当社は昭和6年か9年6月に吉本事業所自動車部(本業は造材業・・山から木を切り出す仕事)として開業したようです。お恥ずかしい話ですが、書類はなく当時を知っている人の記憶が定かでなく、6月はまちがいないが昭和6年か9年だということになってます。・・・こんな変な会社はないかな?
戦時中に旭川合同自動車に統合され(戦時中は色々な職種の会社が統合された)昭和28年に(有)中央ハイヤーとして独立(元に戻った)しました。
戦前は、今は有名になった「北の国から」の撮影現場の麓郷から布部(黒板一家が最初に降り立ったのが布部駅です)までバスの運行をしてました。
夏はバス、冬は馬そりで運行していたそうです。その時、先代社長五郎は(偶然ですが黒板五郎と同じ五郎です)独身でバスの運転手をしてましたが(運転免許はもっておらず助手だったという噂もありますし、無免許で乗っていたという噂もあります。なんせ五郎社長は運転をしていたと言ってました)、不肖の子で、夜に麓郷の娘さんたちを募って親(先々代社長)に見つからないように車庫からバスをみんなで押し出して遠くでエンジンをかけて(麓郷から富良野へはなだらかな下りなのです)富良野市街に遊びに行ったりしていたようです。車という武器があるのでその当時娘さんたちにもてたようです。
昭和47年頃旭川の雀荘で遊んでましたら偶然60才ほどになっていたその(元)娘さんが相手になりまして、たいへん楽しかったと昔話を聞かせてもらいました。昔はこんな気楽な会社でした。
時代が移り今は・・・
1980年頃からラベンダー・「北の国から」・丘陵地帯などの観光タクシーが急激に増え、市民相手の営業から、富良野はもとより北海道中の観光地に案内する時代になりました。
この急激な変化に乗務員もガンバリ、なんとかうまく対応しており、観光客から手紙や贈り物をもらったりしているようです。
フジTV「北の国から」の撮影ではスタッフ・俳優の送迎、又スタッフとしても全面的に協力させていただいてます。従業員も何人か出演しております。・・・・もちろんエキストラとてチラツとですが・・・・。
閑話休題
平成5年1月に現社長(私です)が急性心臓弁膜症で入院し11時間の手術で九死に一生をえました。
退院してからだのならし運転をしているとき、カラダガ弱ったせいか「障害者とか高齢者は大変だなあ」とちょっと気がついたのです。・・・・自分がそうなって気がつくのは遅すぎますが・・・・
富良野でも高齢化時代を迎え、市民のお客様も高齢者がどんどん増えていくなかで、ただ親切に対応するだけでなく、商売を通じてなにかできることはないかなと、元気のない頭で(身体が元気ないと頭も元気なくなります)考えてましたら、タクシーによる
「独居老人24時間緊急通報システム(警備業)」を提案している会社(
ホームネット)をのことを思い出しました。
過去に新聞で見たことありましたが「警備業の認定を受けるのも面倒だし儲かるかどうか分からない」ということで興味がわかなかったものです。
●さっそく提案書をつくり富良野市に「独居老人緊急システム」のお話をし、なんとか平成7年11月より独居老人 45戸、富良野市より委託されました。
平成10年度で250戸になりました。13年度は高齢者夫婦などにも枠を5戸広げ255戸になりました。
はじめは正直なところ乗務員も不安でいっぱいだったろうと思いますが、なんとかお年寄りのお役にたってます。
乗務員は警備員の資格を取り、消防署の「救急救命講習」を受講しております。
「老健施設ふらの」で車イスの乗降等の移動介助方法の全員講習もしました。
平成12年度は通報86件、うち重要通報は71件ありました。9件は救急車やハイヤーで病院に搬送されました 。何人かのお命を救っているのかも知れません。うれしいことです。
北海道で「独居老人通報システム」をタクシー会社に委託しているのは富良野市だけです。全国で2番目で した。⇒⇒富良野市長の勇気?と決断にパチパチ(拍手)
●平成8年1月より
介護用品販売・レンタル業も始めました。
現在介護保険法「指定居宅サ−ビス事業指定」をうけてました。
●平成10年冬より独居老人の
「生活道路確保の除雪」を市より委託されてます。110戸ほどてすが、雪国な らではのお仕事です。
●平成11年3月より
「雪だるま便利屋さん」も始めました。
●平成12年5月
小型車の福祉車デミオiを増車しました。後ろよりスロープで車イスが乗車できます。北海道では始めてです。
●平成12年6月より
「独居老人配食サービス」の運搬を委託されました。
●平成12年9月よりホームヘルパー2級の3名の乗務員で
「介護タクシー」を始めました。
料金は・・・・乗務員に相談しましたら、「運賃のほかに介護料をいただいたらお客さまの負担が大きくなりす ぎるので介護料は無料にしましょう。無料でも有料と同じ仕事をしますから・・・」という答えがあり無料にして ます 。(介護保険適用の方は介護料はいただきます)
●平成13年7月より
地域密着型の貸切バス事業を始めました。
●平成14年4月1日に
「指定居宅サービス事業(訪問介護)指定」を受けました。
ホームヘルパー業はもとより、
「介護保険の介護タクシー」も始めました。
運営方針は
自らの努力のみでは自立した生活を維持できない個人が、人としての尊厳を持って、家庭や地域の中で、その人らしい生活をおくれるようお手伝いする。
ということにしました。
介護乗務員と今まで以上に真剣に取り組んで行かなければならないと話しております。
ひとつうれしいことがあります。
平成12年5月より車椅子のまま乗れる小型車デミオ(スロープ式ですので乗降車が簡単)を運行しておりますが、この頃デミオの送迎でパチンコ屋に通うお客様が出て来ました。
これは正に上記の「運営方針」とおりでないでしょうか。
デミオを導入した時はパチンコに通うというまでの利用法を考えていませんでした。
たいへんうれしいはなしと思ってます。
注 もちろんパチンコに行かれるお客様は介護保険適用の方ではありません。介護保険適用の介護タクシーでのパチンコ通いは認められません。
●残念ながら15年4月1日より介護保険が変わりまして、平成15年4月30日を以って介護保険の介護タクシーを止めました。
●平成16年4月
市役所より委託されている独居老人等緊急通報システムが30戸増えて計300戸になりました。
他市役所の認定が待ちきれない人などが5戸合計305戸になりました。
●平成17年12月
アウトドア会社(有)アルパイン計画と連携しまして3月末までの冬限定の「スノーシュータクシー」の運行を始めました
●平成18年5月1日
当社の営業車のチョロQ販売開始
キャッチフレーズは
「北の国から」にチョロと出演している「雪だるまハイヤー」チョロQ「富良野限定販売」
●平成15年4月30日にやめました、訪問介護事業を7月から始める予定です。
これからは
今までのハイタク業にとらわれず、時代の変化に合わせ富良野市民には「密着型」でなく「浸透型」でいき、観光のお客さまのおもてなしを大事にしていきたいと思ってます。