2005年の旅ロゴ



かけ流し100%湯田中温泉と渋温泉 2泊3日

国登録有形文化財老舗旅館に泊る北信州の旅

2005(平成17)年5月30日 月曜日〜6月1日 水曜日


渋温泉の巻


湯田中渋温泉郷は日本有数の湯量を誇ります。その中で代表的な温泉といえばやはり横湯川にそって立ち並ぶ渋温泉。湯田中温泉の東、川の上流に当たります。奈良時代、諸国を行脚する僧行基によって発見され、以来1300年の歴史を持つ古湯といわれています。石畳のつづく木造旅館の温泉街を、浴衣に湯下駄を引っ掛けてカラン、コロン。そんな昔懐かしい温泉風景を堪能できる温泉です。
ここの魅力は「厄除巡浴外湯めぐり」。それぞれ泉質、効能が異なる9つの共同浴場をすべて巡れば、苦(九)労を流し厄除け、不老長寿にご利益があるとか。
泉質:塩化物泉、単純温泉など 効能:高血圧症、脳卒中、痔、リウマチ、肝臓病、火傷、神経痛、腰痛、婦人病、胃腸病、皮膚病、アトピー、ストレス解消、美肌効果など


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歴史の宿 金具屋

志賀高原のふもと、渋温泉は石畳の狭い通りに旅館、酒処、土産屋、それに外湯などが軒を連ねています。その中心地に金具屋はあります。創業は江戸時代、240余年の歴史を誇ります。昭和11年から3年間かけて建築した全国的にも数えるほどしかない木造4階建て数寄屋造りの「斉月楼」、そして二重の格天井で豪快な170畳の大広間「飛天の間」のふたつが国登録有形文化財。さらに個々の客室は趣の異なる贅を尽くした至福の空間です。また、泉質と効能に優れた4つの源泉と8つのお風呂(内5つが貸切風呂)は、すべて天然温泉かけ流しで、循環や昇温をしていない本物の天然「生」温泉です。常に新鮮なお湯が流れていて、「館内八湯めぐり」が好評です。希望者には手があいていれば源泉も見せてくれます。テレビ・雑誌にもたびたび紹介されている高級感あふれる魅力たっぷりのいで湯の宿です。泉質:含硫黄NaCa−硫酸塩・塩化物泉。源泉98℃。

「浪漫風呂」(15:00〜24:00女性専用、24:00〜10:00男性専用) 
「鎌倉風呂」(15:00〜24:00男性専用、24:00〜10:00女性専用)

長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2205
長野電鉄湯田中駅からバスにて上林行き約5分。渋和合橋下車徒歩約3分。
送迎あり。湯田中駅へ。着後連絡要。

斉月楼
国登録有形文化財 斉月楼
私たちの部屋はこの写真からも見える正面建物「斉月楼」最上階の4階でした。

浪漫風呂
浪漫風呂/ステンドグラスや噴水など
、レトロ感覚にあふれる大浴場。

泉質:中性・茶褐色(泥の湯とよばれ美肌効果が高い)
鎌倉風呂
鎌倉風呂/鎌倉時代の様式による檜造りの温泉浴堂。
泉質:弱酸性・白湯花
斉月楼の廊下
富士山と月を見立てた斉月楼の廊下。
斉月楼の階段
趣向を凝らした階段。

龍瑞露天風呂/浅間山噴火でできた黒と赤の浅間石でつくられた露天風呂。泉質:弱アルカリ性・無色
慶雲の間 夕食 部屋 その1 部屋 その2
食事は6階の和食処「慶雲の間」で。善光寺の補修を手がけていた宮大工により、平成4年に改装されました。 渋温泉の旅館街が見渡せる2間続きの私たちの部屋
独特の襖が印象的。本間8畳+次の間6畳。


美妙の湯 歴史の宿 金具屋 趣向を凝らした5つの貸切風呂

5つの貸切風呂は全て無料で、予約制ではなく自由に入ることが出来ます。自分達のだけの時間と空間が楽しめます。
私たちは自分達の部屋とと同じ階にあったこのお風呂にも入りました。

←美妙の湯 (斉月楼 4階) 
さわら、ひばなど木曾の名木だけを使ったお風呂。




渋温泉の名物 厄除巡浴外湯めぐり

苦(九)労を流す九つの湯巡り。渋温泉の宿泊客ならそれぞれ効能が異なるこの共同浴場を自由に無料で楽しめます。一番湯・初湯は渋温泉最古の湯。九湯をハシゴしたあとは石段を上がり、高台にある高薬師に参拝すると「苦」は流され満願成就だとか。
一番湯 初湯 二番湯 笹の湯 三番湯 綿の湯 四番湯 竹の湯
一番湯 初湯(胃腸病) 二番湯 笹の湯(湿疹) 三番湯 綿の湯(皮膚病) 四番湯 竹の湯(通風)
五番湯 松の湯 六番湯 目洗いの湯 七番湯 七操の湯 八番湯 神明滝の湯
五番湯 松の湯(神経痛) 六番湯 目洗いの湯(眼病) 七番湯 七操の湯(傷病) 八番湯 神明滝の湯(婦人病)
九番湯 渋大湯 番外湯 渋の足湯 番外薬湯 信玄かま風呂 カギのついた巡浴手形
九番湯 渋大湯(万病) 番外湯 渋の足湯 番外薬湯 信玄かま風呂 カギがついた巡浴手形


玉川本店 こだわりの味を追求した逸品
石臼挽自家製粉 手打蕎麦うどん
 玉川本店

長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2205 渋温泉
交通:長野電鉄湯田中駅からバス和合橋下車。
渋温泉二番湯「笹の湯」の近く。

ここの蕎麦は流石に美味しい。ただし、旦那は無愛想、奥さんは愛嬌のあるひとでした。


渋湯橋 渋温泉街
横湯川に架かる渋温泉のシンボル渋湯橋 石畳の続く渋温泉街


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ちょっと厳しいかな、金具屋にひと言
渋温泉は石畳が続く情緒ある温泉街、湯量も豊富で源泉かけ流しがたまりません。夜も更け周囲が静まりかえると、百余年も続けられているという火の用心を知らせる拍子木の音が響き郷愁を誘います。
私たちの泊った金具屋は渋温泉では勿論、長野県を代表する温泉といっても過言ではないでしょう。中でも国登録有形文化財に指定されている斉月楼は堂々としていて威厳があります。それは宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」の温泉旅館を思わせる建物でした。旅館内部も凝った造りとなっていて木造建築のよさを再発見させられました。旅館のもてなしの一つに料理がありますが、板前さんの腕の良さ、素晴らしい器が印象的でした。
ほかにも、この旅館で感激したことがありました。それは、前日、山の中の遊歩道を歩いてきたとき、道がぬかるんでいて、靴がかなり汚れていたのですが、帰りに靴を履こうとしたらピカピカだったのです。きっと磨いてくださったのでしょう。これは嬉しかったです。
ただ、帰るとき、湯田中の駅までマイクロバスで送って貰いましたが、私たちのほかにもうひとり、老人がおられました。その方にとってはこの旅館の印象はあまり良くなかったようでした。湯田中駅で電車を待っている間、愚痴を聞かされました。「布団が煎餅布団で寝れなかった。ひげを剃った後、化粧水をつけようとしたが置いてなかった。一部の女性従業員の応対態度が無愛想で気分を損ねた。帰りの送迎バスの発車時刻を事前に知らされていなかった、送迎バスに乗るとき荷物を運んでもらえなかった」等々・・・。旅館としても訪れた客、全ての人に満足して帰ってもらうのは最善を尽くしても至難なことだとは思いますが、そういわれてみれば正直、私も若干、感じたことがないでもなく、名のある旅館に泊りながら楽しみにしていた今回の旅が無念にも期待外れに終わってしまった老人の気持ちも分からないでもありませんでした。
とはいっても、私は私、やはり歴史の宿・金具屋、素晴らしい旅館に泊めて頂いただけただけで満足、満足、極楽、極楽には違いありませんでした。

家族風呂に入っちゃいました!
温泉イラストこの金具屋には家族風呂も含めてかけ流しのお風呂が8つもありました。「浪漫風呂」、「鎌倉風呂」、「龍瑞露天風呂」には勿論入りました。また、5つの貸切風呂は予約不要でしかも無料。全て見て回りましたが、どれもそれぞれ特徴のあるお風呂ばかりでした。その中の一つ、「美妙の湯」に入っちゃいました。おかげでよい思い出が出来ました。ただ、楽しみにしていた渋温泉名物の「厄除巡浴外湯めぐり」は「大湯」、1箇所だけという結果になってしまいました。残念!それでも執念で写真は全部撮ってきましたので紹介だけさせていただきます。

信州蕎麦はやっぱり美味い
そばアニメ小林一茶の俳句に「信州では月と仏とおらがそば」とあるように、信州といえばやはり蕎麦。信州の風土は蕎麦の栽培に適し、古くから山間の寒冷地で栽培されていたそうです。列車の待ち時間に食べたのは長野駅近くの高山亭。ここは「挽きたて、打ちたて、ゆがきたて」の三たての香り高い蕎麦が自慢でした。二日目の渋温泉では有名な玉川本店で頂きました。地元信州で契約栽培された蕎麦の実を石臼引きし、自家粉を熟練の技で手打ちした蕎麦、自慢のつゆとのごしがよいのが自慢とのことでした。勿論、旅館の夕食にもお蕎麦が登場、今回の旅はお蕎麦のオンパレード、本場の美味しいお蕎麦を堪能してきました。

1.湯田中温泉の巻へ 3.地獄谷野猿公苑と上林温泉の巻へ




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