99.04.27(火)〜04.29(木)
1 04.27(火) 岐阜--名古屋空港===松山空港--伊予かすり会館--松山:★子規堂:坊ちゃん列車--★第51番札所:石手寺--道後温泉(ホテル葛城”はなゆずき”泊) 2 04.28(水) 道後温泉--★内子町散策--宇和島--★竜串--グラスボート(見残し)--竜串--中村:★四万十川舟下り--足摺岬(足摺国際ホテル泊) 3 04.29(木) 足摺岬--★岬めぐり(第38番札所金剛福寺、展望台、椿のトンネル)--窪川--★日本サンゴセンター--★月の名所:桂浜(坂本龍馬像)--高知市内:はりまや橋(車窓)--高知IC--伊予IC-- ★四国海産物センター(ショッピング)--徳島空港===名古屋空港--岐阜
道後温泉 泉質・効能 単純温泉 40〜50度 神経痛・リウマチ・皮膚病・貧血
子規堂
俳人正岡子規の旧家を模して菩提寺に復元。
室内には子規の遺墨・遺品を数多く展示されています。夏目漱石の小説「坊ちゃん」に出てくる坊ちゃん列車もあります。
石手寺
四国八十八ケ所巡りの第51番目の札所。
桜門の金剛力士像は運慶派の作、本尊の薬師如来像は行基作と伝えられています。
重要文化財 ”坊ちゃんの湯”
道後温泉本館
建築から百年を超え、大衆浴場としては初めての国の重要文化財の指定を受けた事でも知られています。内子町
和ろうそくと和紙で有名な内子町。なまこ壁で飾られた美しい町並みが見事です。
足摺岬
四国最南端に位置し、険しい海岸線が続く足摺岬。白い灯台を中心に、豪華な眺望が楽しめます。桂浜
白い砂浜と黒潮が印象的。竜頭崎には坂本竜馬の像が立っています。
四国南部の美しい山間をとうとうと流れる日本最後の清流・四万十川、ここを訪れるのが今回の旅行の最大の目的であった。
今回も近ツー(近畿日本ツーリスト)のパッケージツアー。参加者は殆どが私達より年配の夫婦連れで総勢35名。この年になると男は無口で、女はよく喋ると相場が決まっている。土産品店では、先頭にたって歩くのは大抵女性である。男はまるで金魚の糞である。
それでも何十年と連れ添ってきた夫婦となると、お互いにあんうんの呼吸というか、それぞれの夫婦が目的をもって旅行を楽しんでいるようだった。
さて、松山空港に到着すると小さな旗を持った少し小太りなバスガイドの出迎えをうけ、全員が観光バスに乗り込む。僅か行くと直ぐに昼食だ。八幡浜漁港で水揚げされた新鮮なハランボ(ジャコ)を骨ごとすり身にして油で揚げた「じゃこ天」を具にした名物「じゃこ天うどん」を食べる。旅行は、その行き先々の名物を食べることも楽しみの一つである。
昼食の後は、愛媛県の伝統的名産のかすりの生産の実演や製品の展示がしてある「伊予かすり会館」を見て、バスは四国一の都市松山市の繁華街に入る。正岡子規ゆかりの「子規堂」を見学し、続いて「第51番札所の石手寺」を参拝し、まだ明るいうちに第一日目の宿泊先は道後温泉のホテル葛城”はなゆづき”へ。このホテルは11階吹き抜けのアトリューム建築。荷物を部屋に置き、早速、すぐ近くにある国の重要文化財の指定を受けている”ぼっちやんの湯”「道後温泉本館」へ行き、のんびりと温泉の湯に浸かり旅の疲れをとる。夜はまた近くの土産品を扱う商店街を浴衣姿で一巡り。こちらの名物「タルト」の店の多い事、多い事。
二日目は、和ろうそくとうだつの上がる土蔵造りの古い町並み愛媛県の「内子町」を散策、続いて闘牛で名高い高知県宇和島市を通り土佐清水市に入る。ここの竜串海中公園では「グラスボート」に乗り色鮮やかなさんご礁や美しい熱帯魚を見る。
竜串から車を進めると土佐の小京都といわれるトンボの町・中村市に入る。ここまで来るとやっと待望の「四万十川」の中流が見えてくる。上流から幾度も大きく蛇行し土佐湾に流れ込む四万十川は、全長196KM、支流345本で、上流部を松葉川、中流部を四万十川、下流部を渡川というのだそうだが、今では総称して四万十川と言っているようである。上流へは道幅も狭くこれ以上バスは入ることが出来ない。私達の観光バスの運転手に尋ねてみたら、「上流には民家がまばらにあるだけで、自分もまだ行った事がない」という事だった。私達は鴬の鳴き声も聞こえる四万十の碧・舟乗場から屋形船に乗りこみ四万十川巡りを堪能した。沈下橋の架かるこの川は、静かで神秘的で水は透き通って青々としていて実に美しい。川の中流では、川えび漁なども行われているが、下流では青ノリや佃煮にするゴリのほか、幻の巨大魚アカメもここの名物だそうである。
この四万十川が「日本最後の清流」とNHKテレビで紹介されてからは,観光客も随分増えたこともあり、地元の必死の努力にもかかわらず、以前に比べ汚れが増してきたとバスガイドの説明があった。最後の清流が清流の最期になってはいけない。「川は人間の心を映す鏡」だと書物に書いてあったのを思い出した。
二日目の宿は、四国の最南端足摺岬の太平洋に一番近いホテルの足摺国際ホテル、随分南に来たものだ。大きな白亜のホテルの4階の窓からは、果てしなく広がる真っ青な大空と、黒潮薫る紺碧の太平洋が水平線の彼方まで見渡せる。夕食は専用個室でこのホテルのオリジナルの豪快海鮮バーベキューの「黒潮海賊焼き」と「カツオのたたき」だった。南国土佐の高知ならでは新鮮な季節の食材には、思わず舌鼓を打ち心まで満たしてくれた。
最後の三日目は第38番札所金剛福寺、展望台、椿トンネルの「足摺岬巡り」をした後、月の名所・坂本竜馬の像がある風光明媚な「桂浜」の砂浜で、五色の小石拾いを楽しんだ。
高知市内ではバスの中から、「はりまや橋」を見て、海産物ショッピングセンターで最後の買物をした後、徳島市の徳島空港へと向った。「よさこい節」の”よさこい”とは、”夜さ、来い”が転じた言葉だそうだ。
帰りの飛行機はなんとNAL(中日本エアライン)の乗客定員56名・プロペラ機のフォッカー50。飛行機としては小型だが揺れも少なく、眼下に見る夜景を楽しみながら、予定時刻に無事名古屋空港に到着した。
今回は、バスガイドが懇切丁寧に詳細な説明をしてくれた事や、とても良い天気に恵まれた事もあり、山、川、海、空の青い国・四国を十分堪能することが出来、私としてはとても満足できる旅であった。
99年5月1日からは、本州の広島県尾道市と四国の愛媛県今治市を瀬戸内海に点在する島々を、10の橋でつないだ海の道「瀬戸内海しまなみ海道」総延長59.4kmが開通。この橋は自動車は勿論、自転車でも歩いてでも渡れる事が出来るとか。またひとつ四国へ訪れる楽しみが増えた。旅好きの私達には嬉しいニュースである。
八十八ケ所巡りのお遍路さんの鈴の音が聞こえる四国は、今なお心の故郷でもある。(M)
四国路の逸品紹介
一六タルト ・ じゃこ天ぷら ・ 坊ちゃん団子 ・ さぬきうどん ・ あおさのり ・ なると金時 いも百 ・ 姫かつお ・ 筏羊羹 ・ 珊瑚 ・ 伊予かすり ・ 伊予姫だるま
タルトの由来
タルトは、久松家初代松山藩主、松平定行公が長崎から伝えたといわれ、代々家伝とされ、明治以降、松山の菓子司に技術が伝わり、松山の名産になりました。
当時はカステラの中にジャムが入ったもので、現在のような餡入りのタルトは、定行公が独自に考案したものと思われます。 (T)