無印結婚物語 (角川文庫)



無印結婚物語 (角川文庫)

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面白い
群さんの本は本当に面白い。今回読んだ、「無印結婚物語」も、本当に面白かった。結婚の現実を見事に表現したストーリーは、まだ未婚である私が読んでも、「結婚って・・・」と半ば期待、半ば幻滅というふうに、なかなか考えさせられるものだった。考えさせられる内容でありながらも、ユーモアたっぷりなので、笑わせられるところは沢山あり、面白いと同時に読みやすい。

辛口の風刺と皮肉
「無印」シリーズ中の一作で結婚を扱ったもの。「無印OL」と同じく平凡な女性の結婚を扱って程好いユーモアとピリリと効いた風刺と皮肉で読ませる。

「OL」の場合は対象は概ね個人である。しかし、結婚となると相手の男は勿論、舅、姑、実家と嫁ぎ先の関係等、様々な問題が絡んでくる。平凡な女性と言えども、これらの問題は普遍的でありながら、また特殊な一面がある。作者は12の物語を通じて、こうした問題を様々な形で料理する。基調は辛口の風刺と皮肉である。作者の結婚観なのかもしれない。

既婚・未婚を問わず、あるいは男性にも楽しめるタメになる結婚談話。

たかが結婚、されど結婚
今から十数年前、第1次群ようこマイブーム?の最中に夢中になって読みました。もちろん無印シリーズは完全制覇。いつ読んでも面白い群ようこさんの小説、大好きです。

さて、本書は結婚をめぐる悲喜こもごもの物語が綴られた短編集ですが、群さんは「結婚」=「夢物語」などと云う風には決して描きません。当時独身(今もですが)だった私はこの短編集を読み「結婚ってシビアなのね」と思ったものです。しかしすべてが悲観的というわけではなく、厳しい現実の中にもささやかな幸せがちゃんとある!と云う事も群さんは教えてくれているような気がしました。無印な人々の普通の生活も結構いいかも、と読むたびにそう思わせてくれる一冊です。




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