物語014

 
僕の、私の、
車窓

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人生の意味が何であるかなんて誰も知らない。
ここにあるのはただガタゴト生きる人の、がたごと物語。

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気道(軌道)修正

ゆかり 女性
息するのって苦しくないですか。
私は、気持ちよく息を吸うことができない。

高校生の頃、よく友達と話していた。
「今苦労した分だけ、たくさん成長できるよね」
でも違った。
学生の頃から幸せだった人は、今でも幸せだ。
そして、辛い学生生活を過ごした私は、今でも辛い。

「おまえは悪魔の子だ、私の子じゃない」
そういうあなたは私の母親だった。

「山に入って死のうと思ったけど、死ねなかった」
そういうあなたは、今でも私の父親だ。

生きていていいの?って思ってた。
私に生きる資格があるの?って思ってた。
だって私は悪魔の子だから。

人が恐いよ。
私はいつでも私の居場所を探している。
依存しなければ生きられない、寄生虫のような
自分になってしまった。

息がなかなか吸えないよ。
2000年12月10日記

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