北九州・山口県北部のヒラタクワガタ

北九州在住で今までも同地方の野生ヒラタクワガタの貴重な情報を下さっていた、富樫督司さんより下関産・豊浦産のヒラタクワガタの野生個体と佐賀・下関産の標本を送っていただきましたのでご紹介いたします。

まずは佐賀産大型♂の標本です。この個体も対馬・壱岐・五島と同じような、大アゴが長く相対的に第一内歯が大アゴの根本に近づく傾向が感じられます。

 

次は山口県の豊浦町(壱岐の真東に位置する本州の突出部)の中型♂と大型♂です。中型♂でも細長い体型と長めの大アゴが目立ちますが、鋸歯は身体が小さいために若干少な目になっています。この場合はむしろ大型♂の方が関東などで見られる形に似ているようです。

  

さらに下関産の中型♂と大型♂の比較です。この場合は明らかに中型の方が長歯傾向にあり、大型♂は関東地方でも見られる様な幅広の身体と短めの大アゴを持っている様に見えます。

 

最後は下関産の♀と豊浦産の♀です。♀に関しては特に地方によって目立つ特徴はまだ見いだせていません。どの♀も小型になると鞘翅表面の条紋が目立つようになり、前胸背板は大きくなるほど台形に近づく傾向があるようです。

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最終更新日 : 2000/09/06.