| ゴースト・ドッグ |
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| 『葉隠』を愛読する殺し屋の物語。 銃でやる時代劇、とでも言おうか。 主人公のゴースト・ドッグ(フォレスト=ウィテカー)は『葉隠』の言葉通りに殺しを行い、それがもとでマフィアに狙われることになり、そして『見たいものはすべて見た(『見るべきほどのことは見つ』だろうか? 『平家物語』か)』と武士らしい言葉を残し、ストリートに倒れる。 カンヌでは絶賛されたらしい。 が、しかし。 映画を通して見た感想はどうか? 主人公が寡黙で哲学者風なタイプなら、身近に小悪党のおしゃべりとか、とにかく濃い人物を置いて対比させるのが、かつての時代劇の常道だったと思う。この映画はそうところだけは真似してくれてなくて、ゴースト・ドッグの印象が実に希薄だ。 ともあれ、後味として残るものがないのが残念だが、独特の味付けは当節の日本映画では真似し得ないものだ。 |