
かけ流し100%湯田中温泉と渋温泉 2泊3日
国登録有形文化財老舗旅館に泊る北信州の旅
2005(平成17)年5月30日 月曜日〜6月1日 水曜日
地獄谷野猿公苑と上林温泉の巻
話が前後しますが、2日目の5月31日(火)、湯田中の旅館を午前10時頃チェッアウトした私たちは、お猿さんに会いに地獄谷へとむかいました。この野猿公苑、私ははじめて、あらばあにとっては2度目、懐かしい思い出の場所でした。
往きは旅館の皆さんに見送られながらタクシーで出発。(途中、今日、宿泊することになっている金具屋に荷物を預けるため立ち寄りました)渋温泉の温泉寺横の脇道から「地獄谷野猿公苑」と書いた矢印のある道路標識に従い、冬は通行禁止になる山中の狭い道を約2kmおおよそ約15分走り、車が通れる最終地点である地獄谷駐車場で下車しました。そこからは横湯川沿いに約20分歩くと地獄谷温泉の一軒宿・後楽館。ここを通り抜け川を渡り、石段を登ると、狭い道いっぱいに沢山の猿がぞろぞろと地獄谷野猿公苑の入口に向かって歩いていました。私たちも彼らと一緒に歩きました。
猿苑では係りの方が餌をまくとあちこちから猿が集まってきます。目を閉じながら気持ちよく露天風呂に入っている猿もいます。りんごを水で洗って食べている猿もいます。ボス猿は周囲の猿を仕切るかのように尻尾を立てて歩いていました。ここの猿は目を合わせない限りむかってくるようなことはありません。
帰りは1.8キロメートルの「ゆみち遊歩道」を約40分かけて、昨夜降った雨でぬかるんだ道を下りながら森林浴を楽みました。
着いたところは標高850mの上林温泉。志賀高原の山裾にたたずむ美しい自然に囲まれた静かな温泉地という感じがしました。ここではふたつの立派な文化施設を見学、その後、バスで今夜宿泊することになっている渋温泉にと向かいました。
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| 横湯川の渓谷沿いに専用野天風呂に浸かる猿たちの様子が見られる地獄谷野猿公苑。餌付けもされていて現在、約200匹の野猿が野山を駆け巡っています。リンゴを洗って食べたり、毛づくろいする姿なども見ることが出来ます。向かって左下がボス猿です。入苑料500円。 | ||
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| 国の天然記念物・地獄谷大噴水は温度90℃の熱湯が高さ20mほども吹き上がります。後方は一軒宿・日本の秘湯を守る会会員の後楽館です。(地獄谷野猿公苑から写す) |
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| 民族資料館 豪雪の館 この建物は日本有数の豪雪地帯である新潟県松之内町において150年ほど前に建てられた家を移築・復元したもの。館内には生活用具や調度品などが展示されています。入場料310円。上林温泉バス停から徒歩すぐ。 |
ゆかりの作家の資料一堂に 志賀山文庫 志賀高原を愛してやまなかった竹久夢二、三好達治、夏目漱石、若山牧水などの画家や作家の資料・作品を紹介。建物は近代洋風木造の旧渋沢邸を移築したもの。入場料310円。上林温泉バス停から徒歩すぐ。 |
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| お猿さんは遠い遠い山の中でした はじめは湯田中の旅館から湯田中駅に戻り、バスで上林温泉まで行き、そこから遊歩道を通り地獄谷野猿公苑へ行くつもりでしたが、旅館・よろづやの方の勧めで、旅館からタクシーで地獄谷駐車場まで行き、そこから徒歩で地獄谷野猿公苑に。帰りは遊歩道を通り上林温泉に下り、そこからバスで渋温泉に入るコースがベストだと聞きました。やはり行ってみるとこのコースのほうが上り坂が少なく正解でした。それでも往きは30分以上かかりましたし、帰りも上林温泉までの所要時間は40分もかかりました。さらにここからバスに乗って当日宿泊する旅館に行くとなるとバスは1時間に1本、待ち時間も馬鹿になりませんでした。 湯田中や渋の温泉に泊り、ちょっとお猿さんを見てこようかと出かけてみると以外の遠さに驚くに違いありません。まして、冬季は私たちがタクシーで通った道は閉鎖になりますので、当然、上林温泉からしか行くことが出来ません。遊歩道はかなり整備はされてはいますが、時間はかなりかかますので、もし、猿苑に行きたい方は、是非とも時間に余裕を持ってお出かけ願いたいと思います。 尚、ここの猿はとてもよく飼育されていて、観光客の食べ物が入っているかばんなどを狙ったりはしません。賢いお猿さんばかりです。 とはいっても、一度は泊ってみたい秘湯の地獄谷温泉 地獄谷温泉は、渋温泉の奥、熱湯を吹き上げ轟音をとどろかせる天然記念物の間欠泉があり大地獄と恐れられた所。駐車場から徒歩15分、野猿が屋根を飛び交い出迎えてくれます。四方を自然に囲まれた山峡の一軒宿・後楽館。年代を感じる木造の建物が秘湯ムードを盛り上げています。冬の朝はお猿も入浴するという露天風呂があり、一緒に入ればまさに混浴、自然に帰ることができる温泉といえます。湯量は豊富、お風呂はすべて掛け流しです。日本の秘湯を守る会会員。一度は行ってみたいと思った地獄谷野猿公苑のそばにあった秘湯です。 |
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・・・旅を終えて・・・
今回訪れた信州の温泉宿は2軒とも国登録有形文化財の宿でした。いずれの宿も、今では稀少になった贅を尽くした純日本建築、感激でした。湯田中温泉の「よろづや」も、渋温泉の「歴史の宿 金具屋」も、創業は江戸時代というから凄いです。また、それぞれが館内に数多くの風呂を有し、しかも、天然温泉かけ流しときているから温泉好きな者にとってはたまりませんでした。でも、折角来ても旅館の内湯だけに入って帰ってしまうのはなんとも心残り。次回、訪れるときは是非とも外湯巡りもしたいので、同じ宿に連泊することを前提に計画を立てたいと思いました。
個人旅行のほうがツアー旅行に比べると、どうしても道中でのロスタイムが増えます。今回も、計画次第では志賀高原に行くとか、小布施の町を散策することもできたのですが、気が付きませんでした。もう少し緻密に計画を立てなくてはと反省しています。
旅のとき、旅館の大浴場や露天風呂の撮影ほど苦労することはありません。勿論、撮影禁止となっているところは撮りません。今回のように温泉地のホテルや旅館に泊ったとき、私たちがどんなお風呂に入ったのかをホームページを見てくださる方には是非とも見てほしいので、なるべくだれも入っていない時を狙って写真を撮りに行くのですが、だれも入ってないということはまずありませんので、入浴中の人がいれば許可を得てから撮ることにしています。しかし、中には写真を撮ると怒る人もいますので要注意です。さらに、浴室の中は湯気が上がっているし、意外と暗いのでなかなか上手く撮れませんし、風呂が自分達の部屋からとても遠いところにあることもあり、本当はゆっくりしたいのに写真を撮る時間に追われることもあり意外と大変なんです。今回一番困ったのは風呂が広すぎてカメラに入りきらなかったことでした。
それにしても、今年は名古屋で万博があったりで、そちらへ客が流れているのか、こちらの温泉街は思ったよりひっそりしていてちょっと寂しい感じがしました。農繁期ということもあったかもしれません。いずれにせよ、歴史があり湯量豊富な優れた温泉地でありながら、温泉街が閑散としていていて活気がなかったのはなんとも残念でした。(あらじい)
旅館の料理ですが、二軒とも会席料理でした。とても美味しい料理でしたが、私たちの年齢の者には量が少々多すぎたようでした。もう少し、品数とか量が少ないほうが嬉しいです。中には肉が嫌いとか魚が嫌いとか言う人もいるのでしょうし、蕎麦アレルギーの人もいるでしょう。ネットで申し込むと年配者に配慮して品数を調整してくれるところもあるようですが、旅行会社を通して申し込む場合でも、老人やカロリー制限をしている人には、それにあう食事があったらいいなと思いましたが無理でしょうか。
前回は旅行日寸前になって私が体調不良となり、あらじいと義妹で出かけるという思わぬアクシデントにみまわれ、沢山の皆様にご心配をかけてしまいました。今回はなんとかこのようなことのないようにと念じながら出かけましたが、有難いことに何事もなく二人揃って、無事、家路につくことが出来ました。それどころか、今回の堂々たる日本建築の宿、それに素晴らしいお風呂を二人で満喫できましたし、現役時代に一度行ったことのあるお猿さんとも再会することが出来、懐かしい思い出が蘇りました。そんなことで、帰りの長野では、列車待ち時間を利用して、三門平成大修理施工中の善光寺へ行きお参りをしてきました。心が洗われました。(あらばあ)
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| 旅 程 | 食事 | ||
| 1 | 5/30 (月) |
JR岐阜駅8.30発---(JR東海道本線快速)---8:50着JR名古屋駅9:00発---(JR特急ワイドビューしなの5号)---12:20着JR長野駅---昼食(石臼挽きそばの高山亭・JR長野駅横食堂街))---JR長野駅13:20発---(長野電鉄長野線特急)---14:07着長野電鉄湯田中駅---(旅館送迎バス)---一湯田中温泉・旅館---一茶の散歩道散策---旅館---湯田中温泉街散策---旅館(泊) 宿泊/湯田中温泉 よろずや 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3137 :0269-33-2111 |
/ / 夕 |
| 2 | 5/31 (火) |
旅館---湯田中大温泉共同浴場---旅館---(タクシー)---地獄谷駐車場---(徒歩)---渋の地獄谷大噴泉---(徒歩)---地獄谷野猿公苑---(徒歩)---上林温泉散策---(バス)---渋温泉---旅館---渋温泉厄除巡浴外湯めぐり、食事(手打蕎麦うどん玉川)---和合会館ギャラリー特別企画展---渋温泉・旅館(泊) 宿泊/渋温泉 歴史の宿金具屋 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2202 :0269-33-3131 |
朝 / 夕 |
| 3 | 6/1 (水) |
旅館---(旅館送迎バス)---湯田中駅前温泉・楓の湯---長野電鉄湯田中駅11:17---(長野電鉄長野線特急)---14:05着JR長野駅---善光寺参拝・東急百貨店土産品買い物、駅前散策---昼食(ドトールコーヒー)---JR長野駅14:50発---(JR特急ワイドビューしなの18号)---17:48着JR名古屋駅18:00発---(JR東海道本線快速)---18:21着JR岐阜駅 | 朝 / / |
旅行申込先 JTB岐阜支店 岐阜市神田町9−25 大岐阜ビル2階 電話058−264−7211
一人当たりの旅行費用
[JR乗車券・特急券往復 ジ割30] 岐阜〜長野 10700円 [長野電鉄乗車券往復] 長野〜湯田中 2260円 [エースクーポン] よろずや和室本館5/30−5/31 21000円 ・ 歴史の宿金具屋 5/31−6/1 20900円 計54860円
JTBからのサービス JTB湯巡りパスポート
りんごジャム(よろづや・湯田中温泉)・小布施一口羊羹(小布施堂・長野県小布施町)・小布施栗鹿ノ子(小布施堂・長野県小布施町)・牛肉佃煮ごぼう炊き(すき亭・長野県妻科))・そばの華(卯月堂・長野県南県町)・玉だれ杏(風月堂・長野市)
終
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