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(C) Fuji Evening News

神奈川県警渡辺元本部長らに有罪判決

 神奈川県警の元幹部らによる組織ぐるみの覚せい剤隠ぺい事件で、犯人隠避罪などに問われた元本部長、渡辺泉郎被告(56)ら5被告に対する判決公判が29日午前、横浜地裁で開かれ、岩垂正起裁判長は渡辺被告に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)、ほかの4被告にはそれぞれ懲役1年、執行猶予3年(求刑いずれも懲役1年)を言い渡した。本部長経験者に有罪判決が出たのは初めて。

 有罪判決を受けたのは、渡辺被告のほか、元警察庁キャリアで元警務部長の原芳正(48)、元監察官室長の角田柾照(59)、元監察官の永山洋右(58)、元生活安全部長の宮田義隆(60)の4被告。

 判決によると、平成8年12月、元県警外事課警部補(38)=覚せい剤取締法違反の罪で懲役1年6月、執行猶予3年が確定=の覚せい剤使用を知った渡辺被告らは、事件が公になった場合に警察の威信が失墜することを懸念し、事件のもみ消しを計画。尿検査で覚せい剤の使用を示す陽性反応が出ていた事実を隠ぺいし、立件を見送った。永山被告は覚せい剤とみられる粉末や注射器を隠し、証拠隠滅した。

 この事件は、同県警の不祥事が次々に明るみに出ている最中の昨年9月に発覚した。県警が捜査を開始し、同11月に元幹部ら9人を書類送検。同12月に横浜地検は渡辺被告ら5被告を在宅起訴した。警察庁などは原、永山両被告を懲戒免職とするなど計23人を処分した。

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