
中馬のおひなさん と いわむら城下町のひなまつり
2008(平成20)年2月26日(火)
今回は日帰りバスツアー。三州足助(さんしゅうあすけ)の「中馬のおひなさん」と美濃の山峡に埋もれた岩村町の「いわむら城下町ひなまつり」を見てきました。
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第10回中馬のおひなさん (愛知県豊田市足助町)
かつて、塩の道として栄えた中馬街道。三州足助は古くから尾張・三河と信州を結ぶ街道の宿場町として、また、多くの商人が集まる商業町として重要な役割をはたしてきました。
三河湾の塩田で作られた塩は水運により川を遡って足助まで届けられ、そこからは険しい山道を馬で運びました。
現在もこの足助町の中心部を走る街道沿いには古い町並みが続いていて、毎年2月から旧暦の桃の節句まで「中馬のおひなさんin足助」が行われます。なかでも”土人形のおひなさま”が見れるのは楽しみです。
期間中は、民家は勿論、百年草(ホテル)、田町交流館、中馬館、本町区民館、足助交流館、三州足助屋敷、足助城等130ヵ所あまりの会場に、江戸時代から明治、大正、昭和、平成のさまざまな年代の内裏びなや土びなが飾られます。また、創作イベントをはじめ様々な催しがあり、 街道は華やかな雰囲気に包まれます。今年の「第10回の中馬おひなさん」の期間は2月9日(土)〜3月9日(日)です。
中馬のおひなさんは、最初に松美屋さんの江戸時代に製作されたというひな人形を。その後は、街道沿いに飾られているおひなさんを一軒一軒歩いて見て周りました。
コースは中央駐車場で観光バスを下車、R153を東に進み、足助川に架かる今朝平橋を渡り、旧中馬街道を商店街にっないる新田町、田町銀座、本町、新町へと西進し、今度は中橋を渡り西町へ、そしてR153へ出て宮町駐車場まで傘をさしながらでしたが、2時間の町並み散策を楽しみました。
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おひなさんを見ながら、「あすけ町並み食べ歩き引き換え券」で、食べ歩きを楽しみました。 | ![]() |
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| 銘菓・塩の道 マル平両口屋 | |||
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| 日月もなか 総本舗日月もなか | 特製コロッケ 井筒亀精肉店 | ||
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| 風外虎餅 風外虎餅本舗 | ねぎ巻き 塩の道づれ家 | ||
中馬街道とは
中馬と書いて『ちゅうま』と読みます。江戸時代に信州の馬稼ぎ人たちが作った同業者の組合のことで、「賃馬」、「中継馬」が語源と言われていますが、一般には伊那街道(明治以降は飯田街道・・・中山道塩尻宿から分岐し伊那谷を下り杣路峠を経て三河足助を経由し岡崎に至る道)で物資の運搬に従事した全ての人々のことを指します。この中馬と呼ばれる人たちが行き来したことから街道は別名『中馬街道』と呼ばれました。この中馬のおかげで、街道の中継地点だった足助は、三河湾からの塩や海産物、信州からの米やたばこなどの山の産物が集まる交易の地として栄え、現在も中馬街道は国道153号として重要な役割を果たしています。
そのほか、足助町といえば、
1.香嵐渓のもみじ
11月には、4千本のもみじが黄や紅に染まる様は圧巻です。香嵐渓のもみじは手植えによるものです。
2.三州足助屋敷
足助地方の昔ながらの暮らしを紹介しています。機織りや炭焼きなど10種類の手仕事実演もおこなっています。
3カタクリ
3月下旬から4月初旬、飯盛山の斜面一面にカタクリの花が咲きます。
豊田市観光協会・足助のホームページ
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いわむら城下町のひなまつり (岐阜県恵那市岩村町)
岐阜県恵那市岩村町は江戸時代に東濃地方の政治・経済・文化の中心として栄えました。今も江戸情緒が残る町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
ここで行われる「いわむら城下町のひなまつり」は、古い町並みの通り沿いにある旧家の母屋や蔵、それに商店や文化施設など約70ヵ所で展示、約230年前に作られた古今びな(こきんびな)や江戸期のひな飾り、東濃地域ならではの土びなど数百体が紹介されるほか、お茶会などの関連イベントもあります。この催しは同町でまちづくりを進める「城下町ホットいわむら」などが主催、重要伝統的建造物群保存地区を中心とした町並みの活性化などを狙い、毎年この時期に開かれています。
今年の「いわむら城下町のひなまつり」の期間は2月2日(土)〜4月3日(木)です。
岩村の町をもう少し詳しく説明しますと、岐阜県の南東端部に位置する恵那市の一部の地区で、愛知県・長野県にも近く標高約500m。夏は涼しいが、冬は乾燥し寒さが厳しいところです。町域は山に囲まれ面積の65%は山林です。木曽川の支流である岩村川・飯羽間川・富田川が盆地内を北へと流れています。
R257沿いの合原駐車場で下車、今回ツアーに参加した全員で重要伝統的建造物群保存地区まで団体行動、先ずはカステラの松浦軒本店へ。その後は1時間のフリータイムとなり、私達は木村邸にある岩村藩主邸に伝わる内裏びななどこの町並みの歴史あるひな人形は勿論、蔵元、旧家、高札場、まなこ壁土蔵などを見て回りました。
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そのほか、岩村町といえば、
1.岩村城址
日本三大山城「岩村城址」があります。織田信長のおば「お直の方」が女城主として統治してたことでも有名です。
2.女城主・吟醸工房・岩村醸造(株)
岩村城下町の古い街並にある蔵元です。こだわりの地酒「女城主」は、名水100選の天然水と高度に磨いた酒米を使って造った逸品です。又、吟醸酒と純米酒のみを造る吟醸工房でもあります。
3.(有)松浦軒本店
カステーラで有名な松浦軒。創業寛政8年。現在で七代目。長崎に伝えられた当時のままの製法を頑固に守り続けています。210年前、岩村藩の御殿医が長崎よりその製法を持ち帰ったことがはじまりとのことです。ここのカステーラは小学館発行「サライ」にも紹介されました。
岩村町観光協会のホームページ
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・・・旅を終えて・・・
「中馬のおひなさん」を開催している愛知県豊田市足助町は長野県・岐阜県との県境にも近く、西三河地方は豊田市の北東に位置し、山々に囲まれた自然豊かな町です。
餅花(花餅)や菜の花で飾られた中馬街道沿い約2キロと紅葉の名所・香嵐渓(こうらんけい)周辺では、約130軒の民家や商店の軒先や町の施設に、江戸時代や明治時代から代々受け継がれてきた優雅な内裏びなや素朴な土びななど約6000体もの人形がずらりと並んでいました。
地元の人やバスガイドさんの話によると、明治から昭和の戦後まで、三河や岐阜県の東濃、特に足助あたりでは、陶器の土びなを子供の節句に飾る習慣があったようです。一番目の子供が男子の場合でも、嫁の実家からおひなさんが届けられ、親戚や近所の人たちを呼んで盛大にお祝をしたとか、男の子が生まれたら女のおひなさんを、女の子が生まれたら武将の人形を贈ったとも聞きました。素焼きの人形に鮮やかな彩色を施した素朴な土びなは、西三河地方・現在の碧南市や高浜市などの海岸部で作られていて、おひなさんをはじめ子供の成長の願いを込めた七福神や戦国武将や歌舞伎の登場人物など、さまざまな人形があったようです。ただ、安価で手ごろな土びなは、壊れやすかったこともあり、破損すると田畑のあぜに並べて案山子の代わりにして土に返したということでした。しかし、現在まで大事に保管していた家もたくさんあったようで、いたるところでこの素朴な土人形を見ることが出来ました。
また、こちらでは今も、おひなさんの日に子供が、「おひなさん見せて!」と言って家々を回るとお菓子がもらえる「がんどう」という風習が残っているそうです。
足助町はかつては過疎地域に指定されたこともあったようですが、こちらの住民有志の会が町の賑わいを取り戻そうと1999年から、おひなさんのイベントを思い立ち始めたそうです。地域の伝統ある風習を掘り起こし、住民が一体となって町おこしを行った結果、古い町並みとひな祭りの両方を楽めることもあり、観光客は年々増加の一途を辿っているとのことでした。
一方、「いわむら城下町のひなまつり」を開催中の400年あまりの歴史がある岐阜県の岩村町では、岩村駅から岩村城址までの本通りに餅花(花餅)を飾り、約700ヵ所で人形を展示、沢山の観光客で賑わっていました。なかでも、あしざわやさん宅のおひなさんは天保4年に作られたという白木の吹き抜け御殿作り、人形の頭は漆喰で出来ていました。勝川家は江戸期のおひなさま、木村邸は岩村藩主邸に伝わる内裏びなの襟元は十二単。これらはさすが歴史ある城下町の旧家に伝わるひな人形、実に見ごたえがありました。ここ岩村町は農村景観日本一、また、女子教育の先覚者・下田歌子の出生地、まだまだ見るところが多い町でもありました。
今回の日帰りツアー、足助と岩村の二つの町はお互いに県は違っていても、それほど遠くない二つの町、それぞれの町民手作りのひなまつりは、いずれも歴史ある山里の早春にふさわしい素晴らしい催し物という印象を受けました。(あらじい)
今年になってはじめてのバスツアー。愛知県と岐阜県の山里で行われているふたつのおひなさまを見てきました。2月も下旬とはいえ、まだまだ寒さは緩まず、天気予報では2月26日は最高気温が5度、曇りのち雨ところによっては雪とのこと、ならばと、使い捨てカイロを腰に貼り、毛糸の手袋、帽子にマフラー、長めのコートに身をつつみ、毎日飲んでいる薬と健康保険証も忘れずにバックに入れて家を出ました。
やはり、バスで足助に向かう途中はものすごい吹雪でした。目的地に着いたときは雨に変わってはいましたが、傘をさしてのおひなさん巡りとなりました。私達は岐阜バスから頂いた無料の足助名物の食べ歩き引換券を持ち、途中、途中で指定のお店に入り、食べ歩きをしながらおひなさんを見て回りました。おひなさんの顔にも時代の流行があるのでしょうか、気品ある鼻筋が通った切れ長の目のものもあれば、ぽわんとした優し顔のものもといろいろあり、2時間も歩きましたが結構楽しく、それほど疲れは感じませんでした。それにしても街道沿いに凄い数のひな人形が並んでいたのには驚きました。
2番目に訪ねた「岩村町のひなまつり」でも感じたことですが、古い大きな家に入ると、広い部屋や蔵の中に明治の内裏びなとか、豪華な御殿作りのひな人形などがどっしりと飾ってありました。さすが旧家に代々受け継がれてきた高価な逸品、見れば見るほど素晴らしくいい眼の保養をさせて頂きました。
自分たちのひな人形の思い出。それは、昭和40年代前半の頃、まだ日本が成長期の時代、共稼ぎだった私達は親に金銭では迷惑をかけまいと、そして、可愛い我が子が元気よくすくすくと無事に成長し幸せになって欲しいと願いを込め、厳しい懐から自分達でひな人形を買い飾ったものでした。ひな壇を組み立て赤い毛氈を敷き、おひな様や五人官女などを飾り、ぼんぼりに灯をともし、幼い子供を膝に乗せ無病息災を祈りつつ、オルゴールにあわせ、”♪あかりをつけましょ ぼんぼりに・・・”と「うれしいひな祭り」を一緒に歌ったのも、つい先日のような気がします。それから月日は流れ二人の娘もやがて結婚し子供が出来ました。今度は、それぞれに孫娘の成長を願ってひな人形を買ってあげました。
私は今回のツアーを通し、ひな人形に関するいろんなことが甦ってきました。たまには、後ろを振り返り、過ぎ去った過去を懐かしむのもこの年になるといいものです。(あらばあ)

| 旅 程 (岐阜バストラベル ながら会ツアー) | 食事 | |||
| 1 | 2/26 (火) |
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7:45岐阜8:00---関---富加関IC---(東海環状)---豊田勘八IC---−★足助町・中馬のおひなさん(豪華なお雛様が展示された旧中馬街道の町並み散策&足助の名物食べ歩き)*約120分---★笹戸温泉・紫翆閣とうふや(ヘルシー会席料理の昼食と入浴)*約100分---★岩村(城下町のひなまつり見学&岩村名物松浦軒本舗のカステラ試食)*約60分---恵那IC---(中央道・東海環状)---富加関IC---関---JR岐阜駅16プラザ前18:45 |
/ 昼 / |
| 一人当たりの旅行費用 6900円(7400円-ポイント500円) 、足助名物6箇所食べ歩き無料飲食券、入浴タオル、 岐阜バス乗車往復無料券 |
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ここの旅館で昼食と入浴をしました。 笹戸温泉・紫翆閣とうふや 愛知県豊田市笹戸町畷7番地 矢作川上流、里山に湧く笹戸温泉は、室町時代より知られる愛知県最古の温泉です。温泉の泉質は、低張性アルカリ性冷鉱泉で、少しぬめりのあるお湯が特徴です。全室、山と川に面した純和風旅館で、地元の旬なものとお豆腐を使ったヘルシー会席料理はなかなかの味でした。 http://www.toufuya.co.jp/ |
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私たちが買ったお土産
●川村屋(愛知県豊田市足助町)日月もなか ●笹戸温泉紫翆閣とうふや(愛知県豊田市笹戸町)吟上黒はり漬
●松浦軒本店(岐阜県恵那市岩村町)カステーラ、*からすみ ●およねさんの店(岐阜県恵那市岩村町)菊芋のみそ漬物
*「からすみ」とは、岐阜県の中津川市や恵那市など東濃地方及びその周辺に伝わる銘菓で米の粉でつくった蒸し菓子のこと。このからすみは、全体に細長い棒状の菓子で包丁で適当な幅に切って食べます。特徴的なのは、長い側面の上部を両側から中央に向けて押し寄せたようになっており、切った断面が富士山のような山の形になっています。かつては桃の節句には各家庭で作られていました。