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| 人生の意味が何であるかなんて誰も知らない。 ここにあるのはただガタゴト生きる人の、がたごと物語。 |
大学生だった頃 |
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| うに 21才 | |
| 軽い登校拒否を重ねて義務教育を終え、 授業をさぼって公園で本を読むのが楽しみだった高校生活も終え、 なんとか大学生になったのは1997年の春。 純情を絵に描いたような恋も、実家も卒業して、私は川崎で一人暮しを始めた。 昔から引越し・転校を繰り返してきたせいか、 新しい街への期待も地元を離れたくないという気持ちも今更なく、 第二志望への補欠入学のため大学生活に希望も持たず、 平坦な気持ちのまま滑り出した春だった。 すぐに彼ができた。 今思えば、やはり一人暮しが寂しかったのかもしれない。 いつも一緒にいたかった。 顔ばかり良くて、我が儘で根気がなくてお金にいい加減な男だった。 友達はできなかった。 入学したての頃、みんなは友達を作ろうと必死になっていて、 面白くもない話に笑い合ったり、揃って同じサークルに入ったりしていたので、 私はつい言ってしまった。 「みんな、必死で探り合ってるね。」 そんな私に友達はできなかった。 友達のいない大学には、どんどん行かなくなっていった。 行っても誰とも話さない、出なかった授業のノートを見せてくれる人もいない。 授業はつまらない、誰も真剣に聞いていない。 こんな所にこの先4年もいたくないと思った。 親から電話がかかってくる度、申しわけなくてたまらなかった。 心配かけまいと嘘もついた。 話をする相手は彼だけで、ただ彼と一緒にいたかったのに、 待ち合わせをしても彼はいつも何時間も遅れて来る。 それでも私は、馬鹿みたいに何時間でも待っていた。 待っていれば来ると信じていたから。 でも真夏のあるとき、彼は来なかった。電話にも出ない。どうしていいのかわからなくなって、彼の友達に電話をした。その人は20分で来てくれて、泣きそうな私を連れて遊びに行き、笑顔にしてくれた。それが今付き合っている彼だ。 夏が終わり前期の試験が始まっても、私はやっぱりほとんど学校に行かなかった。試験を受けないまま単位をいくつも落とし、4年で卒業できないことは確実になっていた。 |
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