
| ここで興味を持たれ、さらに深く知識を深めたいと思われた方は、 より専門のホームページか、専門書籍等をごらんになられることをお薦めします。 |
神経症・心身症 12 |
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生活とストレス(ライフイベント) |
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| ストレスという言葉も一般的に広く聞かれるようになりました。もしかしたら言葉が普及する方が、医学の進歩より早いのではないかと思えるほどです。「ちょっとストレスがたまって…」などという会話は今や日常のあいさつのようでもあります。 しかし、医学的に見るとやはりこの「ストレス」という言葉も、日常で使われる意味とは少し違っているようです。今回はそのストレスということについて考えようと思います。 下にアメリカのホルムズとレイという人が1967年に調査した日常のストレスについての研究結果をのせてみました。それぞれの出来事とそのストレス強度が書いてあります。これは「配偶者(夫・妻)の死」を100として、その他の出来事にそれぞれ得点を付けていったものです。 |
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| 調査は30年前のアメリカの物なので、現在の私たちの感覚とは少しズレたものもいくつかあるかもしれません。しかし、それ以外にもよく見ると「おや?」と思われるものもあるのではないでしょうか。 そうです、「結婚」や「妊娠」「地位の変化(昇進)」「進学」、さらには「クリスマス」まで、この中には数えられています。めでたくうれしいはずのこれらの出来事がストレスになるというのはどういうことなのでしょう。アメリカ人にとって結婚することは「人生の墓場」に行くような出来事なのでしょうか。いいえ、もちろんそんなことはありません。結婚は誰にとっても喜び合える幸せな出来事です。 実はストレスというものを考えるときに大事なことは、それにかかるエネルギーがどれぐらいのものなのかということです。ストレスの重さは出来事の良し悪しという一般的な価値観で決められるわけではないのです。ですから、結婚という人生の一大イベントを行うことはものすごいエネルギーがいりますので、ストレス度もそれだけ高いというわけです。ストレスというのは平静の安定した生活を基準にして、良いことでも、悪いことでも、それによって身体的にも精神的にも動く変化の度合いによって、その強さが決まってくるというふうに考えていくものなのです。人生の出来事はどんなことでもエネルギーが必要で、ストレスと言えることなのです。 次回はそのストレスと健康との関係についてもう少し見ていくことにします。 |
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| (1999/10/23記) |