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| 平成18年7月27日 飼育 オキナワヒラタ 沖縄本島産 WD |
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| オキナワヒラタクワガタ 雌 |
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オキナワヒラタクワガタ Dorcus titanus okinawanus (Krieshe, 1922) (H18.7.5 自己採集 沖縄本島国頭村産 雌 34mm ) 雌を飼育容器に投入してから約3 週間が経った。たまに餌を食べているのを夜に観察する程度で、殆どマット内に潜っている。卵や幼虫の有無は定かではないが、元々小さい飼育容器を使っていたので、早目に別の飼育容器へ移すことにした。旅行から帰ってから急いで飼育セットを作ったので、体長未計測であったが、今日の作業のついでに測ることにした。
オキナワヒラタの雌を写真で撮って見ると、ドルクス瘤がはっきりしていないことに気付いた。外観に於いてそれ以外は本土ヒラタの雌とさほど変わらないようだ。後脚脛節外側の棘もはっきりしている個体である。 |
| 平成18年7月27日 飼育 オキナワノコギリ 沖縄本島産 WD |
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| オキナワノコギリクワガタ 雌 |
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オキナワノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis okinawanus Nomura, 1962 (H18.7.5 自己採集 沖縄本島国頭村産 雌 26mm ) 雌を飼育容器に投入してから約3 週間が経った。活動しているのは数回しか観察していないが、ぼちぼち産卵しているようだ。今日はマットには潜っておらず、マット上に置いてある樹皮下にいるのを捕まえた。飼育容器底で孵った幼虫が1 頭見える以外の子孫は定かではないが、元々小さい飼育容器を使っていたので、早目に別の飼育容器へ移すことにした。旅行から帰ってから急いで飼育セットを作ったので、体長未計測であったが、今日の作業のついでに測ることにした。
この雌から生まれた子孫が活動するのは、早くて再来年だろうからノコギリの累代は気の遠くなる話である。早くオキナワノコギリ雄個体の雄姿を見てみたいものだ。 |
| 平成18年7月28日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F1 |
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裏庭コンテナ2 つで屋外飼育している個体群の活動開始が本格的になって来た。今日は朝から数えて雌雄併せて10 頭は出て来て餌にかぶりつくか、夕方に掛けては飛翔しようとしている。夕方には、コンテナから取り出して別の容器に移す際に、雌1 頭をうっかり逃がしてしまった。一度に余りにも多いので、腕に留まらせていた個体に飛ばれてしまった。近所には樹液を出す木がないので、街灯に誘導されて死ぬ確率が高いと思われるから、とても可哀相なことをした。或いは、ひょっとしたら、野生に帰ることが出来て子孫を残せるかもしれないので、その場合は、この個体にとっては一番良い転機になるだろう。育ての親としての小生はそれを願っている。
裏庭コンテナには幼虫が80 頭以上いたのだが、7月23日から少しずつ活動を開始している。後70 頭近くはいるのではないかと思う。凄い数だ。更に、飼育個体以外に街灯で拾ったカブト共も追加しているので、一時的とは云え、プラ・ケース内のカブトがどんどん増えている。この中で一部の個体は、再び幼稚園関連の知人や妻の友人の家庭に里子に行く予定となっている。それ以外は、近々纏めて親虫のいた林に戻そうと思っている。 |
| 平成18年7月28日 飼育 コカブト 九十九里平野産 WD |
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コカブトムシ Eophileurus chinensis chinensis (Faldermann, 1835) (H18.6.28 自己採集 九十九里平野産 雌 ) の天然雌を7月10日頃から二次醗酵マットを詰めたプラ・ケース小に入れておいたのだが、ケース底で幼虫5 匹を確認した。小さいケースに肉食傾向の強い虫を一緒に入れておけば、当然のように共食いが起こるだろうから、急いで親虫を別容器に移すことにした。
2 日毎に餌交換をしながら容器底や側面を観察していたのだが、産卵されている気配はなかったように思われた。コカブトは容器の壁面に沿っては産卵しないようだ。故に、これらの幼虫は孵化してから暫く経っているので少し大きくなっている筈であり、その証拠に腹部はマットが透けているような色である。見えているだけでも幼虫が5 匹はいるので、何かの間違いで落ちまくらない限りは、もう既に累代するには十分な数であろう。雌にはまだまだ産んで貰おうかと思うので、新しい飼育容器も前回と全く同じ構成で作っておいた。 |
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| 飼育容器底面の様子 |
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| コカブトムシの幼虫 |
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| 平成18年7月28日 飼育 関東ヒラタ 九十九里平野産 WD |
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ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (H18.6.28 自己採集 九十九里平野産 雄 53mm ) が、昨日から脱走していたようだった。スタックミニに仕切りを入れて半分の場所で飼育しているのだが、保湿能が高過ぎる為、ゼリーのカスやら虫の小便やらの湿気で直ぐにマットがべたべたになってしまう。それ故、湿気を飛ばすのに時々昼間に蓋を開けておくことがあるのだが、昨日、それをやっていてヒラタに脱走されてしまっていたようだ。昨日の時点では気付かなかったが、今日、餌交換をしようとして餌皿とマットを除けてみるとヒラタが居なくて驚いた。
天然53mm 関東ヒラタが居なくなったことにかなり落ち込んだものの、これからは扉を閉め切っていれば、いつかは腹を空かせて出て来るだろうと目論んでいた。そして、この日の深夜2 時頃に小生が寝ているところを、意外にもこやつの飛翔音で起こされた。小生が寝る時は、いつも薄橙色の裸電球1 個のスタンドだけを点けておくのだが、ヒラタ君はこのしょぼい電気に飛来することになった。今日は自宅内でヒラタ雄の灯火採集となった。
スタックミニは仕切りを入れて効率的に飼育することが出来る。小蝿が侵入せず保湿も良好という代物である。しかし、その小さな容器に見合わない大きな虫には当然の如く向かず、湿気で直ぐに中がべたべたになってしまう。仕切りを入れた場合、せいぜいヒラタの小〜中型個体やコクワまでである。我が家では、ヒラタの雄やオオクワの雌では、直ぐにべたべたになっているので、別の容器に移す必要がある。 |
| 平成18年7月30日 雑記 |
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| 今日は快晴とまでは行かなかったが、午後はなかなかの晴れ日となった。天気予報によると、関東も梅雨明けしたようだ。今夏は、ぬるま湯の中を泳ぐような暑さを何日過すことになるだろうか。今年は特に短い夏となりそうだ。 |
| 平成18年7月30日 飼育 トクノシマコクワ 徳之島産 WF1 |
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| トクノシマコクワガタ 34.3mm 雄 |
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| トクノシマコクワガタ 30.5mm 雌 |
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トクノシマコクワガタ Dorcus amamianus kubotai (Fujita et Ichikawa, 1985) (H18.7羽化 雄34.3mm、33mm 雌30.5mm、29.8mm、28.0mm ) 5 頭を纏めて購入した。トクノシマコクワは、リュウキュウコクワ亜種の中で一番大型化するようであるが、元々小さい種なのでそれでもせいぜい40mm 強といったところだ。30mm 台後半の大型個体になると、大腮に先端歯が出て来て、オオクワ系統の流れを色濃く感じさせてくれる。
これでリュウキュウコクワガタの3 亜種が我が家で揃ったことになるが、全ての亜種を集められないのが歯痒い。残るは幻のヤエヤマコクワガタ Dorcus amamianus yaeyamaensis (Hori, 1991) であるが、こればっかりは今のところ入手するのはほぼ絶望的である。何せ、今までに採集事例がたったの3 個体である。過去に何人もの採集家がこのクワガタを求めて西表島を訪れたであろうが、生態解明はおろか、追加個体すら得られていない。伊達でなく本当に我が国屈指の幻のクワガタである。その内1 個体は雌で、採集者である某有名雑誌社員が累代しているようだが、この子孫が流通するようになることを願うのみである。
リュウキュウコクワガタの亜種を見分けるのは、一般的には非常に難しいと思う。只でさえ小さい虫なので、特徴が出辛いことも手伝って、普通だったら見分けがつかないし、この種で小型個体の部類となるとほぼ見分けは不可能だろう。しかしながら、亜種分類がされているので、それぞれの亜種に特徴があることは確かだ。我が家の各亜種の個体写真を整理したら、近いうちに亜種を見分ける方法を纏めてみたいと思う。 |
| 平成18年8月1日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F1 |
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長女と長男の通う幼稚園で7月22日に開催された夕涼み会の続きで、本日はカブトムシ飼育教室が幼稚園で開かれた。幼稚園は夏休みであるが、カブトムシの為だけに幼稚園に登園していた園児やその父兄も含めてなかなかの盛り上がりであった。
この日の為に再び飼育カブトを用意して参加者に配った。雌雄合わせて30 頭程度いたのでかなりの数が残るかと思っていたが、終わってみると全て捌けていた。相変わらずカブトムシは子供の人気者である。
育て方、累代方法の話は40〜50分も掛かってしまったが、途中で質問や園児の個人的虫自慢で中断されたことを勘案すると、まずまずの時間配分ではなかっただろうか。だが、もう少し時間を詰めないと、子供が飽き始めて散漫になりつつあったのも確かだ。 |
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| 幼稚園のカブト教室 |
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| 平成18年8月1日 飼育 ハチジョウコクワ 八丈町産 F2 |
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| ハチジョウコクワガタ 雄 |
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| ハチジョウコクワガタ 雌 |
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ハチジョウコクワガタ Dorcus rectus miekoae (Yoshida, 1991) (H18.6羽化 雄 未計測40mm以上 雌 未計測 ) をつがいで購入した。写真で見るよりも光の加減が異なるようで、実物はもっと赤味が強く見える。トカラコクワと非常によく似ているが、トカラコクワの方が雌雄共に艶が強いようだ。しかし、もし両種が何かの間違いで雑居状態になってしまったら、見分けるのはかなり困難となることであろう。少なくとも両種の雌を見分けるのは不可能だと考えられる。両種雌の上翅点刻列に違いがあると云われることがあるが、小生には区別出来ない。親がどこで生まれたのかという質問に虫が答えてくれれば良いのだが、太陽が西から昇って東に沈んでもそんなことは起こり得ないだろう。
コクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) と離島産の区別点は以下の通りであろう。
@離島産は赤味と艶が強い。
A離島産は雄の大腮が細目で内歯の発達も悪い。
B離島産の方が脚が長め。
C離島産の方が大型化し難い。
暫く餌喰いの状況を見てから、雌雄を同居させる時期を考えようと思う。 |
| 平成18年8月3日 飼育 アマミコクワ 奄美大島名瀬朝戸産 F4 |
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アマミコクワガタ (原名亜種) Dorcus amamianus amamianus (Nomura, 1964) (平成17年11月17日購入 雄:平成16年12月羽化29mm、雌:平成16年12月羽化29mm 奄美大島名瀬朝戸産 F4 ) つがいの飼育容器内の産卵木を交換した。このセットの幼虫採りは6月26日以来である。材にのみ産卵する種の場合は、マットまで掘り出さないことにしている。
昨日と今日で割り出したのだが、得られた幼虫は6 頭で卵が1 個であったので、前回分と合わせるとアマミコクワとしては可もなく不可もなくの数ではないだろうか。取り敢えずは累代を続けられる数にはなりそうだ。しかし、元々多産ではないクワガタである上に、割り出し時に幼虫を潰してしまうことが多いので困ったことになっている。今回の割り出しで回収した幼虫の内3 頭は、直接触れたり圧迫したりしたのではないのに、材を開いた時点で既に潰れていたという状況である。前回6月26日と今回で潰してしまった確率は、凡そ五分五分に近いという惨状である。
今後はリュウキュウコクワ系の割り出しをする時は、材を1 ヶ月以上は寝かせて初齢で割り出す機会を減らそうと思う。特に夏場は加齢が早いというが、大型個体を狙っている訳ではなく、先ずは数を稼ぎたいので、極端な話をすれば材飼育でも良いと思っている。
■今日の収穫
卵 1
初齢幼虫 2
亜終齢幼虫 1
割り出し時圧死 3
累計5 頭 (卵を含む) |
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| アマミコクワガタの亜終齢幼虫 |
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| 平成18年8月3日 16時 30℃ ポイントYM090706他 採集 |
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久し振りに夜間採集に向けての下見を何箇所かしてみた。
■ポイントYM090706 ジャングル・クヌギ
去年は昼夜問わずにカブトがいたのだが、今年は樹液場が見当たらなく虫はいないようだ。クヌギの大木なのだが、有望な洞や捲れがないので虫がいるとしても、専らカブトがいるのを確認するのみである。
■ポイントYM090706 藪要塞中のクヌギ
少し木登りをして覗けるクヌギの洞が1 箇所あるのだが、樹液場が近くになく何もいないようだ。隣のクヌギに樹液場と捲れが高所にあるのだが、そこまで登ることは不可能に近く、しかも、丘斜面に生えているこの木は斜めに伸びており、下方は小生より背の高い草が茂るジャングルである。大物を発見したとしても指を咥えて眺めるだけである。しかし、樹液場、捲れ、洞、全くヒトが寄り付かない場所と好条件が揃っており、実にそれらしく良い雰囲気を醸しているので、一度でも夜間に観察したい場所ではある。
■ポイントYK090705 道路脇藪中2 本のクヌギ
道路脇である為、常にヒトが出入りしている痕跡がある場所だ。虫捕りトラップが引っ掛かっている木の下には、粗大ごみが捨てられているという有り様である。この場所も去年より樹液場が少なく、高所の1 箇所のみである。カブトの雌が1 頭で吸汁していた。
■今日の収穫
カブト 雌1 |
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| 虫捕りトラップ |
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| こんな事はやめましょう |
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| 平成18年8月3日 21時 26℃ ポイントSI092405他 採集 |
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ポイントSI092405 田圃沿い雑木林、ポイントYM090705 外灯、他数箇所を我が一家で、虫拾い外灯廻りをした。一昨日に続いて子連れでの外灯出撃である。
女の子のせいか普段は5 歳の長女は虫捕りに余り興味を示さないのだが、外灯廻りのみは一緒にドライブをして電灯下で虫を拾うだけというお手軽さからか、進んで虫を探すだけでなく、外灯廻り出撃の催促もして来るようになっている。餓鬼共が喜ぶので小生も外灯廻りを楽しんでいる。
逆さになってもがきながら干からびるか、朝方になってカラスに捕食される個体が殆どであることを考えると、外灯で虫を拾うことは、虫捕りの楽しみに加えて、ほんのささやかな虫救いでもある。コクワやノコギリを拾った場合は、近くの山へ放すのだが、カブトは貰い手がいるので持ち帰っている。但し、カブトは貰われるまでは飼わなければならないので、大食漢であるし、それまで日々の世話が大変だ。
■今日の収穫
カブト 雄 数頭 雌 多数 (数えたくない程沢山)
コクワ 数頭
ノコギリ 数頭
ノコギリカミキリ 数頭
ミヤマカミキリ 数頭 |
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| 外灯廻りで虫拾い |
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| カブトが沢山落ちている |
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| 平成18年8月4日 飼育 オオクワ 千葉県横芝産 F2 |
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| 3月26 日に羽化したオオクワ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (11月3日購入 千葉県横芝産 F2 ) 雌が活動を開始したようだ。蛹室の延長のような坑道が上面に向けて掘られているので、昨晩から蛹室を壊して脱出しようとしていたようだ。まだ開通していないものの、背の高い1 リットル瓶のほぼ上面に達している。掘り出して、取り敢えずはプラ・ケース小に餌を入れて、当面はここに住んで貰うことにする。体長を計測したところ7月22日に活動を開始した雌と同じく40mm であった。 |
| 平成18年8月4日 飼育 リュウキュウコクワ 沖縄本島産 WD |
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| リュウキュウコクワガタ 雄 |
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| リュウキュウコクワガタ 雌 |
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リュウキュウコクワガタ Dorcus amamianus nomurai Mizunuma, 1994 (H18.7.5 自己採集 沖縄本島国頭村産 雄 29mm 雌 25mm ) つがいをを飼育容器に投入してから約1 ヶ月が経った。産卵の有無を確かめるべく、そろそろ飼育容器を暴くことにした。アマミコクワもそうであるが、リュウキュウコクワ系は材産みなので、産卵木のみの交換とした。
産卵木は3 本であったが、どれも坑道や齧り痕が幾つかある。雄は樹皮下で休んでいるようであったが、雌は産卵木に坑道を掘ってその中に潜んでいた。今までのアマミコクワの状況よりも大分派手なので、なかなかの数の幼虫が採れそうである。雄も雌も足付節の欠損はなく、擬死や威嚇がしっかりしている。元気なので今年中にまだまだ行けそうであるのが嬉しい。
回収した産卵木は、アマミコクワの初齢幼虫潰しの苦い教訓を活かして、1ヶ月後に割り出しをしようと思う。それまでは水分保持の意味でマットに埋め込んで保管しておくことにする。
沖縄から帰る時にはかなり忙しかったので、体長も測らずに急いで飼育容器に投入していた。今日はこの作業のついでに体長も計測した。雌雄共に天然物としてはまずまずの大きさではないだろうか。 |
| 平成18年8月6日 ポイントNK022806他 採集 |
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■ポイントNK022806 谷津田雑木林
昼間に下見をした。クヌギ数本を含むコナラの雑木林となっている。これと言った樹液場を見つけることが出来なかった。椎の幹にシロスジカミキリが付けた産卵痕があり、そこでコクワの雄が吸汁しているのを見た。
■ポイントNT051006 里山雑木林
昼間に下見をした。クヌギとコナラが程々にある雑木林で大木もあるのだが、北向きに生い茂っているからか、ここもこれと言った樹液場を見つけることが出来なかった。因って虫も見つけることが出来なかった。木の数から必ず何かがいそうだが、濃い場所ではないことは確かだ。
■ポイントMT111905 墓場のスーパー・コナラ
昼の下見後、夜間にも出撃した。少数のコクワとカブトだけだった。
■ポイントNS031306 コナラの雑木林
昼も夜もカブトがいた。夜は飛んでる雄カブトに追い掛けられた。この辺にはノコギリクワガタはいないのだろうか。いると思うのだが、未だに1 頭も出会っていない。
これだけ虫が薄いと、ここでヒラタがいたとしても雌を採集することはなさそうだ。
■今日の収穫
カブト 雄 9頭 雌 1頭
コクワ 雄 4頭
ミヤマカミキリ 数頭 |
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| 椎で吸汁するコクワガタ |
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| 平成18年8月7日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F1 |
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妻の友人宅へ成虫の雄13頭、雌13頭の計26頭が里子で貰われて行った。我が家で育った個体のみでなく、外灯で拾った個体も含んでいる。
ついでに羽化が全て終わって使っていない衣装箱を空けようと中を暴いたら、初齢幼虫21頭、亜終齢初期幼虫2 頭が出て来た。羽化が始まるとほぼ毎晩覗いては新成虫を取り出していたのにも拘らず交尾・産卵していたとは、全くカブトの繁殖力には感服するのみである。赤カブトなのかどうかは分りようがないので、少しの間飼った後は、親の親(幼虫の祖父母 ) がいた林近くの野外に全て放そうと思う。 |
| 平成18年8月11日 飼育 関東ヒラタ 九十九里平野産 WD |
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ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (H18.6.29 採集 ポイントTT010106 九十九里平野産 雌33mm) 雌は、産卵が確認されたので先月下旬に別容器に移していた。今日は約2 週間寝かせていた最初の容器から幼虫の回収をすることにした。
当初は容器底面に3 個の卵が見えていたのに、孵ることなく茶色く腐ったり解けて土に帰ったりしていた。マット底から2 頭の初期亜終齢幼虫を回収したものの、白枯れてまずまずの産卵木2 本には1 頭の幼虫もいなかった。予想外に幼虫が少なく残念だ。卵の孵化率が悪いので、雌に交尾をさせた方が良いかもしれない。しかし、貴重な天然の雌なので雌の幼虫を確保するまでは、雄に挟み殺される事態だけはどうしても避けたいものだ。今の飼育容器から幼虫が何頭か採れたら、天然の53mm 雄と同居させようと思う。採集した時には大分汚れていたので、越冬個体ではないかと考えている。まだ餌を良く食べているし、夜間は適度に活動しているので、寿命の面では少なくとも今年一杯は大丈夫ではないかと予想している。
幼虫は2 頭共卵巣は確認出来ず、二次醗酵マットを詰めた1.1リットル瓶へ投入した。幼虫が幼くてまだ分からないのだが、今のところは雄として扱っている。小生としては累代が最優先なので、早い時期に1 頭でも多くの雌が欲しいと考えている。
■今日の収穫
亜終齢幼虫 2 |
| 平成18年8月11日 飼育 オオクワ 千葉県横芝産 F2 |
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| 5月5 日に羽化したオオクワ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (11月3日購入 千葉県横芝産 F2 ) 雌が活動を開始した。蛹室の延長のような坑道が上面に向けて掘られて完全に外へ開通していた。昨晩は活動していたようだ。掘り出して透明プラスチック容器 ( 小魚の味醂干しが入っていた物 ) に入れて餌を与えた。体長は41mm であった。 |
| 平成18年8月14日 飼育 オキナワヒラタ 沖縄本島産 WD |
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オキナワヒラタクワガタ Dorcus titanus okinawanus (Krieshe, 1922) (H18.7.5 自己採集 沖縄本島大宜味村産 雌 未計測 ) 雌を飼育容器に投入してから1 ヶ月以上が経った。たまに餌を食べているのを夜に観察する程度で、殆どマット内に潜っている。卵や幼虫の有無は定かではないが、飼育容器を掘り返してみることにした。結果は産卵木を齧った痕もないし、幼虫の姿も見当たらなかった。産卵木の質が悪いのは最初から分かっていたのだが、ヒラタなのでマットにも産むかと考えていたが甘かったようだ。産卵木を用意していなかったので、産卵セットはまた後日にやり直そうと思う。
■今日の収穫
なし |
| 平成18年8月14日 飼育 オキナワヒラタ 沖縄本島産 WD |
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オキナワヒラタクワガタ Dorcus titanus okinawanus (Krieshe, 1922) (H18.7.5 自己採集 沖縄本島国頭村産 雌 34mm ) 雌を別の飼育容器へ移してから2 週間以上が経った。幼虫がいるのならそろそろ掘り返しても良さそうだ。結果は何もいなかったし、産卵木を齧ったような痕も見当たらなかった。大宜味村産もそうだったがオキナワヒラタはマットには産まないようで、ちゃんとした柔らか目で水分を十分に含んだ適度な太さの産卵木を用意する必要があるようだ。後日に産卵セットを作り直そうと思う。
■今日の収穫
なし |
| 平成18年8月14日 飼育 オキナワノコギリ 沖縄本島産 WD |
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オキナワノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis okinawanus Nomura, 1962 (H18.7.5 自己採集 沖縄本島国頭村産 雌 26mm ) 雌を別の飼育容器へ移してから2 週間以上が経過した。当初から飼育容器底面で卵が見えていたので、産卵はしているようだ。小さい朽木を2 本してか入れてなかったが、朽木の中から幼虫1 頭、マットから幼虫3 頭を見つけた。齧った痕はないようなので、朽木へは直接産卵していないようだ。新しい飼育容器の底面でも卵が観察されているので、オキナワノコギリの産卵についてはこのセットで問題はないようだ。
■今日の収穫
初齢幼虫 2
亜終齢幼虫 2 |
| 平成18年8月14日 飼育 ツノボソオオ 臺灣新竹縣産 WD |
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ツノボソオオクワガタ(細角大鍬形 ) Dorcus gracilicornis Benesh, 1950 (臺灣新竹縣産 WD 雌 体長未計測 ) の雌は7月7日にVIP 産卵セットへ戻してから、またもや寝ているだけの日々であった。完全に諦めが入っていたが、今この雌が何をやっているのかも確かめたいので、掘り返してみることにした。
結果は、マット上に置いてあった樹皮下で、休んでいる姿勢の儘で果てていた。どうやら、我が家に来た時点で既に寿命の後半だったようだ。天然個体が我が家に来てたったの2 ヶ月そこそこで死んでしまうとは、そうとしか思えない。10 日程前にマットから這い出た痕を見つけたので、死亡時期は、多分、1 週間程前だろう。標本にしようと思ったが、屍骸の劣化が酷くて両触覚の第1 節目が欠損していた。欠品が見つからないので止めることにして、外の虫死体置き場行きとなった。
単品では虫もセットも今までに一番お金を掛けただけに、非常に残念極まりない結末となった。勿論、産卵の痕等どこにもないし、幼虫がいる訳もない。マットをよく掘り進んでいる合望山産F2 の産卵に期待するのみとなった。 |
| 平成18年8月14日 飼育 トカラコクワガタ 悪石島産 F3 |
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トカラコクワガタ Dorcus rectus kobayashii (Fujita et Ichikawa, 1985) (吐喝喇列島・悪石島産 F3 雄H18.4羽化43mm、雌H18.2羽化29mm、27mm ) の飼育容器は7月10日から雌雄を同居させていた。しかし、それ以来、雄は樹皮や止まり木の下で隠れていてたまに餌を食べているものの、雌2 頭は活動している気配が全くない。産卵しているのなら、たまには食餌をするのだと思うが、どうやらそうではないらしい。今日は雌の様子と産卵の有無を見る為、掘り返してみることにした。
雌2 頭はマットの深い場所で寝ていたようだ。弱っている雰囲気は全くなく、単にまだ未熟だから休んでいるような感じだ。産卵セットを組むのは早かったことになるが、基本的にはコクワなので飼育容器はその儘で様子を見ようと思う。雌の羽化日が2 月なので、秋には活動を始めて産卵しないものかと期待している。 |
| 平成18年8月14日 飼育 リュウキュウコクワ 沖縄本島産 WF1 |
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リュウキュウコクワガタ Dorcus amamianus nomurai Mizunuma, 1994 (H18.5羽化 沖縄本島国頭村産 雄25mm 雌23mm ) のつがいは、購入してから1ヶ月も経っていないのに、雌の方が早くも死んでしまった。カブト並みに短命であったということだ。残念である。我が家の中でも一番良い環境で個別飼育していたし、今年5 月羽化個体なので、どう考えても病気になったとしか思えない。昨晩の餌交換時にはかなり弱った感じで、もう触覚しか動かない状態で諦めていたが、やはり死んでしまった。新鮮な死体で、しかも若くて欠品がないので標本にすることにした。
リュウキュウコクワの繁殖は、沖縄本島国頭村産自己採集個体に望みを託すのみとなった。先日、飼育容器を換えた時には、かなり産卵木が良い感じで齧られていたので、少しは気が楽だ。 |
| 平成18年8月16日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F1 |
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今年の飼育個体から選りすぐった赤カブトの2 つがいを7月23日から衣装箱で飼育している。1 ♂は衣装箱に入れて翌日に死んでしまい、残りの1 ♂も今日の朝に死亡を確認した。今日死んだ雄は成虫として活動してから2ヶ月半は生きたのではないか。雌雄を一緒にしてたったの1 日で死んだ雄が一番赤い個体で、見ようによっては橙に近かったのでとても残念である。従って、現在は2 ♀♀のみとなっている。今日はきりが良いので、産卵状況を確認すべく、衣装箱を掘り返してみることにした。
初齢幼虫と卵が数え切れない程に沢山出て来た。3 週間強の期間なのでなかなか上出来ではないだろうか。数から想像して、雌2 頭共に産んでいるようだ。クワガタと違ってカブトはこれだから楽しい。まだまだ産むだろうから、今日採り出した数の2 倍にはなるような気がする。カブト幼虫の世話は餌の量が半端ではなく大量で、調達が非常に大変なので、後々は或る程度の数を残して野外に放そうと思う。屋外にコンテナが2 つあるのだが、これからはカブト幼虫のコンテナを1 つにして、もう一つのコンテナには瓶飼育しているクワガタ幼虫を入れようと予定している。故に、カブト幼虫の飼育は最終的には終齢で50 頭を目途にしようと思う。
雌1 頭は、成虫として活動してからもう2 ヶ月が経っていそうなので寿命が近そうだ。活動開始が遅かったもう一方の雌と比べると、やや活気が落ちているような気がする。活動開始が遅かった雌というのは、実は、より赤い雌が後から羽化して来たので、8月10日頃に最初に投入した雌と途中から入れ替えたのであった。
新成虫で取り出す直前に黒い雄と交尾していた可能性は否定出来ないが、それ以外は基本的には赤カブトのみで隔離を続けているので、来年はどのような個体がどのような比率で羽化するのか大変に楽しみである。
■今日の収穫
初齢幼虫と卵 84 |
| 平成18年8月17日 雑記 |
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Dorcus 属はクワガタの分子系統の中でも比較的新しい集団であるが、その数はクワガタの中で最も繁栄している個体群であると言える。コクワガタ Dorcus rectus はそんなDorcus 属の中でも新しく分岐した集団の一つで、日本の北海道から九州に広く渡る分布域では個体数が多く、普通に見られる優先種となっている。リュウキュウコクワガタは、オオクワガタの後に分岐したコクワガタと兄弟的な位置関係にある系統群であるが、その棲息は南西諸島に点在するように限られており、分布地域では個体数が少なく採集し難い種類である。特にここでは取り上げていないヤエヤマコクワガタ Dorcus amamianus yaeyamaensis (Hori, 1991) は、西表島で雄2 頭、雌 1頭の採集例があるのみの幻のクワガタである。
今日は、そんなリュウキュウコクワガタの3 亜種を区別する方法を考えてみたいと思う。先ずは、リュウキュウコクワガタとコクワガタの区別方法であるが、雄は大腮を見れば一目瞭然で、コクワガタの大腮は、恐らく学名の由来となっているであろう、その描く像は角ばったような形となる。一方、リュウキュウコクワガタの大腮は、オオクワガタのように短く丸まった形となる。これは大型個体でも小型個体でも共通しており、コクワガタの小型個体はリュウキュウコクワガタに似るが、コクワガタの小型個体は大腮内歯が消失して来るので区別は難しくない。リュウキュウコクワガタは小型個体でも大腮内歯が消失しないのである。
リュウキュウコクワガタの雌はコクワガタによく似るが、コクワガタの雌は一般的に前胸背の中央のみに艶がある以外は全て艶消しであるのに対し、リュウキュウコクワガタの雌は前胸と上翅で全体的に艶がある。その上、リュウキュウコクワガタの雌は細身で前胸背と上翅の継ぎ目で体幅の差が目立ち、特に大型個体になる程コクワガタは太った体型になるので違いは顕著である。雌はこの2 つの特徴だけでリュウキュウコクワガタとコクワガタの区別は可能である。 |
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| アマミコクワガタ 雄 33mm |
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| トクノシマコクワガタ 雄 34.5mm |
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| リュウキュウコクワガタ 雄 29mm |
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続いて、リュウキュウコクワガタの各亜種の見分け方である。先ずは雄からであるが、リュウキュウコクワガタ Dorcus amamianus nomurai Mizunuma, 1994 が大腮内歯の違いで区別出来ることが決め手である以外は、アマミコクワガタ Dorcus amamianus amamianus (Nomura, 1964) とトクノシマコクワガタ Dorcus amamianus kubotai (Fujita et Ichikawa, 1985) の区別は極めて困難である。
分かり易いリュウキュウコクワガタの大腮内歯から述べる。アマミコクワガタとトクノシマコクワガタの大腮内歯は、先端がやや細身で尖っており、大腮が半開きの時に前方を向くように付いている。大腮内歯が細身で前方を向く傾向は、小型個体になっても確認出来る。この点、アマミコクワガタとトクノシマコクワガタは、大腮とその内歯で区別することは不可能である。リュウキュウコクワガタの大腮内歯は、細身ではなく、他の亜種に比べて大腮根元側に内歯が太く、大腮が半開きでも内歯は内側を向いている。簡単に言うと、リュウキュウコクワガタの大腮内歯は、太くてぼってりしていて前方を向かない感じである。小型個体になると内歯も小さくなって分かり難くなるが、この傾向に変わりはない。
問題は、アマミコクワガタとトクノシマコクワガタの見分け方である。アマミコクワガタは上翅の縦条が外側から内側に掛けて現れて来る傾向があり、特徴としては個体差がとても激しい。トクノシマコクワガタではこの傾向が弱いながらも存在している。縦条が弱くて間隔も狭ければトクノシマコクワガタである。しかしながら、個体差が激しい故に、両種の境界域に入る個体群を区別する術はないと考えられる。肉眼的に分からない場合は、写真で撮って拡大して観察するなりの手段を講じる必要がある。
ここで視点を換えてみれば、アマミコクワガタとトクノシマコクワガタの区別が困難な理由は、逆に考えてみれば、この両者は遺伝的に非常に近いとも言えるのではないだろうか。これは、琉球弧の成立過程で、約2 万年前まで続いた氷河期に水没と隆起を繰り返している間、沖縄本島を差し置いて、奄美大島と徳之島が陸続きであった期間が長かったという説の裏付けであるとも考えられる。 |
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| アマミコクワガタ 雌 |
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| トクノシマコクワガタ 雌 30.5mm |
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| リュウキュウコクワガタ 雌 25mm |
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雌の区別は、雄とは正反対でアマミコクワガタが一番特徴的である。決め手は上翅で、顋が小さい雌の区別方法はこれだけしかないとも言える。アマミコクワガタの上翅には、はっきりとした縦条が存在するので他種と間違えることは先ず在り得ない。トクノシマコクワガタには、アマミコクワガタよりも明らかに弱く縦条が存在する。リュウキュウコクワガタは、縦条に成りきれない点刻列が上翅全体に薄っすらとある感じで、一見して平坦平滑で艶のある漆黒な翅のように受け取れる。
以上、リュウキュウコクワガタ亜種の見分け方は、アマミコクワガタとトクノシマコクワガタの雄の違い以外は、特徴を見据えればほぼ迷うことなく判別可能である。 |
| 平成18年8月18日 23時 29℃ 飼育 カブト 千葉県横芝産 F1 |
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お盆を過ぎたというのに飼育カブトの新成虫がまだ出て来ている。今日は雌2 頭を追加した。時期的にもうそろそろいい加減に打ち止めとなるような気がするのだが、飼育していた幼虫の数を考えるとまだ成虫が少ない。ゴールデン・ウィークから続いた天候不順による冷夏の悪影響は、我が家の屋外飼育カブトの羽化状況を見れば一目瞭然であろう。
飼育カブトの数が纏まって来たので、去年このカブト共の親がいた林へ放して来た。雄4 頭、雌18 頭の全部で22 頭だ。そろそろ放しに行こうと、一昨日から雌雄を同居させて交尾を促すようにしていた。野生に戻って一杯子を産んで欲しいものだ。
カブトを放しに行くついでに、ポイントHS090705 住宅地内の雑木林、ポイントYK090705 農家の雑木林、ポイントYT010106 広葉樹林帯の3 箇所を見て廻ったが、カブトを10 頭程、コクワを数頭確認したのみであった。例年なら、カブトは雄個体が減り始めて雌ばかりになる時期なのだが、面白いことに、カブトもコクワも殆どが雄であった。それに今日廻った場所はどこでも樹液場が少ないことに驚いた。去年とは大違いで寂しいものだ。概ね初夏から現在に至る迄に、虫の個体数も樹液も少ないように感じる。天候不順の影響がここでも垣間見ることが出来たようだ。今年は農作物に続いて虫も不作だ。
ところで、今日は、一つだけ面白いものを見つけた。ポイントYT010106 広葉樹林帯で、蛍がいる場所を見つけた。飛んでいる個体はなく、草に付いて光っているだろう虫に近づいてよく観察すると、全て幼虫であった。蛍はどういう越冬態なのだろうか。時期と幼虫の大きさから、これらの幼虫はもう直ぐに成虫になるだろう。来年もここで蛍を観察出来ることを願っている。次回来る時は、我が家の餓鬼供を連れて蛍を見せてやろうと思う。 |
| 平成18年8月18日 飼育 オオクワ 千葉県横芝産 F2 |
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| 4 月4 日に羽化したオオクワ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (11月3日購入 千葉県横芝産 F2 ) 雌が活動を開始した。体長は39mm であった。 |
| 平成18年8月19日 飼育 関東ヒラタ 複数産地 |
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ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (平成17年9月12日自己採集 ポイントS 九十九里平野産 F1) (平成17年9月27日購入 神奈川県足柄産 F2) 幼虫の容器と餌の交換をした。7月10日以降に割り出した幼虫達だ。全て加齢が進んでおり、終齢になりたての幼虫も結構な数でいた。7月10日割り出しの九十九里平野産が1 頭落ちていた。神奈川県足柄産は孵らなかった卵が1 つあったようだ。
九十九里平野産 F1 幼虫は1 頭減って計16頭、神奈川県足柄産 F2 幼虫も1 頭減って計14 頭である。 |
| 平成18年8月21日 飼育 オオクワ 千葉県横芝産 F2 |
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| オオクワガタ 雄 54mm |
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4 月26 日に羽化したオオクワ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (11月3日購入 千葉県横芝産 F2 ) 雌と5 月13 日に羽化した雄が活動を開始した。雌の体長は40 mm であった。
雄は千葉県横芝産 F2 の中では最小個体であり、体長は54mm であった。天然コクワの日本記録最大個体と同じ体長だ。6月28日に自己採集した九十九里平野産のヒラタ雄 53mm よりは1mm 大きい。体長の割りには、中歯型というよりは、殆ど大歯型と言える形をしている。オオクワの雄を実際にこの手に取ってみたのは生まれてから2 個体目であるが、飼育瓶から取り出した時の感覚は、「大きくない」である。呆気なく何の感動もなかった。とは言っても、飼育したオオクワの雄としては初めてであるので、ちょっとした記念であるし、無事に活動を開始したのでめでたいことだ。繁殖の為に越冬した横芝町牛熊産F4 の雌を1 頭確保している。時期としては遅くなって来たので、この雄を使ってつがいを組ませるかどうか只今思案中である。まだ寝ていてこれから活動を開始する雄を使うとなると、つがいにするのがいつになるのか分からなくなって来る。オオクワの活動は季節にかなり忠実であるようだし、そうなると用意してある越冬した雌に今年中に産卵させるのが難しくなるような気がする。従って、今年はこの54mm 雄を使う可能性がかなり高くなりそうだ。そうでなければ、越冬した横芝産雌の旬を逃してしまうかもしれない。 |
| 平成18年8月24日 飼育 関東ヒラタ 九十九里平野産 WD |
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ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (H18.6.28 ポイントTT010106 自己採集 九十九里平野産 雄 53mm ) (H18.6.29 ポイントTT010106 自己採集 九十九里平野産 雌33mm) 雌を数日前からプラケース小へ退避させている間(この時マットから初齢幼虫1 頭を回収)、同産地の53mm 天然雄を慣らす為に、先にプラケース中の飼育容器に先に住まわせておいた。今日は、雌をこの飼育容器に投入してつがいとした。今のところこの天然雌が産卵しても幼虫に孵る割合がとても低かったのだが、これからは丈夫で元気な53mm 雄の子を沢山産んで貰いたいものである。
■今日の収穫
初齢幼虫 1
累計3 頭 |
| 平成18年8月24日 飼育 ツノボソオオ 臺灣南投縣合望山産 F2 |
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ツノボソオオクワガタ(細角大鍬形 ) Dorcus gracilicornis Benesh, 1950 (臺灣南投縣合望山産 F2 雄34mm H18.5.27羽化、雌31mm H18.4.11羽化 ) つがいの雌が落ちてしまった。8月21日の夜に餌交換をした際、雌はいざるような歩行をしており、頭部全体が麻痺して顋や触覚が動かない状態であった。確実に落ちるだろうと思っていたので、標本にすべく本日の餌交換時に飼育容器内を雌の屍骸を求めて探してみたのだが、頭部から前胸部とそれらに付随する部品しか見つからなかった。死後たったの2〜3日で死体がばらばらである。毎日毎晩、気温と室温が30 ℃程度はあって、死体の劣化が早いことを差し引いても意外である。屍骸があった場所は樹皮下で、その屍骸に寄り添うように雄が潜んでいた。雄の方は相変わらずに健在だ。妻の亡骸に寄り添って、在りし日々の妻を偲んでいたのだろうか。いいや、単に同種の雌の匂いに惹かれていたか、新鮮な屍骸の体液を舐めていたのだろう。雌の後胸から腹部と鞘翅はどこへ行ったのだろう。隠した犯人は雄であろうか。希望は少ないが、産卵されている可能性を考えて、屍骸の部品を求めて飼育容器を掘り返す事は避けようと思う。
新竹縣産天然雌に続いて、またもや余りにも短いツノボソオオ雌の寿命であった。7 月下旬頃からマルバネ・マット内をよく掘り進んでいたし、小生の勘違いかもしれないが産卵木の端に齧られたような痕があるので、ほんの僅かにでも産卵されている望みを持ちたいものだ。 |
| 平成18年8月25日 飼育 アマミコクワ 奄美大島名瀬朝戸産 F5 |
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アマミコクワガタ (原名亜種) Dorcus amamianus amamianus (Nomura, 1964) (平成17年11月17日購入 雄:平成16年12月羽化29mm、雌:平成16年12月羽化29mm 奄美大島名瀬朝戸産 F4 ) つがいの割り出しを8月3日にしたのだが、圧死させる確率が高かったので、まだ割っていない産卵木を残しておいた。こうすることで加齢させて大きくして潰す確率を減らそうという発想からである。
産卵木が堅いので、読んで字の如く先ずは割ることから始めた。今日は第一発目から運が良かった。終齢幼虫のいる坑道にドライバーが突き刺さったようだが、それが幼虫の丁度脇を掠めて当たらないでいてくれた。若い終齢幼虫だが元々小さいので紙一重どころではなく、本当にすれすれであった。奇跡に近い (笑 ) 。この幼虫を含めて3 頭の幼虫を回収したところで、少し油断していたのがいけなかった。最後にいないだろうと思った木片を叩いたら、中から潰れてもまだ動いている初齢幼虫が出て来てしまった。残念だが、今日の割り出しも幼虫を潰してしまった。
今のところ、小生宅に於けるクワガタ幼虫の割り出しは、アマミコクワ (リュウキュウコクワ ) のみが幼虫を潰す確率が非常に高く、五分五分という惨状である。何故だろうか。マイナス・ドライバーで年輪に沿って一枚一枚丁寧に剥がすと幼虫を潰さないと聞くが、言い訳かもしれないが、少なくとも小生が割り出す時の産卵木は、とてもではないが、一枚一枚剥がせるような代物ではない。では、産卵木がいけないのであろうか。例外を除いて、小生が産卵木に使う材は、小生自身が前年に山から拾って来るクヌギかコナラの白枯れ材であり、椎茸栽培から廃材になって売られるペット用品としての産卵木ではない。リュウキュウコクワ系のように、小さい幼虫を割り出さなければならないような事例では、商品としての産卵木の方が適しているのだろうか。たしかに、購入した産卵木は雑虫が遥かに少ないし、形も整っていて使い易いというのは頷ける。クワガタやカブトは自分で採って来るという昔ながらの発想から、産卵木の購入には躊躇していた。所謂、昔堅気の頑固親父だ。しかし、これだけクワガタ・カブトが商品化されてペットとしての認知度が高くなった今、便利な物は素直に受け容れる時代ではないだろうか。まだクワガタ累代飼育歴が浅い小生としては、これからは割り出しが難しいクワガタには、購入して来た産卵木を試してみようと考えている。
■今日の収穫
亜終齢幼虫 2
終齢幼虫 1
割り出し時圧死 1
累計8 頭 |
| 平成18年8月25日 飼育 トカラコクワガタ 悪石島産 F3 |
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| トカラコクワガタ Dorcus rectus kobayashii (Fujita et Ichikawa, 1985) (吐喝喇列島・悪石島産 F3 雄H18.4羽化43mm、雌H18.2羽化29mm、27mm ) は、8月14日に飼育容器を掘り返してみたのが刺激になったのか、その約1 週間後の或る昼間に何かを齧る音が暫く響いていた。恐らく雌が産卵木を齧っていたのだろう。餌食いも良くなっていて、今日の餌交換時に飼育容器底面で卵2 個を確認した。いよいよ活動が本格化したようだ。 |
| 平成18年8月25日 飼育 オオクワ 千葉県横芝産 F2 |
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| オオクワガタ 雄 60mm |
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オオクワ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (11月3日購入 千葉県横芝産 F2 ) の雄2 頭が昨日早朝から活動を開始していた。5 月11 日に羽化した個体が60mm 丁度、5 月14 日に羽化した個体が55mm であった。相変わらず大きくはないが、どれも立派な大歯型で、個人的には大きさ云々は抜きにして、とても格好の良いクワガタだと思っている。
今日は、この5 月11 日羽化 60mm 雄と、平成17 年7 月羽化で越冬済みの横芝町牛熊産F4 雌をつがいとして一緒にプラ・ケース大へ投入した。太くて (10cm 以上 ) 固目のクヌギとコナラの白枯れ材を各1 本ずつで据えてある。
さて、今年の秋が終わるまでに狙い通りに産卵してくれるだろうか。今年は冷夏であった反動か、お盆を過ぎてから本格的な夏が来たという感じである。気象庁の長期予測だと、9 月一杯まで残暑が続くのではないかと言われている。今年は危ぶんでいたが、これで虫飼育には好都合になった。雌は問題ないと思うのだが、後は雄がどれだけこの雌をもてなしてくれるのかが鍵となりそうだ。 |
| 平成18年8月30日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F2 |
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さすがに8月18日の雌2 頭を最後にして、飼育カブトの新成虫が出て来ることはなくなった。屋外ではコンテナで飼育していたが、もうそろそろ来年分F2 幼虫の為にコンテナを整理することにした。今期からは、1 つは赤カブト幼虫専用にして、もう1 つはクワガタ幼虫の屋外飼育用にしようと考えている。
コンテナ2 つを掃除するのに幼虫の喰いかす腐葉土と底に詰めていた土を一旦全て出したのだが、また幼虫が中から出て来た。今日は15 頭で全て亜終齢だ。これで赤カブトの子孫かどう分からない幼虫が、合わせて38 頭となった。家族を連れて、これら38 頭の幼虫は親の親 (F2 なので ) がいた林近くの相応しい場所へ放して来た。 |
| 平成18年8月30日 飼育 コカブト 九十九里平野産 WD |
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| コカブトムシ 雌 |
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コカブトムシ Eophileurus chinensis chinensis (Faldermann, 1835) (H18.6.28 自己採集 九十九里平野産 雌 ) 相変わらず元気で、普通の昆虫ゼリーを餌としていても、雑居させているコクワガタ雄22mm を襲うこともなく過している。今日は追加の幼虫が得られないかと、飼育容器を開けてみたのだが、幼虫の姿も産卵されている気配もなかった。もう打ち止めなのだろうか。いずれにしても、現在得られている幼虫だけでも累代には困らないだろうから、取り敢えずは安心だ。
我が家のイヴとなったこの雌の写真をもう一度改めて撮ろうとしたところ、左後脚全体が麻痺しているのに気付いた。寿命が近づいているのかもしれない。身体の部分的欠損はないので、この状態で落ちた場合は、コカブトの雌として標本にしようと思う。
WF1 幼虫は、まだ一度も中を開けたことはなく、容器壁面から同時に5 頭が確認されているのみである。全部で何頭いるのかということと、成虫の性質を考えると、加齢が進んでいるし、余りにも多頭で飼育した場合、共食いが起こるのではないかという危惧があった。そこで、成虫の飼育容器を見るついでに、WF1 幼虫の様子も見ることにした。
ところが、暴いてみてこうするには大変に不味い時期であったことが発覚した。蛹化していたのだ。幼虫は全部で6 頭で、その内4 頭が前蛹であった。蛹も1 頭いた。全部で7 個体であったということだ。コカブトムシは蛹化に際して、蛹室はくす玉状の物を作るようだ。マルバネクワガタやネブトクワガタで言う、土蛹のような物だ。
前蛹か蛹で取り出してしまった個体は、急いでプリン・カップにマットを詰めて人工蛹室を作って移し変えた。蛹室は縦に作るのか横に作るのか全く分からない。何せ、暴いた時にくす玉が転がり出たという状況で、その中の蛹室が縦だったのか横だったのかは分かりようがない。日本ではカブトムシに近縁なので、先ずは試しに縦の人工蛹室を作って前蛹を入れてみた。どうもしっくりせずに腹部を伸び縮みさせて動いている内に、逆さまになってしまった。どうやら蛹室は横に作るような雰囲気だ。横で作って、前蛹共を投入したら、数分内には安定して大人しくなったようだ。これで行くことにする。多分、コカブトの蛹室は横作りだ。クワガタのように頭部方向が少し上がっていた方が良いのだろうか。皆無事に羽化まで辿り着いて欲しいものだ。今までキワマリや何種類かのカミキリは、この方法で皆無事に羽化しているので、失敗する確率は少ないだろう。 |
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| コカブトムシの前蛹 |
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| 平成18年9月2日 飼育 オキナワノコギリ 沖縄本島産 WD |
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オキナワノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis okinawanus Nomura, 1962 (H18.7.5 自己採集 沖縄本島国頭村産 雌 26mm ) 雌の飼育容器を掘り出すことにした。8月14日に続いて2 回目だ。1 週間前から容器底面で幼虫が見え始めており、今日は同時に亜終齢2 頭を含む6 頭の幼虫が見えていた。
雌は滅多に餌を食べに出て来ないが、食べ始めればそれなりの量を食べているようで、よく容器壁面に尿がかかっているのを見ることがある。まだ全く弱っている雰囲気ではないので、産卵セットをこのままにしておけばこれからも産卵しそうだ。
■今日の収穫
卵 2
初齢幼虫 7
亜終齢幼虫 2
累計 15 |
| 平成18年9月3日 23時 23℃ ポイントMT111905他 採集 |
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| 我が家の美人さん (親馬鹿) |
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| 群れるシロテンハナムグリ |
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| スーパー・コナラ |
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お盆過ぎから厳しい残暑が続いていたものの、9月になってから1日が雨で、それ以来気温が下がり始めて急に秋めいて来たようだ。8月と9月の違いをきっかり31日と1日で大いに感じることになった。外に出ると日差しや暑さの感じ方、及び虫の声が秋の雰囲気をちらつかせている。クワガタの季節が終わる日が刻々と近付いている。
■ポイントMT111905 墓場のスーパー・コナラ
前回8月6日に来た時にはカブトがいたのだが、もはや雑木林の王者の姿はなく、シロテンハナムグリ Protaetia orientalis submarumorea (Burmeister) が群がっているだけだった。昼の下見では脚立を使って洞や捲れを探してみた。樹液の出具合が大きく関係するとしても、この林で大物が住めるであろうコナラが4本と見積もった。その内1 本は、良い感じの洞が3箇所あって、樹液の染み方が常にそれっぽい雰囲気を醸し出している。こんな状態の木を見つけるのはなかなか困難だ。しかし、今年の観察では、残念ながら今のところコクワしか目撃していない。このポイントは駄目なんだろうか。それとも小生の観察の仕方と頻度が駄目なんだろうか。もし、小生がクワガタなら、ここはまあまあ良い物件で押さえておきたいし、近い内に住もうと思うのだが、さて、本物のクワガタにはいかがなものだろうか。
■ポイントNS031306 コナラの雑木林
ポイントMT111905 墓場のスーパー・コナラが今ひとつ盛り上がらないので、近場のこのポイントも寄ってみた。前回8月6日の夜にはカブトが多数いたのだが、もはやここでもカブトの姿を見ることはなかった。寂しい秋の夜長である。帰り掛けに近くの道路にある白色灯の下を見たら、カブト雄1 雌1 の轢死体があった。樹液場では見なかったが、この地域ではまだカブトがいるようだ。
■今日の収穫
コクワ 雄 3頭 雌 1頭 |
| 平成18年9月4日 飼育 オオクワ 千葉県横芝産 F2 |
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| オオクワ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (11月3日購入 千葉県横芝産 F2 ) のつがいが職場でご一緒している方宅へ里子で貰われて行った。雄は5 月14 日羽化の55mm、雌は4 月26 日羽化の40mm である。 |
| 平成18年9月5日 20時 27℃ ポイントOS092405 採集 |
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| 35mm 位のヒラタ |
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| 風格ある50mm 位のヒラタ |
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仕事帰りにポイントOS092405 田圃脇クヌギ並木に寄ってみた。ここへ来るのは6月29日以来である。去年の8月からしか見ていないが、この場所で虫が増えるのは盛夏からのようだ。
幸先が良く、最初に観察したクワガタはヒラタであった。全身が隠れきれないような小さい洞に頭から入っており、尻だけが見えていた。前翅の艶からヒラタだと分かったが、身体の大きさから雌の可能性も考えられたので、引き摺り出してみた。残念ながら艶ピカの雄であった。関東では貴重なヒラタを捕まえて贅沢な事を言っているが、やはりその数倍も採集するのが難しい雌を拝みたいものだ。その後、50mm 前後のヒラタの雄を採集したが、手に取っただけでこの個体も直ぐに逃がした。
■今日の収穫
ヒラタ 雄3
ノコギリ 雄3 雌3 (雄66mm のみ持ち帰り)
コクワ 雄 約15 雌 約5
カブト 雄1 |
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| 雌を覆っているノコギリ 66mm |
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| 平成18年9月7日 20時 26℃ ポイントMT111905他 採集 |
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| クロカナブン |
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| カブトつがいとコクワ |
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■ポイントMT111905 墓場のスーパー・コナラ
コクワ雄5 頭を観察したのみであった。ここはいつもコクワばかりなので、もう今年は来るのを止めようかと考えている。来年に期待しよう。
■ポイントHS090705 住宅地内の雑木林
8月18日に飼育カブトを放すついでにここに寄ったのだが、その時は樹液場が少なくて何か居てもコクワだけで大変に寂しい状況であった。晩夏から秋に掛けてが、今年のこのポイントの最盛期となっているようだ。と言っても、カブトは1 つがいのみ、ノコギリは雌雄で3 頭 (長歯型、原歯型)、その他はコクワが多数という構成であった。それでも、コクワが少数しかいなかった前回と比べれば種数は勢揃いで、個体数もコクワが稼いでくれている。何よりも、まだカブトが樹液につがいでいるというのが何だか嬉しい。
珍しい虫では、クロカナブン Rhomborrhina polita Waterhouse, 1875 を1 頭だけ観察した。シロテンハナムグリや普通のカナブンを見ないのに、何故かこの辺でも珍しいクロカナブンだけがいたのである。去年は我が家の裏庭に堆肥を作り始めた頃、果物の食いカスを堆肥の上に捨てていた。それが近辺の虫共の餌場となっていて、スズメバチ(望まぬ客)やカナブンが集まっていた。普通のカナブンは夏の間中いた感じであったが、7月下旬頃からアオカナブンも混じり、8月上旬の一時期にクロカナブンばかりが集中した。クロカナブンは、この8月上旬のみにだけ見られて、いなくなったと思ったら、ぴたりと1 匹も来なくなった。個体数が少ない分、発生も集中的であったようだ。それを考えると、今日クロカナブンを見たということは、このクロカナブンが今年の発生の後半であったとしても、去年と比べて発生時期は半月以上も遅くずれ込んだということだろう。
■今日の収穫
ノコギリ 雄2 雌1
コクワ 雄 多数 雌 数頭
カブト 雄1 雌1 |
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| 樹液に群がるコクワ |
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| 平成18年9月8日 20時 27℃ ポイントTT010106 採集 |
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ポイントTT010106 コナラ林に、晩夏〜秋のヒラタ観察に訪問した。7月下旬に一度ここを廻ったのだが、あの時の盛り上がりはもう見る影もなく、秋の訪れを感じさせられた。樹液場は少なく、コクワなら最盛期の半数以下であるものの多数の個体が観察されるが、それ以外の種はカブトの雌が1 頭だけであった。ノコギリがいても良さそうだが、1 頭もいなかった。本命のヒラタも見ることが出来なかった。餓鬼の頃からそうだが、コナラで採集するなら初夏だと痛感した。
■今日の収穫
コクワ 多数
カブト 雌1 |
| 平成18年9月9日 飼育 トカラコクワガタ 悪石島産 F3 |
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トカラコクワガタ Dorcus rectus kobayashii (Fujita et Ichikawa, 1985) (吐喝喇列島・悪石島産 F3 雄H18.4羽化43mm、雌H18.2羽化29mm、27mm )
1週間前から飼育容器底面で初齢幼虫が観察されていた。今日は同時に3 頭と卵1 が見えている。マットを掘り出してみると初齢幼虫7 頭、卵2 個が回収出来た。産卵木は直径5cmの物から10cm程度の物まで3 本入れてあり、どれも齧った痕が所々に見られた。新しい産卵木を用意していなかったので、今日のところは産卵木の交換は見送ることにした。今日回収した幼虫の内、5頭を里子に出すことにした。引き取り手は、今日福島県での採集で初めてお目に掛かることになっているクワ友である。
■今日の収穫
卵 2
初齢幼虫 7 |
| 平成18年9月9日 23時 21℃ 南会津 採集 |
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今日は初の南会津での採集となった。元々はヒメオオ狙いの遠出であったのだが、折角の機会なので先ずは夜間の外灯廻りとなった。そして、今日この遠出の採集でご一緒頂いたのは、普段からネットでお相手して下さっている豊房氏である。豊房氏が運営するDorcus parallelipipedus fan site では、掲示板やその他諸々の話題で、いつも大変お世話になっている。採集でご一緒というか、正確には豊房氏の外灯廻りとヒメオオ採集に、小生が同行したと言った方が良さそうだ。豊房氏は南会津には何度も足を運んでいらっしゃるということなので、初めて来る小生はまるっきりお任せ状態であった。とにかく今日は初の南会津での採集を満喫しに来たのだ。
小雨がぱらついていたのが南会津に到着すると、首尾良く止んでくれた。気温もそれ程悪くなく標高が上がっても20℃前後である。曇天のせいか月が見えないのが好都合だが、生憎にも瓦斯掛かっているのが余り頂けない。外灯廻りでさっそくクワガタを拾ったのは、豊房氏であった。コクワ 雄 1である。しかし、それから暫くは虫の影がなかった。石の下にはミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus maculifemoratus Motschulsky, 1861 の屍骸があった。天気もさることながら時期が遅いので虫が少ないのだろうが、見つかる屍骸がこの場所の雰囲気を物語っているようだ。盛夏には多くのクワガタが飛来したことだろう。
瓦斯がなくなると、今度は風が強くなり、月が我が物顔で輝き出した。橋の灯火でカブトの雄を拾った後、その場所を去る前に豊房氏の息子さんが立小便をしていた。少し間が空いたので、もう一度近くの外灯下を見ていたら、アカアシクワガタ Dorcus rubrofemoratus (Vollenhoven, 1865) の雄が手摺りの影になっていた場所から姿を現していた。息子さんの立小便の賜物である。是非とも次の場所でも立小便をして貰いたいものだったが、実際はそう上手くも行くまい。実は、屍骸であってもミヤマを手に取ったのは初めてであったし、このアカアシも手に取るのは初めてであった。九十九里平野で見られるクワガタの種類は少ないものだ。今日の収穫は寂しい限りであったが、ちょっとした感激の日であった。
■今日の収穫
アカアシ 雄 1 (持ち帰り)
コクワ 雄 1 (豊房氏が持ち帰り)
カブト 雄 1 (豊房氏が持ち帰り) |
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| 外灯に飛来したアカアシクワガタ |
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| ミヤマクワガタの屍骸 |
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| 平成18年9月10日 10時 29℃ 南会津 採集 |
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朝7 時前から林道脇をぼちぼち見始めていた。気温が上がって本腰を入れて柳の茂りを見回ったのは9 時過ぎである。しかし、残念ながら結局は今回の遠征でヒメオオを1 匹も見ることはなかった。某有名林道は土日ということもあり、採集者でごった返して虫よりもヒトの数の方が多そうである。従って、我々は多数の個体を求めずに競合者の少ない場所を廻っていた。それでも、ヒメオオの最盛期で多産地と呼ばれる地域であるので、まさかヒメオオを1 匹も見ないとは夢にも思っていなかった。ヒメオオはおろか、アカアシやスジすら見られなかった。
幸い、豊房氏がミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus maculifemoratus Motschulsky, 1861 の幼虫を5 頭見つけてくれた。材割痕のある柳の朽木をどけたら、下にいたということだ。またもや息子さんの立小便が奏功したようだ。
■今日の収穫
猿 多数
ミヤマ 幼虫 5 (持ち帰り) |
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| ミヤマクワガタの幼虫 |
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| Bigfoot or Sasquatch |
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| 平成18年9月13日 飼育 カリヌラートゥスサビ 臺灣南投縣日月潭産 F5 |
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| プラケース小で飼うサビクワ |
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カリヌラートゥスサビクワガタ Dorcus carinulatus Nagel, 1941 (臺灣南投縣日月潭産 F5 1♂ 2♀♀ H18羽化)
サビクワガタと言えば、ヤマトサビクワガタ Dorcus japonics Nakane et S. Makino, 1985 が日本では馴染み深いクワガタであるが、同じサビクワガタの仲間は台湾から東南アジアに掛けて広く分布している。日本のヤマトサビクワガタは、徳之島と九州佐多岬にしか分布しておらず、一般的には縁遠い珍しいクワガタである。日本の隣国である台湾には、カリヌラートゥスサビクワガタ(カリヌラトゥスサビクワガタ) Dorcus carinulatus Nagel, 1941 とタイワンサビクワガタ Dorcus taiwanics Nakane et S. Makino, 1985 の2 種が分布している。つい最近までは、Dorcus carinulatus がタイワンサビクワガタと呼ばれているのをよく見たものであるが、台湾にサビクワガタが2 種いることを考えると、カリヌラートゥスサビクワガタ Dorcus carinulatus とタイワンサビクワガタ Dorcus taiwanics はしっかり区別した方が良さそうである。実際にこの2種の標本を見比べてみると、両者雄の顔は明らかに違い、日本のヤマトサビクワガタにより近縁な種はカリヌラートゥスサビクワガタのように見える。タイワンサビクワガタは、タイからインドに掛けて分布している種類に似ているようだ。
今日は、カリヌラートゥスサビクワガタの飼育容器を作って9月10日に我が家に来た3 頭を放り込んだ。累代飼育をするには、産卵木はやや柔らか目、マットは中〜微粒子の発酵マット、加水はヒラタ程度が良いということである。しかし、手持ち物品の都合上、使用した材の堅さがサビクワにはやや堅いのではないかということが気になるところである。
サビクワガタは、よく見るとちゃんとクワガタの形をしており、雌雄ニ型もはっきりしている。但し、せいぜい20mm 前後の大きさであるから、目をよく凝らさないと分からない。体色も名前の由来となっている錆色をしており、これがなかなかクワガタらしからぬ見事な保護色となっていて、廻りの色に溶け込んでいて分かりにくい。この錆色は、全身にある体毛に附着したマットの色らしい。従って、羽化直後の新鮮な成虫は、マットがまだ附着していないので錆色というよりも鼠色である。動きは、脚が短いせいかとても緩慢である。狭いプリンカップに3 頭が詰め込まれていた時には、常に雄が雌の上に載っていた感じで、その儘雌が歩くものだからまるでおんぶしているようであった。その時のサビクワガタが動く光景はとても言葉では言い表せない妙な描写であった。サビクワガタは非常に珍奇なクワガタである。 |
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| サビクワ 左が雄 右が雌 |
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| 平成18年9月14日 飼育 ツノボソオオ 臺灣南投縣合望山産 F2 |
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ツノボソオオクワガタ(細角大鍬形 ) Dorcus gracilicornis Benesh, 1950 (臺灣南投縣合望山産 F2 雄34mm H18.5.27羽化、雌 死亡)
今日はリュウキュウコクワの割り出しをするついでに、ツノボソオオの飼育容器を掘り返してみた。マットには芋虫はいなかった。雌の齧り痕が付いていると思い込んでいた産卵木には、掘り出してよく見ると齧った痕ではなかったようで、樹皮が捲れ掛かっていただけのようだ。ツノボソオオは惨敗になってしまった。この虫は恒温環境か少なくとも夏の冷却が必須であると痛感した。棲息している気候が飼育環境と余りにも違う虫を飼う場合は、設備をきちんと整えなければならない。秋や春に季節をずらすという手もなくもないが、本来の繁殖時期や周期が変わってくるので制限が多過ぎて安定させるのは難しい。
わざわざ用意したマルバネマットは、全く使いみちがなくあぶれてしまった。こうなったら、幻の関東ネブトを探すか、絶滅寸前のヨナグニマルバネを入手して湧かせようかと、ヤケクソ気分でとんでもない妄想を抱きたくなってしまう。余ったカワラ材は離島コクワにでも使うしかないか。
■今日の収穫
なし |
| 平成18年9月14日 飼育 リュウキュウコクワ 沖縄本島産 WD |
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| 粗めマット中にいた幼虫 |
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| 堅い朽木中にいる幼虫 |
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リュウキュウコクワガタ Dorcus amamianus nomurai Mizunuma, 1994 (H18.7.5 自己採集 沖縄本島国頭村産 WD 雄 29mm 雌 25mm )
8月4日に取り出していた産卵木を割ることにした。3本あった産卵木は、内2本が幼虫が穿った坑道でボロボロになっていた。終齢幼虫2 頭が回収出来たが、全く崩れない非常に堅い産卵木が1 本あり、これを割る時に亜終齢幼虫を1 頭潰してしまった。ドライバー直撃であった。この堅い産卵木は、その後は割らずに再び成虫飼育容器に戻すことにした。中に数頭の幼虫がいると考えられるが、割り出すには潰してしまう確率が頗る高いので、この中にいる幼虫は材飼育にすることにした。今後もこの木に産卵してくれるかもしれないので、他の新しい産卵木と一緒に戻すことにしたのだ。時間が経てば軟らかくなるだろう。それに小生は、今のところこのクワガタに大きさを求めてはいない。他のウェブ・サイトでも聞かれるが、リュウキュウコクワは、概ね柔らかい産卵木が適しているが、オオクワ向けのような滅法堅い朽木にも幼虫が入るようだ。
掘り返していたら、成虫飼育容器のマット中から亜終齢幼虫が1 頭出て来た。マットに産卵した可能性もあるだろうが、崩れた産卵木が2本あったことから、そこからこぼれ落ちてしまったのではないかと考えている。
H18.5羽化 沖縄本島国頭村産 雄25mm 雌23mm のつがいは、購入してから1ヶ月も経たずに雌の方が8月14日に落ちていた。そして、雄も9月になってから数日前に落ちてしまった。このつがいは7月21日に購入して、僅か1ヶ月足らずで完全に終わってしまったことになる。早く落ちてしまった原因について、小生の飼い方では何も心当たりがない。
■今日の収穫
亜終齢幼虫 1 (潰した1頭含まず)
終齢幼虫 2 |
| 平成18年9月15日 飼育 オオクワ 千葉県横芝産 F2 |
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オオクワ Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874 (11月3日購入 千葉県横芝産 F2 )
5月14日に羽化した我が家で最大個体と目していた雄が活動を開始したようだ。漸く蛹室から自力で脱出した。体長は最大値で60mm であった。意外にも8月25日に活動を開始した雄と同じ大きさであった。冬場に温室を使った短期間即席生育、二次醗酵マット飼育という条件だったので、最大の雄が60mm でも悪くはないだろう。本日を以って、千葉県横芝産 F2の9 頭は全て無事に羽化し、今年中に活動を開始したことになる。
5 月11 日羽化 8月25日活動開始 60mm 雄と、平成17 年7 月羽化 横芝牛熊産F4 雌のつがいは、大変仲良く過せているようだ。10日前から毎日のように産卵木を齧る音が聞こえている。雌の体力は相当なものだ。しっかりと産卵してくれているだろうか。 |
| 平成18年9月16日 21時 23℃ ポイントOS092405 採集 |
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| オオクワ雌(右下スズメバチ) |
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| オオクワ雌と分かる太い体型 |
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| 交尾していたヒラタ |
| 大型カブト 80mm |
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すっかり涼しくなった。昨日から久々に晴れ間が出るようになり、最後のクワ日がいつになるのか分からないので行ける時には行こうと、無理を押しての採集だ。
そして、今日は虎の子の特製ヒメオオ網を使うことになった。先日のヒメオオ採集では一度も使わなかった特製ヒメオオ網だが、オオはオオでも本当のオオに使うことになった。しかし、今日も逃げられるという結果に終わってしまった。残念だ。
写真はそのオオで、推定40mm位の雌であろう。つがいでいるようで、同時に雄と思しきクワガタが逃げるのを目撃した。不幸中の幸いで棲み処が分かった。棲み処と思しき場所は地上から6m位の木の頂上で、スズメバチが8匹いたので今日は木登り出来なかった。
雌が餌場としていた場所は凡そ5m位で、ヒメオオ網の登場となった訳だ。オオの樹液採集は本当に難しい。去年3夜連続で雌に逃げられたポイントと同じで、何はともあれ今年もオオを観察出来て大変嬉しい。
地元のオオが絶滅する前に、何とか自分の手で捕獲して繁殖させたいものだ。
9/5に観察していたヒラタは今日も同じ木の同じ場所にいて、今日は嫁を連れてお楽しみの真っ最中だった。流石に写真を撮られる瞬間には恥ずかしかったようで離れてしまい、丸秘写真を撮るには至らなかった。つがいでいたので、地元産ということでこれも絶滅前に繁殖させるべく持ち帰った。雄52mm、雌31mm で、なかなか立派な大きさの夫婦である。雄は今年の新成虫だろうが、雌は両中脚足付節と片方の触覚先端が欠損、全身の光沢は曇るように無数の小傷があり、大分草臥れた個体のようだ。果ててしまう前になんとか産卵して貰いたいところだ。
■今日の収穫
オオクワ 雌1 (逃げられる)
ヒラタ 雄2 雌1 (雄52mm 雌31mm 持ち帰り)
コクワ 雄 多数 雌 数頭
カブト 雄 1 (80mm 持ち帰り) |
| 平成18年9月18日 21時 26℃ ポイントOS092405 採集 |
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今晩は台風が去った直後の湿った環境で、風も幾らか吹いていて余り良い条件ではないが、気温は26℃と久々の熱帯夜になった。この時期は無理を押してでも出ない手はないと考えて、今晩も出撃した。
今日もオオ雌に会えたのは良かったのだが、また連敗数を伸ばしてしまった。最初は一昨日と同じ樹液場にいるのを確認して安心していた。どうやって捕獲するのかを考えながら他の木を見て廻って幾らか時間が経ち、気付くと当の雌がいなくなっていた。かなり焦って木のあちこちを見廻し、その内に木の裏側にいたことに気付いた。それも地上にいる小生の位置からほんの1m 程度の高さであった。採集するには千載一遇、絶好の機会である。雌は横を向いている位置であったが、よく見直そうと小生が身体を少し移動すると、今度はその雌が小生の方を向いており、目線が合っているような状態となった。ご対面である。愈々網で捕獲しようと体勢を整える為に再び少し身体を動したら、一瞬小生の顔に周囲の枝葉が被って視界がなくなった。気付くとオオ雌はいなくなっていた。今度は本当にいなくなってしまったようだった。藪に落ちたとしか考えられないが、小生の顔に枝葉が当たっている間は、その音だけしか聞こえなかったので、雌が落ちたというのは、その雌が木のどこにもいないという結果から推測したに過ぎない。木の周囲を探し回ったのだが、完全に見失ったようだった。見つかるのはコクワのみであった。
今日は少し進歩して、約1mにまで獲物に接近出来た。はっきりと認識した時に、その雌は40mmは超えていそうな馬鹿でかい雌であることを知って吃驚した。その瞬間「でけぇ!」と呟いた程である。オオの雌のことを銭亀と表現されているのをどこかで見たことがあるが、まさにその名に相応しい巨大なDorcus の雌であった。
代わりに小生が採集出来た今年最小のコクワ20mm を持ち帰った。
去年もほぼ同じ時期に同じポイントで3夜連続でオオ雌に逃げられている。去年は二十数年振りにこのポイントを訪れた。あの時のオオ雌は、大きく艶の強いDorcus の雌であること、毎回見事な逃げを見せていたことからオオと推測していたのだが、手に取ってみた訳ではないのでヒラタの可能性も否定出来なかった。今年も同じポイントでまたオオが観察されたことは、去年の雌もオオであったことをほぼ裏付けてくれた出来事であったと思っている。何を隠そう、実は去年も今年もオオを観察したのは同じ木なのだ。まだこの林にオオが棲んでいるのである。
■今日の収穫
コクワ 雄 約15 雌 数頭 (雄20mm 雌1 持ち帰り)
オオクワ 雌1 (逃げられる) |
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| コクワ雄 20mm |
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| 吸汁するオオクワの雌 |
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| 平成18年9月19日 飼育 トクノシマコクワ 徳之島産 WF1 |
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トクノシマコクワガタ Dorcus amamianus kubotai (Fujita et Ichikawa, 1985) (H18.7羽化 徳之島産 WF1 雄34.3mm 雌30.5mm)
纏めて購入した5 頭中、一番大きな雌雄をつがいとしてプラ・ケース大に投入していた。その後、雄はよくゼリー近くにいて、小生が覗くと直ぐに朽木下に隠れるのが見えるのだが、雌が餌を食べているのを見たことがない。
今日はつがいにしてから約1ヶ程経つので中の様子をみることにした。投入した時期が8月中旬で遅かったのと、雄はともかく雌が交尾・産卵するのに成熟が十分なのかどうかが心配であった。クワガタの雌は、成熟せずに雄と一緒にすると夭逝することが多分にあるのだ。
幸いにして、そういった懸念は杞憂に終わったようだった。朽木をどけて見ると、雌が産卵の真っ最中であるような描写が目に留まった。
産卵木は別にしてマットで埋めておき、1ヶ月後に幼虫を割り出そうと思う。 |
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| 産卵中のトクノシマコクワ |
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| 平成18年9月20日 2時 23℃ ポイントOS092405 採集 |
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オオの雌が忘れられなくて、今日も無理を押してポイントOS092405 田圃脇クヌギ並木に来てしまった。仕事は夜間に勤務して、またその翌日の昼間、詰まり朝から勤務するという形で、早朝に仮眠する程度の合間を縫っての出撃である。だが、その甲斐なくコクワしかいなかった。カブトは9月16日が最後になったようだ。ノコギリは9月5日以来見ていない。ヒラタは台風後に姿を消している。
樹液の流出も次第に弱くなっており、樹液を出す木も減りつつある。気温は悪くないのだが、日中に曇りがちであるのが原因だろうか。こうしていつの間にか秋が更に深まって行くのだろう。気温が下がった訳ではないので、オオの雌が冬眠体制に入ったとは到底考えられない。産卵しに行ったとしたら、これから数日間は樹液場へは来ないだろう。そうだとしたら、気温が下がらなければ10月上旬にまた観察出来るかもしれない。
この林にオオの雌は1 頭しかいないのだろうか。他にもオオが棲める木があるだろうし実際に棲んでいると小生は考えている。昔から棲みついている林であることを考えると、他の木にいてもいいんじゃないかと思う。毎年或る程度の個体数は維持されている筈である。それとも小生が気付かないだけなのだろうか。その可能性は大いにあると思う。いずれにしても、今年のクワガタの季節が終わりに近づいているのは確かである。
■今日の収穫
コクワ 雄 約15 雌 数頭 |
| 平成18年9月20日 20時 24℃ ポイントOS092405他 採集 |
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夜勤後の朝から昼間の勤務で身体はくたくたの筈だが、何故か小生が運転する軽自動車は林に向かっていた。
ポイントOS092405 田圃脇クヌギ並木でコクワしか見られなかったので、ポイントTT010106 コナラ林にも寄ってみた。ポイント中の全ての木を見て廻ったが、ここでもコクワしか見ることが出来なかった。コナラは初夏が一番良いことをつくづく感じることとなった。
■今日の収穫
コクワ 雄 約40 雌 約15頭 |
| 平成18年9月21日 23時 22℃ ポイントOS092405 採集 |
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日中は晴れて幾らか暑くなった。しかし、今日は更に秋らしい出来事があった。金木犀の匂いが気になるようになったのだ。切りつけるような寒い冬になってもこの匂いは香っているのだ。明後日は秋分の日だ。秋が深まりつつあり、遂にクワガタの季節も終わりが間近となった。
9月5日以来で珍しくノコギリを観察した。60mm 位だろうか。最近は林床で屍骸を見ることはあったが、生体は久し振りだ。今までどこにいたのだろう。秋になると雌は産卵しながら死ぬので、今年はもう雌を見ることはないだろう。
オオ雌は18日を最後に見ていない。どこへ行ったのだろう。あの時の捕物劇が刺激になったのと、藪に落ちたついでに餌場を離れて産卵行動に入ったのだろうか。そうだとしたら、今年に見ることはもうないだろう。どこかで沢山の子孫を残してくれることを祈るのみである。
或いは、もし、そうでなく単なる休息である場合は、また樹液場へ来ることがあるだろう。そうしてくれることを祈りつつ、期待はしないでまた機会がある時にこのポイントに寄ってみようと思う。
■今日の収穫
ノコギリ 雄1
コクワ 雄 約10 雌 数頭 |
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| ノコギリ雄 |
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| ぶら下って休む外道(右) |
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| 平成18年9月22日 飼育 カブト 千葉県横芝産 F2 |
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最後の雌カブト Allomyrina dichotoma septentrionalis が死んでから1 週間近く経つので、飼育容器を掘り返して幼虫を屋外コンテナに纏めることにした。幼虫は去年採集した天然個体から数えてF2 となる。全個体が順調に育つと100 頭を超えるだろう。11月頃になれば全て終齢幼虫になっているので、その頃に50 頭を残すことを目安に、余剰個体を林に放そうと思う。
来年はどの位の比率で赤カブトが羽化して来るだろうか。
■今日の収穫
卵 1
初齢と亜終齢幼虫 36
累計 121 |
| 平成18年9月23日 16時 ポイントYT092306 採集 |
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我が家近くにお住まいのヘラクレスオオカブトを愛好される同好の士は、地元である近辺の採集場所を全く惜しげもなく案内して下さった。本日は、クワガタ・カブトを採集するにはとても独特で、子供時代から慣れ親しんだ地元ならではの樹種を拝見させて頂くことが出来た。これらの樹種は、考えてみれば小生も幼少の頃にクワガタ・カブトを採ったことがある木が含まれている。だが、最近になって広い地域でクワガタを探すようになってからは、どうしてそういう林で虫が採れたのか、あの頃のクワガタの木はどういう樹種だったのかということが思い出せないでいた。本日の出来事は、古い思い出の中にある靄を取り払ってくれた気がした。
珍しい例を除けば、虫を探すには一般的ではない木がここでは多いし、全国共通にこれらの木で虫を採れるとは思えない。或いは、全国共通でこういう樹種が集まる林が豊富にあるとは思えない。それ故に、地域特性の生かされた貴重な場所と言っていいだろう。以下に、その主要となっている樹種を調べてみたのだが、なかなか種までは特定出来ない例が多かった。
マテバシイ Lithocarpus edulis (ブナ科 マテバシイ属)
九州南部から南西諸島に自生する常緑の高木であり、日本固有の種である。5月下旬から6月にかけ、尾状の花序を形成する。大きく細長いドングリはそのままでも食べられるので、救荒食となる。このために古くから本州各地の沿岸部などに植栽されたようだ。萌芽再生力が高い葉は15cm以上になることもあり、大きくて厚い。
樹種不明の木1
ハコヤナギ(ヤマナラシ)かと思っていた木は、幹と葉の雰囲気がよく似ているものの、今の時期に花が咲いていたようなのでハコヤナギとは開花の時期が違うようだ。同属のセイヨウハコヤナギ(ポプラ)とも葉の形が似ていることから、ハコヤナギ属の何かかもしれない。
樹種不明の木2
我が家近くにもなかなかの大きさの同じ木があり、以前から幹を見る度に虫が付く木のような気がしてならなかったが、未だにその木から樹液が出ているのを見たことがないし、虫がいるのを見たこともない。生えている環境によっては、樹液が出る場合に虫が集まるのかもしれない。
本日は、採集してあったヒラタをつがいで頂いてしまった。大変有り難いことである。千葉県横芝光産として大事に繁殖させたいと思う。冬までに時間がなく、室内飼育でもあと1ヶ月半もすると越冬時期となるだろう。早速だが、産卵可能な飼育容器に投入した。今年に幼虫を採るのなら、あと1ヶ月以内に産卵してくれるかどうかが勝負だ。雌は、全体的に小傷が多くて艶がなくなっているが、身体のどこにも麻痺や欠損がなく擬死もしっかりしており、来年の夏までは余裕で生きそうである。雄はやや活気がなく、足付節の一部が麻痺しているようで、大分草臥れている。彼らを短命に終わらせたくないので、冬眠はきちんとさせる予定だ。
■今日の収穫
ヒラタつがい (採集してあった個体を頂いた)
ヒラタ 雄1 (50mm 位)
コクワ 雄3 |
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| ハコヤナギに似たクワガタ・カブトの木 |
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| 樹種不明のクワガタ・カブトの木 |
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| 千葉県横芝光産ヒラタつがい |
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| 平成18年9月27日 飼育 オキナワノコギリ 沖縄本島産 WF1 |
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オキナワノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis okinawanus Nomura, 1962 (沖縄本島国頭村産 自己採集からの累代 WF1)
9月2日に卵か幼虫で採り出した個体はプリンカップに入れており、1ヶ月近くになる為、餌交換を兼ねて大きい容器に移動させることにした。残念ながら、卵から孵った幼虫1 頭と初齢幼虫1 頭の合計2 頭が落ちていた。
全体的に幼虫の成育速度が早いとは言えず、皆小振りのように感じた。終齢幼虫が何頭かいたが、頭部はそれ程大きいとは思えなかった。
不思議なことに、幼虫の背部で卵巣が見える個体が全くおらず、雌雄の判別は不可能であった。全てが雄だということはないだろうから、オキナワノコギリの幼虫で雌の卵巣を見ることは出来ないのだろう。クワガタの幼虫としては珍しい例かと考えられる。
■今日の収穫
2頭死亡
累計 13 |
| 平成18年9月28日 20時 23℃ ポイントOS092405 採集 |
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台風が来ていた影響で久々の快晴となって日中の気温が25℃を超えた。夜になっても気温が下がらなかったので、ポイントOS092405 田圃脇クヌギ並木に来てみた。ここのところ2・3日は大雨があったので大分気温が低かったからか、樹液場と虫は更に減っていた。気温が低くなる度に、寿命が近い虫共は果てて行くのだろう。今日だけ気温が上がっても、秋の深まりが止まる訳ではない。樹液場の主役は、完全にスズメバチであった。数日前よりも増えて群がっている感じだ。夏の主役であるクワガタやヨツボシケシキスイは少数となっている。それ以外には、カマドウマ、蛾、ムカデ、蟻、ゴキブリがいた。採集の季節が終わろうとしている。
■今日の収穫
コクワ 雄 約10 雌 約5頭 |
| 平成18年10月5日 飼育 ミシマコクワ 黒島産 F3 |
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ミシマコクワガタ Dorcus rectus mishimaensis Tsuchiya, 2003 (7月28日 割り出し 黒島産 F3 ) の幼虫3 頭を入手した。小生の見たところ幼虫は雄1 雌2 のように見えるが、実際に蛹化する迄は確信は出来ない。上手く雌雄に分かれて羽化して貰いたいものだ。
小生のコクワガタの飼育種は、亜種に限って言えば、残すは、ヤクシマコクワガタ Dorcus rectus yakushimaensis Tsuchiya, 2003 のみとなった。
ミシマコクワガタは、長崎県男女群島、鹿児島県大隈諸島(口永良部島、竹島、黒島、硫黄島)に分布するコクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) の亜種である。本土のコクワガタと比べるとやや個体数は少ない以外は生態は同じと言って良いだろう。体の艶と赤味はトカラコクワガタに次いで強いと言われている。 |
| 平成18年10月8日 飼育 関東ヒラタ 九十九里平野産 WD |
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ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (H18.6.28 ポイントTT010106 自己採集 九十九里平野産 WD 雄 53mm ) (H18.6.29 ポイントTT010106 自己採集 九十九里平野産 WD 雌33mm)
前回から1ヶ月以上経つので飼育容器を掘り返した。容器底面に数個の卵が見えていた時期があったものの、幼虫がたったの1 頭以外には、新たに産卵されてる気配はなかった。卵は孵らずに腐る場合が多いようだし、孵っても幼虫が雌に喰われてしまうことが多いのではないだろうか。この産地はなかなか増えてくれない。今までに朽木が齧られた痕を見たことがなく、専らのマット産みである。
■今日の収穫
亜終齢幼虫 1
WF1 累計4 頭 |
| 平成18年10月8日 飼育 関東ヒラタ 九十九里平野産 WD |
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ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer Vollenhoven, 1861 (H18.9.16 ポイントOS092405 自己採集 九十九里平野産 WD 雌31mm)
寂しい限りだ。幼虫がたったの1 頭であった。幼虫の大きさからして、採集後間もなく産卵されたようだ。他に卵は見当たらないし、産卵木を齧っている気配はない。その後は産卵せずに、寝ているだけなのだろうか。寿命が近いのか、或いは早くも越冬準備に入っているのだろうか。雄は毎年のように採集出来るので、どうにか雌の幼虫だけでも欲しいところだ。今日採れた幼虫は初期の亜終齢で判別困難だが、雄のような気がする。雌が欲しい。
■今日の収穫
亜終齢幼虫 1 |
| 平成18年10月8日 飼育 オキナワノコギリ 沖縄本島産 WD |
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| 幼虫を食べるオキナワノコギリの雌 |
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オキナワノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis okinawanus Nomura, 1962 (H18.7.5 自己採集 沖縄本島国頭村産 WD 雌 26mm )
飼育容器の掘り出しは、9月2日以来で3 回目だ。雌は順調に産卵しているし、まだまだ元気で寿命は来ないようだ。初齢幼虫が2 頭見つかったが、どれも雌に喰われてしまっていたようだ。1 頭は丁度その現場を目撃したところだった。それ以外には卵が6 個であった。黴にやられていたので、何個かは孵らないかもしれない。
■今日の収穫
卵 6
WF1 累計 19 |
| 平成18年10月8日 飼育 トカラコクワガタ 悪石島産 F3 |
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| 幼虫を食べるトカラコクワの雌 |
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トカラコクワガタ Dorcus rectus kobayashii (Fujita et Ichikawa, 1985) (吐喝喇列島・悪石島産 F3 雄H18.4羽化43mm、雌H18.2羽化29mm、27mm )
5頭が里子に出たので、幼虫が4 頭残っていた。今日の掘り出しで、マット中に幼虫が2 頭であった。産卵木は所々に齧られた痕があって良い感じだったが、まだ使えそうなのでまた埋め戻しておいた。きっと何頭か幼虫が入っている筈である。それ以外には、産卵木から落ちた卵が1 つであった。
トカラコクワの雌も、幼虫を喰っている現場を目撃してしまった。
■今日の収穫
卵 1
初齢幼虫 1
亜終齢幼虫 1
F4 累計 7 |
| 平成18年10月10日 飼育 トカラコクワガタ 悪石島産 F4 |
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トカラコクワガタ Dorcus rectus kobayashii (Fujita et Ichikawa, 1985) (吐喝喇列島・悪石島産 F4 9月9日掘り出し)
掘り出しから1ヶ月が経つので、幼虫4 頭の餌交換をした。容器もプリン・カップから500ml プラスチック容器へ格上げだ。4 頭共元気に成長している。しかし、一つ問題があった。オキナワノコギリに続いてトカラコクワの幼虫も雌の卵巣をはっきり確認することが出来ないようだ。全て雄のように見えるが、幼虫が4頭いて全個体が雄だということは考え難い。それとも本当に全部が雄なのだろうか。累代飼育することが目的なので、雌がいないのは非常に困る。
9月中旬から取り出しておいた産卵木を割ってみた。ところが、卵が5つ以上見つかっただけで、幼虫はたったの1 頭のみであった。しかもその初齢幼虫を含む幾つかの卵は、産卵木を割る際に支える力で潰れてしまった。それらの多くは樹皮直下であったのが災いしたようだ。1ヶ月近く経とうとしているのに、まだ卵であるというのは、孵らない可能性が高いように思える。孵らなかった原因は、保存時に水分が不足したのかもしれない。もっとマットに水分を含ませるべきであった。しかし、念の為、卵はプリン・カップにマットを敷いて置いておくことにする。期待しないで様子を見ることにしよう。
■今日の収穫
孵らなそうな卵数個 |
| 平成18年10月11日 飼育 カリヌラートゥスサビ 臺灣南投縣日月潭産 F5 |
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カリヌラートゥスサビクワガタ Dorcus carinulatus Nagel, 1941 (臺灣南投縣日月潭産 F5 1♂ 2♀♀ H18羽化)
不覚であった。雌が1 頭、ゼリー中で溺死してしまった。そのままで入れてあったゼリー容器が、いつの間にか寝かせてあったものが立ち上がっており、ゼリーを食べに来た雌はゼリー容器から脱出不能になったようだ。小型種ならではの人為的な不注意死である。可哀相なことをした。 |
| 平成18年10月11日 飼育 ムシモンオオ サルディニア島産 F5 |
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| ムシモンオオクワガタの雄 |
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| ムシモンオオクワガタの雌 |
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ムシモンオオクワガタ Dorcus musimon Gene 1836 (イタリア・サルディニア島 Sardinia Island Italy F5、雄H18.6.11羽化 未計測、雄 別血統 未計測、雌H18.6.6羽化 未計測、雌H18.8羽化 未計測)
ムシモンオオクワガタは、9月10日にカリヌラートゥスサビクワガタと一緒に我が家に来ていたのだが、羽化が今夏であったので、繁殖させるのは来年を予定している。従って、記録するのを後回しにしていた。
ムシモンオオクワガタは、イタリアのサルディニア島、コルシカ島、及びアフリカ北部に分布している小型のクワガタである。隣接する区域に棲息するヨーロッパオオクワガタ Dorcus parallelipipedus (Linnaeus 1785) とは大きさも雰囲気もよく似ているが、雌雄共にムシモンオオクワガタの方が艶が強く、雌の前翅上にある条線がはっきりしている。又、雌の頭部にあるドルクス瘤は、ムシモンオオクワガタでは一つであるのが特徴だ。雌のドルクス瘤が一つの種類の飼育は難しいと屡言われることがあるが、ムシモンオオクワガタの飼育はヒラタのような飼い方でよく増えるらしい。尚、ヨーロッパオオクワガタとは「隣接する区域に棲息」と書いたのは、知る限りの事実を元にした小生の憶測であって、それを確認した訳ではない。
雌雄の形状と分布パターンから、ヨーロッパオオクワガタよりも日本のオオクワガタに近い種類ではないかと考えていた。確かにそうかもしれないが、近いと言える程は近くはないのかもしれない。恐らく、一番の近縁種は北アメリカのパラレルスオオクワガタ Dorcus parallelus Say,1823 ではないだろうか。パラレルスオオクワガタは性的二型が派手ではなく、雄は大腮の造りが貧弱、或いは、前胸から頭部に掛けての発達が良くない上に、雄にも雌のような条線が前翅に存在する。だが、ムシモンオオクワガタの方が艶が強いことと、パラレルスオオクワガタの雌は、ドルクス瘤が不明瞭であるということ以外は、両者の雌は全くそっくりであると言って良い。クワガタが東南アジアから発祥したとすると、ヨーロッパから見て、パラレルスオオもムシモンオオも隔離された辺境に残された種のように感じられる。それに、分布の出発点からの距離と系統による変化の特徴がかなり一致しているように見える。
是非ともパラレルスオオも入手してみたいものだが、人気がないのか、はたまたアメリカでは採集される程の興味も持たれないのか、生体が市場に出回ってるのを見たことがない。入手するには自分で北アメリカに行くという手が一番手っ取り早いような気がする。自由の国、アメリカ。身を守るのも自由の国である。外国人が森林を歩くには、銃が怖い国だ。カナダ東部が良いのだろうか。パラレルスオオとはシノニムの可能性があるブレビスオオクワガタ Dorcus brevis (Say, 1825) も求めるのなら、やはりアメリカ東部だろうか。 |
| 平成18年10月11日 飼育 ヤクシマコクワ 屋久島麦生産 WF1 |
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| ヤクシマコクワガタの雄 |
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| ヤクシマコクワガタの雌 |
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ヤクシマコクワガタ Dorcus rectus yakushimaensis Tsuchiya, 2003 (鹿児島県屋久島麦生産 WF1 雄H18.9.1取り出し51mm、雌H18.9.1取り出し、未計測 )
どういう訳か、いつの間にかコクワに走っている。走っているというか、コクワの泥沼に嵌って、完全に抜け出せない状態になってしまったようだ。コクワガタの亜種であるヤクシマコクワガタをつがいで入手した。コクワガタの亜種では、これで全ての種類を揃えることが出来た。当初は今年中に全ての亜種を揃える心算ではなかったので、意外に早くこれだけの種類が集まったものだ。敢えて言うのなら、リュウキュウコクワガタの亜種であるヤエヤマコクワガタのみが、まだ入手していない種類である。只、ヤエヤマコクワガタは日本に於ける幻のクワガタなので、将来も入手する可能性は殆ど無きに等しいだろう。
ヤクシマコクワガタは、鹿児島県薩摩川内市・甑島列島と鹿児島県大隈諸島 (屋久島、種子島、馬毛島 ) に分布するコクワガタ Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857) の亜種である。本土のコクワガタと比べるとやや個体数は少ない以外は生態は同じと言って良いだろう。形態は、本土のコクワガタとミシマコクワガタの中間と言われている。
入手したヤクシマコクワガタは飼育個体であるが、雄は51mm というコクワとしては稀少な巨大な個体だ。野生で50mm 超えのコクワを自分で採ったことはないし、我が家で飼育しているコクワで相当な体長の個体はいないのだが、こうして自分の手で持ってみると、その大きさを実感することが出来る。しかし、コクワが51mm だからと言っても、大型コクワは大腮が長いので、同じ体長であるのなら他のクワガタと比べると実際の容積で勝ることはないだろう。例えば、50mm の関東ヒラタの方が幅広でよっぽど重厚感がある。特に関東ヒラタは、西日本の個体に比べると、大腮が長くならず尻は丸めでぽっちゃりしており、比較的寸詰まりな体型である。従って、同じ体長だと、関東ヒラタは幅広でどっしりしていて大きい。
我が家に来たヤクシマコクワは、9月に取り出したということだが、羽化日がはっきりしていない。餌喰いや成熟がどうのこうのと言っても、繁殖させるには時期的に間違いなく越冬後の来年である。 |
| 平成18年10月13日 飼育 ムシモンオオ サルディニア島産 F5 |
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ムシモンオオクワガタ Dorcus musimon Gene 1836 (イタリア・サルディニア島 Sardinia Island Italy F5、雄H18.6.11羽化 未計測、雄 別血統 未計測、雌H18.6.6羽化 未計測、雌H18.8羽化 未計測)
繁殖は来年と一昨日に言っていたばかりだが、ここのところ温かい為か餌喰いが良好である。4頭いるので遊ばせておくのも勿体ないと思い、H18.6.6羽化の雌と別血統の雄を同居させることにした。小さい虫なので、とっくに成熟しているだろう。最初から来年と考えていたので、繁殖にそれ程は焦っていない。 |
| 平成18年10月13日 飼育 トクノシマコクワ 徳之島産 WF1 |
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トクノシマコクワガタ Dorcus amamianus kubotai (Fujita et Ichikawa, 1985) (H18.7羽化 徳之島産 WF1 雄34.3mm 雌30.5mm)
9月19日に取り出しておいた産卵木を割ってみた。ほぼ全てが手で崩れる程度に白枯れている良好な産卵木であったが、幼虫はたったの1頭だった。産卵木を交換するには、少々早かったようだ。勿体無いことをしたものだ。残念だ。
幼虫がたったの1頭で必要のない焦りも出て来たこともあり、H18.7羽化、33mm の雄、29.8mm と28.0mm の雌の合計3 頭を纏めて産卵セットに放ることにした。トクノシマコクワは、34mm の雄と33mm の雄の2 系統で累代飼育することになる。
■今日の収穫
亜終齢幼虫 1 |
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