岐阜県のナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)



まるで雪景色!真っ白な雪のように咲く珍花


岐阜県の
ナンジャモンジャ

(正式名称:ヒトツバタゴ)



長瀞のヒトツバタゴ

国指定天然記念物・長瀞のヒトツバタゴ 岐阜県蛭川村(現・中津川市)

ヒトツバタゴは限られた地域でしか自生していない珍しい貴重な植物。
その中でも特に多くの自生木が残る蛭川には、20本が自生している。
ナンジャモンジャ 1 ナンジャモンジャ 2
ヒトツバタゴは日本では岐阜県東濃地方と愛知県・長野県の一部、長崎県対馬の北端のみに自生するモクセイ科の雌雄異株の落葉高木です。
葉は対生して楕円形、長さ4〜8cmで、やや厚く裏面に細毛があります。花は4つに細く裂けた長さ15〜20mmの純白で円すい状で小枝の先につけます。果実は核果、楕円形で長さ8mmくらい、熟すと黒くなります。タゴはトネリコの別名で、その近縁であるのに複葉であることから一葉 タゴといいます。
岐阜県の東濃地方では木曽川、土岐川(庄内川)筋に多く自生しています。自生するヒトツバタゴは天然記念物に指定されているものが多くあります。岐阜県では、蛭川村(現・中津川市)、瑞浪市釜戸町、恵那市笠置町[以上国指定天然記念物]、恵那市大井町、恵那市中野方町、中津川市苗木、中津川市落合新茶屋[以上県指定]、瑞浪市稲津町萩原[市指定]などです。

4月下旬から6月上旬頃には白い花が咲いて、まるで雪が積もっているように見え、その景観は実に見事です。別名ナンジャモンジャといわれるのは「あれは何者だ!」からきているともいわれています。属名はギリシャ語で「雪の花」を意味し、花期のこの植物をよく言い表しています。
最近では各地で実生、移植により生育され、季節になると美しい花を咲かせていて見る機会が増えてきました。
岐阜県蛭川村(現・中津川市)では昭和48年にこのヒトツバタゴを村の木として指定し、自生木の多くを村の天然記念物として保護しています。


金神社のヒトツバダゴ4月なのに雪が!ナンジャ? ナンジャモンジャというのは実は俗称で、モクセイ科のヒトツバタゴというのが本当の名前。新緑を覆うように真っ白な花が咲き乱れる様は、一瞬雪が積もったと見間違えるほど。


金(こがね)神社のヒトツバタゴ

岐阜市金町 
1988(昭和63)年に同神社が神殿を建て替えたのを記念して植樹され、当時は樹高が1mだったのが、今では13mまでに育った。見頃は4月下旬から5月上旬。木の近くにある石碑には通名はナンジャモンジャではなく、”アンニャモンニャ”と書いてある。

2008年5月3日(土)撮影


岐阜市立本荘中学校のヒトツバタゴ  

岐阜市雀ケ丘
ぴっしりとついた白い花に小枝はしなわんばかり。本荘中の前身岐阜高女(創設昭和16年)当時には、すでに花が咲いていた。見頃は4月下旬から5月上旬。樹高10m 枝張り13m。

2008年4月30日(水)撮影
岐阜メモリアルセンターのヒトツバタゴ

岐阜メモリアルセンターのヒトツバタゴ

岐阜市長良福光大野2675-28
敷地内の東隅に10本ほどあり、岐阜都ホテル前の道路から垣根越しにも見ることができる。見ごろは5月初旬。

2006年5月14(日)撮影
国立岐阜大学のヒトツバダゴ

国立岐阜大学正面通りの
ヒトツバタゴ

岐阜市古市場
バス停「岐阜大口」から岐阜大学正面門に向かう道路左右にヒトツバタゴの並木がある。その数なんと約100本。見ごろは5月初旬。

2008年5月3(土)撮影
長良小学校のヒトツバタゴ 

岐阜市立長良小学校のヒトツバタゴ 

岐阜市長良校前町
校門を入ったところに1本あり、4月下旬から5月初旬が見ごろ。

2008年4月28(月)撮影
伊自良南小学校のヒトツバタゴ

山県市立伊自良南小学校の
ヒトツバタゴ

岐阜県山県市伊自良大森
校庭に1本あり、4月下旬から5月初旬に見ごろを迎える。

2006年5月14(日撮影
山県市伊自良支所のヒトツバダゴ

山県市伊自良支所のヒトツバタゴ

岐阜県山県市伊自良
駐車場の隅に1本ある。見ごろは5月初旬。

2006年5月14(日)撮影
大垣八幡神社のヒトツバタゴ

大垣八幡神社のヒトツバタゴ  

岐阜県大垣市西外側町1−1
境内に自噴水の井戸もある大垣を代表する大垣八幡神社。鳥居をくぐった向かって左側にある。まだ木はそれほど大きくない。標柱に寄贈者 養老町室原 川地○○と書いてあった。見頃は4月下旬から5月上旬。

2005年5月5日
(木)撮影
桑原中学のナンジャモンジャ

羽島市立桑原中学校のヒトツバタゴ  

岐阜県羽島市桑原町
木曽川と長良川に挟まれた輪中地帯にある花つくりで有名な羽島市立桑原中学校の校門を入ってすぐ左側のテニスコート敷地内にある。「立派でしょ」といって先生が近寄って来たので、「樹齢は?」と尋ねたら、「昨年転任してきたばかりで知らない」との返事だった。見頃は4月下旬から5月上旬。樹高 約10m。

2006年5月10日(水)撮影
 
泉中学校横のヒトツバタゴ

土岐市立泉中学校横のヒトツバタゴ

岐阜県土岐市泉
見頃は5月中旬。

2001年5月14日(月)撮影
白山神社のヒトツバタゴ

白山神社のヒトツバタゴ

岐阜県土岐市泉中窯町1-3
幹周り直径50cmほどの木が4本あり群をなして自生し、国の天然記念に指定されている。5月上旬ころに白い花が咲く。

2001年5月14日(月)撮影
今井や旅館のヒトツバタゴ

瑞浪大湫(半原沢)のヒトツバタゴ

岐阜県瑞浪市釜戸町宿百田
国道19号より今井屋旅館の脇道に入ったところに自生する老木。
国や県の天然物指定地区となつている。見頃は5月中旬。樹高20m 樹齢200〜300年

2001年5月14日(月)撮影
神明神社のヒトツバタゴ

瑞浪森前のヒトツバタゴ

岐阜県瑞浪市釜戸町宿字森前823
国道19号より今井屋旅館の脇道に入ったところ白狐温泉近くの神明神社の森に自生し国の天然物指定地区となつている。見頃は5月中旬。幹周120cm 樹高15m 樹齢150年。

2001年5月14日(月)撮影
新井のヒトツバタゴ

新井のヒトツバタゴ自生地

岐阜県恵那郡明智町新井
(現・恵那市)
5月下旬から6月上旬頃にまるで雪がかぶったように木全体に真っ白な花をつける。
明智町では、主に4ヶ所で見ることができるが、これは国道363号と明知鉄道が重なる地点から山岡町へ100mほど行ったところに2株うちの1本。県の天然記念物に指定されている。目通り幹周囲0.8m 樹高9m

2004年5月16日(日)撮影 
明智商高のヒトツバタゴ

岐阜県立明智商業高校校庭の
ヒトツバタゴ

岐阜県恵那郡明智町
(現・恵那市)
太い幹から見ても樹齢はゆうに100年以上と想像される。
見頃は5月中旬。

2004年5月16日(日)撮影
山岡のヒトツバタゴ

山岡のヒトツバタゴ

岐阜県恵那郡山岡町下手向荒木1636−1 (現・恵那市)
普門寺(ふもんじ)境内の弓道場横にある大木。開花時期には幽玄(ゆうげん)。
見頃は5月下旬から6月上旬。町の天然記念物に指定されている。幹周囲2m 高さ16.8m 枝張り13.4m 樹齢140年

2004年5月16日(日)撮影 
大井町ヒトツバタゴ

大井町ヒトツバタゴ自生地

恵那市大井町古瀬
県指定天然記念物 幹周囲1.4m、樹高12m 阿木川に合流前の永田川に東面する傾斜面に7株程のヒトツバタゴが自生している。最大のものは、目通りの幹周り1.5m程である。また、根元に祠が祭ってあるものは、目通りの幹周り1.4mで、寄り添って10本以上が自生している。近くに黄檗宗の東禅寺がある。

2007年5月18日(金)撮影


久須見のヒトツバタゴ

久須見のヒトツバタゴ

久須見のヒトツバタゴ

恵那市長島町久須見
中央道恵那ICから県道68号線を中野方町方面に向かい、バス停一本松から久須見の信号を左へ折れた所にある川付近までの範囲の自生地。

2007年5月18日(金)撮影
千田公民館のヒトツバタゴ

千田公民館のヒトツバタゴ  

岐阜県恵那市長島町久須見
千田公民館の脇にあり、この近くの久須見地区の数箇所には、まだ何本かのナンジャモンジャの木がある。樹高 約20m。

2005年5月17日(火)撮影
千田のヒトツバダゴ

千田のヒトツバタゴ自生地

岐阜県恵那市長島町久須見字天王前
市指定の天然記念物。中央道恵那ICから県道68号線を中野方町方面に向かい久須見の信号を越え、越高バス停付近、千田川河川敷にあります。主幹の周囲は目通りで1.4m 樹高13.5m。規模、樹形、周囲の景観ともに優れており、毎年5月中旬の開花期には多くの人が見学に訪れます。   


2007年5月18日(金)撮影
中野方のヒトツバタゴ

中野方のヒトツバタゴ自生地

恵那市中野方町太田576-3
県指定の天然記念物。中央道恵那ICから県道68号線で中野方へ向かい、坂折棚田入口手前を渡りすぐ左折した中野方川左岸の旧県道恵那白川線野瀬橋下の護岸石垣に単独で自生しています。幹の周囲は、目通りで155cmあり、5月下旬頃に満開となります。

2007年5月18日(金)撮影
田原尻のヒトツバタゴ

田原尻のヒトツバタゴ

岐阜県恵那郡蛭川村田原尻 博石館前
(現・中津川市)

蛭川村には確認されているだけで21本のヒトツバタゴが自生している。これは博石館前を流れている用水路にある。村の天然記念物。見頃は5月中旬。

2003年5月13日(火)撮影 
蛭川のヒトツバタゴ

蛭川のヒトツバタゴ

岐阜県恵那郡蛭川村
(現・中津川市)
村の中心地の村役場、小学校付近や民家の庭にも植樹されたヒトツバタゴが沢山見ることができる。これは役場駐車場にあるもので、見頃は5月中旬から5月下旬。

2003年5月13日(火)撮影
長瀞のヒトツバタゴ

長瀞(ながとろ)のヒトツバタゴ自生地

岐阜県恵那郡蛭川村奈良井長瀞
(現・中津川市)
蛭川村には確認されているだけで20本のヒトツバタゴが自生している。和田川沿い、浄化センター前にある長瀞のヒトツバタゴは1923年(大正12年)国の天然記念物に指定され、樹高約14m 幹周1.1m 枝張約12m 樹齢100年以上と推定されている。見頃は5月中旬から6月上旬。

2003年5月13日(火)撮影
一之瀬のヒトツバタゴ

一之瀬のヒトツバタゴ自生地

岐阜県恵那郡蛭川村一之瀬495-4
(現・中津川市) 
村指定天然記念物。
見頃は5月下旬から6月上旬。幹周80cm 樹高10m 樹齢80年。

2003年5月13日(火)撮影
今洞のヒトツバタゴ

今洞のヒトツバタゴ群

岐阜県恵那郡蛭川村今洞
(現・中津川市)
村指定天然記念物。見頃は5月下旬から6月上旬。蛭川村北部田園傾斜地にあり、花の開花が一番遅い。

2003年5月13日(火)撮影
  
くすり博物館のヒトツバタゴ 
岐阜県各務原市川島竹早町1

川島中学校のヒトツバタゴ
岐阜県各務原市川島

猿投神社のヒトツバタゴ
恵那市明智町上田 市指定天然記念物 幹周囲1.6m 5月中旬

●明智町大正村役場のヒトツバタゴ
岐阜県恵那市明智町

恵那市明智町の自生のヒトツバタゴ
明智町大真菰1614、大庭1-1 明智町内にあるヒトツバタゴ自生地は新井(上記)以外にあと大真菰、大庭の2カ所である。大真菰のヒトツバタゴは根元の幹周囲0.99m、目通り幹周囲0.76m、樹高9m。大庭のヒトツバタゴは、根元の幹周囲1.14m、根元から4つの幹に分岐している。樹高7.5mである。


●笠置山のヒトツバタゴ
恵那市笠置町姫栗市木笠置山
国指定天然記念物 推定樹齢200年 笠置山中腹の標高740m付近に自生し日本一高いところにある日本一の大きさを誇るヒトツバタゴともいわれてい.る。開花は市内で最も遅い6月上旬。 幹周囲1.9m、樹高19m
松葉のヒトツバタゴ 
恵那市笠置町姫栗松葉
国指定天然記念物 幹周囲1.2m 笠置町姫栗寺田川の谷沿いに自生している。日当たりのよい湿地で、幹の太いものが3本、細い幹のもの6本のほか、幼木が自生している。5月中旬。

●恵那駅前のヒトツバタゴ
恵那市 5月下旬

大湫のヒトツバタゴ自生地
瑞浪市大湫町神田字朴葉沢 県の天然記念物指定区域 11本の群生をなしていることと女木が3株あることで県内に誇りうる自生地。

本郷のヒトツバタゴ自生地
瑞浪市日吉町(字戸尻)1280番地の3 市指定文化財 日吉川右岸181.5m2が指定区域で、3本あり、ともに樹令40年程度。樹高は1本が8m、あと2本が10mほど。


萩原ヒトツバタゴ自生地
瑞浪市稲津町萩原(字高平)1650番地の1 市指定文化財。高平川右岸に1本が自生している。
新茶屋の自生ヒトツバタゴの自生地
中津川市落合1459-1 樹の高さが9.5mで、1mの高さのところで幹は2本に分かれている。

苗木の自生ヒトツバタゴ
中津川市苗木1880-1


八幡神社のヒトツバタゴ
中津川市千旦林641 樹の高さは21mで、ほぼ根元から幹は2本に分かれている。


坂下のヒトツバタゴ自生地
・中津川市坂下中外 5月中旬ごろ

・中津川市坂下上外 5月上旬ごろ

福岡のヒトツバタゴ自生地
中津川市福岡町 幹周囲 1.2m、樹高13m


上記以外の中津川市のヒトツバタゴ
新茶屋、なんじゃもんじゃの杜(中山道落合石畳)、 福岡町中組、付知町、旧長野県山口村神坂ひとつばたご(村天然記念物)
岐阜新聞(2007.5.10)の記事によると、「笠置山のヒトツバタゴ」と「松葉のヒトツバタゴ」は同じ地区内にあり国指定天然記念物。数年前から花の数が以前の3割以下となった。このため恵那市観光協会笠置支部では保護活動を行っているとのこと。お問合せは笠置公民館(電話0573-27-3110)へ。




愛知県のヒトツバタゴ
西洞のヒトツバタゴ

犬山のヒトツバタゴ自生地   愛知県犬山市池野西洞

国指定天然記念物 入鹿池南西の本宮山の東山麓のやや開けた谷の水田に接したところに自生している。周囲は金網の柵がしてあった。大小7本の樹齢は約300年、樹高は15〜18m、幹直径30cmほど。直ぐ傍でヒトツバタゴの苗木を販売している小屋があった。  2007.5.10(木)
撮影




ノートとペン ---蛇足---  ”ナンジャモンジャ”の語源?

これにはいろいろな説があります。
もともとは、巨木や珍しい形の木など、その土地でよく目立つ木をさすとか、正体が分からない樹木に用いられてきた呼称で、必ずしもヒトツバダゴに限った言い方ではなかったようですが、現在ではヒトツバタゴの別名になっています。
「あれは何者だ!」とか、「何というものか」とか、「あれは何だ」とか、「どんなもんじゃ、それはこんなもんじゃ」とか、「何んちゅうものじゃ(なんというものか)」が転化して”ナンジャモンジャ”になったようです。



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