標高1800mの仙境ムード漂う人気の高所温泉地

濁河温泉

出発日  2003(平成15)年6月8日(日)



濁河温泉 濁河温泉(にごりごおんせん)は、御獄山の7合目付近にあって、標高1800mと日本でも有数の高所にある温泉として知られ、林野庁指定御獄自然休養林内にあります。
深い山奥ながら、すでに江戸時代の中頃に発見され、明治の頃には宿泊施設があり、現在は12軒の旅館と岐阜県御獄少年自然の家、町営露天風呂等が点在していて、森林浴、バードウオッチング、山菜、登山、スキー、渓流釣り、紅葉などを通じて親しまれています。あたり一帯には原生林が生い茂り自然豊かな温泉地で、手の届きそうな星空を眺めながら入る露天風呂は格別です。
泉温は約53℃、ここのお湯は空気に触れると赤褐色に変わります。泉質は炭酸水素塩、硫酸塩、塩化物泉で、動脈硬化、リウマチ、神経痛や高血圧症などに効能があります。
濁河温泉と御嶽山(継子岳)


原生林に囲まれた秘境の秘湯 濁河温泉 町営露天風呂
■11月上旬〜4月下旬は閉鎖、期間中無休■500円■露天風呂男1、女1


私たちが泊った宿 ひゅって森の仲間

山好きな夫婦が平成2年に新築オープンした山小屋風の旅館。屋内にはふんだんに飾られた手造りのドライフラワーが見事。内湯・露天風呂ともに男女別、24時間入浴可能。床暖房完備。利用料金(1泊2食ひとり):税込み10500円・入浴税150円。
夕食:鴨鍋、ほう葉寿司、にじます焼き魚、山菜、酢の物、汁物、香物、etc.
朝食:ほう葉味噌、温泉玉子、川魚甘露煮、山菜、そば、味噌汁、etc.

岐阜県益田郡小坂町濁河温泉 .0576-62-3911
庭 風呂


濁河三滝めぐり
濁河三滝は壮大なスケールの渓谷・濁河川に流れ落ちる3つの滝を総称したもので、御岳神社脇の”御嶽登山道”を少し歩き、草木谷(濁河川)に沿った”仙人滝歩道”を入っていくと、御獄行者のみそぎの場となっている仙人の滝にたどり着きます。狭い岩場を通り抜けてきた水が30mの落差となって一気に流れ落ち豪快な水しぶきをあげていました。
それより手前、”にごりご山荘”へ行く途中、道から谷底を見下ろすと落差約15mの美しい白糸の滝が見られます。また、それより更に下った旅館”ひゅって森の仲間”の脇にある木道の”緋の滝遊歩道”を入ると、眼下に落差約20mの緋の滝があらわれ迫力たっぷりでした。
霊峰御嶽から湧き出る「湯の谷」と「草木の谷」が白糸の滝で合流すると濁ることから濁河温泉の名が付けられといわれています。

白糸の滝

仙人の滝

緋の滝



御嶽山(おんたけさん)
御岳とも書き、岐阜県と長野県の県境にある北アルプス最南端の独立峰で、標高は3067mの剣ヶ峰を主峰にして、継子岳(2859m)、摩利支天岳(2959m)、継母岳(2867m)などが外輪山を形成しています。富士山、白山とともに日本三大霊山とよばれ、昭和54年10月に突然噴火し、以後白い水蒸気を吹き上げています。
また、御嶽山はハイマツの美しい山としても知られ、高山植物が豊富で雷鳥やニホンカモシカも生息しています。
岐阜県側7合目御嶽山登山口の濁河温泉からは原生林の中に登山道があり、五の池飛騨山頂までは4.3kmで約3時間(下りなら約2時間)、最高峰の剣ケ峰までは更に約1時間30分です。
御岳
撮影場所:R441号御嶽パノラマライン 撮影日:2003.6.9(月)




・・・旅を終えて・・・

ノートのとペン小坂町のホームページにも掲載してあるように濁河温泉が通年営業をしている温泉街としては日本一高いところにあるとあらば、特に地元・岐阜県人としては一度は行ってみたいと思うのも当然ではないだろうか。なるほど、この温泉郷は想像通り原生林に囲まれた秘境の秘湯であった。
標高525mのJR高山本線飛騨小坂駅から乗車した定期バスは、やがて山中へと入っていく。曲がりくねった狭い道に体を前後左右に揺らしながら千尋の崖淵に肝を冷やし、途中、ニホンカモシカにも出会うこと1時間半、標高1800mまで上り詰めると、そこが御嶽山の7合目、旅館が十数軒点在する濁河温泉は実に素朴な温泉地だった。
しかし、旅館でチェックインを済ませ森の遊歩道に一歩脚を踏み入れると、足元には山野草の美しい花々が咲き乱れ、新鮮な空気、鮮やかな緑、直ぐ近くで聞こえるウグイスなどの小鳥のさえずり、それに渓谷のせせらぎが心を癒す。
野趣満点の町営露天風呂はややぬるめの赤褐色。ツーリングの途中立ち寄ったという若者のグループと一緒にお湯につかり身も心もリフレッシュしたあと、仙人滝などの滝巡りの散策、楽しかった。
旅館の風呂には今回3度入った。なんと湯量は豊富で掛け流し。こちらの泉温はかなり高く水でうすめて入った。当日の客は私たちだけとあって、露天風呂付き内風呂は男性用、女性用とも貸切風呂と相なったばかりか、館内でも周囲に遠慮することもなく気楽に気ままに過ごすことができた。ベランダにはオーナーが暇々に作った丸太の椅子とテーブルがあった。ここから原生林を通し遠く山の向こうに沈む今まで見たこともないような真っ赤な夕日。これがまたなんともすばらしかった。
今回の旅では秘境の秘湯ならでは味わえないいくつかの光景に感激した。この4月からはこの濁河温泉と飛騨高山を2時間で結ぶ定期バスも運行をはじめたとのこと。ここは真夏でもせいぜい25℃とか、平地よりも10℃は低い。まもなく訪れる夏のシーズン、避暑を楽しむにはもってこいに違いない。
この旅に出かける前、掲示板にこんな投稿をいただいた。岐阜市にお住まいのあかねさんという方から。「私は自家用車で飛騨小坂から林道をドライブして濁河温泉へ行き、湯本館で温泉に入り、(濁河温泉では河原の露天風呂に入り仙人になった気分になり)〜鈴蘭高原(蕨狩り)〜開田高原(霧科そばの里、木曽馬、スケッチしたり)〜御岳高原(スキー場、信者気分、アルピニスト気分)〜木曽福島(車屋のそば『本店』、中津の落合に支店)〜中津川(栗きんとん、五平もち)〜中央高速で帰る。このようなコースで春、秋よく出かけます。」とのこと。さすが旅のベテランとあって岐阜県から長野県へ抜ける素敵なコース、皆様にもご紹介を。(あらじい)

同じ岐阜県内でも目的地まで行くのに約一日がかり、濁河温泉は随分遠いところです。
この温泉、私がまだ独身の頃、会社の仲間と御嶽山に登ったとき、確かここで泊まったはずでしたが、記憶も薄れたせいもあり昔の面影はありませんでした。
今回は、岐阜から特急の”ワイドビューひだ”で飛騨小坂まで行き、駅前からは定期バス(下呂温泉始発)で目的地の濁河温泉まで行くのですが、行きの客は私たち2人だけ、帰りは私達と登山をしてきた若い女性が1人の計3人でした。この道はかなりの部分が今のところ1.5車線と狭いうえ、見通しも悪いしガードレールとカーブミラーが続く道、当然大型バスは通行できず中型バスなのです。しかも一日2回しか出てなくて、乗車するには前々日までに電話で予約をしておかないと乗せてもらえないというなんとも珍しいバスなのです。
乗客が2人か3人ではバスも貸切状態ということで、運転手さんはバスガイドも兼ね、運転しながら親切に周りの風景の説明してくれました。ときには、猿や鹿、ニホンカモシカまでが道路に現れるのだそうです。周囲は急な崖になっているため脅かして追ったりすると、逃げるとき怪我をすることもないとはいえないので、車のほうは彼らが道から立ち去るまでじっといつまでも待つのだと言っていました。
濁河温泉に向かう初日、この”御嶽パノラマライン”もほんの僅かな区間だけ御嶽山が一望できる峠・大平展望台という眺めよいところがあるのです。気のきく運転手さんのこと、ちゃんとここで車を留めてくれました。そのときは残念ながら御嶽山は雲に覆われ全く見えませんでしたが。そんなこともあって、帰りはこの展望台からはかなり手前でしたが、瞬間、御嶽山が大変よく見える場所で特別停車してくれました。そのとき主人が下車して撮った写真が掲載してある御嶽山の写真です。おかげで皆様にも美しい風景をお見せすることができました。
今回宿泊した旅館はインターネットで主人が調べ申し込みをした旅館でした。値段も安いこともありましたが、料理は実に質素、布団を敷くのは自分たちでご自由にというふうで、キャッチフレーズの”山小屋風旅館”という意味が行ってみてその意味もわかりました。
美濃加茂駅弁今回の交通費のJR部分は私どもがそれぞれ会員になっているJRの”ジパング倶楽部”を活用しました。割引対象のぎりぎりの距離でしたが、入会一年目の主人は2割引、私は3割引、なんども利用すれば損はないのですが・・・。まだ、なかなか使う機会がないのが現状です。
美濃から飛騨へと移りゆく新緑の美しい景色を眺めながら、のんびりと列車の旅もたまにはいいものでした。帰りは各駅停車の在来線。美濃太田で買った駅弁「松茸の釜飯」、美味しかったです。(あらばあ)


ス ケ ジ ュ ー ル 食事
6/8
(日)
JR新岐阜駅10:11発---<JR高山本線 特急ワイドビューひだ23号>---一JR飛騨小坂駅11:45着--駅前の食堂で昼食--JR飛騨小坂駅前13:10発---<濃飛バス>---濁河温泉14:35着(泊)チエックインのあと”町営露天風呂入浴、遊歩道散策と濁河三滝めぐり

6/9
(月)
濁河温泉9:00発---<濃飛バス>---JR飛騨小坂駅10:20着・10:58発---<JR高山本線>---JR美濃太田駅13:13着・13:30発---<JR高山本線・昼食は車中で駅弁>---JR岐阜駅14:03着

旅行費用
JR乗車券:岐阜→飛騨小坂[ジ割20]往復3020円・[ジ割30]往復2640円、特急券:[ジ割20]1830円[ジ割30]1600円 2名計9090円、 濃飛バス:小坂駅前〜濁河温泉 2名往復8000円、 宿泊費1泊2食:2名21300円(消費税・入浴税込み) 
旅費2名合計38390円





銘菓にごりごの湯(タカチホ、高山市)、銘菓飛騨栗きんつば(タカチホ、高山市)、
元祖黒はり漬(飛騨あずさ・下呂町)、鶏ちゃん(松島屋・小坂町)


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