片山昇さんが羽化させたオオクワガタ

−幼虫の頭幅が成虫の体型に与える影響−

月刊むしでご活躍中の片山昇さんは、本土産のヒラタクワガタの飼育では国内屈指の方ですが、今回は以前から私が言及しているクワガタの幼虫の頭幅と♂成虫の体型の相関関係が非常によくわかる画像をいただきましたので掲載させていただきます。

左福岡県産の71ミリ終令時頭幅10,9ミリ 体重23g・右岡山県産74ミリ終令時頭幅11,9ミリ体重21g

片山さんによりますと、この2匹はほぼ同じくらいの体型ですが「左が福岡県産の71ミリ(頭幅24,4ミリ)(終令時、頭幅10,9ミリ 体重23g)右が岡山県産74ミリ(頭幅26ミリ)(終令時、頭幅11,9ミリ 体重21g)です。岡山県産の方は最終計測から多分もっと大きくなったのだと思います。終令時の体形が成虫なっても出てきているように思いました。」と言うことで、終令幼虫時の頭幅がそのまま♂成虫の体型に影響を与えた好例だと思います。特に計測時の体重が重かった左の個体がその後頭部の大きな幼虫に追い越され成虫時には逆転して小さくなっていると言う点が興味深いと思います。私はオオクワガタを大型化を目指す場合、体重だけでなく成長過程の令でそれぞれ頭幅が最大になるような飼育をしなければ、いくら終令幼虫の体重を増やしても最大個体は得られないと考えていますが、よく合致する事例を片山さんも観察されていると言うことでうれしくなりました。

最後になりますが、貴重な画像と情報をご提供いただいた片山昇さんにもう一度お礼を述べたいと存じます。

片山さん、どうもありがとうございました。

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資料提供:copy right by Noboru Katayama
著作権情報:copy right by Hiroshi Kojima
最終更新日 : 2000/12/12 .