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2002年05月03日掲載 

MFの等身について考える

 一昨日、「指輪物語」また見てきました。ザ・ツイン・タワーの映像が追加されてるってんで。あ、あれがファラミアかなぁ、これはセオデン王だろう、白のガンダルフ目立つなぁ! お、エントが! って、ラストに大興奮。ああ早くDVD出ないかなぁ。これ、吹き替え版だとどうなってるんだろう。声優さん呼ぶとは思えないから、ナレーションかなぁ? それとも原語のまま? ああ、終わる前に週末の朝、また吹き替え見に来るしかないか! ってね。
 あ、見たのは字幕版の方です。でも、もうあの字幕、何とかして欲しいですよね、めちゃくちゃ。まぁ、もう読んでもいませんけど。翻訳、吹き替えの方がよっぽどちゃんと調べてますよね。ま、内海さんのギムリがちょっと気になりますが(アラゴルンもね)、なんと言ってもサルマンが家弓さんだからOKです(爆)。冒頭もちゃんとゴクリが江戸弁だし(笑)。
 字幕版は耳をそばだてて、発音を聞く。エルフ語の韻とかね。字幕なんて見ない。それが一番ですねぇ。クリストファー・リーの低い声がむっちゃかっちょええ。もうこうなると字幕版っつーか原語版っつった方が早いですか。

 シタデルの指輪MFもいろいろ話題になってますね。岡島軍曹が新宿YSのB1に完成品展示するとか、Zenセンセがドイツで買ったとか。アクチュアルゲームもついているみたいなので、ちょっと、というかかなり興味はあるのですが、まだあたしは買ってません。

 指輪のMFというと、皆さん、ミスリルの印象が強いでしょうね。その前に一時期シタデルがやってましたので、そっちの印象が強い人も多いでしょう。マウス・オブ・サウロンとか、玉座とか。よかったですよねぇ、本当に。ウルクハイも大変だったっけ、バリエーションが。なにしろ日本に本格的に入り出す前に絶版でしたからねぇ。

 しかし、あたしにとってはやっぱり「指輪のMF」=ヘリテイジUSAですね。特にビネットのが。ビルボの誕生パーティとか、ボローミャの最期、セオデン王などなど、いい味出してました。もちろんブリスター単品のもよかったですねぇ。オークやウルクなんて一体何種類あったことか。オークのミュージシャンとか入手に苦労しましたっけ。とりあえずフェローシップとナズグルのセットは買った人、多かったんじゃないでしょうか。日本にも随分入りましたから。

 でも、ヘリテイジはあの独特のデフォルメで、当時から賛否両論でした。まぁ、バクシの指輪の印象からするとOKだったんですがね、一応名目上はオリジナルゲーム用、でも汎用狙い(といってももうDD用といっても過言ではない)のダンジョンドゥエラーズのシリーズはさらにデフォルメ、キツかったですから。5等身どころか4等親に近いのもありました。1/72サイズで頭だけ1/35以上ってのまでね。
 対する8等身の雄、シューペリオン(正確にはスペリオール)ファンとの壮絶な「アーカイックvsデフォルメ、等身擁護舌戦」も、今となっては懐かしい思い出です。
 あの頃のヘリテイジは本当にいい味出してました。ゲームする時の感情移入がとてもしやすい、いわゆる「等身大」の印象。分かります? 英雄とかじゃなくって、ごく普通の冒険者。なりあがってやるぜ、とか思いつつ、やっと買ったバンデッドメイルと敵から奪ったソードを磨いてるって感じ。僧侶も「大神官」ってのからはほど遠い、「見習い」風が多かったです。まぁ、魔法使いだけはその服装から、なにかわけありのがメインでしたけどね。盗賊なんて、多分今のMFファンが見たら「敵のザコ?」って言われそうなほど貧相な装備だったよなぁ。ボロ服にナイフ一本、そんで手にはズタ袋とかね。
 まぁ、装備に関わらず、ヘリテイジ物は今のファンにとっては「どこがいいのか分からない」のだそうです。今の、というよりはシタデル、ラル・パーサから入った人、といった方がいいかな? 確かにヌキも甘いしね、モールドも浅いし。
 渡部ちゃん曰く、「ヘリテイジはブルマアクの怪獣と同じでしょ。あの時代を知ってる人じゃないと単なるレトロ」なんだそうで。うーん、なるほどなぁ。もう遠い過去なんですねぇ、十年一昔と言いますのでもう二昔も前。とほほ。

 で、最近よく思うのですが。この数年、またMFのサイズが変わってますよね。
 20mmものを駆逐した25mm。そしてシタデルの影響で大型化した30mm。ついに25mmを一般化したDDでさえ30mmを公式サイズにするほど(まぁ、あれは某氏の戦略でしょうから、実はMFファンからの要望というのではないのですが)。

 で、各社も右へ倣え状態。まぁ、そうでないと売れないのでしょうね。
 レイ・ラン老師の美しい8等身シリーズには、もう新規の後継者は出ないのでしょうか。クリス・タブ氏やトム・メイヤー氏にはその印象が残っていたのですが。

 サイズだけではありません。大きく変わってるのが「等身」。これはシタデルのパワフルな造形だけでなく、「ジャパニメーション」の影響もすごく出てますね。簡単に言っちゃえば、FM企画の目指していた「和風西洋ファンタジー」そのもの。きゃわいい顔のおねぇちゃんに、かっちょええお兄さん。で、服装も装備ももうマジックアイテムてんこもり状態って感じのが多くなってます。ポーズも決めポーズっぽいのが多いこと。単なる立ち姿、いわゆる「素立ち」ポーズではなくってね、剣をずわって振りかざしてるとか、マントぐわって翻してるとか。もう隣にMF置けないやんってくらい動きのあるもの。特に顕著なのがリーパーでしょうね。
 まぁ、考えますと、あそこは正当なヘリテイジの後継者。あのディフォルメは当然かもしれません。あたしの得意な「ネオ・クラシック」のイメージかなぁ。

 で、話しは世界規模からぐぐっと縮小し、ファーイーストの島国、ニッポンのこれまた弱小メーカー、っつーか個人レーベル、インディーズ状態の「FM企画」。
 うちのMF、等身で見ますと大きく分けて二系列。もちろん「でぃふぉるめたる」系とリアル派の「メタルヒーロー」系ですね。でも、実は製作時期によって随分等身替えてあるんです。でふぉるめたるの方は4等身からスタートし、5まで来てます。一方、メタルヒーローは6等身からスタートし、今は8等身。あたしの作風が変わったってのもありますが、基本的にその時点で入手しやすい他社のMFの雰囲気に合わせてあるからです。なにしろうちのだけでパーティ組むとこは少ないでしょうから。海外のを購入し、どうも違うなぁ、って人がうちのを購入するってのが多いでしょうから。
 しかし、今現在の世界市場の流れからしますと、ずいぶんデフォルメ系とリアル系、近づいてます。もうほとんど等身だけで言えば同じくらい。
 目の大きさとか顎の処理、四肢のデフォルメ感など、違いはありますが、シルエットだと分からないくらいになってますね。

 あたしは、そうですね5年くらい前からでしょうか、今の作風になったのは。LVシリーズがその顕著な例です。丁度デフォルメとリアルの中間って感じなんですけどね。顔は目の大きなディフォルメ系。で、全体のバランスはリアル系に近づいています。髪の毛とかでディフォルメ感を強くしていますけどね、感情移入しやすいように。
 で、LV。昔のMH(メタルヒーロー)と並べてもあんまり違和感ないんです。もちろん後ろ向けていれば、ですけどね。目の大きさなんて数倍違いますから。それを並べていて思ったんですけどね、世界市場がああなっているのなら、だったらうちがやるのはこういう方向性かな、と。

 シリーズとしてはMHになるでしょう。で、等身を6程度に戻し、型抜きの都合上、デフォルメを要所に効かせながらもリアル派。
 隣にMFが立てるよう、なおかつ戦闘時にもNPCとの会話時にも違和感のない、基本的な「素立ち」系。
 リアル風の装備ながらもかっこいいシルエット。
 そんなので行こうかな、と。結局の所、今あたしがPCに使うならこんなのがいいなぁ、ってのが動機ですね。結果、「頭(かしら)」をすげ替えちゃうと、そのままデフォルメ系のLVになっちゃうようなMH系です。言い換えればボディはMH、頭はリアル風の新規格。

 これまでの流れと、これからの先行きを考えると、それがいいかなぁ、ってね。

 新MH。NMH(ニューMHね)って名称も考えたんですが、結局、シリーズとしてはMHの継続でゆきます。
 夏イベントには幾つか新作で出すつもりです。

 

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