである。少なくとも30年程前まではそうだったと思う。今ではこういう場所を見つけられれば、残っていたのが奇跡に近いと思える。
平地のシラカシ林で太い椎もあるとなると、ヒラタがいない方がおかしいような好環境である。ポイントが残っている限りは時々覗いてみようと思っている。こういう事の繰り返しをしない限りは、大物と出会えることはないだろう。 |
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| 杉檜植林中に僅かに残るスダジイとシラカシ |
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| 平成20年3月21日 雑記 「ふるさとの町」とは |
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「ふるさとの町、大網白里町」という町の標語がある。この標語を作った人は、その言葉の意味を理解した上で作ったのだろうか。それとも只の語呂遊びで作ったのだろうか。これは傑作だと自画自賛でもしていたのだろうか。
小生は大学に進学して地元を離れる18歳迄この町で生まれ育った。30代から地元に戻って以来、「ふるさと」というのは、一体、どういうものが故郷(ふるさと)なのだろうかと考えさせられることがよくある。小学生の頃、よく父と一緒に山芋掘りにいった山は、今はもう見る影もなく広大な新興宅地となっている。「夜遅く」と父に怒られながらも虫拾いをした街灯周辺も、今は林が拓けて住宅ばかりになっている。家族、親戚、同級生と一緒に、又は、一人で、自然の動植物を相手にして楽しんだ場所の殆どは、育った場所の多くは、今や昔の面影を残してはいない。
以前にも述べているが、小生の拠点の中心である東金市、大網白里町は、30年前と比べて人口の増加が著しく、それぞれ当時の1.5倍、3倍!となっており、当時のまだのんびりとした田舎の雰囲気はとっくの昔にどこかへ消え失せてしまった。地元の若者は進学で都市部に移住すると就職後も都市部に定着することが多く、地元に残っていたか、または後に戻って来る人口は限られていると考えられる。だから、人口の増加分は、首都通勤圏としてのベッドタウン化によって、地元若者が空けた穴を補って有り余る数が他県から移住して来たものだと考えられる。その証拠に、宅地開発で変わった場所の多くは駅に近い田圃や山だった所であるし、駅まで歩いて行かないまでも、自動車で15分以内の範囲なら宅地開発はどこでも盛んだ。余りにも大きく変わった場所としては、山と田圃ばかりだった或る集落は、現在は山ごと地形が変えられて昔の面影は全く残らずに、見渡す限り広大な新興宅地と化している。昔にはなかった全く新しい地名が付いている程である。東金市も大網白里町も同様である。
そして、その逆に駅から離れた海岸近くの昔は漁業で栄えた集落や、その途中にある農業主体の集落では明らかに過疎化が進んでおり、空家や寂れた個人商店があちらこちらで目立っている。そして、そんな地域では、至る所で無秩序で無計画としか考えられないような乱開発で、残り少ない里山の景観と生態系が追い討ちをかけられるように踏みにじられている。宅地開発のみならず、特によく目立つのは、不要だとしか思えない、過剰とも思える新規の道路建設と拡張、偽善で無機的な公共の公園、公共及び私立教育機関の大規模なスポーツ施設等だ。それらはその土地を奪ったばかりでなく、昼夜問わずその周囲にも公害を撒き散らし続けている。
残念な事に開発される際に真っ先に餌食になるのが、雑木林と呼ばれる二次林だ。二次林は里山を構成する主要な区域であり、半世紀前迄はエネルギーの主役であった薪炭を取る為のコナラやクヌギを主体とした林であったり、その他の落葉広葉樹や常緑照葉樹を主体とした混交林であったりと、人里近くに於ける生物多様性の源である。日本は狭い国土に1億人以上が暮らしているので、残っている原生林は極めて僅かであり、どこもかしこも人里の山、つまり里山のようなものだろう。この里山の主役である二次林が実質的に我が国を支える緑と呼んでも良いのではないか。
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日本の森林のバランス
純粋な原生林…2.3%
人工林(人工的に植えられたスギ・ヒノキ中心の林)…41%
二次的原生林(一度伐られた後、自然に育った・放置された林)…50%以上
※その他は都市林など
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何故、雑木林と呼ばれる二次林ばかりが真っ先に開発の対象になるのだろうか。その理由は簡単だ。先ず、開発する際、最初から何もない場所が一番手っ取り早く変えられるということが挙げられる。それは大規模でも小規模でも同じだ。大規模なら開発も大規模にやれるというだけだ。何もないというのは、人間から見て何の生産もしてない、言い換えれば、何の価値も生み出していないというように見えるということだ。雑木林には家が建っていないので、当然のことだが、そこにいるヒトを立ち退かせる手間は要らない。家や建物はないし、あるのは木や草といった植物だ。ヒトを対象に考えているのであって、その他の生物は最初から眼中にはない発想からだ。
次に、雑木林は宅地でも農地でもない。家が建っていないというのは先に述べたが、農地ではないという場合が多々あるのではないか。農地だと地域によっては宅地化制限があるので、簡単に切り替えて開発する訳には行かないといった具合だ。
だから、地主としては、宅地でも農地でもなければ、誰も住んでいないし農作物を栽培してる訳でもない。それなら、今の内に売って金にしようとなる訳だ。これは、地主の世代交代が起こる時に、相続税の弊害として現れる場合があると考えている。親から土地を相続する時に税金が払えなければ、土地でもって物納することがあるのではないか。そうやって里山の崩壊は加速するのだ。
第3に、雑木林は材木を取る為の杉檜のような植林としての位置付けがない。材木を取って売って金銭になるという見込みはなく、雑木林は単なる荒地という位置付けだ。
以上の理由から、市街地から郊外にかけてよく見られる景色はというと、田圃の中や杉檜植林脇に見られる新興宅地群であり、その周りには雑木林は殆ど見られないか、針葉樹の植林中から申し訳なさそうに僅かに生き残った広葉樹が覗いているという景色である。何故、雑木林がないのかというと、それは今家が建っている所が嘗ては雑木林だった所であるからだ。田圃や畑がまだ沢山残っていたとしても、肝心の雑木林がないのだ。林になっていたところに、畑や田圃に隣接して家が建ちまくっているのだ。或いは、宅地の中に畑や田圃があって、近くに生えているのは杉といったような状況だ。
我々ヒトはこういうことをしまくったし、今後もし続けそうな勢いだが、これで本当に良いのだろうか。杉檜の花粉症蔓延といった弊害は、罰当りのほんの序章に過ぎないのではないだろうか。
IPCCの第4次報告書(2007年11月に同パネル総会で受諾)の「第2作業部会報告書」は、人為的な原因(化石燃料の大量使用による二酸化炭素の排出増大)で地球の気温が上昇すれば「生態系の絶滅リスク」が増大すると報告している。1980―1999年の世界平均気温と比べて、わずか1―3度の上昇で最大30%の種が絶滅、3―5度の上昇なら40%以上という地球規模での重大な絶滅のおそれがあるというのだ。
地球上のあらゆる生物は深い生命連鎖によって生存しているはずで、30―40%の生物が絶滅すればヒトも確実に絶滅する。なぜなら、私たちの生命は「生物」を食べることによってのみ成り立っているのだから。いま私たちが「生物多様性」を考えねばならないのは、そのためだ。
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開発しまくった中に農地だけ残して、作物がまともに育つのだろうか。生物多様性が失われた不毛の地で行われる農業の将来は明るくないと考えている。農作物もヒトも生態系、食物連鎖の一角を担っているだけだ。
小生が言うことは、単なる一昆虫愛好家の寝言のようなものなのかもしれない。だが、確かに言えることは、ヒトも生態系を構成している一動物であるということだ。ヒトも動植物を食べて、動植物の肥しとなる糞をたれているし、死ねば分解されて土に帰るのだ。やや話が外れるが生態系に於ける食物連鎖の例を挙げると、小生の血液にも 0.0xxピコグラム/μL のPCBが溶け込んでいるのである。PCBの問題は全く別の土地で起こった大昔の科学物質による環境汚染と考えていたのに、対岸の火事という話では済まされないのだ。我々は地球から出ることはないのだから、その環境の中で出来るだけ行儀良く生活したいものだ。先ずは、身の回りで自分で出来ることから始めなければいけないと考えている。
又、開発するのが一方的にいけないというのではなく、必要な事を必要な場所に適切な時期に計画的に実施するべきだと考えている。その為の最大の敵はヒトではなく、無知と無関心ではないだろうか。 |
| 平成20年3月26日 雑記 椎茸を栽培する |
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或る場所から伐採されたコナラを調達出来た。折角だからこれを原木として椎茸栽培に挑んでみることにした。伐採されてから1 ヶ月以上2 ヶ月未満と言ったような木で、長さ約80p、直径20p 前後の木だ。虫に食われたような痕は全くないし、大方樹皮も綺麗だ。椎茸栽培のマニュアルで記されている木よりも大分太いのだが、要は他の菌に負けずに椎茸菌が材に万遍なく廻れば良い訳なので、これで挑戦してみることにした。
又、細い材よりも太い材の方が椎茸を採れる期間が長いのも、上手く行った場合の大きな利点だ。直径10p位のほだ木なら5〜6年は椎茸が採れるそうなので、我が家ならもっと長く採れそうだと、今から椎茸が採れる日を想像してわくわくしている。
だが、材に菌が廻ってもうこれ以上は菌が廻らないという状態になって、初めて椎茸という子実体が現れるので、最初に椎茸が採れるのは今から1年半後で来年の秋からだ。その後年が経つにつれて、椎茸が採れるのは秋から次第に春になるそうだ。
ホーム・センターから種菌とドリルに使う専用の刃を購入した。種菌が約500円、ドリルの刃が約1000円で合わせて1500円位の出費だった。我が家ではこの500円の種菌で原木7 本分を賄うことが出来た。説明書には原木 2〜4本分とあったので、ちょっとけちり過ぎだったかもしれない。いや、かなりけちっている。下手をすると失敗するかもしれない。先ずは直射日光に当てないことと、適度な湿気を保つことを続けなければならない。
種駒を金槌で打つ前にドリルで穴を空けなければならない。これが一番の骨折りだった。手馴れた人なら何かこつがあるのかもしれないが、小生としては思ったよりも時間が掛かったし、指にまめを作ってしまった。ドリルで少しでも突くと回転がきつくなってドリルを止め、一旦ぎゅうぎゅうと引き抜くといった作業を繰り返すのだ。全ての作業を終えるとくたくたになってしまった。
早く自家栽培椎茸を食べたいなぁ。 |
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| コナラ原木に椎茸の種菌を植える |
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| 平成20年3月27日 飼育 アマミコクワ 奄美大島産 F4 他 |
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以下の幼虫を回収したので記録する。
■アマミコクワガタ (原名亜種) Dorcus amamianus amamianus (Nomura, 1964) (奄美大島名瀬市朝戸産 F4 α系統 H17.11.17購入 雄 死亡、雌 H16.12羽化 29mm )
雄は「平成19年10月6日 飼育 アマミコクワガタ 奄美大島名瀬市産 F4 他」で死亡を確認している。雌は越冬後の状態はまだ未確認だ。
去年9月13日に取り出してあった産卵木が手で崩れる程度に軟らかくなっていたので、解体してみた。材中至る所に幼虫の食痕があったのもよく解れた理由だろう。1 頭も潰して失わずに作業を終えた。
・今日の収穫
幼虫死亡 -1 (5/16)
亜終齢幼虫が死亡 -1 (H20.7.4)
卵 1 (もう孵らないだろう)
亜終齢幼虫 4
終齢幼虫 1
α系統F5 合計飼育個体 13
■コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (長崎県五島市冨江町長峰(福江島)産 α系統 WD 雄 H19.6.2活動 41mm、雌 H19.1.25採集 未計測 2頭 )
1 ♂ 2♀♀ の親虫は、越冬から目覚めていない様子だったが、去年と変わらずに元気そうだった。只、雄だけは餌の真下にいたので、気温が上がればもう活動している時があるのかもしれない。
マット中から3 頭の幼虫が採れ、小さい産卵木内では10頭の亜終齢初期の幼虫が犇いていた。
・今日の収穫
亜終齢幼虫 13
幼虫が死亡 -4
幼虫が死亡 -1 (5/23)
羽化後の雌が死亡 -1 (6/24)
α系統WF1 合計飼育個体 13 |
| 平成20年3月27日 飼育 関東ヒラタ 九十九里平野産 WD 他 |
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以下のクワガタの飼育セットを組んだ。早ければ5月の下旬から6月頃に掛けて卵や幼虫を回収出来るだろうが、幼虫が或る程度大きくなる 7月が幼虫を潰して失わずに済む安全な時期だろう。今年から採れる幼虫達は累代が進むので、我が家の飼育環境に合えば今までよりも大きく育つ見込みがあり、大いに楽しみにしているところだ。
■ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (九十九里平野産 ポイントOS092405 雄 H19.6.21自己採集 WD 38mm, 雌 H19.9.16羽化 WF1 31mm β系統 )
「平成19年6月21日 採集 20時 23℃ ポイントTT030907 他」で持ち帰った天然 38mm 雄と同じ採集ポイントの飼育子孫であるWF1 雌 31mm をつがわせた。このつがいはポイントOS092405 ヒラタのβ系統とした。沢山の子孫を残して欲しい。
■オキナワヒラタクワガタ Dorcus titanus okinawanus (Krieshe, 1922) (沖縄本島大宜味村産 自己採集からの累代 WF1 雄 H19.9.27羽化 59mm 雌 H19.7中旬羽化 35mm )
「平成18年7月5日 沖縄 採集」で採集した雌の同腹子孫 WF1 をつがわせた。雄は本土のヒラタよりも艶が強くて、明らかに違う趣を感じられて大変に格好良いし、59mm もあるとなかなか立派な体格に見える。小生が作業するのを見ていた妻は「これの何処が格好良いの。ゴキブリと変わらない。挟まれそうで怖い。」と話しながらも、一昨年の沖縄旅行の時に採集した虫の子孫だと聞くと感心したような声を上げていた。 |
| 平成20年4月3日 飼育 スジクワ 千葉県房総産 WD |
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スジクワガタ Dorcus striatipennis striatipennis (Motschulsky, 1861) (千葉県房総産 自己採集 H19.9.8 WD 雄 25mm(死亡), 22mm 雌 19mm )
BE-KUWA No.24 夏号の指摘に従って、学名 Dorcus binervis binervis (Motschulsky, 1860) を Dorcus striatipennis striatipennis (Motschulsky, 1861) に変更した。元々はBE-KUWA No.20 夏号では Dorcus binervis binervis (Motschulsky, 1860) と記されていたのであるが、後のBE-KUWA No.24 夏号にて、命名規約に従って Dorcus striatipennis striatipennis (Motschulsky, 1861) の方が相応しいということが指摘されていた。
小生としては、どちらもMotschulsky 氏により1年違いで記載された学名で後にシノニムと分かっただけであり、しがらみがないんじゃないかということと、striatipennis という語はラテン語の stria = groove = stripe と penna = feather からなる語なので、日本語に訳すと「すじのある羽」という意味なので、それこそそのまんまでとても分かり易い。素直にstriatipennis が良いと思える。
本題の虫であるが、25mm の雄は去年の内に落ちてしまっていたものの、22mm と19mm の雌雄つがいで生き残って、越冬も上手く行っていることを確認した。ぼちぼち南会津産ミヤマの活動が始まりつつあるのに、スジクワはまだ起きる気配がなかった。そこで、今日はスジクワのセットをばらしてみたのだ。雄はフ節を2 つ失っていた。雌は片触覚が欠損しているのみだった。幼虫が得られるかどうかは、寿命から考えると今年の盛夏までが勝負だろう。
産卵木の木口には雌が齧ったと思しき痕があったので、僅かながらの望みを持って産卵木も解体してみた。しかし、全く幼虫がいる気配はなく、水分を過剰に吸って軟らかくなっただけの材がばらばらになったのみであった。こういう材は更に粉々にしてヒラタやノコギリ幼虫用のマットに混ぜるか、カブト幼虫の容器に放っているので、幼虫が得られなかった材が全く無駄になる訳ではない。
スジクワを飼育で産卵させるのは簡単ではないと聞いていたので、果して予想通りの結果となった。だが、経験上、越冬する種類は、産卵する時期が初夏から盛夏にかけて集中する場合が多いので、越冬が上手く行って今年の盛夏まで雌が生き長らえてくれれば、産卵に漕ぎ着けられる可能性はあると踏んでいる。勿論、我が家の環境では、ミヤマと同じくスジクワも夏場の積極的な温度管理が必須だろう。
スジクワは産卵に癖があるばかりでなく、それ以上に、幼虫が大きくならないと言われている。卵を産んでくれれば、後は大きく育てるばかりが目的ではないので、適当にそこそこの大きさの虫が増えてくれれば、とりあえずは、嬉しいかなと考えている。 |
| 平成20年4月6日 飼育 関東ヒラタ 九十九里平野産 WF1 |
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ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (九十九里平野産 ポイントTT010106 自己採集からの累代 α系統WF1 )
平成19年10月30日に幼虫が入っているのを確認しているのに割らずに置いていた産卵木があった。この産卵木は平成19年8月9日に投入したもので、雌親はその約1 ヶ月後に落ちており、この雌親にとって最後の産卵木となった。今日は暖かい作業日和なので、午前中の空いた時間を使って幼虫を回収することにした。
丸5 ヶ月が経っていたのに幼虫は殆ど成長していなかったようで、唯一の終齢幼虫はまだ成長し切ってない雌と考えられ、頭部がそれ程大きくない個体であった。その他の亜終齢幼虫は終齢になるにはまだ時間が掛かりそうな小さい個体ばかりであった。11月から3月一杯まで屋外に置いた場合は、越冬するだけで成長はしないようだ。今の大きさは秋までに育った大きさだろう。こんな調子で羽化まで屋外で育てた場合は、羽化時期は、多分、秋頃になるんだろう。成長の遅い個体では羽化は来年の春になるかも知れない。いずれにしても、活動開始時期は来年の初夏だろう。
九十九里平野では、秋に産卵されて生まれた幼虫が成虫となって最初に活動する時期は、産卵された年から2 年後の初夏から秋と考えられる。例外的に1年後の秋に小さい雌が活動する場合もあるだろう。この事から、初夏に産卵されれば、最初に活動する時期は、一番早くて1 年後の初夏に小さい雌が出て来ると考えられる。多くの個体は、初夏の産卵なら成虫で活動を開始するのはその1 年後の秋から2 年後の初夏だろう。
実際に、九十九里平野では、ヒラタの新成虫は、初夏過ぎと秋に見られているので、今予想出来た生活史の信憑性はかなり高いのではないかと考えている。
■今日の収穫
亜終齢幼虫 3
終齢幼虫 1
雄の終齢幼虫が蛹室内で死亡 -1 (6/17)
雌の蛹が蛹室内で死亡 -1 (6/24)
羽化後の雄成虫が蛹室内で死亡 -1 (8/16)
幼虫と羽化後の雄成虫が未活動で死亡 -2 (8/17)
幼虫が死亡 -1 (9/28)
α系統WF1 合計飼育個体 14 |
| 平成20年4月9日 雑記 椎茸を栽培する その二 |
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| 椎茸栽培の様子 |
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近場のホーム・センターで椎茸の菌を最初から植えてある木を1本買ってしまった。「平成20年3月26日 雑記 椎茸を栽培する」で、自分で調達した原木に種菌を植えた事を記したのだが、上手く行ったとしても椎茸が採れるのは1年半後の秋だ。それまで待ち切れない気分であった。家族と椎茸の話をしていると、どうしても出来るだけ早く我が家の食卓で自家栽培の椎茸を食べたくなってしまった。そこで、試しと保険を兼ねて、1 本だけ既に椎茸が生える状態の木を購入することにした。1年半も経ってしまうと、小さい子は、その頃にはかなり大きくなっているだろうし、妻も我が家の椎茸を早く見たそうであった。妻の承諾も得ての、木の購入となった。約1200円の出費だった。これで自家製椎茸が沢山採れるのなら、高くはない買い物ではないだろうか。それに、椎茸が採れなくなったら、その木は飼育クワガタの産卵木となるのだ。少なく見積もっても、1本の椎茸の木からは、クワガタの産卵木にして5本は取れる筈だ。高いどころか丸儲けの気分だ。(高笑い)
話は少し戻るが、「平成20年3月26日 雑記 椎茸を栽培する」で、コナラの原木と記していた木は、実はイヌシデだったようだ。樹皮や木の質、及び枝に付いている新芽を見る限り、コナラに大変よく似ているが、中には花も見られて、その花を見るとコナラとは思えないし、花の咲く時期もコナラとは違うので、イヌシデと判明したという訳だ。樹木の質は環境によって個体差が大きいので、全体像が良く見えないと種類の判断は難しいものだ。椎茸が育つ木は数種類の広葉樹に限られているが、イヌシデも椎茸の原木に使えるという情報をどこかで見たことがあるので、椎茸栽培の作業は無駄にはならないようで、今のところ安心している。 |
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| 購入した菌が廻っているコナラ |
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| 平成20年4月11日 雑記 幻の千葉県産ネブトクワガタ |
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千葉県にはネブトクワガタ Aegus laevicollis subnitidus Waterhouse, 1873 が本当に棲息しているようだ。それなら、間違いなく採集難易度はオオクワより高いと考えられるので、嬉しいような、悲しいような微妙な気分だ。小生としては、千葉県産クワガタの全種自己採集とその累代飼育という目標を掲げて、挑戦する課題が今後もまだまだ続くことになる。
千葉県中央博物館の訪問記「平成19年3月6日 雑記」、スジクワガタ採集記「平成19年9月8日 採集 真夏日 房総」、「平成19年12月31日 雑記 今年の総括」で述べていたように、千葉県産ネブトクワガタの存在にはかなり懐疑的であった。その理由は、2・3例しか採集例がないこと、纏まって棲息していることを示すような情報が今までに全くないことであった。千葉県中央博物館に標本があったとしても、眉唾物に思えてしまうのも当然の状況だ。
ところが、である。インターネットの恩恵によって、或る採集記事に出会うことが出来た。成虫と幼虫を合わせて、纏めて50頭以上が採れている。発見者単独の採集記と、ホーム・ページを持たれている或る有名な千葉県の採集家がそのポイント発見者に同行した採集記もあるので、限りなく信憑性が高いように受け取れる。これは衝撃だ。
懐疑的になっていたことに対しての言い訳ではないが、小生は千葉県産ネブトクワガタの可能性を全く否定していた訳ではない。何故なら、千葉県には10万年以上も水没したことのない原生林が房総に残っているし、東京都西部や埼玉、栃木県では局所的に少数が棲息しているという証拠があったからだ。ネブトクワガタは熱帯由来のクワガタなのに、何故か関東では暖かい平地の里山には棲息しておらず、森林が深くて濃い地域に局所的に棲息しているのがなかなか奇妙で面白い。
小生はネブトの飼育経験がないので、ネブト飼育の腕も磨く必要が出て来た。千葉県産ネブトクワガタの自己採集、是非とも達成したい課題だ。寝ても覚めてもネブトクワガタが頭から離れなくなって来た。 |
| 平成20年4月14日 探索 千葉県 |
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| 午前中の用事を済ませて午後から千葉県の某所を廻って来た。沢山のシロアリを見て来た。クワガタは見なかった。体中の筋肉が疲れた。 |
| 平成20年4月19日 雑記 |
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| リンク・ページにシリウス山武校おおくわがたクラスを加えた。千葉県山武市の学習塾に準えたデザインで、オオクワガタ飼育を主とした内容だ。 |
| 平成20年4月19日 探索 千葉県 |
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| 千葉県の某所を廻って来た。いつもの足車を車検に出しているので代車での遠出で、大分不便を感じた。シロアリはよく見掛けたが、クワガタは見なかった。延べ4時間も山の中を一人で歩き続けて脚が棒になった。朝から曇天で、帰り掛けの車で走行中に雨が降って来た。前回は雨降りの中を出発して到着と同時に雨が上がったので、またもや天気には助けられた感じだ。日頃の行いが良いのがお天道様に伝わったのだろうか。 |
| 平成20年4月30日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F3 |
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カブトムシ Trypoxylus dichotomus septentrionalis Kono, 1931 (千葉県横芝産 F3 自己採集からの累代 )
屋外で飼育しているカブト幼虫が17、室内飼育が7となっている。屋外飼育のコンテナではまだ底を土で固めていなかったので、今後蛹化する際にはこれが障害となってしまう。幼虫の様子を観察する目的も兼ねてコンテナを掘り返すことにした。
17頭いる筈の幼虫は5 頭に激減し、代わりに黒くなって萎んだ屍骸が沢山出て来た。1月の最も寒い時期に室内から屋外に移したのが仇となったとしか考えられない。屋外に出される前に数日間、室内の暖かくない場所で慣らされたとはいえ、それでも外の寒さについて行けなかったのだろう。大失敗だ。元々それまで室内で飼育していたのは、大きく育てるには年が明ける迄が勝負と考えていたからだ。それが失敗の原因だ。今回のこの教訓から、大きく育てる為に室内飼育を選んだのなら、羽化まで室内飼育で貫いた方が良いという結論とした。
■今日の収穫
幼虫が減って−12
室内飼育の幼虫が減って−4 (6/16)
F3 合計飼育個体 8 |
| 平成20年4月30日 飼育 コカブト 九十九里平野産 WF1 |
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■コカブトムシ Eophileurus chinensis chinensis (Faldermann, 1835) (H18.6.28 自己採集からの累代 九十九里平野産 WF1 雄 1 雌 1 )
WF1 成虫のつがいは春になってもまだ活動はしていないものの、身体に草臥れた様子は微塵もなく健在そのものだ。今年活動して繁殖するのなら成虫で3 回目、繁殖は2回目の夏を迎えることになる。小さい甲虫だし、カブトムシの仲間なのに意外に長生きだ。動物性蛋白質を直接摂取するという食生活のお陰だろうか。
F2 成虫は平成19年10月21日の大惨事から立ち直る気配がない。雌がばたばたと死んで、とうとう雌成虫が残ること1 頭になってしまった。この生き残った雌はまだけっこう元気なので、盛夏まで生き延びて産卵に漕ぎ着けてくれると有難い。それには、雌雄一緒にした時に共食いをされないことを祈るしかない。又は、小生の飼い方では余りやらないことだが、交尾が済んだ時期を見計らって、雌雄別居にでもするしかないだろうか。去年もそうだったが、コカブト飼育の心境は背水の陣だ。
■今日の収穫
F2 成虫雌が死亡 -2
F2 合計飼育個体 6 (雄 5 雌 1 ) |
| 平成20年4月30日 飼育 トカラコクワガタ 悪石島産 F3 |
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トカラコクワガタ Dorcus rectus kobayashii (Fujita et Ichikawa, 1985) (吐喝喇列島・悪石島産 α系統 F3 雄 死亡、雌29mm、27mm )
43mm 雄は先月の餌やり時に死亡を確認した。マット上で這うような格好の儘で果てていたので、寿命だろう。今日の確認で雌2 頭は生きていたが、 2頭共身体の疲労が著しく、脚の麻痺やら欠損やら顎欠けやらで、寿命が近いことを窺わせていた。依って、α系統F3 成虫での繁殖は終了とし、産卵木は後程解体することとして保管した。産卵木を移す際に初齢幼虫1 頭、亜終齢幼虫1 頭が出て来たがまた産卵木に戻しておいた。
代わって、β系統F4 成虫をセットすることにした。雄 38mm H19.4下羽化、雌 28mm H19.4下羽化、雌 28mm H19.5上羽化の組み合わせだ。
■今日の収穫
なし
幼虫死亡 -1 (5/16)
羽化不全で雌が死亡 -1 (6/11)
幼虫死亡 -2 (6/17)
α系統 F4 合計飼育個体 40 |
| 平成20年4月30日 飼育 コクワガタ 三宅島産 WD 他 |
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コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (三宅島産 α系統 WD 雄 39mm 雌 24mm 23mm、β系統 WD 雄 31mm、雌 23mm )
今月上旬頃から雌雄共に餌喰い良好の為、繁殖セットを組むことにした。全て天然個体なので適当にαとβの系統に振り分けた。尚、大島産コクワはαβ共に今月上旬にセット済み。利島産は唸る程沢山いるので後回し。 |
| 平成20年5月2日 採集 20時 18℃ ポイントTD031708 |
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2・3日晴れて暖かい日が続いており、昨日5月1日は北海道で31℃の真夏日を記録し、北海道の観測地の何箇所かは、ここ数年来の決まり文句となっている「観測史上最高」という状況だったらしい。フェーン現象が原因であったというが、沖縄、東京よりも暑かったという、非常に奇妙な状況だ。
クヌギ・コナラ類の芽吹きはまだ始まったばかりなので、樹液が染み出して虫を呼ぶにはまだ幾らか早い。そこで、夜勤明けの午前中に常緑広葉樹のある場所を攻めてみた。ところが、幾らか歩いたところでトイレに行きたくなってしまった為、林の1/3程を見ただけで帰宅せねばならなかった。夜勤をやると便が緩くなり易くてトイレが近くなるのだ。このポイント一発目の木で、樹皮の隙間に潜むコクワガタを観察する収穫を携えての帰宅だった。めでたい平成20年度の初クワという収穫だ。
仕事からの帰宅途中で足車に給油する心算だったが、例のトイレの用事があったので予定が狂ってしまった。夜になって足車の給油に外出したついでに、本屋に寄ったり、百円均一に寄ったりして、結局、日中見切らなかった同ポイントを訪れた。いいや、給油する前からその心算であったというのが正しい! だが、追加の収穫はなく、あのコクワはというと、まだ同じ場所で同じ格好をして動かずにじっとしていた。もうクワガタが活動を開始したというよりも、幾らか気温が上がって冬眠から覚めたから、活動開始時期を窺って待機しているといった雰囲気だ。樹液が少しでも出ている木はまだ殆どないし、虫が活動するにはぎりぎりの気温の日々である。
■今日の収穫
コクワ 1♂ |
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| 樹皮の隙間に潜むコクワガタ |
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| 平成20年5月4日 飼育 ミシマコクワガタ 黒島産 F3 他 |
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各種幼虫の餌交換と以下に示す新たな成虫の飼育セットを組んだ。
■ミシマコクワガタ Dorcus rectus mishimaensis Tsuchiya, 2003 (鹿児島県大隈諸島三島村黒島産 α系統 F3 雄 H19.6上羽化 47mm 雌 H19.5羽化 25mm )
■ヤクシマコクワガタ Dorcus rectus yakushimaensis Tsuchiya, 2003 (鹿児島県屋久島産 β系統WF1 雄 H19.5.15羽化 51mm 雌 H19.3.4羽化 32mm ) |
| 平成20年5月6日 飼育 コクワガタ 利島産 WD |
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コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (利島産 α系統 WD 雄 沢山 雌 一杯、β系統 WD 雄 数えてない 雌 たらふく )
今日は子供を連れて子供の日の買い物として玩具を購入し、その後夕方に空いた時間を虫の世話に当てた。
伊豆利島産コクワは平成19年8月26日採集と同年同月27日採集の2日分の天然個体が沢山いる。26日分をα系統、27日分をβ系統として累代飼育する予定だ。
小生が入手する前から採集者によってそれぞれセットされていた合計8本の産卵木がある。これらをばらしたのだが、得られた幼虫は産卵木の数の割りにはとても少なかった。理由は不明だが、出て来た幼虫の屍骸の方が多い位だった。終齢幼虫の屍骸が多いように感じられた。幾分どぶ臭い気がしたので、水分が多いのと、その事から幼虫が育つのに不利な菌でも繁殖したのではないかと想像している。それでも生き残った幼虫がいたのだから、彼らの生命力には敬意を払おうと思う。大したものだ。
WD 成虫の飼育セットはまだ一つも組んではいない。普通の系統でαとβ、更には赤っぽい個体達を集めた赤系統にも分けて、計3系統で飼育する心算だ。近々休みの日にでも作業に取り掛かろうと考えている。
■今日の収穫
α系統
終齢幼虫 2
前蛹 2
羽化後の新成虫雌が死亡 -1 (7/10)
α系統 WF1 合計飼育個体 3
β系統
亜終齢幼虫 1
幼虫が死亡 -1 (H20.7.4)
β系統 WF1 合計飼育個体 0 |
| 平成20年5月6日 雑記 庭でクワトープ |
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| サイカチの挿し木を試す |
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東金市にある現在の我が家は去年の1 月に横芝光町から引越してきたばかりなのだが、早くもまた引越しの為の手筈を進める羽目になっている。横芝光町の家は元々妻の実家で東金市に来る前はそこで妻の親と同居していた。今度は妻の実家の直ぐ傍の、歩いてものの1分以内の所で、土地を入手出来たので、ここに家を新築することになった。大まかな筋書きはこんな感じだ。
まるで引越しを趣味としているような生活の心境だ。本当にこれで最後の引越しとなるのだろうか。最後の引越しにしたいものだ。人生に影響するような無駄な消耗は何としても避けたいものだが、人間は一人で生きている訳ではないので、自分の意思ではどうにもならないことが多々あるものだ。世の中は自分の意思ではどうにもならないことばかりなのが悩みの種だ。逆説的には、自分の思い通りになってばかりいたら、世の中面白くも何ともないとも言えるし、そんな人間ばかりだと世の中どうにかなってしまうだろう。それとも、現代は自己主張と我が儘を取り違えた自分勝手な族があちこちにいて、その世の中がどうにかなってしまっているとも言えるのだろうか。隣人同士助け合うという日本古来の美徳は、一体どこへ行ってしまったのだろうか。そう思うことがしばしばある。
新築して引越しするということで良い点と言えば、その土地を最初から自由に自分でいじって作れるという事が挙げられる。そんなに人に威張れるような広大な土地がある訳ではないが、家を建てた後に自由になる庭が50坪位は残る予定だ。そこで、虫馬鹿な小生としては、近所の虫や小鳥の集うささやかな雑木林を我が庭に作ろうかと計画している。名付けて「庭でクワトープ作戦」だ。因みにクワトープとはビオトープをもじった小生の造語である。庭に地元の天然ヒラタを呼べないものかと考えている。小生の知る限り新居からヒラタ棲息地までは幾らかの距離があるが、雑木林の条件が整えばヒラタが棲息するに十分な環境を有する地域である。考えようによっては、43年前に宅地化される以前は、新居周辺一帯は耕作地だったらしいので、間違いなく昔は周辺の林にヒラタがいた筈であるから、虫を呼ぶ木があればヒラタがいて当然とも言えなくもない。今ではコクワすら見ることはないが、昔は妻の実家の直ぐ近くの林でクワガタが採れたそうだ。昔、妻の従兄弟が近くの林から黒いクワガタを採って来て見せたという話を聞いている。多分コクワだろうが、今となっては知る術がない。その林には蛇もいたそうだ。多分アオダイショウだろう。今はあちこちで木が伐採された後なので、残念ながら周辺に林らしい林は残っていない。蛇もいるのかいないのか微妙なところだ。少なくとも小生は見ていないし、多分いないだろう。それでも、クロカナブン、アオカナブンを含むカナブン類が、捨てられた果物に集まるような環境が残っている。虫日記に記さなかったが、平成17年の7月下旬から8月上旬にかけて、カナブン、アオカナブン、クロカナブンの順に集まる個体の種類と数が変遷していたのが裏庭で観察された。小生が見つけていないだけで、コクワなら近所のどこかで見つけられるかもしれない。
更地になった新築予定の土地で子供を引き連れて眺めていると、近所の人々に声を掛けられることがある。又は、住宅建築業者に空いている庭で何をするのか訪ねられることがあるのだが、まさかそこを雑木林にして天然のクワガタを天然林で飼うとは言えず(笑)、「畑にでもしようかと考えているんですよ。」と答えるようにしている。
子供の玩具買出しの帰り道、道端に皀莢 (サイカチ ) Gleditsia japonica の巨木が生えている場所を通り掛ったので、道路側に飛び出しそうな小枝を切って水を入れたペットボトルに挿して持ち帰った。この時、気をつけていながらも、血が出る程に指に棘を刺してしまった。サイカチの棘は堅くて長いので持つ際には注意が必要だ。
少なくとも九十九里平野ではサイカチはとても珍しい木で、小生は今のところ九十九里平野では4本しか見ていない。正確には2 本で、残り2本は北総台地に上がった場所だ。知っている4本はどれも立派な老木なので、ひょっとしたら、若木の場合は気づかないで通り過ぎているだけなのかもしれない。それにしても、サイカチは日本固有種で日当たりの良い野原や河原に普通に自生する木なので、もう少し見る頻度が高くても良いような気がする。自然度の高い植生が身近にないことの表れなのかもしれない。
サイカチの枝を持ち帰ったのは、サイカチの挿し木が可能かどうかを知りたかったからだ。サイカチの接ぎ木は可能だと聞いたことはあるが、挿し木で増えてくれると大変有難い。そうでなければ、サイカチを生やすのに種から育てるとなると、そこそこの木にするには気の遠くなるような年月が必要だろう。小生が生きている間に虫を呼ぶような太さの木に育つかどうかは怪しいところだ。
庭にささやかな雑木林を作るに当たって、選んだ樹種は、生垣にはしないが生垣に向いているシラカシを外溝、柵の内側に並べて植えて、先程述べたサイカチ、アキニレ、マテバジイ、クヌギ、コナラと言った具合に揃える予定だ。要するに、九十九里平野でクワガタを呼ぶ代表的な樹種で構成しようと目論んでいる。小生が生きている間にコクワとカブト程度は集まるような林になるだろうか。
庭を眺めると癒しの緑が広がり、ナスにキュウリに椎茸も栽培しているとなれば、まんざら、「畑にする。」という建前の言葉も間違いではない。 |
| 平成20年5月8日 採集 1時 16℃ ポイントMT090705 |
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日中は晴天に恵まれて気温が27℃迄上昇したので、夜勤の帰り道に北総のクヌギが豊富なポイントに様子を窺いに寄ってみた。夜間はまだ半袖ではつきい気温なので、この時期は日中に廻った方が良さそうだ。まだ樹液場がないし、寒々として何もいる気配がなかった。虫達としては寒くて動けない夜にわざわざ活動しようとは思わないだろう。活動するのに適温になる日中の方が隠れ易い場所内でなら活動している見込みがあると考えられる。
■今日の収穫
なし |
| 平成20年5月8日 飼育 コクワガタ 利島産 WD |
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東京都利島産コクワの飼育セットを組んだ。平成19年8月26日採集分をα系統、平成19年8月27日採集分をβ系統とし、αとβ共にそれぞれ普通の系統と赤系統に分けた。以下のように 4系統となった。
コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (利島産 α系統 WD 雄 32mm 21mm 雌 22mm 18mm )
コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (利島産 α系統赤 WD 雄 27mm 21mm 雌 24mm 20mm )
コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (利島産 β系統 WD 雄 35mm 30mm 雌 28mm 25mm )
コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) (利島産 β系統赤 WD 雄 35mm 20mm 雌 22mm 20mm ) |
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| 利島産コクワ |
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| 平成20年5月9日 探索 千葉県 |
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| モミの樹液 |
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シロアリと或る虫を探しに千葉県某所の探索に行って来た。懲りずに今年3 回目の千葉県内遠征だが、未だにお目当ての虫の痕跡すら見ていない。山道を散々歩いてくたくたになって帰宅した。正味5時間は山を歩いただろう。
今日は虫以外にもう一つの課題を掲げた。モミの樹液探しである。意識して観察していると案外直ぐに見つかるものだ。樹液だらだらのモミも見つかった。見つかった樹液は樹液というよりもヤニのような状態が殆どだった。本当に虫を呼ぶのかどうか確かめたくて、味見もしてみた(笑)。匂いはマツヤニのように爽やかで、味は苦く、触った感触は水飴のようにベトベトだった。色は無色透明だが、乾くと白い結晶様になっている。これで本当に虫が来るんだろうか。これが醗酵すると虫にとって美味しい風味になるんだろうか。写真でしか見たことがないが、黒くグチャグチャになっているのが醗酵した状態なのだろうか。樹皮を良く見て歩いていたので、モミだけでなくツガの樹液も見つけることが出来た。ツガの樹液はどうなんだろうか。
別の収穫としては、ツガとモミの違いも直ぐに分かるようになった。葉とその付き方が似ているので遠目ではモミとツガを見分けるのは難しい。しかし、近付いて樹皮を見ると、モミの樹皮は針葉樹らしからぬツルツルした雰囲気で、更に接近して目を凝らすと細かくゴツコヅしているが、ツガは一般に言うマツの樹皮にとても良く似ていて、大きな鱗状のような雰囲気だ。
今日も目当ての虫の痕跡すら見つけられなかったが、何歩かは前進したような気がする。
■今日の収穫
モミの樹液
モミとツガの違いが分かった
沢山のシロアリ |
| 平成20年5月15日 実験 トクノシマコクワとトカラコクワの交雑 |
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| トカラコクワ雌とトクノシマコクワ雄 |
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| トクノシマコクワ雌とトカラコクワ雄 |
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トクノシマコクワガタ Dorcus amamianus kubotai (Fujita et Ichikawa, 1985) (徳之島産 F2 雄27mm H19.6上羽化 雌25mm H19.5上羽化 )
トカラコクワガタ Dorcus rectus kobayashii (Fujita et Ichikawa, 1985) (吐喝喇列島・悪石島産 F4 雄32mm H19.6中羽化 雌24mm H19.6上羽化 )
以上のつがいを用意し、それぞれの雌雄が別種の相手とつがうようにして飼育セットに放した。今秋に幼虫が得られるかどうかが楽しみだ。 |
| 平成20年5月16日 採集 24時 16℃ ポイントTD031708 他 |
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ポイントTY080507、ポイントTD031708、ポイントOS092405を廻ったがまるで成果なし。OS092405では2箇所の時化た樹液場があったが、醗酵したような匂いは全く放っておらず湿った程度のような状態だった。数匹のヨツボシケシキスイと蛾がほそぼそと吸汁していた。晴れるようになって3日目、日中の最高気温は24℃だったので、コクワ2〜3匹は見るだろうと高を括っていたのが大間違いだった。
■今日の収穫
なし |
| 平成20年5月18日 飼育 関東ヒラタ 九十九里平野産 WD |
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ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (九十九里平野産 ポイントTT030907 H19.6.15 自己採集 WD 雄 55mm ) (九十九里平野産 ポイントTT010106 H19羽化 自己採集からの累代 α系統WF1 雌 37mm )
去年秋からセットを組んでいたこのつがいはまだ産卵している気配がない。無事に越冬したかどうかの確認を兼ねて飼育容器を暴いてみた。雄も雌もは元気で身体の欠損や麻痺は見当たらないが、やはり幼虫はいなかった。去年の時点でWF1の雌が未熟だったか、セットした時期が遅かったのだろう。飼育容器は屋外の儘とするので活動するまでにもう暫くの日数が必要だが、今夏には幼虫が採れる筈だ。
雄は天然55mm で採集場所は今は無きポイントTT030907である。「平成19年7月21日 採集 21時 24℃ ポイント自宅 他」を参照。つがわせた雌雄の採集場所が違うのだが、雄が採集された場所(ポイントTT030907 ) と、雌の両親が採集された場所(ポイントTT010106 ) はそれぞれ近くの林であり、歩いても数分しか掛からない距離なので、ほぼ同一ポイントと言って良い。
これからはこのつがいをポイントTT010106 のα系統とし(雌は元々α系統)、得られる幼虫はWDとWF1の子なのでα系統のF1となる。
■今日の収穫
なし
α系統 F1 合計飼育個体 0 |
| 平成20年5月21日 採集 20時 18℃ ポイントOS092405 |
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| コクワガタの雄 |
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日中の最高気温が25℃を超えたので出撃した。この場所で今年初のコクワを観察する収穫を得た。大き目の雄 2頭が同じ木にいた。去年のこの場所での初コクワは5月10日であり、去年が異例の暖冬だったことを勘案すると、今日のこの場所初コクワは妥当な時期だろう。そうすると、今年の初ヒラタは6月上旬頃ではないだろうか。
■今日の収穫
コクワ 2♂♂ |
| 平成20年5月23日 採集 2時 16℃ ポイントOS092405 |
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日中の最高気温が28℃と夏日になったので、夜勤の仕事帰りに握った車のステアリング操作は、無意識にもクワガタ・ポイントを目指していた。昨晩(21日)から連夜の訪問で変化が少なく大した収穫はないだろうが、これだけ気温が上がるとどうしても様子を見に行きたくなってしまうが、小生のどうしようもない性だ。
昨晩よりコクワが1頭増えて3 頭を観察した。時化た樹液場はもう乾燥して駄目になったり、また新しい場所から染み出たりしていた。気温が上がって来たので、もう直ぐ醗酵するようになるだろう。
■今日の収穫
コクワ 3♂♂ |
| 平成20年5月27日 採集 21時 19℃ ポイントTT010106 他 |
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台風4 号の前日から気温が上がって、23日は22時の時点で気温が22℃だった。台風が去った後も日中の気温は25℃以上、夜間の気温が22℃という日が続いていた。5月とは思えない暑くて寝付き難い日々であった。ところが、やっと都合がついて出撃した今晩は、皮肉にも本来の涼しい気温に戻った最初の日となった。しかし、今までの数日間は真夏とまでは行かないまでも、夏らしい蒸し暑い日々となっていたので、今年の活動を開始しているクワガタが多いと予想した。
結果は、コクワのみ。他の種類は1 頭も見ることがなかった。コクワは本格的な数に近くなって来ていたが、そのコクワですらも、まだ新成虫は観察されず、越冬の生き残り組ばかりであった。気温が夏のように上がり始めのだが、コクワを観察することで、クワガタの時期はまだこれからだということが読み取れた。ヒラタの季節が来たのならヒラタが占有しているであろう格好の洞では、大き目の雄コクワが我が者顔で居座っていた。ヒラタが観察されるまでもう暫く日柄が必要のようである。
■今日の収穫
コクワ 12 + 6= 18 (内、雌が4頭程) |
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| コクワガタの雄 |
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| 平成20年6月2日 雑記 梅雨入り |
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| 気象庁が梅雨入りを発表した。平年よりも6日早く、去年よりも20日も早い。4月から曇天や雨が多かったので、梅雨入りしても実感が湧かないかもしれない。雨降りの日は平年よりも気温が低い日が多いので、クワガタ日和が続くようになるには梅雨明けの本格的な夏を待つことになるんではないだろうか。それでも、これからは時期的に暖かい日が数日でも続けば今年の初ヒラタが観察されるだろう。 |
| 平成20年6月4日 飼育 コカブト 九十九里平野産 WF1 |
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■コカブトムシ Eophileurus chinensis chinensis (Faldermann, 1835) (H18.6.28 自己採集からの累代 九十九里平野産 WF1 雄 1 雌 1 )
4月30日時点でWF1 成虫つがいが越冬に成功したように見えていたが、その後雌が落ちてしまった。寿命のようだ。雄は本格的に活動している気配はないもののまだ元気だ。
F2 成虫は結局生き残っているのが雄 1 雌 1 のみで、辛うじてつがいとして繁殖させられそうだ。数匹分のクワガタの死骸を餌として放って、新規に飼育セットを組んだ。WF1 雄も一緒に入れてトリオとした。
共食いをする種類なので管理が難しく、毎年コカブトの繁殖には苦労している。特に成虫を越冬させる時の管理が悩みどころだ。種雌がたったの1 匹になってしまったので、累代が終わってしまう可能性が高い。
■今日の収穫
F2 成虫雄が死亡 -4
F2 合計飼育個体 2 (雄 1 雌 1 ) |
| 平成20年6月4日 飼育 ヤクシマコクワ 屋久島産 WF1 |
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ヤクシマコクワガタ Dorcus rectus yakushimaensis Tsuchiya, 2003 (鹿児島県屋久島麦生産 WF1 雄H18.9.1取り出し51mm、雌H18.9.1取り出し29mm )
去年の7月以来の幼虫回収であるが、飼育容器底面で見えていた終齢幼虫を1 頭回収したのみ。産卵木には雌親が数箇所齧った痕があるが、沢山産卵したような雰囲気ではないので、続けて同じ産卵木を使うことにした。雌はこの材中に潜行しており、腹部末端のみが確認出来た。触ろうとするとぐいぐい更に奥へ潜ってしまった。雄は草臥れた様子はなく健在。
■今日の収穫
終齢幼虫 1
終齢幼虫が死亡 -1 (9/28)
α系統F2 合計飼育個体 10 |
| 平成20年6月6日 雑記 庭でクワトープ その弐 |
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| 自宅クヌギ 4.1m |
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| クヌギに集るアリ |
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我が家のクワトープ第一号の木はクヌギとなった。(「平成20年5月6日 雑記 庭でクワトープ」を参照) 日中の最高気温は28℃の夏日で本日の植え込み作業は汗だくの作業だった。ついでに更地になっている新居予定地の草取りを妻と一緒にして来た。まだ小学校にも幼稚園にも通っていない次女もクヌギの搬送から草取りまでよく手伝ってくれた。
やはり最初に植える木は、九十九里平野のクワガタを呼ぶ木として最も相応しい樹種にしたかったのだが、即ち、サイカチやアキニレ、シラカシ、マテバジイと言ったようなクワガタの世界では幾分マニアックな木であるが、植樹するのに手っ取り早く入手出来る木は限られているのが悩みの種で、必然的に第一号はクヌギとなった。
シラカシは生垣用として2m 程度まで育った木がよく売られているので、新居の新築と外溝(柵)工事が終わった後に纏めて植えようと考えている。建築中に植えると作業の邪魔になって、業者に踏まれたり傷つけられたりする可能性があるからだ。敷地の周りに柵を設けるので生垣にする心算はないのだが、只の庭木と言うよりも生垣に近い、敷地の目隠しのような植え方をする予定だ。それが生垣だと言う話もあるが、生垣のように過密に植えて定期的に刈り込むのではない。シラカシのように多くの虫や生命を養う木を只の生垣にするのは勿体無い。
アキニレは屡盆栽用の小さい鉢植えが見られるだけで、庭木用に育てた苗やある程度育った木が売られているのを見た事がない。従って、庭木にするには自ずと自前で苗を調達する方法を考えねばならない。先日、アキニレの挿し木に挑戦してみたところ、見事に全て枯れてしまうという予想に反した結果となった。挿し木が可能な樹種だけに悩ましい結果となったが、植樹するのに困難な種類ではないことには変わりはない。次の策として取り木と言う方法を考えている。挿し木が可能な樹種なら取り木が出来ないことはないので、種木がある限り植樹の成否は時間の問題だろう。早速、今日の日中にサイカチと一緒に取り木を仕込んで来たところだ。サイカチも同時期に挿し木を試みて失敗していたのだ。サイカチは挿し木が可能とは聞いておらず、接ぎ木なら例があったのだが、駄目で元々で挑戦してみたところ、予想通りに枯れてしまった。サイカチの取り木の可否は例を知らないので微妙なところだ。大事を取って今秋に種を調達しておこうと考えている。
マテバジイは庭木用に育った木が売られていることがあるが、ドングリや苗の入手と萌芽が容易なので、その辺から苗を調達してくるかもしれない。自前の苗は去年に2本枯らせてしまって残り1本となっている。現在の我が家の庭に植えてあるこの1本は何故か弱って育ちが悪い。
新居予定の庭に植樹したこの4.1m のクヌギはかなり遠方から購入した木なのであるが、我が家に届いたのは木だけではなく遠方のアリも一緒だったようである。私が欲しかったのは木だけなのであるが、このようにしてヒトの活動に伴って予期せぬ生物の移動が起こってしまっている。細かいことを言うと、この事例で仮にアリがいなかったとしても、根に付いている土と一緒に共生菌も一緒に移動しているのである。ミミズも一緒に来ているかもしれない。クヌギだって遺伝的に見れば地域差があるのかもしれない。だから、植樹するのなら出来れば同じ県内に留めておきたいと考えるが、世の中全体がそうではないのでそんな事しても無駄のようにも感じる。
何はともあれ、クヌギが4.1m にも育つと随分と木らしくなっている。もうそろそろドングリも生るのではないか。クワガタの木としては最強であるクヌギは、この位の木でも樹液をだらだらと流して多くの虫を集めていることがあるのを度々見ている。クヌギは若木であっても侮り難い存在だ。 |
| 平成20年6月6日 採集 22時 21℃ ポイントTT010106 他 |
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| 捲れに逃げる 50mm近いヒラタ |
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| 45mm 位のポイント自宅ヒラタ |
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梅雨入りで雨降りの日が多く、気温は平年より低目の日々が昨日まで続いていた。しかし今日の日中は夏日で夜になっても気温の低下が緩やかであり、絶好の採集機会と考えられたので夜勤明けのだるい身体を押してでも出撃することにした。
予想通り今月上旬に今年の初ヒラタに出会うことが出来た。来た甲斐があったというものだ。50mm 近いと思えるヒラタは、写真を撮ろうとしている間に捲れに潜り込んでしまって引き摺り出すのが困難になったので、手に取ることが叶わなかった。最初から持ち帰る気はないので大きな問題ではないが、体長の計測をしたかったところだ。
去年も同じ木に似たような雄ヒラタを見ていたので、今日観察した雄ヒラタ2 匹共に新成虫ではないようであるから、去年と同じ個体かもしれない。きっと無事に越冬してまた同じ木で活動しているのだろう。と言うことは越冬する際のねぐらも縄張りとしている木の近くの筈だ。近くと言うよりもその縄張りの木そのものなのかもしれない。これはヒラタが安定した棲家を見つけた場合の強い定着性を示している。
樹液場は醗酵して噴き出すように流れている場所がちらほらと見られるようになって来た。そして、コクワの数は順調に増えており、中には新成虫らしき個体も混じり始めていた。今日はヒラタも登場となったので本格的なクワガタの季節となったと言えるのではないか。ヒラタと同時にコカブトも徘徊するようになった。珍しく一晩で雌を2 匹も観察した。その内1 匹はポイント自宅だ。現在累代中のコカブトと同ポイントの方の雌を持ち帰って累代を絶やさない為の保険とした。何とかしてコカブトの累代お手軽飼育方法を探りたいと考えている。
もう少しするとノコギリが見られるようになり、そして樹液場の王者であるカブトが出現すると、秋になる迄どこもかしこもカブト、カブト、カブトという状況になる。それまでに大物クワガタに出会いたいものだ。
■今日の収穫
ヒラタ 2♂♂
コクワ 15 + 8 + 2 = 25 (内、雌が3匹程)
コカブト 1♂ 2♀♀ (1♀持ち帰り) |
| 平成20年6月8日 採集 2時 21℃ ポイントTD031708 |
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5月2日に今年初コクワを観察したポイントに夜勤帰りに寄ってみたものの、樹液場は1 つもなく閑散としていて何にも見ることがなかった。このポイントの真夏の状態をまだ見たことがないので、何がいるのか早く見たいものだ。ヒラタがいるんじゃないかと期待しているがどうなんだろう。
■今日の収穫
なし |
| 平成20年6月13日 採集 11時 22℃ ポイントTS082607 |
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天気が良いので取り木を仕込んでいたサイカチ (「平成20年6月6日 雑記 庭でクワトープ その弐」を参照) の様子を見に夜勤の仕事帰りに寄ってみた。1 週間が経ったが取り木の仕掛けは問題なしだ。サイカチは取り木の例を聞いたことがないので、根が生えて来るかどうかお楽しみだ。
ついでにその帰り道となるポイントTS082607 の今年の様子も確認した。樹液場は一つも見当たらないのに、粗末な捲れに1匹のコクワを観察した。隠れている心算なんだろうが丸見えで、これでよくも天敵にやられないものだと思えるような状態だった。
■今日の収穫
コクワ 1♂ |
| 平成20年6月13日 採集 23時 22℃ ポイントHG072707他 |
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| 越冬したと分かる顎欠け赤コクワ |
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■ポイントYH060608
妻に水遣りを頼んでいたクヌギ (「平成20年6月6日 雑記 庭でクワトープ その弐」を参照) が弱っていると妻から聞いたので、自分の目で確かめに行った。植えた日から3 日間は晴れたのに水遣りをしていなかったので心配していたが、予想が悪い方向で当たってしまった。新居予定地に自分で出向く用事がなかなかなくて、水遣りを妻に頼むしかないのが辛いところだ。根付くまでは水遣りを欠かせなく、それまでは妻にこのクヌギの命運が懸かっている。4m のクヌギともなると滅多に入手する機会がないので、何とか根付くようにと祈る気持ちだ。
ちょっとした遠出をしたのでついでに取り木を仕込んでいたアキニレ (「平成20年6月6日 雑記 庭でクワトープ その弐」を参照) の様子を見に行った。1 週間経ったが仕掛けには問題はなく、根が出て来るのを待つのみといった状況だ。元々ニレは挿し木が可能なので、たとえこれが失敗しても慌てる必要なしだ。
この立派なアキニレに3 匹のコクワの雄が観察された。どれも皆越冬個体のようだ。一番良い捲れには一番大きなコクワがいた。
■ポイントHG072707
去年はヒラタがいたアキニレだ。まだ目立った樹液が出ていない為かこのアキニレの古木には虫が付いていなかった。だが、直ぐ近くに 4m位のアキニレがもう1 本あって、この木の上部でコクワ2 匹を観察した。こっちの小さい木にも虫が付くとなると、この場所も侮れない。
■ポイントTG110706
民家寄りなので余り来たくない場所だが、ヒラタがいるシラカシ林なので今年の様子を確認してみた。樹液はまだ序の口で全然美味しそうではない。それでもここでヒラタを見つけた。来て良かった。大きいコクワもいた。ここは一昨年に49mm のコクワを採った場所 (「平成18年11月7日 11時 21℃ ポイントTG110706 採集」を参照) なのだ。
■今日の収穫
ヒラタ 1♂
コクワ 3 + 2 + 8 = 13 (全て♂) |
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| 果物に付く 50mm 近いヒラタ |
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| 平成20年6月14日 飼育 オキナワノコギリ 沖縄本島産 F2 |
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オキナワノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis okinawanus Nomura, 1962 (沖縄本島国頭村産 自己採集からの累代 α系統 F2 )
成虫だけを抜いて去年から取り置いてあった飼育セットをばらした。マットから4 匹、材から6 匹の幼虫を回収した。産卵木の中心部は手で崩すには堅過ぎるので、それ以上触るのは止めて、また取り置くことにした。もし、まだ中に幼虫がいるのなら、幼虫の成長と伴に材が崩れ易くなる筈である。或いは、材を保管しておくのが厭なら、WF1 の飼育セットをばらす時に、産卵の足場として、またWF1 の飼育セットのマットに埋めるという手もある。その場合、中に幼虫がいても差し支えはないだろう。
■今日の収穫
初齢幼虫 2
亜終齢幼虫 7
終齢幼虫 1
幼虫が死亡 -2 (9/28)
幼虫が死亡 -1 (11/14)
α系統 F2 合計飼育個体 42 |
| 平成20年6月15日 採集 2時 19℃ ポイントOS092405 |
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樹液場が虫の数を完全に上回っている。樹液が噴出すように流れて醗酵している場所が見られるようになった。それでも、そこに集っているのはゴキブリだけと言うような事が多い。虫が少ない夜だった。
■今日の収穫
コクワ 7♂♂ 1♀ |
| 平成20年6月15日 採集 21時 20℃ ポイントYK090705 他 |
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ポイントYK090705 を訪れるのは去年の7月19日以来ほぼ1 年振りだ。子供も来たいと言ったので、家族5人総出で林に来た。とは言っても、小生以外は皆車中で待機だ。コクワガタしかいなかったが、ここでは今までに何故かコクワガタとカブトしか見たことがないので当たり前だ。ノコギリやヒラタが居ても良さそうなものだが、どうしてなんだろう。不思議だ。一番大きなコクワガタを車に持って行って見せたら、もう直ぐ5歳になる息子が手に取りたいと言い出したので、コクワを手に乗せたら握るように手を閉じようとしたので息子は挟まれてしまった。幼児なので、泣いたのは言うまでもない。これを機に息子がクワガタを嫌いにならないことを祈るのみだ。
帰り掛けに一昨日訪れたばかりのポイントHG072707 に寄った。コクワの雌が増えて2 匹、雄は1 匹だった。ここは木が2 本しかないので、長女と長男も一緒についてきた。二人共コクワを手に取りたいと言ったので、長女から順番ずつにコクワの雄を持たせた。今度は背中側から掴むようにクワガタを持って、息子は挟まれることなく楽しんでいた。
■今日の収穫
コクワ 6♂♂ 3♀♀ |
| 平成20年6月17日 飼育 ハチジョウヒラタ CBF1 他 |
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以下のクワガタの飼育セットを新規に組んだ。本土(関東)ヒラタよりもハチジョウヒラタの方が大きいのが面白い。ハチジョウヒラタは羽化後間もないのが気に掛かるが、雌雄共に半月以上は餌喰いが良好な為、躊躇わずにつがわせることにした。この入手したつがいは一般的なA 型だ。
・ハチジョウヒラタクワガタ Dorcus titanus hachijoensis (Fujita et Okuda, 1989 ) (八丈町産A型 CBF1 雄 56mm H20.3.25羽化 雌 32mm H20.3.20羽化 )
・ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (自己採集からの累代 九十九里平野産 ポイントOS092405 α系統WF1 雄 52mm H19.11.18羽化 雌 33mm H19秋羽化 ) |
| 平成20年6月17日 飼育 関東ヒラタ 九十九里平野産 WD |
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ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (千葉県横芝光産 ポイントYT092306 H18.?.? WD 雄 死亡 雌 死亡 )
この産地のヒラタの累代飼育が危機に直面している。去年の盛夏までに親虫は死んでしまったが、当初は全部で6 匹の幼虫が得られた。以下は飼育経過である。
H19.6.25
初齢幼虫 1 をマットから取り出し
H19.7.20
初齢幼虫 1
亜終齢幼虫 4
産卵木から割り出し
この時1 匹を潰して失う
この時点で幼虫全 6匹
H20.4.21
蛹室を作っていた雌の前蛹が死亡 -1
H20.6.14
雄の蛹が死亡 -1
H20.6.16
羽化後に蛹室内で雌が死亡 -1
WF1 合計飼育個体 3 (全て羽化済みで雄)
現在飼育中のヒラタは、ポイントYT092306を含めて3 産地で、雌ばかりこのように落ちたのは当のポイントYT092306だけである。しかも無事に羽化してから蛹室内で死んだクワガタの例はこのポイントYT092306ヒラタが初めてである。先月下旬に雌で唯一生き残った個体が無事に羽化したので、来春にはVIP 待遇で繁殖に励んで貰おうと期待していたところ、今日、ルーチン的にやっている幼虫や蛹、新成虫のチェックでこの雌の死が発覚した。
分母が6 と小さいのではっきりしないが、ハチジョウコクワガタ 八丈町産 α系統F3 と並んで羽化までの生存率がかなり低い個体群となってしまった。因みにこのハチジョウコクワガタは、当初得られた幼虫25 匹から10 匹にまで減ってしまっている。羽化した雌成虫の中には無事に羽化したものの、腹部が前翅から大幅にはみ出て奇形の様相を呈している個体がいる。死亡率が異様に高い個体群は、このように遺伝的に問題を抱えているのかもしれない。
■今日の収穫
無事羽化後に蛹室内で雌成虫が死亡 -1
WF1 合計飼育個体 3 (全て雄) |
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| 無事に羽化した後に死亡 |
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| 平成20年6月17日 雑記 ポイント自宅で |
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| シラカシに集るアブラムシとアリ |
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去年見た最後の天然クワガタは我が家で産卵していたと思しきコクワであった。(「平成19年10月14日 採集 11時 20℃ ポイント自宅」を参照) 屋外飼育のクワガタ成虫の餌交換をする時に、古いゼリー・カップは纏めてバケツに放っていた。今日これらのゼリー・カップをまた再利用しようかと考えて洗っていたら、バケツに水没したゼリー・カップから見慣れた雌クワガタが這い出て来た。手に取ってよく見るとコクワガタの雌だ。飼育中のコクワガタが捨てたゼリー・カップに紛れていたのかと、一瞬冷汗をかきそうになった。しかし、冷静に考えるとこの雌は新成虫なので、飼育中のコクワガタではないことが直ぐ判明、胸を撫で下ろした。近所か我が家の敷地内にある朽木から発生した天然コクワガタであることが想像出来た。
それにしても、バケツに放ったゼリーにいた訳だから、歩行ではバケツ内には辿り着けず、飛翔した儘バケツ内に上手く着地したものと考えられる。又、カスになって不味そうなゼリーだけでは、虫を呼ばないだろうから、この雌を誘引したのはカス・ゼリーに付着した雄のフェロモンであろうことも予想出来る。その証拠に、ゼリーに来ているのはこのコクワガタだけであり、カナブン、ゴキブリ、カマドウマといった、樹液に集まる他の虫は全く観察されない。
その他、庭に植えてあるシラカシはまだ若木で樹液を出すには程遠いが、アブラムシが集っており、アリと共生している様が観察出来る。よく見るとコナラにもアブラムシが付いている。アブラムシの周りを忙しそうにせっせとアリが往来している。クヌギの若木には毛虫が葉陰に隠れている。新芽と若い葉が食べられる傾向があるが、それでもクヌギの枝は生長している。木があると色々な生物が集まって生態系を形成しており、そんな描写を見ているだけでも非常に面白い。 |
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| 捨てたゼリーにコクワが飛来 |
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