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2004/08/29 日曜日 下駄を鳴らして 「下駄を鳴らして奴が来る」と歌ったかまやつひろしは私より6つも学年が上だが、私も下駄に親しんだという意味では、かまやつ世代の末席を汚している。子供のころは下駄をしょっちゅう履いていたし、大学生の時にも履いていた。そのころは、下駄を履いているからといって、とくに好奇の目を浴びるということはなかった。 しかし、現代ではそうはいかない。足裏から伝わるひんやりした感触が、今年のようなクソ暑い夏には懐かしいのだが、世の中の地面があまりにも硬くなりすぎている。カランコロンと下駄で歩けば、世間の顰蹙を買うことは間違いない。 大学時代に、文字通り下駄を鳴らして歩く友人が何人かいた。歩き方自体が荒っぽいく本人にはまったくその自覚がない者もいれば、意図的に鳴らして歩く者もいた。 私が大学生になってもまだ下駄を履けたのは、まだ地面が柔らかいころだったからなのだと今にして思う。再び地面を柔らかくするのが不可能な今、下駄には時代劇の小道具ぐらいしか生き残る道はないだろう。今だって、舗装をはがせば、そこは砂浜かも知れないのに……。 2004/08/22 日曜日 軍服でのデート
この点について韓国の人と話す機会があったが、そういう兵士はみんな1年目だという。裏返せば、2年目になれば、誰も軍服でデートしないということだろう。韓国でも兵役は嫌われているのだが、若い兵士にとっては、「大人になった」という喜びもあるようだ。通過儀礼のようなものなのかも知れない。 http://www.president.co.jp/pre/special/editor/123.html 2004/08/17 火曜日 お化け屋敷
25年ぶりに韓国民俗村も再訪した。李朝時代の生活を再現したテーマパークである。その中でトッケビチプ(お化け屋敷)があるのが異色であるが、25年前も今回も中には入らなかった。なぜかというと、お化け屋敷では、どうせ男はお呼びでないと思うからである。 日本でも韓国でも、お化けを演じるのはアルバイト学生など若い男である。子供も必ず脅かしてもらえるが、お化けたちが最も張りきるのは、若い女性のグループが通るときである。女性たちが思いきり悲鳴を上げるときが、お化けにとっては最もうれしいときである。 お化けたちが最も迷うのは、若いカップルの場合である。女性を脅かしすぎると、男性が本気で怒ったり、いいところを見せようとしたりして、お化けが殴られることがある。相手はお客なのだから、殴り返すわけにはいかない。 ときには、あつかましいおばさんが、「出てきてよ」などと要求することがある。出てくることは出てくるのだが、その出方にまるで誠意がないのである。そんなとき、やはりお化けも人間であるということを実感するのである。 今年の夏は暑い。お化け屋敷が夏のものとされているのは、ゾーッとして暑さを忘れるというせいもあるが、身軽な服装やら夏休みやらで、気分が開放的になっているせいもあるのだろう。 |