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2006年3月8日(水)
訳了
午後3時16分13秒、訳了。

今日はこれからオフ。

#グールドのベートーベン・ピアノソナタ、バッハ演奏のようではない。バッハとベートーベンの違いだろうか、バッハ、モーツァルト、ベートーベンではグールドの弾き方が違うようにきこえる。

ベートーベンの楽譜に負けまいとするグールド。それはバッハにはない。バッハを弾くときにはもっとリラックスしている。

ベートーベンのにらむ顔を気にするグールド。

#原因が分からないのですがエンコード方式が書き換わっていました。いまなおしたのですが。

ニュースの元記事引用について、もう少し慎重にすべきかもしれません。(7月27日)
2006年3月7日(火)
今日から明日
明日までに終わらせたいものがあるので、今日から明日にかけて徹夜作業。明日は三月八日。「八」は亡きMutに縁がある数字。これを終えたら、明日はオフ日。静かにゆっくり本を読みます。それと音楽。→いまJoni Mitchellの"Clouds"をiTunesに入れ、作業しながら聴いています。彼女は自らを「同時代に根ざした」と。

#今年はMutが亡くなって十年目になるので、庭に眠るMutの骨洗いをして骨壺に収めるつもり。仮により自然に囲まれた、終の棲家の場所に移住する場合、Mutを庭に置いては行けない。

今年は翻訳実践とその修業(語学・翻訳、関連領域の学習)とともに、翻訳と密接に関連した他のスキルも磨こうと。実践と修業、勉強の日々。そのためには運動と食生活。常に「基本」に立ち帰り。

#昼はお好み焼き。料理をつくる楽しさ。お好み焼きは健康な和風手作りファストフード。学生時代によくつくりました。お好み焼き用の粉に卵を入れ、出汁でといて、キャベツ、その他お好みでいろんなものを入れて焼く。削り節とマヨネーズ、ソースをかけて出来上がり。手間も時間もかからず、栄養もあり。


2006年3月6日(月)
音楽から絹のように
荒川静香さん、音楽的な、内的リズムと和している言葉。言葉がリズムを伝えるのなら、その言葉は詩だろう。

彼女の独自性は音楽と身体の動きが分離していないことだ。本質的にパフォーマーなのだ。それは「絹のような滑らかさ」と見るものに感じさせる。

プルシェンコにも、荒川の一致はない。だから、荒川と比べると、どこか粗い。


2006年3月1日(水)
Sunの翻訳支援ツール

サンでは、多くのソフトウェアの国際化/地域化を行なっており、このような作業について、多くの支援ツールとノウハウを持っている。そして、これを誰でも自由に利用できるよう、その一部を公開している。
http://jp.sun.com/communities/users/0601/feature03.html


「OLT - Open Language Tools」は、サンが開発/利用している翻訳支援ツールである。Javaで実装されており、CDDL (Common Development and Distribution License) にて公開されている。
https://open-language-tools.dev.java.net/

#「秀丸+各種辞書」でいまこの時訳しています。「翻訳メモリー」は分野を選び、使うべきではない分野もある。のっぺりとした言葉の世界を招来させるおそれはないだろうか。表現の豊かさという観点から、便利さの裏にある「影」。分野によっては翻訳メモリーを使わざるを得ないとしてものっぺりはそれでもまずいだろうという思いがどこかなければ。

光と影の翻訳支援ツール。翻訳支援ツールにうながされる翻訳という営みへの反省。→我はこんなことを言う段階(水準)なのかという反省。→手本となる「原文とその訳文」の筆写。書き写すという基礎訓練。頭ではなく身体で知る、身につけること。

→昨日(3/2日)から飛田茂雄著「アメリカ合衆国憲法を英文で読む」(中公新書1427)の筆写読みを始める。

#"establish Justice"の訳し方を巡り。翻訳と法テキスト(この場合アメリカ合衆国憲法)の訳について、翻訳者がテキストを訳すことと、法学者がテキストを訳すことの違いについて考えさせられる。おそらく、翻訳者と法学者の「観点」の違いが存在するのだ。その言葉が日本語による法律用語(法文)として置かれたときの「解釈」に、法学者の思いはおそらく至る。翻訳者にはその観点がおそらく相対的に希薄なのだろう。またたとえば"an establishment of religion"を「宗教の『護持』にかかわる」とした場合、「護持」の解釈から憲法上宗教との関わりは著しく排除(禁止)されてしまうことになるだろう。極端な脱宗教化の要求。それ故法学者は「国教の樹立」という訳語を日本語の法文としては相応しいものとの配慮が働いたのだろう。

このように、ほんの少しの例からも学びうることは大きい。

おそらく、法学者とは異なる観点から、翻訳者が法的テキストを訳す意味というものが存在するのだ。この書からは多くを学びうる。哲学の翻訳スタイルにもそれは言えるのかもしれない。翻訳者がみると悪文の訳であっても受容する日本の哲学的教養圏を前提とすると、そのような訳であることがむしろ好ましいという。読者対象に応じた訳文のスタイル。

#→法的テキストを訳すためには原文とそれが訳される国の、二つの法解釈学的背景を知らなければならないように思う。故飛田氏はアメリカ(英米)法については大変な教養知識をお持ちだと思うけれども、日本の法解釈学についての素養はどうなのだろうかという疑問が、読み始めた段階では起こる。

しかし、大変優れた、基本書。飛田氏の開拓した新領域。翻訳であって翻訳を超え出た新しい学問領域。それを垣間見る思いがする。


#思えば、あまねく使い方、使い分けの時代。情報、道具の一挙拡大と、それを受け取り使う人間がいて、人間側のそれらとの関わり方がますます大きな課題になる。まったく過渡期のいまという時代、なのだろうか?このような見方、認識から。

倉田百三じゃないけれども、「*と**との出発」。数年前には見えなかったものが見え始める、視界の広がり。

#いまAmazonの「洋書古本」ページを見ていて、

A Whole New Mind: Moving From The Information Age To The Conceptual Age
Daniel H. Pink
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1573223085/qid=1141193808/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-1127409-0994705

#上記の私見と通ずるのだろうか。まだ読んではいないし、多分読まないと思う。右脳とか左脳とかという見方で分けられるようなものではないように思います。むしろ、「しっくりする、そぐう」という言葉が相応しい状態に至る。諸々との関係が。いわゆる右脳派も左脳派もそれぞれしっくりするような関わり方。さながら一つの街のたたずまいができるまでには様々な春秋を経験する必要があり、その結果その街はその街になるように。


2006年2月28日(火)
WHOのメッセージ
Avian influenza and food safety: statement by Dr LEE Jong-Wook, WHO Director-General
http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2006/s04/en/index.html

The World Health Organization reconfirms that, when poultry products are safely handled and properly cooked, humans are not at risk of acquiring H5N1 infection through food.
WHOは再確認。家禽生産物が適切に処理、調理されるのなら、それを食べることによって人間がH5N1に感染するおそれはない。

WHO avian influenza website
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/index.html
WHOの鳥インフルエンザ関連情報サイト。


【他の注目ニュース】
1.How the colloid particle tool kit could make your car change colour
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,1836674,00.html
コロイド粒子工具一式で愛車が塗り変わるカラクリ


2.Da Vinci Code 'copied book ideas'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4754308.stm
ダヴィンチ・コードの作者、アイデアを他の著作からそのまま借用したとして訴えられる。

#この作品を読んで。面白かったけれども読後、なにか空しい。R.D. Wingfieldの"Frost"シリーズに見られる「味」少なく。切れ味鋭く、簡潔、文章明晰(作者の才気は十分に伝わってきます)、一気に読めるのですが、しかし薄っぺら。余韻に欠ける。ファスト・フード・エンターテインメント。


3.Europe's chill linked to disease
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/4755328.stm

黒死病とヨーロッパの小氷河期との関連についての新説。

人口増加→森林の乱伐→森林(植物)のの二酸化炭素吸量減少→大気中の二酸化炭素増加による気温の上昇(1200〜1300年)→黒死病(1347年)による人口減から森林再生が始まる(1350年ころから)→二酸化炭素吸収量増加→大気中の二酸化炭素が減少→平均気温の低下、小氷河期(1500頃から約300に渡る)

There are many theories as to what caused these bitter years, but popular ideas include a decrease in solar activity, an increase in volcanic activity or a change in ocean circulation.

The new data adds weight to the theory that the Black Death could have played a pivotal role.

これまでに小氷河期について多くの説(太陽の活動、火山活動の活発化、海洋循環の変化)などがあったが、この新たなデーターは黒死病(それからの、人間の活動による自然への影響の度合い)が重要な役割を果たしたという見方を強化する。

#人間の諸活動(増加、減少)の影響による温暖化、寒冷化の出現には時間差があるということ。上記では約150年。

"It appears that the human impact on the environment started much earlier than the industrial revolution," said Dr van Hoof.

人間による環境への影響は産業革命よりももっと以前にさかのぼるのかもしれない、というヴァン・フーフ博士の見解。

#このような接近法による地球温暖化と二酸化炭素の関連(異論もあるよう)は、温暖化二酸化炭素原因説を強化することになる。一見たいしたことのない学術的な説のようでありながら、今後の環境問題・環境政策に与える影響は大きいのではないだろうか。また、森林の乱伐(農業・農地の拡大のためでもある)と黒死病という伝染病の発生についても、別に考えられるのだろう。

ホットな生物学。近年ではエボラ、西ナイル熱など。


2006年2月24日(金)
荒川選手!
Arakawa wins figure skating gold
The undoubted star of the night, however, was the 24-year-old Arakawa.
この日の夜、誰もが認めた女王は24歳の荒川だった。

Japan's Arakawa wins figure skating gold; USA's Cohen falls to silver
Skating to Puccini's "Violin Fantasy of Turandot," her gracefulness was edged with power. Her spirals were breathtaking. And when she did an Ina Bauer, a variation of a spread-eagle that puts her in a full backbend while her toes point in opposite directions, the crowd gasped in delight.
プッチーニの「バイオリン幻想曲、トゥーランドット」にのせて、パワーに縁取られた優雅なスケーティング。息を呑むスパイラル。翼を広げた鷲の変形、つま先を前方に向けながら身体を後ろに大きく反らすイナバウアーは観客に驚きと感動を与えた。

#感動。高度な技術と優雅さ。フィギュアはスポーツと表現の総合形であることを認識。技術の美しさ。

腕、手の表現に独創性をみた気がする。

#夜焼酎「宝山」を呑みながらまた感動しよう。

A Night of Nerves Is Settled on a Turn of Elegance
この記事を読む必要はあまりないと、わたしは思う。

It was only Japan's Shizuka Arakawa who did not struggle, despite being counted on to win her country's first medal at these Olympics, and she gently plucked the gold from their grasp Thursday night.

Although Arakawa skated an elegant program, one filled with spectacular spirals, to Puccini's "Violin Fantasy of Turandot," it was not the transcendent gold medal performance the Olympics often produces. So, ultimately, this competition will be remembered as much for who did not grab the gold medal as for who did.
平静さを失うことがなかったのは日本の荒川静香選手だけだった。トリノ・オリンピックで日本最初のメダル獲得を期待されていたのだが。彼女は木曜日の夜、静かに競争者たちの手から金メダルを摘み取った。

プッチーニの「バイオリン幻想曲、トゥーランドット」の音楽による、華麗なスパイラルにみちた優雅なスケーティングであっても、オリンピックではしばしば生み出される、金メダルへのけた外れの演技というわけではなかった。このようなことから、このたびの競技は誰が金メダルを獲得したかではなく、誰が獲得し損ねたのかとしてより記憶されることになるだろう。

#コーエンが勝ったらこのように書くだろうか?

USA TODAYの"her gracefulness was edged with power"。高度の技術に裏打ちされた抑制された美。
ニューヨークタイムズの記事にはこのような視点が欠落している。荒川のスピードがコーエンにあっただろうか?

さらに、

Arakawa wins ladies' gold(NBC OLYMPICS.COM)
http://www.nbcolympics.com/figureskating/5129623/detail.html

Arakawa did it with an elegance and technical brilliance that even had two-time Olympic winner Katarina Witt standing and applauding before the Japanese skater was done. Cohen, who fell on her first jump and stumbled badly on the second, finished with silver; Slutskaya fell once and took bronze.

Arakawa landed five triples, three in combination, and her Ina Bauer -- a gliding lean-back move, which she performed directly in front of the judges -- was particularly brilliant.

Highlighting it all was her speed, interpretation of "Violin Fantasy of Turandot'' by Puccini, and overall beauty.

ニューヨークタイムズの論調とはまったく違う。優雅で、すばらしい技術。二度のゴールドメダリスト、カタリーナ・ヴィットは荒川の演技がまだ終わらない内にスタンディング・オベーション。スピードと美。誰が書くかによってこのように変わる。

#繰り返しビデオを見る。この映像は永久保存版だという思いはますます強まる。野球のイチロー、柔道の野村、荒川。ただ感動!


2006年2月23日(木)
苫小牧シティディジット
今朝苫小牧シティディジット 阿部さんから電話。
 
契約企業
http://tomakomai.citydigit.com/members.php

および、

登録URL
http://tomakomai.citydigit.com/urlist.php

上記ページのリンクURLの件。ともに現在有効でないため。

苫小牧シティディジットとは2004年、2006年契約。本年は一月から。

阿部さんとは「苫 The Tomazin 人--新春特大号--」の「Webを読む」(2006.2.1日発行)で「ホームページ
Blog・ポータルサイト」を巡って対話。

#今年は地元で主に広告する業務の内容を絞るつもりでいます。

なお、「Webを読む」の一定時間経過後の記事は今後当サイトに載せる予定です。


2006年2月23日(木)
早起きの渉猟:サイボーグ技術
サイボーグ技術が産業ロボットへ用途広げる
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051206_miraikojo/

立花隆は次のように言う。
「最近まで、経産省では、21世紀の日本経済の牽引車はロボット技術とロボット産業と思っていたふしがあるが、私は21世紀の牽引車はロボットではなく、サイボーグだと思っている。」
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051206_miraikojo/index4.html

それで早起きのニュース読み、「サイボーグ技術」についてネット渉猟。

サイボーグ技術が人類を変える
http://www.nhk.or.jp/special/libraly/05/l0011/l1105.html

NHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」に関係するページへのリンクを解説付きで公開しています。
http://matsuda.c.u-tokyo.ac.jp/sci/project/nhksp/

#以上立花隆が関係。

Google "cyborg technology"で検索


【NPRから】
Thought-controlled prosthetic limbs are some of the many therapeutic wonders of the future.
http://www.orthopedictechreview.com/issues/janfeb02/pg36.htm

Thinking Is Doing With Cyborg Technology
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=4533546

Part Man, Part Machine: Engineer Could be First 'Cyborg'
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=1966476
#以上音声によるレポート。


【NPRについて】
What is NPR?
NPR (National Public Radio) is an internationally acclaimed producer and distributor of noncommercial news, talk, and entertainment programming.
http://www.npr.org/

NPR Program Stream:ストリーミング配信
As news events happen, NPR News often provides special live coverage in place of, or in addition to, regularly scheduled NPR programs. When NPR carries a news event live, this Program Stream will also carry the same live coverage. At other times, this Program Stream will offer select NPR programming that may differ from the schedule below. For more information, please contact NPR Online Help.
http://www.npr.org/audiohelp/progstream.html

【CNN内検索】
Scientists test first human cyborg
http://archives.cnn.com/2002/TECH/science/03/22/human.cyborg/
OXFORD, England -- A British university professor has been fitted with cyborg technology enabling his nervous system to be linked to a computer.

Article matches for "cyborg technology" on CNN.com
http://search.cnn.com/pages/search.jsp?query=cyborg%20technology


#ソニーがAiboから撤退した戦略的理由をサイボーグ技術と関連づけたくなる誘惑。それと、生物学と工学の融合としてのサイボーグ。

これからの高齢化社会、サイボーグは介護に使えるでしょう。セキュリティ用ロボット、介護サイボーグなど、SFが現実に降りて家庭に入ってくる時代。その産業。

2006年2月20日(月)
これからのエネルギーについて、イギリス人の意見。
How will we fuel the future?
将来のエネルギーを論じよう
http://newsforums.bbc.co.uk/nol/thread.jspa?threadID=742&&edition=2&ttl=20060220042921

Over the next fifty years many scientists predict our supplies of fossil fuels will peak. With rising oil prices, the race is on to find cheaper and greener sources of energy.
多くの科学者は今後50年の間に化石燃料の供給はピークを迎えると考えている。原油価格の上昇を背景として、より安価で環境に優しいエネルギー資源の開発競争が繰り広げられる。

#午後1時40分。"WORLD SERVICE(BBCラジオ)"ではこの問題を巡って。コメンテーターの「solution(解決策)のあるものは驚くべきものだろう」という見解。消費者取り組みと技術革新。

#問題山積のこの時代。

#今年の冬は「灯油ストーブ(床暖房付き)+炬燵+電気カーペット・デスクヒーター」ですごしました。加湿器、トイレの暖房は一日中など電気をかなり使ったのですが、かなり低コスト。

#水もタダではない時代。水道水はなかなか飲めなくなりました。飲用水はBRITA、調理などには木炭で浄水。お茶はBRITAが美味しく。木炭に通した水は甘くうま味はあるのですがお茶には合いません。


Bush fuels case for alternative power
Critics says president's energy plan doesn't go far enough
Monday, February 20, 2006 Posted: 2246 GMT (0646 HKT)
http://edition.cnn.com/2006/POLITICS/02/20/bush.energy.ap/index.html

MILWAUKEE, Wisconsin (AP) -- Saying the nation is on the verge of technological breakthroughs that would "startle" most Americans, President Bush on Monday outlined his energy proposals to help wean the country off foreign oil.

ブッシュの外国石油依存脱却エネルギー政策原案=技術の飛躍的な進歩によってアメリカが外国石油から乳離れする道へ。アメリカ人はびっくり。

#いずれにしても「石油以外の時代」が始まっている。街の灯油販売店はペレット販売をその内始めることになるだろう。ペレットストーブの普及拡大。それと、床暖房、コジェネ、家庭用燃料電池、etc. しかし一番大事なのは省資源生活。省資源生活環境。


2006年2月18日(土)
ハイネ死後150周年
Culture & Lifestyle | 17.02.2006
Heinrich Heine: Germany's Wronged Literary Genius
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,1904824,00.html

"Where they have burned books, they will burn humans in the end," Heine had written in his play "Almansor" (1821).

「焚書をなすところでは、ついには人間が焼かれるだろう」。ハイネはこう劇「Almansor」に書いていた。

"Denk' ich an Deutschland in der Nacht,
dann bin ich um den Schlaf gebracht."

夜にドイツを思い
我が眠りは失われ
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,1904491,00.html

【ハイネとドイツ、ドイツ人とハイネの関係は複雑】
Two decades later, Heine went into exile in Paris, where he worked as a correspondent for the Allgemeine Zeitung from Augsburg. He called Germany the "country of oaks and apathy" and only returned for visits. In 1844, he wrote his epic poem "Deutschland. Ein Wintermarchen" (Germany. A winter fairy tale), polemically criticizing the political, cultural and societal state of affairs in his home country.
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,1904824,00.html

#「オーク樹と無情の国」と、後年フランスに亡命し、その後一度訪問しただけのハイネは祖国の全般を激烈に批判、愚弄、あざ笑うように論じた。そのようなハイネにドイツ人も複雑な感情を抱いている。しかしそのハイネが上記のような詩。

ヘルダーリンも「ヒューペリオン」で辛辣なドイツ批判。ドイツの詩人の祖国との関係は複雑。

【ヘルダーリン】(2000年2月15日火曜日)。もう昔の作品。

夏の風に乗って
蜜蜂たちの汗の音が伝わってくる
規則に羽根震え 表のまま
指揮する図面そのままに
日を過ごし 季節を過ごす
巣の女王も疑うことなく
主の語りに働いていく

夏の風に
蜜蜂たちに微笑をおくる
ぼくらも 同じように昨日を生きる
立ち止まるのは 稀な機会

書棚の詩集に
折々眼を遣り
呟きが洩れる

そうして老いと死へと ぼくらは向かう
彼らと ぼくらと 異なるところ

不真面目に ぼくは 思う
言葉に生き 言葉に逝った
遍歴の乞食僧の そのままに
使命に殉じ 雷に撃たれと
後の人に語られて ぼくらは読んで

祝祭と弔いの鐘が聞こえる
ヘルダーリン!

帰す力 生成の素(はじめ)
眩む清冽
息もできない 固有


#昔の作品を載せると「時が繋がれる」という思いになります。この作品といまとの間、6年という時間。その時間の中の諸関係、Leben、移り変わったもの。変容。

「時の変容」ということを思ったことがありますが、時のうちに変容する。時の点と点にはいずれ繋がりの橋が架けられる。作品を書き、残したことの幸福。


#恩師に愚作をお送りする勇気。


2006年2月18日(土)
野鳥元凶説への疑問。
Reality takes wing over bird flu
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/4721598.stm

・If wild birds had been spreading the disease across continents there would have been trails of outbreaks following migration routes; but this hasn't happened.

【Lethal evolution】
・Highly pathogenic avian influenza viruses are very rare in wild birds.
・But in intensively farmed poultry, the high density of birds and constant exposure to faeces, saliva and other secretions provide ideal conditions for the replication, mutation, recombination and selection through which highly lethal forms can evolve.

・The timing and pattern of outbreaks has been largely inconsistent with wild bird movements; but they have often followed major trade routes.

【日本野鳥の会】から引用。
http://www.wbsj.org/
「野鳥たちは、自然な状態で生活を行っている限りは、深刻な伝染病が発生することもなければ、鳥の病気が人に感染することもありません。」

#鳥インフルエンザに関して科学の立場からこのような見方もあります。経済の論理と科学の論理がありますが、相異なる立脚点の論理同士の対話がこの問題を巡ってこれから必要になるのではないだろうか。鳥インフルエンザの問題は根本的な、経済と科学の対話、家畜の扱いについての反省の契機となるのではないだろうか。

鳥たち、動物たちが可哀想だという感情は人間のあり方に返ってくるに違いない。

災いは見直しの絶好の機会。食の安全という基本トレンド。

2006年2月17日(金)
Ball
Ballを投げる Ballを受ける

Ballに知るのは、

ただ、河の流れ


#知るというのは、投げること、受けること。情報の分析、というよりも情報からの形成。

「情報」を巡って考えること。情報は実は、投げることによって受け取る。受け取ることに既に分析も解釈もある、受け取ることは分析であり解釈であるといえるのですが、選択は無論(選択的に受け取る)、しかしそうであることを超えて、個性(趣味)による形成。形成に於いて所与は一つの条件にすぎない。


2006年2月17日(金)
グリーンランドの氷床
Greenland ice swells ocean rise
グリーンランドの氷で海洋水位が上昇
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/4720536.stm

If the Greenland ice sheet melted completely, it would raise global sea levels by about 7m.
グリーンランドの氷床が完全に融けるなら、地球の海水位をおよそ7m近く押し上げることに。

In 1996, Greenland was losing about 100 cubic km per year in mass from its ice sheet. In 2005, this had increased to about 220 cubic km. By comparison, the city of Los Angeles uses about one cubic km of water per year.
1996年にグリーンランドは1年の間に100立方キロメートルの氷床量を失っている。2005年にはこの値は220立方キロメートルまで上昇した。ちなみに、ロサンゼルス市が1年間に使う水の量はおよそ1立方キロメートルにすぎない。

#地球温暖化(その要因は多岐に亘るとして)とその影響にずっと関心を持ち続けていました。ネットには国内のメディアでは紹介されることのない情報が溢れています。

この問題が小さな単位としてのわたしたちのライフスタイルから、大きくは産業を決定する基本、根本的な要因になることは明かです。環境指向製品、静脈産業など、このような具体的な認識(気まぐれな流行、それからの消費動向などではなく)から決定づけられるのは否定しがたい。driverという言葉がありますが、社会、時代の方向を定める基礎的なdrivers(要因)、その組合せを見て取ることが決定的に重要に。

情報はさながら坑道のカナリヤのように兆しとして現れます。それから一般に共有されるまでの時間差。newsを渉猟する意味。

#しかしそのライフスタイルなどはソロー(Henry David Thoreau)が遙か以前に"WALDEN"で。過去の思想を後追いする現代。過去が現在の先を歩いている。


2006年2月17日(金)
IBMの10億ドル投資
"information-on-demand" 、必要な人の所に速やかに必要な情報を。IBM、今後3年間で10億ドルをソフト開発、人材獲得に投資。

"It's about bringing the structured and unstructured information in an organization together, analyzing the information and delivering it to the right people in the organization when they need it," Schroeck said.
http://edition.cnn.com/2006/TECH/biztech/02/16/ibm.services.reut/index.html

構造化された情報と孤立した情報を総合し、分析し、組織内のその情報を必要とする人々に必要なときに送り届ける。情報資源を最適化するためのソフトと人材。

#トリノオリンピックを横にみながら、ニュース読み。ネット読みと読書とは決定的に異なるところがあります。必要なほどの情報を必要なほどに。欠かしてならないのは、このような情報について一旦ネット、PCを切り、鉛筆をなめなめ考えてみること。「情報」で伝えられないものに肝心なものがあるかもしれない。

PCはそれとして、鉛筆・ノートも無いと困る、という。

#鳥インフルエンザの情報は無論大事だとして、それによって避けうる危険、しかし、鳥インフルエンザをきっかけとして思い、考えること、それがむしろ。

比喩として、一つ一つガラスの城を築きあげていく人間。さらなる堅牢さを誇るようで、しかし脆弱さを増す建造物。それと、鳥たちも大変だなという。

単なるニュース読みのつまらなさ。

#ニュースを読むことで感覚は鋭くなり、その分野の「トレンド(潮流)=主流と支流」のいわば地図を自らの内に形成することはできるのですが、IBMの投資方向(それをGoogleは先駆けて掴んでいたと思う)は大河のような主流。この主流から支流が派生する。この一つの記事から見えてくるもの、それからは閑かに考え、鉛筆をなめ、本を読むこと。

#また、一日の一定時間をニュース読みに。1996年頃から盛んに取り組んだことを、そのころとは少し変えて再開。決定的に異なるのは、鉛筆・ノート・読書が主で、ネットは従であるということ。遅れているのだか進んでいるのだか。今年の、大きな意味で「仕事の一環」として。


February 14, 2006: 7:04 AM EST
Google extends reach to corporate search
Business consulting firm BearingPoint to use company's search technology to help firms manage internal data.

http://money.cnn.com/2006/02/14/technology/google_bearingpoint.reut/index.htm?cnn=yes

Googleは企業ユーザーの必要についてより詳しい検索ビジネスコンサルティング企業、ベアリングポイント社と提携。企業内情報管理ビジネスのため。

この分野は、
IDC estimates the market for search software used inside companies was worth $1 billion in 2005.(IDC: http://www.idc.com/

IDCによるば企業内で使われる検索ソフト市場は2005年には10億ドル相当と推定される。

#ネット情報と企業内情報の双方向管理というトレンド。情報を高価値化する動き。

たとえば要約ソフト「ズバリ要約」
http://www.sourcenext.com/pt/0602/12_yoyakur.html

などはこのトレンドに乗った製品。


2006年2月16日(木)
生物学的防衛手段
DW(Deutsche Welle)から
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,1905465,00.html

"There's no need to panic," he warned. "We have to advise the European public to stay calm...There's no reason not to consume chicken."
「パニックになる必要は無いのだし、鶏肉を食べてはいけない理由はない。ヨーロッパの人々に冷静さを保つように伝える必要がある」と、欧州委員会衛生局長Marko Kyprianouは特にこの点に関して指摘をした。

Trying to stamp out H5N1 in wild birds through culls "is going to be entirely ineffective, because there are millions of birds on the move," he said. "But you can do something about bio-security in the poultry sector."
H5N1に感染した野生の鳥類を選別して処分することはとても無理だが、家禽に対しては生物学的な防衛手段は存在する。

"bio-security measures":種々の生物学的防衛手段。


【4つのケース】
The Lowy Institute's report, titled Global Macroeconomic Consequences of Pandemic Influenza, looks at four possible scenarios:
http://www.cnn.com/2006/HEALTH/conditions/02/15/birdflu.cost/index.html

1.Mild, in which the pandemic is similar to the 1968-69 Hong Kong flu;
1968〜69年にかけてて起こったホンコン風邪程度。

2.Moderate, similar to the 1957 Asian flu;
1957年のアジア風邪程度。

3.Severe, similar to the 1918-19 Spanish flu (which infected an estimated 1 billion people and claimed as many as 50 million lives);
1918〜19年のスペイン風邪程度。

4.An "ultra" scenario that is worse than the Spanish flu outbreak.
スペイン風邪以上の、想定される最悪のケース。

2006年2月16日(木)
鳥インフルエンザ、最悪のケースでは
いま読んだCNNのニュースから。オーストラリア、シドニーのLowy Institute think tankのために準備された研究によれば、鳥インフルエンザにはいくつかのケースが考えられるが最悪の場合1億4千2百万人が死亡し、日本の年間生産高と同じ4.4兆ドルが失われ、その影響から日本、世界の経済に大打撃を与える、香港経済など53パーセント以上も縮小する。日本はアジアとの経済的な結びつきが強い分、他の先進工業国諸国よりもその影響の度合いは大きい。

資源の大規模な投入がこの発生を抑えるために必要。

最悪のケースでは、日本では210万人の死亡が予想される。

WHOの新しい予測もこの研究に近い1億5千万人の死亡。

The study's figure of 142 million possible deaths is similar to an earlier estimate of 150 million deaths by World Health Organization senior official David Nabarro, when he was named as head of the United Nations avian flu response team in September last year.

http://www.cnn.com/2006/HEALTH/conditions/02/15/birdflu.cost/index.html

#海外のニュースを読むと、本当に深刻な問題。日本はのんきな雰囲気です。

さらに、
The threat of a deadly bird flu outbreak within the European Union has finally become real.
EU圏での致死的な鳥インフルエンザの脅威は終に現実のものになっている。
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,1858070,00.html


"We need to be aware that there's a real risk for Europe when the birds migrate northwards this spring," Samuel Jutzi, director of the FAO's animal production and health division, told reporters in Rome.
ヨーロッパにとって真の危機は鳥が北に渡る今年の春。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4714574.stm




鳥インフルエンザへの備え
http://www.avianflu.ca/(トップ・インデックスページ)

【備えと活動】
http://pandemicflu.gov/plan/pdf/Individuals.pdf

1.予備の水と食料の確保。
2.各種医薬品の備え置き。
3.仮に罹患した場合に備えて、家族間で話し合い、互いに支え合うためのこころの準備。
4.地域のボランティアの危機への対応準備。
5.コミュニティの活動が重要。

【具体的にな対策】
1.石けんで手を洗うこと。
2.咳やくしゃみなどはティッシュ(マスク)などでふさぐこと。
3.病気の人に近づかず、もし具合が悪い場合は仕事、学校を休んで家から出ないこと。


#結局、流行が伝えられたら外出時にはマスクをしよく手を洗い、うがいをし、できるだけ人混みの中にでないことではないだろうか。素人ながら。

#よく情報を得て速やかな最善の対処をすることが最も低コスト。現実から出発すること。現実に対しては現実的であることが最善の道。


2006年2月13日(月)
小さな家
中村好文著「普段着の住宅術」(王国社)。先週から読み始めています。

人生の後半をすごす家として、趣味にそった小さな家。

1.1F15坪+吹き抜けの屋根裏部屋を書斎に(ベッド付き)+
  読書ができる庭。身の丈にあった空間。夜星を見る。

2.薪ストーブと温水床暖房の組合せ。熱と空気と光へのこだわり。

3.自然にこだわった建材、素材。木炭、珪素土など。
4.中水を利用するなど、楽しい環境指向型。

5.野菜、漬け物などの貯蔵庫。「工作室+物置」を別に。
6.手間のかからない、最期まで自力生活を貫ける家。

7.いろいろななものとの共生・調和。街の中の森の家。削っていくというあり方。

プラニング、実現を楽しい課題として。今年を起点として、数年の時間。


2006年2月2日(木)
光の粒子
二月になって、昼散歩をすると暖かさのこもった寒さ。寒さの質が変わっています。

北海道に住んでいて、「よく光の粒子」ということを思います。その粒子が確実に増えていく。

2006年2月1日(水)
筆写することで言葉、表現を自分のものに。身体的な学び。
 
R. D. Wingfield, “Frost at Christmas", p.79 (Bantam Books, 1995)

“Count you blessings, Barnard. He may be a fool but they don’t come any better. Half the people here are jockeying for promotion, scrambling to get to the top, not caring who they tread on in the process. But not Jack Frost. He’s a man who knows his limitations, who doesn’t pretend to be what he isn’t. You’ll never find him trying to snatch the credit due to someone else ― and if you worked for Inspector Allen, you’d know what I mean.”

それと、

Clive ventured another criticism. “He’s callous and crude. We’re dealing with a woman whose kid is missing, probably dead, and all he can talk about is how he’d like to get into bed with her.”
The sergeant rolled himself a cigarette. “Jack’s trouble is, whet he thinks, he says. You probably think the same as him but don’t say it.”

友人のジョンソンとクリーブが話をしているところに突然現れ、次の会話。

Frost: And how's your charming and erotic wife?
Johonson: As charming and erotic as ever, thanks. She wants you to come for a meal one evening.
Frost: I daren't, Johnnie. You know the effect sha has on me.

この作品を筆写しています。表現の宝庫。この箇所、フロスト警部について鮮やかに描写。だらしのない服装、乱雑な部屋、好色で、卑猥な言葉を連発する、しかし、人間としての上質さ。味があって憎めません。(おそらく作者は笑い転げながらこの作品を書いている。筆写しながら読むと、その作者のペンの走り具合が伝わってくるようです。)

筆写することで身体で読み、言葉を身体化(=肉化というのはメルロ=ポンティ風)する。筆写することで初めて読む、身につけることができるものが確実にあります。

そう言えば、身分けと言分け(市川浩)。

#例えばLinguaphone(私の基本教材)では型の修得、Wingfieldでは生きた英語を身につける。どれだけ優れた教材にも教材としての限界があります。「語感」が決定的ではないかと。

#"Makes you dribble your soup"などという、'dribble'、'soup'の使い方。フロストが若いクリーブ刑事にジョンソン夫人の及ぼす'effect'について説明。直接的ではない言い回しの、なんとも言えない味。

自分の感性にそぐう文章、作品を書き写しながら読むこと。

「翻訳はいかにすべきか」に引用されているアップダイクの文章を筆写してみて、目で読むだけでは分からないものを感じ取ることができても、筆写の対象として相応しいものとは思われません。自らの感覚に合いません。

語学の場合この「感覚」が決定的な要素になるように思います。自分にあった作品、文章と徹底して関わるべきで、テキスト選びがその後を左右するということ。

この点で、ホームズ判事の"THE COMMON LAW"はアメリカ法を学ぶための読書、筆写両用の最良のテキストです。

目で読むよりも明らかに深く、書き写すことによって読むことができます。

芭蕉、杜甫、Wingfield、Holmesを只管読み、書き写す、今年の営み。数学の練習も同様。

#天才的な言語学者、アイヌ語学の知里真志保は斎藤秀三郎「英和中辞典」を大学入学時には暗記していたという逸話、金田一春彦のエッセイだったか、この辞書も読み筆写すべき作品。

2006年1月30日(月)
三七日
今日は姉が亡くなって三七日。今朝(午前1時頃)布団に入ると隣の部屋に誰か居るように襖の向こうからかたかたという音がする。屋根から雪がこぼれ落ちる音かなと思うけれども、違う。近親が亡くなったらこんな音も聴くのだろうか。「姉が来たのかな」という思いで閑かに、心安く眠る。

一昨日酒を呑むと、悲しみが湧いてくる。

Mutの夢を見る。仕事から帰ると家は深い雪に埋もれている。背丈を超えるほどの雪をラッセルしていると、後ろに柴犬のMutが居る。Mutを右腕に抱えながら進む。子供として育てたからいつまでも可愛いのだろう。

#翻訳メモリーの14日間体験版をインストール。今日から使います。

「DL→インストール→辞書DL・辞書変換ツールDL→辞書変換→操作」の一連はWindowsの作法通りですから、なんの問題も苦もありません。すぐに使えます。

翻訳ソフト(構文解析→訳出機能付き)に比べて遙かに快適で、気分も良く、作業の効率が上がります。

結局、「自らの感覚にそぐう」というのが一番良い道具。


2006年1月25日(水)
翻訳ソフトについて
ある対話から

翻訳機能付きソフトを使い始めて感ずることは、便利ではあるのですが若干「訳」に関心が向きすぎます。あくまでも辞書として使っているつもりでも、訳があると原文を読もうとする意欲がどこか低減します。これはまずいと思うところです。

翻訳メモリー、用語辞書だけの、訳がない方が良いのかもしれません。

いささかでも原文を読もうとしなくなるのはマイナス。

2006年1月24日(火)
騒がしい時代
パフォーマンスも徒然のオピニオンもあまり好みではなく。

#パフォーマンスをこととする人種はどこか信用ができません。にぎやかな「舞踏者」ではなく伝統的な職人。

日の仕事。反時代的な棲み場所。

それで、この騒がしい時代について、自らの制作(作品)から。時代の騒動をみていて、自分の見方がそうはずれているとは思われません。



野木は童話を題材にした線画をみていた折に長村がいった言葉を思い出した。「隣人なんだよ。ぼくらはその隣にいて、そちらへ移行することができる、それへと自らを変換することができる、隣人。ホームレスとぼくらは、表面と裏面、実と影、そのようにとらえると、彼らの存在の重力を感じることができる。想像することで、その存在の重力がぼくらを押してくる」

「あちら側とこちら側をつなぐレールが引かれているということなのか」

「おそらく」

「非日常と日常がある時に裏返る」。視線がふと長村の影に向けられた。黒々とした強い影が長村の足下にうずくまっていた。

「ホームレスの存在を問うことで、ぼくらの環境である時代の姿が見えてくる。影から本体が見えるだろう。ホームレスという影が段々と濃い時代に移っている。ぼくはこの時代をそのようにみている」

「良いことと思うのか、それとも・・・」

「一つの必然。走り始めたら走れるところまで走る。そのようなものだと思うね。この世界。変更可能な道が視野に入っていても、走る方向がより大きな流れなら、そちらの方には行けないし、行かない。行くのは限られた本能に駆られた少数の者だけだ。その大きな流れが滅びの道であってもね。屠所の羊さ。ITが、一つの方向を決めてしまっているのさ。それと人間の欲望」と長村は語った。




2006年1月21日(土)
e.Typistの新ヴァージョン
用語集作りのための"e.Typist v.11.0 for Windows"。
http://shop.mediadrive.jp/top.html?navi_category_cd=top

いま使っているv.10と比較すると認識精度が格段に向上。英日混在文で誤認識の数は激減。その分手直しが不要になり、作業効率が上がります。体験版から製品版を購入しまたしたが、用語集作成には新ヴァージョン、お勧めです。(コスト/パフォーマンス)>1(著しく)



ある対話から。「用語集」について。

○「辞書の翻訳メモリー化」について。
翻訳メモリーに以前ご紹介した「契約・法律用語英和辞典」を登録する。

1.スキャナで取り込む。2.テキスト化する。3.データーベースをつくる。4.登録。(このようなデーターベースをつくると、他のメモリーにも転用することができる)。

医学薬学なども、日本の代表的なサイトの日英対訳ページをデーターベース化して、自前の辞書をつくることができる。

原書と質の良い訳があれば、それは可能に。

辞書はまた、作るもの。

○このようなサービスもありますが、
http://www.tratool.com/freelance/tratoolnet.html

制作道具は自前で作る、というのは既製品を利用するのとは本質的に異なるところがあるでしょう。

そこで、Perl、秀丸マクロ、データーベース(SQL)、などが結びついてきます。

ある対話から:
○確かに実際と結びつくと意欲が違いますね。アプリケーションの操作、必要な程度のプログラミングは欠かせなくなっています。たとえば「アメリカ法入門」を読むと膨大な情報の海から求めるものを引き出すためにはITによる支援は不可欠に思います。

空行削除マクロ「つめ太郎」Ver0.81(編集作業に欠かすことができません)
http://hide.maruo.co.jp/lib/macro/tsume081.html



柳瀬尚紀著「翻訳はいかにすべきか」(岩波新書)と泉鏡花(岩波文庫と岩波版「鏡花小説・戯曲選」)を読んでいます。前者は再々読。時間を置くと読みが異なります。

「実体を言葉でとらえるという、いまさらいうまでもない小説言語の命・・・」(92頁)

鏡花について、鴎外漱石だけではなく、露伴鏡花を読む必要があるような。見事な日本語(その美)を知るために。

鏡花にみられる美しさ、豊かさを失ったいまの日本語。読むとこのような思いになります。


2006年1月18日(水)
再開
亡き姉の初七日がすぎる。ずっと姉のことを考えていました。姉に死なれる、送るということはこれまでのどの経験とも異なります。父の死とも従兄弟の死とも違います。兄弟を失った方の詩の意味が少し分かるような気がします。



また、今日18日は奇しくもMutの祥月命日。10年(年月としては9年)がすぎる。



いまも(午前1時すぎ)R.D. Wingfieldの"FROST at Chirstmas"をノートをとりながら読んでいました。ウィングフィールドの作品は微妙な表現の宝庫。Grimmの独英版も「独−英訳」の対照を採録。

#今日から12時就寝、6時起床の、常の時間枠。


2006年1月11日(水)
姉らしさ

1月10日午後4時58分 姉永眠。

吾が姉が吾が姉にする死に化粧


2006年1月7日(土)
散歩と俳句



昨年の12月30日から、早朝演習林まで散歩。ほぼ毎日。往復1時間半ほど。日によっては昼、夕方。

氷点下10度以下では時たま凍った路が踏まれて破裂するような音を立てます。顔は寒さでヒリヒリ。木々は白銀の装い。

これから、演習林までの散歩は日課として。書斎作業のために「身体−精神」を整える、生きる(同時に仕事の)一環として。それは考える楽しさの時間でもあります。歩く=考える。身体的な思考、物思い。

今年はできるだけ歩きます。森、街を歩く。車は半ば捨て。デジカメと雨具、本を持ち図書館、喫茶店。タクシー、バス、汽車に乗り。

急がない。




三日、机に向かって「羅和辞典」と「ゲーテ詩集」。

「羅和辞典」:"Magna Graecia=南部イタリアのギリシャ植民地区"。
次に、"magnalia=偉業"。
 

「ゲーテ詩集」:"AUF DEM SEE"
Weg, du Traum! so gold du bist;
Hier auch Lieb und Leben ist.




【始めたこと】

1.散歩。

2.手習い。

3.「芭蕉句集」(新潮日本古典集成)、「中国詩人選集 杜甫(上・下)」(岩波)などの筆写。


2006年1月2日(月)
新年の朝
新年明けましておめでとうございます

新年の朝。TV、昭和の歌を聴きながら。

うれしいことがありました。アメリカ法を読むための「羅和辞典」。ラテン語は辞書を引ける程度には学ぶつもりでいます。

一月一日。起床してすぐに机に向かいます。今年初めての文字。西欧の伝統にある聖書占いのように「羅和辞典」をぱっと開きました。最初に目に入った言葉は"mercator=商人"という語。自営業者にとってはうれしい言葉。

次に、学生時代からの座右の書、「ゲーテ詩集」。

同じく手にとって開くと「幸運な船旅(小生なら「幸いな航路」と訳します)」。54−55頁。

その次にある詩は"MUT=勇気"

今年の小生への贈り物のような詩でした。

今朝、もう仕事始めで5時起床。すぐ机に向かいます。同じく「ゲーテ詩集」。

開くと、「やすみなき愛(片時もやすむことが許されない愛という意味)」。

今年はラテン語で始まり、ドイツ語、英語を読みました。今日はそれとITに関することをします。

良いお年を、本年もよろしくお願い申し上げます。

昇る陽は暖炉のように鴨の池

                 2006年元旦

#演習林を歩いていて、まだ陽が昇る前後の池の鴨たちの様子。太陽が昇る前にはいくつかの集団になって身動き一つせず寒さに耐えていた鴨たちが、散策の帰り陽が昇り始めるとその情景は一変していました。文字通り太陽は池を暖かさで包む暖炉のようでした。その情景から。
 
昨年から「芭蕉句集」をゆっくりと読み始めています。芭蕉の高さを読むほどに知ります。今年の抱負としてまず芭蕉を読むこと。我流ではない句作の修練を重ねること。