雪の白川郷・野外博物館合掌造り民家園を訪ねる
出発日 2003(平成15)年12月29日(月)
深い山々に囲まれた白川郷には、いまも合掌したような形の茅葺が多く点在しています。平成15年もあと数日で終わろうとしている12月末、私は白川郷にある野外博物館合掌造り民家園に知人を訪ね、久しぶりに嬉しい再会を果たしました。
中川さんと囲炉裏を囲んで
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世界遺産の合掌集落の里 白川郷 岐阜県大野郡白川村 平成7年12月にユネスコの世界文化遺産に登録された113棟の合掌家屋が軒を並べる荻町合掌集落。ここには独特の文化や民俗芸能が今も数多く残っています。茅葺屋根の家屋が集まった町並みに一歩足を踏み入れると、いつの間にかタイムスリップしたような感覚におちいり、ノスタルジックな光景が広がります。 集落を構成する合掌造りは、釘は使わず、ワラ縄としなやかな木の皮を使うことで圧力を分散させています。 【交通】 車: ■東海北陸自動車道荘川ICから国道158・156号で約38km。あるいは五箇山IC156号で16km。 ■高山から国道158号牧戸経由、国道156号で約82km。 バス: ■JR高山駅・高山バスセンターから濃飛バス特急白川郷行き、または特急金沢行き(全席指定・予約制)、白川郷行きで1時間50分、白川郷下車。 白川村役場のホームページ |
| 建物の中に入って見学できる! 飛騨・白川郷 野外博物館合掌造り民家園 約58haもある広大な敷地内に合掌家屋を集めて公開しています。荻町集落から庄川に架かる橋を渡ってすぐのところにあり、昭和40年代に離村し消滅してしまった岐阜・富山県境、秘境中の秘境といわれた飛騨の加須良地区を中心に白川村内の農村合掌家屋を集めて移築保存した民家や炭焼き小屋、水車など25棟(うち9棟は県の重要文化財)が集落のように点在し、すべて昔のままに保存公開されています。絶滅品種の木曽馬もいます。園内では見学のほか、機織りやそば打ちなどの体験メニュー(要予約)が用意され、体験しながら古くからの白川郷のくらしを実感することができます。 入園料 500円、白川郷バス停からすぐ、共同駐車場(500円)、休日 12月〜3月の木曜日。.05769-6-1231 |
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| 野外博物館合掌造り民家園のホームページ | ||
白川郷温泉 白川郷の湯2002年10月20日オープン。同村を流れる庄川に面し露天風呂からは合掌家屋が見えます。食堂や宿泊施設(11室)も併用。男女別露天風呂、大浴場、サウナ、泡風呂があります。泉質:ナトリウム塩化物冷鉱泉。効能:神経痛、切り傷、慢性皮膚病、やけど。 入湯料:700円 営業時間:10:00〜21:00 白川郷バス停から徒歩10分、駐車場60台 .05769-6-0026 白川郷の湯のホームページ |
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| <パノラマ写真> 荻町城址展望台 内ケ島家家老・山下大和氏勝の居城跡は田園風景の中に合掌集落が一望できる絶景ポイント。 白川郷バス停から坂道を徒歩で15分 駐車場20台 |
『平成16年白川郷合掌造り集落ライトアップ』 ライトアップ時間:17:30〜19:30
| 第 回 | 日 程 | 場 所 |
| 1 | 1月24日(土) | 和田家・かん町・明善寺 |
| 2 | 1月31日(土) | 和田家・かん町・集落西側 |
| 3 | 2月 6日(金) | 和田家・かん町・集落西側 |
| 4 | 2月 7日(土) | 和田家・かん町・集落西側 |
| 5 | 2月14日(土) | 和田家・かん町・明善寺 |
| 6 | 2月21日(土) | 和田家・かん町・集落西側 |
| 7 | 2月28日(土) | 和田家・かん町・明善寺 |
・・・旅を終えて・・・
白川郷は岐阜県西北部に位置し、富山県と連なり西は白山山系を経て石川県と境界をなす、急峻な山々に囲まれた、今なお、陸の孤島である。岐阜から自動車道を利用しても片道3時間、帰りは激しい雪に遭遇し4時間もかかった。
飛騨の深い山々に囲まれた白川郷はすでにあたり一面が銀世界であった。ここ数日は晴天が続き気温も一時的に上がったこともあり、かなり解けてはいたものの猫のひたいほどの田畑にもゆうに50センチは積もっていた。雪の深さは1月下旬から2月下旬にかけてのライトアップの頃がピークと聞いているが、先日降った時は一度で1メートルくらいの積雪だったことを考えると、ここはやはり豪雪地帯に相違ない。
縁とは面白いもので、数ヶ月前から私がお世話になっているパソコンサポート岐阜さんがこちらの民家園さんと商売上の取引があることを偶然知った。「民家園局長の中川満さんなら私もかなり前からよく存じ上げている」と担当者の塩田さんに話したら、「それなら年内に民家園さんへ行く用事があるので、一緒にいかがですか」と誘ってくれた。私も久しぶりに中川さんに会えるならラッキーととっさに思い「それなら是非お願いします」と自らのあつかましさも省みずお願いしてしまった。その日が今日という訳。今日は美濃地方も飛騨地方も一応晴れという天気予報だったが、白川郷へ近づくにしたがって積もった雪が深くなるのではと考え、少し早めではあるが朝の8時に私の家に迎えに来ていただくことにした。パソコンサポート岐阜さんは堀口さんと塩田さんの2人、それに私の3人が一台の車に乗り出かけたという次第である。
少し古い話になるが、かって中川さんの奥さんと私とは職場を共にしたことがあり、とても明るくて美人であった。この中川さん自身はもともとは一流旅行会社の支店長をしておられた方で、岐阜市の職場に赴任中のころは飛行機や列車の切符は勿論、国内外を問わず会社の旅行に関することはすべて彼にお世話になっていたという経緯があった。そう、私が彼と接する会社の窓口だったのです。
愛読書は「星の王子さま」
民家園 中川満さん
また、今年の初め、私が自分のホームページに掲載した白川郷の写真などで掲示板荒らしにあったとき、いち早く、私の正当性を掲示板で証明して頂いたのもこの中川さんであった。このとき私は彼の正義感の強さを知った。
深く積もった雪を踏みしめ合掌造りの事務所へ入ると彼はそこにいて温かい笑顔で迎えてくれた。私も久しぶりの再会に顔が知らず知らずのうちにほころぶのを感じた。そして、即座にその時のお礼を言った。
彼がビジネスマンから急変、この寒い山中に転職を決意したのは人並みならぬ”白川郷愛”を持ち合わせていたに違いない。その情熱こそが百数十人以上の応募者の中から世界遺産・白川郷にある貴重な民家園を村から任せられた所以であると信じている。
私が最後に彼に会ってから、もうかれこれ6・7年になる。当時のフサフサした真っ黒の髪はいまでは白髪と化し眉毛も真っ白になっていた。このことを彼はをえらく気にしていると言った。でも、仕事に対する情熱はこの寒い白川郷に単身で乗り込んできてから、ます、ます、ヒートアップ、この若々しい気力にはさすがの私も頭が下がった。彼の白川郷を心から愛する気持ちは、自らが執筆した記事がシリーズで岐阜新聞に掲載されていたので、私は念入りに読んでよく知っていたつもりである。兎に角、強い信念と厳しい目標に立ち向かっていく行動力は並の人間ではない。
赤々と燃える囲炉裏端で彼から民家園についてのくわしい説明や思いを聞き、そのあと広い園内を案内していただいた。彼いわく。「ここには都会にないもので溢れている。寒さ、暗さ、つらさ、雪・・・・・。そして、儲けにもならない”深山の風景”。しかし、これこそが一番貴重になる時代がきっとやってくる」また「これから1ヶ月間が厳しい寒さと豪雪に馴染んでいかなければなりません。厳しいだけに自然は美しく、学ぶことが多々あります」と。
その中川さんはまだ今日は勤務中の身、暮れの忙しいときに、わざわざ時間を割いて頂いたことに感謝。また来年の緑が生い茂る夏にでも、できれば平瀬温泉で再会したいと告げ、名残惜しい気持ちを抑え民家園を後にした。
その後、私たちは折角はるばる来たのだからと、白川郷が一望できる展望台へと急いだ。刺すような冷たい風が頬をよぎった。でこぼこの雪の坂道をてくてくと歩くこと20分、そこには水墨画を見るような合掌造り集落が眼下に広がっていた。帰り道、冷えた体を暖めようと遅くなった昼食も兼ね白川郷温泉”白川郷の湯”へ。露天風呂に入りながら庄川の素晴らしい景観が見えるこの温泉、肌がつるつる、体はぽかぽか、極楽、極楽であった。
岐路に着く寸前から雪が激しくなり、車の運転席からも5メートル先が見えないほど。あっという間に道路上に雪が積もっていく。ピークは荘川村のあたり、さすがこちらの雪は半端ではなかった。(あらじい)
追録:
中川満さんは私がお伺いしてから約2ヵ月後の2004年2月2日、国内で観光振興を成功に導いた先駆者を政府が選定する「観光カリスマ百選」に選ばれました。

| ス ケ ジ ュ ー ル | 食事 | ||
| 1 | 12/29 (月) |
岐阜8:00---美濃IC---(東海北陸自動車道)---荘川IC---白川郷(野外博物館合掌造り民家園・荻町城址展望台・白川郷の湯)11:00〜15:00---荘川IC---(東海北陸自動車道)---郡上八幡IC---岐阜19:00 | / / / |
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