4月27日、仕事を早々に切り上げる。
 旅に行く。
 目指すは東京、読売ランド会館。

『狗狼伝承』オフイベ参加レポート
gazelle

 苫小牧港。ここにたどり着くまで特急料金込みで約¥3500の運賃、¥1400のタクシー代という尊い犠牲を払った。苫小牧→大洗の夜便に合わせた駅〜港間のバスが少ないとはどう言う事だと憤慨しつつ、乗船開始のアナウンスを待つ。

 乗船した『さんふらわあ みと』の2等寝台は狭かった。暖房でも利かせているのか、当方の太り気味の肉体を押し込むと蒸し焼きにされそうになる。団扇の存在がこの日ほどありがたく感じられたことはない。
 さて、船旅の楽しみと言えば食事と風呂とビデオ上映である。
 風呂は良いが、更衣のスペースが凄まじく狭い。げんなりして行水で切り上げる。

 以前上田〜札幌の帰省のため、直江津〜室蘭を2等船室で帰ったことがある。船室に仕切りのないのが難点と言えば難点であったが、あっちの旅の方がずっと快適に感じられたのは何故だろう?

 翌朝。
 船のアナウンスで目を覚ます。食堂へ朝食を喫しに行く。
 1000円払ったバイキングの朝食は、チープなものであった。翌々日読売ランド会館で、ほぼ同じラインナップを目にすることになる『安ホテルの定番和洋朝食』。
 まもなく会社が変わるからと言って、発泡スチロールの食器で朝食を供するのはどうか?
 それでもお代わりをした。旅は体力勝負である。
 レストランは45分で営業を終える。確保してある食材の量を考慮してのことだろう。

 船内では風呂が散々の体たらくで、熱くてモバイルギアに文章を叩き込む気にもならず、もっぱら寝てばかりだった。睡眠時間が平均5時間の当方にとっては、夢のような時間が過ぎるがなんとも空しい。
 昼食ももちろんチープだ。800円も払ったはずなのに、ビーフカレーがコンビニのカレーのように見える。スープ・サラダがお代わり自由と言われたところで、それぞれ1種類のみでは……
 ターミネーター2上映との放送があるも、食指が動かずほとんど睡眠に費やす。水分が欲しくなったら傍らの『熟茶』2リットルペットボトルで摂る。160円のジュースなど、御免こうむる。

 さしもの私も1600円もの夕食代をかけて、チープな食事を堪能するほど物好きではない。空腹をこらえ、大洗到着をじっと待つ。

 最初に大洗のひなびた港町的な風景を、夜の闇の中で運良く見た者は必ずこう叫ぶ。
『大洗だ!!』
 苫小牧〜大洗航路で幾度となく繰り返された光景だ。
 ……『海の上のピアニスト』の出だしじゃあるまいし、そんなことはない。
 さておき、水戸行きのバスは大洗の街中を走る。『裏道?!』と言いたくなるような狭い道を走るバスを見ていると、失礼ではあるが『本州に来たんだなあ』と実感する。
 途中で『札幌ラーメン どさん子』の文字を見かけ、苦笑する。しかもその店はまだ営業しているらしい。

 JR水戸駅到着。
 水戸駅といい、苫小牧駅と言い……目の前で踊ったり歌ったりしている若者達に、この言葉を送りたい。
『逝ってよし!』
 日本政府がドジって諸外国と戦争をする羽目になっても、こいつらは歌い踊るつもりでいるのだろう。お前らから先に氏ね(2ch的言い回し)。俺はごめんだ。戦争反対。死ぬのは嫌だ。怖い。急いで口で吸え。(ややスネークマンショー的な心理状態に)

 2日目の宿泊先の主で、海賊王女オフイベのときもお世話になった龍・R氏と上野駅で落ち合う連絡をして、吉野家で特盛を食する。吉牛はどこへ行っても吉牛(なのか? 有識者の意見を求む。なか卯は広島と札幌では違うらしいが)。ねぎだくのつゆだくのとスタイルは多々あるが、当方は一切手を加えずに紅生姜のみ山ほどかけるストロングスタイル。

 水戸駅構内にてMAXコーヒーを飲む。甘い。ろくに腕時計を見ずにホームに来て、早すぎたどころか危うくスーパーひたちを乗り逃すところだったことに気づく。
 ともあれ、スーパーひたちは水戸から上野まで一直線に向かってくれる。ありがたし!
 4月28日21時40分頃、上野入り。

 池袋の龍・R氏邸でPBeMガンパレードマーチサイトへの接触を試みるも敗れる。しかるのち、龍氏に贈った『NewType100%コミックス版ジャイアントロボ』で話が盛り上がり、4時ごろ就寝。

 29日6時40分ごろに起床し、品川へ。
 駅の向かいのアンナミラーズで念願の『ベーコンアイスクリームパンケーキ』を食す。 ベーコンの塩気がアイスクリームのコクと甘味を引き立て絶妙な味わいをかもし出すわけもなく、何故こんなものをオーダーしたのかと自分の数寄者っぷりを呪う。
 どうでもいいが品川駅の中に普通のスーパーのように入っている輸入食品店は、札幌の下手なデパートより品揃えがよさそうだった。レバーペーストでも買っていこうかと思ったが、今回の旅は予算が限られていることを考慮して断念。

 池袋に同じオフイベ参加者のしどさんがいるとの報を受け、急遽池袋へ。この辺は当方の連絡不徹底によるミスがあったり。
 ともあれ、合流して池袋とらのあなで対アキバ戦の前哨戦とばかりに同人誌を2冊購入。サンシャイン60近くの輸入雑貨店でMJをしこたま購入し、自らもMJを干して戦意を鼓舞していざ読売ランド会館へ。

 読売ランド会館前。
 相変わらず、目の前にはゲーマー殺しの坂がある。当方愛用の京王線ではなく、小田急線からバスで来れば良いと聞かされたのは正に後のフェスティバル。
 大汗をかいて坂を登り、長嶋茂雄筆の石碑に腰を降ろして小休止。
 そして、堂々の(?)入場。

 実のところたたまる氏を除き、安霞師の紹介がなければ誰が誰だかわからなくなるところでありました。安霞師に山ほどの感謝を。中でも当方のキャラ・塚原連也の方向を決めた食い逃げ番長のPL氏に会えたのは感無量。
IDカードを提げる紐が短すぎて、酔ったおっちゃんのネクタイと化す。あんまり竹内じゃない人氏と紐を交換し、事なきを得る。
 そろそろ宴の始まりだ。

 オフイベの参加費用3000円増額と言う呪わしい事態を招いた立腹……もとい立食(たちぐい:あえてりっしょくと読まないことにする)パーティーの料理は、札幌の『中華料理 蘭』のランチバイキング¥750によく似ていた気がするのは何故だろう? 目の前に山と盛られた焼きそばとチャーハンに、とりあえず食いっぱぐれはないなと安堵するものの何とも言えない寂寥感を感じる。それでも昼食は取っていないので、壇上の方々のコメントを聞く間もないほど食べに食べたのだが。

 安霞師によれば、霞ヶ浦学院中等部生徒会は悪の生徒会となって暗躍するらしい。めでたい。
 合間に独伝把マスターを見かける。狗狼伝承商店街シナリオや、次回作パラダイストリガーのことなどちょぼちょぼと聞く。
 プレイヤー同士のステージ上でのプロポーズを目撃する。実にめでたい。お幸せに。

 腹がふくれた辺りで、様々な方々のマイクパフォーマンスが行われているのを目にする。当方ネタの閃きが冴えず、部活動の四大組織の方に『食い逃げが部活となった折に拾ってくださる方おりませんか?』とアピールするにとどめる。霞会が有望。太眉部を取り込んだだけに懐が広い。

 自室に荷物を置き、茶など喫してまったりする。同室の方(漢)が殺る気まんまんで魅惑のドレス姿に。オフイベかくあるべし。

 独伝把マスターとの座談会は……HAHAHA! 笑って誤魔化すのみにとどめる。同室の伊藤ヒロマスターの方の座談会はやけに楽しそうだったのが印象深い。

 ライブRPGが行われる。武器となるカードを集め、じゃんけんバトルで狗狼を討つらしいが、早々にたたまる氏にカードを託してじゃんけんプレゼントバトルの開催を待つ。
 じゃんけんプレゼントバトルは、ekyuさんとれっどべあ(広江礼威)画伯の同人誌を競って敗れたのを皮切りに、惨敗に惨敗を重ねて珍奇な香りの漂うアメコミをゲット。

 バトル終了後様々な場所をうろうろした挙句、滝川マスと独マスのいる部屋へ。商店街シナリオの裏話が盛り上がったのだが、その後見たB級ホラー映画が愉快すぎて話の内容を覚えていない。ウォーロックなんとかなんとか言う題名の、型通りのホラー映画だ。一人で見ればそこそこ怖いのかもしれないが、よりによって商店街の選り抜き特濃メンバーが一緒ではお笑い種でしかない。
 爆笑した後、就寝。

 翌朝。
 会館食堂でプラスティックな食器のチープな朝食を取る。題名未詳のアニメを見て、仲間達との名残を惜しみつつ秋葉原へ。その日は雨で、折角配った読売ランドのチケットも不発に終わり、急遽会館大ホールに参加者を収容していた。

 秋葉原で龍・R氏とともに同人ショップを回り、例によって数冊同人誌を購入。
 浜松町で龍氏と別れ、しどさんと空港で合流。購入を頼んだパラトリスタートセットを受け取る。パラトリ事前説明会はあまり大したことが無かったと聞く。
 空港では北海道MAD界の重鎮と会ったのだが、今回のイベントと関係ないので詳細は明かさない。

 さらば東京。次は会場の変更を切実に希望する。あと事前説明会はイベント終了後即座にスイッチするか、一日目に行うようにしてもらいたい。

End

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