2003年ロゴ



飛騨古川三寺まいり


2003(平成15)年1月15日(水)


岐阜県吉城郡古川町の伝統行事「三寺まいり」は、二百年以上も続き現在に引き継がれています。
1月15日夜、古い町並みや瀬戸川沿いに、千本ろうそくや2mを越す巨大な雪像ろうそくが燈されると、町中が幻想的ムードに包まれます。
私たちは零下10℃以下にもなった厳寒の古川情緒をしっかり満喫してきました。
このまつりは、浄土真宗の祖・親鸞聖人の命日前夜に市街地中心部の円光寺、真宗寺、本光寺の三寺を巡拝してご恩を偲ぶ行事ですが、その昔、信州へ糸引きの出稼ぎに行っていた娘たちが着飾って、雪の瀬戸川べりをそぞろ歩いたことから「嫁を見立ての三寺まいり 髷(まげ)を結わせて礼まいり」と小唄に詠まれるなど、男女の出会いの場としても親しまれてきました。
この古川町は、NHK朝の連続テノビ小説「さくら」の舞台にもなりましたので、ご記憶の方もたくさんおられるのでは・・・・・。
私たちは、小雪が舞い凍てついた道路に足を取られながら、たくさんの観光客と共に、境内にたいまつが燃える立派な三つのお寺をお参りしてきました。各お寺の本道では和尚のご法話も聴かせて頂きました。
 雪像ろうそく1 幻想的!
40本の巨大雪像ろうそく


1週間前から木製の型枠に重機で雪や塩、水を入れて固め、日を置いてから型枠をはずして完成。
町では、当日までに高さ2m、直径1m、重さ500kgという巨大な雪像ろうそくを40本も作りました。



嫁を見立ての三寺まいり
雪像ろうそく
親鸞聖人の遺徳を偲ぶ
本光寺
本光寺
真宗寺
真宗寺
ろうそく
瀬戸川沿いに揺らめく祈りの灯 千本ろうそく
円光寺
円光寺


雪の結晶アニメ


三嶋和ろうそく店 和ろうそく
連続テレビ小説「さくら」の舞台  三嶋和ろうそく店(7代目)
江戸時代から続く老舗の手づくり和ろうそく店。消えにくくススが少ない。


旅を終えて

ノートとペン今年初めての旅は、NHK朝の連続テレビ小説「さくら」の舞台となった古川町。日帰りのバスツアーである。岐阜市からノンストッブなら、およそ3時間半くらいであろうか。
この町は飛騨の高山から国道41号線で車なら約30分とそんなに遠くはない。余談であるが、古川の向こうは神岡町、更に行くと富山県である。神岡は小柴昌俊さん、富山は田中耕一さんといえば今回のノーベル賞。そんなことから地元の人は国道41号線を”ノーベル賞街道”と言っているそうだ。
岐阜県でも北部にあたるこの小京都・古川には、素晴らしいまつりがある。
そのひとつが今回の「三寺まいり」。200年以上も続くこの行事も、最近では大きな雪像ろうそくを町のいたるところに立てたりと観光化されてきたようではあるが、暗闇にうっすらとともる灯りは実に情緒たっぷりである。瀬戸川沿いには千本の和ろうそくの炎が揺らめき、参拝する和服姿の若い女性が現れるとカメラマンがいっせいにシャッターを切る。昔は娘たちがお参りするのを見て嫁探しをしていたというのだから、時代が違ってもなんとなく微笑ましくなる雪国の風景である。新聞によると、今年はなんとこのまつりに2万人の観光客が訪れたそうで、道理で行くところ、行くところ随分混雑していた。
当日の気温はマイナス10度を越えていた。最近落ちついたとはいえ家内の血圧が心配だったので、今回は特に身体を冷やさないように携帯カイロや毛糸の帽子なども持参したがこれが良かった。私も体を冷やすことはリウマチによくないと、普段は重いのであまり着ないが保温力の一番あるコートを着て、更に滑りにくいレインシューズを履き出かけた。(旅の前日、古川町役場へ電話で聞いたらゴムの長靴が一番良いとの事だったが)いずれにせよ高齢になると日帰りの旅とて想像以上に大変だ。
自分で少し変わったことといえば、昨年の年末からタバコを止めたことだ。おかげで今回の旅行、バスのトイレ休憩のときは、タバコを吸う時間が不要となり、今までよりわずかではあるがのんびりできる時間が増えた。(M)

三寺まいりの夜は、雪がちらつく境内に赤々と燃えるかがり火、そして千本ろうそくが瀬戸川小路を照らし出す。祈願とうろうが流れる瀬戸川、道路には巨大な雪像ろうそくが点在し、三寺まいりはまさに火の幻想である。
それにしても小京都といわれるだけあって、飛騨特有の碁盤のマス目のような道や、出格子が連なる町並みは昔情緒満点である。
薄暗い雪道を歩き三つの寺を巡拝し終わったときは、不思議と心が洗われたような、すがすがしさを感じがした。
そして、私はもう4月恒例のあの鳴り響く「起し太鼓」に合わせ、裸男が激しくぶつかり合う勇壮な”春の古川祭”を頭に浮かべていた。
また、江戸時代から続く和蝋燭の老舗・三嶋和蝋燭店では、ご主人から作業をしながら蝋燭作りの詳しい説明を聞いたり、三寺まいりについての会話もでき思いがけない旅の楽しさも味わえた。(T)


Info 飛騨古川ミニガイド

岐阜県吉城郡古川町。人口約1万6千人。出格子が連なる町並みに、白壁土蔵の造り酒屋、鯉が泳ぐ瀬戸川。情緒たっぷりの飛騨古川は岐阜県北部の町。高山市より国道41号線を北上、車で約30分。JR高山本線で高山駅から17分、飛騨古川駅下車。

まつり
●三寺まいり 毎年/1月15日
●飛騨古川祭  毎年/4月19日・20日 国指定重要無形民族文化財。豪華な屋台と勇壮な起し太鼓、「静と動」とのコントラストが見もの
●数河獅子 毎年/9月5日 県指定重要無形民族文化財
●飛騨古川きつね火まつり 毎年/10月中旬

ミュージアム
飛騨古川まつり会館・起し太鼓の里、飛騨の匠文化館、アートインふれ愛館、中垣克久美術館、早船ちよ館、ガラス美術館「駒」、起し太鼓会館併設狛犬博物館、キネマ茶屋、古川町郷土民芸館

おみやげ
地酒(蒲酒蔵場・渡辺酒造)、手作り和ろうそく(三嶋和蝋燭店)、ひだコロッケ(ひだコロッケ)、木を使った工芸品(布紙木)

ス ケ ジ ュ ー ル 食事
1/15
(水)
JR岐阜駅南口(集合13:50・出発14:10)---各務ヶ原IC-------清見IC---高山散策(17:00〜18:30)---飛騨古川三寺参り(円光寺・真宗寺・本光寺)19:20〜21:20---清見IC-------各務ヶ原IC---JR岐阜駅南口(到着1/16 1:00)         

主催:西濃観光バス 0584-89-0033   旅行代金 3000円

私達が買ったお土産
飛騨のお菓子・梅肉げんこつ(高山市 まるでん池田屋)、
鶏肉の味付け・けーちゃん(清見村 味彩ななもり)

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