よしなしごと2001年2月

苗字の本  ルーシーさん事件  巨人、大鵬、卵焼き
ウィルスメール  祖父と真剣

2001/02/28  水曜日  祖父と真剣  

 「真剣」という言葉がある。日本刀のことである。「つばぜりあい」とか「しのぎをけずる」という言葉も、日本刀の部品に由来している。
 
 亡くなった祖父は剣道6段だった。私が小さいころ、家には真剣があった。木の棒を両手に持って真中を切る演技を手伝わされた記憶がある。今よりずっと腕が短く、肩幅が狭かったころの話である。不思議なことに、怖かったという記憶はまったくない。祖父は初孫の私を溺愛していたから、私の側の信頼感が強かったためだろう。祖父の自分の腕に対する自信も強かったのだと思う。

 祖父は昔の人だから、最初に習ったのは、「剣道」ではなく、「剣術」であった。どんな手を使っても相手を倒せばいいという発想は、スポーツとしての剣道とはまったく違う。祖父は私が14歳のとき、脳溢血のため、まだ65歳で急逝した。それまで病気と縁のない健康な人だっただけにみんなが驚いた。生きていれば、こんど108歳で亡くなったぎんさんよりわずかに年下である。

2001/02/19  月曜日  ウイルスメール  

 ウイルスメールは何もしなくても送られてくる。HPを開いていてその内容が気にくわないからいやがらせというようなケースに限ったことではない。先日、差出人名もタイトルもなく、添付ファイルだけついたメールがきたので、開封もせずに削除した。

2001/02/14  水曜日  巨人、大鵬、卵焼き  

 もうほとんど死語だと思うが、「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉が、「誰でも好きなもの」という意味で流行った時期があった。子供のころ私は巨人ファンだった。なにしろ関東出身なのだし、そのころの関東では巨人ファンでなければ変人扱いされる雰囲気だった。横浜の出身なのだが、そのころベイスターズの前身の大洋ホエールズは川崎にいた。目と鼻の先にすぎないが、子供にとっては、川崎はずっと向こうの土地だった。ホエールズが横浜に引っ越したのは関西移住後のことなので、横浜ファンになる理由はない。広島出身の友人の影響で一時広島ファンになったこともある。阪神ファンになることは、あまりにも報われないことが目に見えているので気が乗らない。どこもひいきがなくなったので、野球中継を見ることはほとんどない。翌朝の新聞をよめばそれで十分である。大鵬は、別に好きでも嫌いでもない。世代的に私はもっと古い栃若世代で、大鵬が活躍したころには、もう夢中になる歳ではなくなっていた。

 変な話だが、私は卵焼きが嫌いである。だから、オムレツもお好み焼きもおいしいとは思わない。そのくせ生卵や目玉焼きは好きである。朝鮮半島にはチヂミというお好み焼きのようなものがある。「在日」の人とつきあう機会が多いのだが、やはりベースが卵焼きなのでおいしいとは思わない。味覚の好みというものは、なかなか頑固なものである。

2001/02/12  月曜日  ルーシーさん事件  

 行方不明のイギリス人女性の遺体が発見された。このニュースはイギリスでも大きく取り上げられており、扇情的なことで知られる大衆紙の中には、日本のマイナス面ばかりを報じる向きもあるように聞く。どこにでもいろいろな人間がいると思えばことは個人の問題なのだと割り切れるはずだが、なかなかそれができない人が多いという点でも、人類は共通らしい。

 容疑者はあくまで容疑者だが、その生活態度はお世辞にもほめられたものではなかったようだ。メディアで報道済みのことなのであえて書くが、容疑者は「在日」である。そのことで日本人の中に一部のイギリス人と同じように偏見を強める向きが出てほしくない。日ごろの情報が不足しているということは、疎遠な者同士の間では、不当な一般化が起こりやすい。「在日」は韓国籍と朝鮮籍だけで60万(鳥取県ぐらい)、さまざまな経緯で日本籍となった人を加えると100万(香川県ぐらい)の人口がいる。どんな人間が出てきても不思議はないほどの数である。鳥取県や香川県でこんな事件が絶対にないなどとはいえない。

 容疑者の父は手広く事業を営んだ。そうしなければ生きていけなかった。その結果として蓄えられた莫大な富を容疑者は相続した。生きるためにあくせくする必要は、容疑者にはなかった。白人女性への偏執に「在日」の翳を見る向きもあるるかも知れないが、このような一見恵まれすぎた条件(それが本人にとっては必ずしも快適なものではなかった)が彼をあのような生活態度に走らせたのだと私は見ている。容疑者は能力的には人並み以上のものがあったようだが、志というものを持たなかったということが問題だったのではないだろうか? 

2001/02/05  月曜日  苗字の本  

 『歴史読本』の別冊で「日本の苗字10000」というのが出ていることを歯医者にあった『週刊文春』で知り、本屋で買おうとしたが、去年の12月に出たとのことで、在庫がなかった。注文すると、普通は3週間だが、雑誌のバックナンバーなので1ヶ月かかるかも知れないというので、ネットからクロネコヤマトに注文した。出版社のほとんどが東京にあつまっている現状で「地方」の書店で本を注文すると3週間ぐらいかかるのが標準である。何もかもスピードアップしている時代にそぐわない気がする。関東出身とはいえ、関東に帰るときは3〜4日しかいないので、関東の本屋で本を注文したことはない。首都圏でならもっと早く届くのだろうか? 首都圏在住の方に掲示板かメールで教えていただきたい。